今のところ予約投稿で更新していますがストックが切れそうです。
投稿日時が1時でなくなったらストック切れです。
書き溜めも筆が進まないのであまりありません。
どのくらいの人が見てくださっているかわかりませんが、更新速度が遅くなる事をご容赦ください。
「ただいま~」
僕らは早足で教室に戻ってきたが、教室に入ると違和感に気付いた
雄「ん?翔子達がいないな?」
雄二の言うとおりだ。明梨、日向、優子さん、霧島さん、工藤さん、神谷さんの6人が見当たらなかった。6人とも仕事中のはずだし、6人全員が席をはずすとも思えない
康「……手遅れだったか」
そんなことを考えていると康太が息を切らしながら入ってきた
「康太、どこに行ってたの?」
『手遅れ』という言葉も気になったが、まずはどこに行っていたのかを聞いてみる
一「オレの手伝いをしてもらっていたんだ。康太、監視映像の確認を頼む」
一輝も康太に続いて教室に入ってきた
「手伝い?」
なんの手伝いだろう?
一「あぁ、竹原の悪事の証拠を掴もうと思ってハッキングしようとしたんだが外からはアクセスできなくってな、教頭が不在の時間を狙ったんだが」
雄「なるほど、だから教室にいなかったんだな」
一「あぁ。時間も限られるから康太に手伝ってもらったんだ」
「それで?証拠は手に入ったの?」
一「だいぶセキュリティが厳しかったがオレが解除してメールとか見てみたら色々と見つかったぜ。着服とか収賄とかな」
その証拠があれば捕まえるのは簡単だな
雄「セキュリティを解除って一輝、お前は何者だ?(身体能力は明久と同レベルだしコイツら人間か?)」
一「ん?アメリカの大学で習ったんだが、何かおかしいか?」
「一輝はマサチューセッツにある工科大学に行っていたからね」
一輝は国語以外ならかなりの高得点だし、飛び級で大学まで行ったらしい
雄「マサチューセッツってアレか?」
「雄二の思っている大学だと思うよ」
すぐに思い当る工科大学なんて一つしかないしね
一「そんなことよりも続きを話すぞ。そのメールの中にアキ達を妨害するよう依頼するものがあってな」
雄「なるほど、白金の腕輪を暴走させるためか」
「暴走なんて起きれば学園長の失脚や学園自体の経営に影響が出るもんね」
一「内容自体は『アキと雄二の邪魔をするように』って内容だったんだが」
そこで一輝は話を区切る
雄「翔子達がいないことと関係があるのか?」
康太が『手遅れ』と言っていたし何か掴んだのかな
一「『女子を誘拐して弱みを握る』って書いてあったから、オレが後始末をして康太を先に向かわせたんだが、どうやら誘拐されていたようだな」
一輝が悔しそうに告げる
秀「む?お主らはこんなとこで固まってどうしたのじゃ?紫織たちの姿も見えんが」
一輝の説明を聞いていると秀吉が戻ってきた
「おかえり秀吉。秀吉は休憩時間だったっけ?」
秀「うむ、ところで何ゆえ紫織たちがおらんのじゃ?」
康「……あった」
秀吉の質問に答えようと思ったら康太がノートPCの画面を見せてきた。その画面を僕らが覗くと男が3人1組で同時に6人を力づくで押さえて連れ去っていた
「康太、メイド服にはGPSを付けていたよな。6人の場所はどこだ?」
俺は康太に明梨と日向たちの場所を尋ねた。一応の用心として制服にはすべてGPSが付いている
康「……少し待ってくれ」
「カズ、全速力で行くから準備しとけ」
一「応(アキがオレのことを『カズ』って呼ぶってことは完全にキレているな。気持ちはよくわかるが)」
場所の特定には少し時間がかかるようなので俺はカズにも声をかけてから、予備の外靴に履き替えて軽くストレッチをする
康「……わかった。ここからだと西に800m、北に1.2km行ったところにあるカラオケ――」
ガラッ
俺とカズは場所を聞くと同時に窓を開けて
ダッ
飛び降りた。3階ぐらいなら着地も気にしないですむ
ドンッ ダッ
俺らは着地すると同時に縮地で走り出す
走法ノ奥義 縮地【千里行(せんりこう)】
縮地を連続で使うことによって音速以上のスピードを出す。縮地を極めなければできない芸当だ
雄二Side
ガラッ ダッ
康太が場所を伝え終わる前に明久と一輝は窓を開けて飛び降りた
「おい、ここは3階だぞ」
俺は二人が気になって窓際に駆け寄る。康太と秀吉も窓から二人を見ているが
ドンッ ダッ
アイツらは着地と同時に走り出した。って
「今、ソニックブームが出ていなかったか?」
秀「あの二人は謎が多いのぅ」
康「……そんなことよりも、店に急ぐぞ」
俺と秀吉が呆れていると、康太が一足早く我に返り、俺たちを急かす
「そうだなっ。あの二人に任せれば大丈夫だろうが翔子達が心配だしな」
あの二人なら相手がヤクザだろうが何だろうが問題ないとは思うが、翔子を不安な気持ちにはさせたくないからな
Side out
「ここだなっ」
俺と一輝が走り出してから10秒ほどで目的の店に着いた
ウィーン
店「いらっしゃいませ」
俺らが店に入るとカウンターに店員が一人いた
一「おい、ここにメイド服を着た女子を連れた男たちが来なかったか?」
一輝が店員に聞く
店「他のお客様の情報は教えられない決まりになっておりますので――」
マニュアル通りの回答なんだろうな。だが
「ほぅ。そいつ等は誘拐犯なんだが。言っておくが、犯人蔵匿は重罪だぞ。見たところアルバイトの様だが罰金20万も払えるのか?払えないと2年以下の懲役だが」
店「3階の突き当りにあるパーティールームです」
俺の言葉を聞いた途端に誘拐犯の居場所を話した。俺らはその言葉を聞くと一気にその部屋に向かった
バンッ
「明梨、日向、無事か?!」一「優子、大丈夫か?!」
件の部屋に着くと俺はドアを勢いよく開け、俺と一輝は部屋に入りながら皆の無事を確かめる
「「「「「「?!」」」」」」
俺が部屋に入ると誘拐された6人が目を見開いて驚いていた。6人は手足を縛られて猿轡を噛まされているが見たところ怪我などは無いようだ。俺は明梨と日向、一輝は優子に近づいて手足の縄と猿轡を外す
明「明君、ありがとう」
日「怖かったです、明久君」
二人は俺に抱きついてきた
「二人とも離れてくれ、皆の縄も外さないと」
二人は自分の行動に気づいて赤くなりながらも離れてくれた。惜しいことをしたが今は状況が状況だ
優「助かったわ、ありがとうね一輝君」
一「気にするな、当然のことをしただけだ」
俺と一輝はすぐに残りの3人の縄を解いた
犯人がどうしているかは次話で分かります。
明久と一輝は音速の壁を突破しました。