僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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清涼祭が終わってからの話です。ちょっと優子のキャラが崩壊してます


清涼祭 その後

一輝Side

 

雄「よし、片付けはこのぐらいでいいだろう。後は自由にしていいぞ」

 

雄二がそう言うとクラスの奴らは後夜祭へ向かう者や早々に帰宅の途につく者、教室で友人と話す者など反応は様ざまだった

 

「優子、ちょっと良いか?」

 

優「え?うん…一輝君、どうしたの?」

 

そんななかオレは工藤達と話している優子に声をかけると話を切り上げてオレの方を向いてきた

 

「あぁ、ちょっとここだと話しにくいから後で屋上に来てくれるか?暇になってからでいいから」

 

さすがに教室で告白なんてお互いにツラいから屋上へ呼び出すことにした

 

優「えぇ、わかったわ。屋上ね?」

 

「あぁ」

 

さて、オレは屋上に向かうとするか

 

 

 

 

―  屋上  ―

 

ガチャ

 

オレが屋上の扉をあけるとそこは後夜祭用の放送設備が設置されていた。放送は他の場所から操作できるのかここには誰もいなかった

 

 

 

ガチャ

 

?「これが流れりゃ俺らの逆転勝利だな」

 

?「あぁ、まさか負けるとは思ってなかったが、これで受験勉強ともおさらばだ」

 

オレが優子が来るのを待っていると出てきたのはムサいチンピラだった。告白の場にチンピラが来るってオレってついてないな……

 

モヒ「テメエは確か2年の…」

 

ってよく見たらいちゃもんつけてきた先輩か…確か……思いだせないからモヒカン先輩でいいか…教頭についてるんだっけ?さっきの台詞からすると推薦状でも書いてもらうのか?

 

坊「くそっ、また邪魔するつもりか。仕方ねえコイツを倒して放送するぞっ」

 

モヒ「お、おうっ!!」

 

坊主先輩の言葉にモヒカン先輩が頷く。ん?よく見たらあの裏門の方にいるのって

 

「先輩、あっち見た方がいいですよ」

 

坊「へっ!!そんな古典的な手に引っ掛かるかよ」

 

オレは攻撃を避けながら先輩に声をかけるが無視された。しかたねえな、優子が来る前に片づけないとな

 

ガシッ

 

「ほら、よく見て下さいよ。裏門に向かっている人を」

 

オレは坊主先輩の頭を鷲掴みにして裏門の方を向かせる

 

坊「なっ?!なんで教頭がポリ公と一緒にいるんだよ?」

 

モヒ「はぁっ?!」

 

坊主先輩の叫びにモヒカン先輩も裏門の方に顔を向ける

 

「昨日の誘拐騒動で逮捕状が出たんだよ。だから推薦の話も無しだな」

 

「「マ、マジかよ……」」

 

チンピラ先輩はオレの説明に項垂れて屋上から出ていった

 

 

 

 

ガチャ

 

チンピラ先輩が出ていってから少し経つと屋上のドアが開いた

 

優「待たせちゃったかしら?一輝君」

 

出てきたのは優子だった。チンピラ先輩のせいで台詞考える暇がなかったな

 

「いや、ちょっと考えたいこともあったし気にしないでくれ」

 

優「そう。それで、話ってのは何かしら?」

 

優子はオレの方を向いて要件を聞いてきた

 

「あ~、そうだな、うん」

 

今から考える時間もないし自分の気持ちを伝えるか

 

「木下優子さん。貴女のことが好きです。よければオレと付き合って下さい」

 

オレは自分の気持ちをそのまま言葉にして伝え頭を下げた。変に回りくどい言い方をするのはオレの性に合ってないからな

 

優「えっ……」

 

オレの告白に対して優子は驚いているのか言葉を詰まらせた

 

優「……えっと、アタシでいいの?」

 

「は?どういう意味だ?」

 

オレは優子の言葉の意味が分からずに聞き返してしまった

 

優「だってアタシって胸もないし、料理も下手だし……」

 

優子は俯きながらさっきの発言の意図を説明してくる

 

「オレは外見で判断なんてしねぇし、料理ならオレが教えてやるよ」

 

アキ達ほどじゃないがオレも料理は得意な方だ

 

優「でも、一輝君は知らないだろうけどアタシって家ではズボラだし」

 

バツが悪そうに言う優子

 

「それは知らなかったけど誰にでも人に言えない秘密ぐらいあるだろ」

 

優「……で、でも」

 

「はぁ~、優子。一つだけ聞くぞ」

 

なかなか告白の返事をしてくれない優子に溜め息を吐きつつも優子の方を向いて

 

「オレと付き合ってくれるのか、嫌なのか。どっちだ?」

 

一番聞きたいことを尋ねる

 

優「えっと……アタシでよければお願いします」

 

「あぁ、これからもよろしくな優子」

 

優子が頭を下げて手を差し出したのでオレはその手を握った

 

バタバタバタバタ………..

 

オレが優子と握手していると遠くからかなりのスピードでこちらに飛んでくるヘリコプターが見えた

 

ヒューーン  ダンッ

 

ヘリが屋上を通過するときに人が飛び降りて屋上に着地した。オレは人が飛ぶと同時に優子を守るために前に出た

 

?「ふぅ~、やっと着いたか」

 

その人物は赤みがかった茶髪を短く切り顎髭を少し伸ばしている。服装はアロハシャツにスーツを着ている。……オレのよく知っている人物だった

 

「透さん。どうしたんですか?」

 

藤崎透、明梨の親父でオレもお世話になっている人物だ

 

透「おぉ、一輝君と……君は木下優子さんかな?」

 

透さんはオレとオレの後ろにいる優子に気付いて優子に聞いてきた

 

優「はい。アタシは木下優子ですけど……」

 

優子は警戒しながら答える。透さんは見た目ヤ○ザだからしょうがないか

 

透「あぁ、俺は藤崎透だ。娘の明梨から君のことはよく聞いているよ。一番の親友だってな」

 

優「え?明梨のお父さん?随分若い気がするんですけど……」

 

優子は透さんが明梨の親父だと聞いて驚いているな……まぁ当たり前か見た感じ20代くらいにしか見えないからな

 

透「ははっ、嬉しいことを言ってくれるな。っと、あまり時間がないからな。ほい、一輝君」

 

透さんはオレに何かの券を渡してきた

 

「如月ハイランドプレオープンペアチケット?」

 

それは月末にプレオープン期間のあるテーマパークのプレオープンチケットだった

 

透「あぁ、明久君が『負けられなかったとは言え優子さんに悪いことしちゃったからプレオープンチケットを優子さんに用意してほしい』って言われたからな」

 

優「誰にでも優しい明久君らしいわね」

 

「まったくだ。透さんチケットありがとうございます」

 

明久の行動にオレと優子は呆れつつも透さんに礼を言う

 

透「どういたしまして」

 

バタバタバタバタ………..

 

透さんが返事を返すとさっき通り過ぎたヘリが戻ってきた

 

透「っと、もうこんな時間か。じゃあ優子ちゃん、これからも明梨と仲良くしてやってくれ。それと二人ともお幸せに」

 

透さんは言いたいことを言い終えるとヘリから下がっている縄梯子に掴まって去って行った

 

優「……なんか、嵐のような人だったわね」

 

優子の意見ももっともだろう

 

「あ~、優子。如月ハイランドに一緒に行くか?」

 

優「もちろん。恋人としての初デートなんだからエスコートよろしくね」

 

「あぁ、愛想尽かされないように頑張るよ」

 

優子に如月ハイランドに行くかと尋ねると即答したのでオレは苦笑しながら返事を返した。しかし優子の笑顔は可愛いな

 

Side end

 

 

 

 

秀「明久よ、少し話があるのじゃが?」

 

後片付けを終えて一休みしていると秀吉が話しかけてきた

 

「分かったよ。屋上でいいかな?」

 

秀吉の様子からすると聞かれたく無い話のようなので屋上に行こうと誘う

 

秀「うむ。それでいいのじゃ」

 

秀吉が同意してくれたので僕らは屋上に向った

 

 

 

 

「あれ?誰か屋上にいるみたいだな。どうする?」

 

僕は階段の途中で屋上に人の気配を感じたので秀吉に伝える

 

秀「む?ならばここでいいのじゃ」

 

ここは四階と屋上の間の踊り場なので人は滅多にこない。その上清涼祭の後で人の声で廊下は騒がしいので話を聞かれる事も無いだろう

 

「それで?話ってのは何かな?」

 

僕は階段に腰掛けながら秀吉に尋ねる

 

秀「む……実は……紫織に告白されたのじゃ」

 

秀吉は恥ずかしそうに小声で話し始めた。やっぱり神谷さんって秀吉の事が好きだったんだね

 

「それで?秀吉はなんて答えたの?」

 

秀「ワシは恋愛事にあまり縁が無いから『好き』という気持ちがよく分からないから返事は保留にしたのじゃ」

 

なるほど。確かに秀吉が同性に告白されるとこは何度か見たが秀吉が異性と交流してるのを見た事は神谷さん以外ではないな

 

「つまり、相談したいのは……」

 

秀「うむ。『好き』という事について明久の意見を聞きたいのじゃ」

 

「『好き』か、う〜ん……」

 

秀吉の言葉に僕は悩む。僕自身その感情を実感したのは最近なので言葉にするのが難しい

 

「秀吉は神谷さんのことをどう思っているの?」

 

秀「性格は少々難儀なところもあるが、演劇でスランプに陥っていた時に助言をくれたりと相手を思いやることもできると思うのじゃ」

 

う~ん聞いている限りだと相性はいいと思うんだけどな

 

「じゃあ、秀吉は神谷さんと居るときどんな気持ちになる」

 

秀「どんな気持ちとな……」

 

僕の質問に秀吉は顎に手を当てて考え込む

 

秀「上手く表現できんのじゃが……『楽しい』に近い感じじゃな。紫織と居るといつの間にか時間が過ぎているような感じじゃ」

 

「ねぇ、秀吉。告白って言ったけど、付き合うってこと」

 

僕は秀吉の答えを聞いてから確認の為に質問する

 

秀「うむ、紫織は『あたしは秀吉君と付き合いたいんだけど』と言ってきたのじゃ」

 

秀吉は神谷さんの声真似で神谷さんの言った台詞を伝えてきた

 

「それなら、付き合ってみたら?結婚みたいに契約ってわけでもないんだし」

 

秀「そんな軽い気持ちで決められるものではないじゃろっ!!」

 

僕の言葉に秀吉が声を荒げるが

 

「秀吉だって神谷さんと居て楽しいんでしょ?それに僕らはまだ高校生なんだし『一緒にいて楽しいから付き合う』ってのもアリだと思うよ」

 

秀「確かに明久の言うことも一理あるのぅ……」

 

僕が自分の意見を言うと秀吉は渋々と行った様子で納得する

 

「……秀吉は神谷さんが悲しむ姿とかを見た時はどう思う?」

 

秀「紫織が悲しむ姿など見たくないのじゃ」

 

僕は少し考えてから秀吉に質問したら秀吉はそう答えてきた

 

「なら付き合った方がいいと思うよ。その人を守りたいとかその人と居るのが楽しいってのが『好き』って感情だと僕は思うからさ」

 

秀「なるほどのぅ…………わかったのじゃ、紫織と付き合ってみるのじゃ」

 

僕の意見を伝えると秀吉は付き合うことに決めたようだ

 

「そうなったら早めに伝えた方がいいよ」

 

秀「うむ、明久よ。相談に乗ってくれて助かったのじゃ」

 

秀吉は僕にお礼を言うと直ぐに階段を下りていった

 




自分は優子って言えないことが多いのとか背徳的な趣味とかを持っているので自分に自信がないイメージがあるのでこんな感じになってしまいました。
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