僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

52 / 93
学園祭デートの最終話です。今回は坂本夫婦(雄「誰が夫――」<坂本雄二氏はログアウトしました>)編です。



学園祭デート(坂本夫婦編)

雄二Side

 

「そうか…なら今名前が挙がった5人と手を挙げた6人は11時半まで休憩だ。さすがに昼時は店にいてもらいたいからな。今日のシフトを貼っておくから各自確認してくれ」

 

俺がそう言うと皆誰かを誘ったりしていた。俺も翔子と回るか、と思って翔子の下に行く

 

「翔子、一緒に回らないか?」

 

自惚れるわけではないが翔子は俺の誘いは断らない。そう思うが一応翔子に聞いてみる

 

翔「…わかった。行こう雄二」ガチャ

 

翔子は俺の誘いに頷くと直ぐに俺の手に手錠を……

 

「………翔子、なんで手錠をかけたんだ?」

 

それとどこから出したんだ?

 

翔「…雄二が逃げないように」

 

おかしいな。あれからは逃げるようなことをしてないんだが

 

「……翔子、逃げないから外してくれないか?手をつなげば問題もないと思うんだが」

 

翔「…うっかりしていた」

 

翔子は手錠を外して腕を組んできた

 

「じゃあ行くか」

 

俺は翔子を連れて教室を出た

 

 

 

 

「なぁ翔子、どこかに入らないか?」

 

あれから翔子と腕組みしたまま5分ほど歩いているのだが周りの男からの視線が痛い

 

翔「……うん。わかった。じゃあ、あそこに入る」

 

そう言って翔子が指さしたのは

 

「ん?『占いの館』?こんなのもあるのか」

 

そこは3-Dの占い屋だった。女子は占いとかに興味あるようだが翔子もそうだったとは意外だな

 

翔「……うん。雄二との将来を占ってもらう」

 

「学祭の出し物なんだし信じすぎるなよ」

 

街にあるような占い屋でも信用ならないのに……

 

翔「……わかった」

 

翔子は頷くと俺のことを引っ張って入って行った

 

 

 

 

占「いらっしゃいませ。今日は何をお望みで?」

 

中に入るとイスラム圏の女性が付けている目の部分以外が隠れている頭巾……ニカーブだったか?…をしている女性がいた。テーブルに水晶玉が乗っているし結構本格的だな

 

翔「…私と雄二の未来を」

 

翔子は恥ずかしげもなくそう言った。いや、よく見ると少し頬を赤くしているから恥ずかしくはあるんだな。……感情を顔に出さないから分かりにくいがな

 

占「わかりました。では……」

 

占い師は俺達の生年月日や名前を聞いた後に占い師は両手を水晶玉にかざしている。しかし占いなんて当たり障りのないことしか言わないんだろうな………どっちの方がいいかなんて確かめる方法もねぇし

 

占「………出ました。お二人はお早めに結婚すると良い気が廻ってくるでしょう。また――」

 

俺がそんなことを考えていると占い師は占いの結果を告げてきて

 

翔「…わかった。雄二、市役所に行こう」

 

翔子は俺の手を掴んで市役所に行こうとする。……って

 

「翔子、ちょっと待て!!俺はまだ16だから結婚できねぇし占いの結果ぐらい最後まで聞け!!」

 

俺は慌てて翔子を止める。……ったく結婚とかに関してだとよく暴走気味になるんだよな

 

翔「………うっかりしてた」

 

占「……続けてもよろしいでしょうか?」

 

占い師がやや引き気味に聞いてきた。……当たり前か目の前でこんな寸劇が繰り広げられたら

 

翔「…お願い」

 

占「わかりました。まずお二人の相性は文句のつけようがないくらい良いです。彼女さんは彼氏さんのことを信用していけばさらにお二人の仲は深まるでしょう――――」

 

占い師は翔子に促されると占いの結果を告げていく。………しかし、なんか占いの結果って言うよりも先輩としての恋愛のアドバイスの様な気もするが

 

占「――――時には意見の食い違いなどから喧嘩をすることもあるでしょうが、喧嘩というのは仲が良いからこそ起こるのです。その時には自分の非も認めて素直に謝れば更に仲は深まります。……お時間の方も残り少なくなってきましたので最後に一言」

 

気付けば占いが始まった時にひっくり返した砂時計の砂が残り少しとなっていた

 

占「これは先輩からのアドバイスになるけど」

 

そこで言葉を区切ってから言葉を紡ぐ

 

占「言葉にしないと気持ちってのは伝わらないからちゃんとコミュニケーションをお互いに取った方がいいわよ。気持ちのすれ違いってのは大きな亀裂になるから気をつけてね」

 

俺達は先輩に軽く礼を言ってから店を出た

 

「まぁ占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦って言うし気にすることでもないか…」

 

翔「…私は雄二を愛している」

 

俺が占いについて感想を言っていると翔子が突然爆弾発言をした

 

「……翔子、どうしたんだ?頭でも打ったか?」

 

翔「…『気持ちは言葉にしないと伝わらない』って言っていたから」

 

翔子はさっきの先輩のアドバイスを実行したらしいな

 

「……はぁ、気持ちは分かるが時と場所を考えろ」

 

翔「…わかった」

 

俺が翔子に注意すると翔子は頷いてくれた。……気持ちは言葉にしないと伝わらない・・・・・か。人の感情ってのは難しいよな

 

その後は屋台や喫茶店で腹ごしらえをしたり、他のクラスの出し物を見たりしてから教室に戻った

 




この学園祭デート編は書いている途中に何度も後悔と挫折をしかけました。
理由は自分にあまり学園祭での思い出がないからですね。そのためネタが思い浮かばないのでこんなに遅くなってしまいました。

それと来週あたりから大学が再開するので更新は週に2,3回ぐらいになると思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。