僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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今回でナンバリングは60話目です。
かなり長くなりましたがお付き合いください
今話は前回の続きと……ネタバレになるので言えません

ちょっと合宿で根本救済案が思い浮かんだのですが、どっちがいいでしょうか?

どちらにしてもストーリーの大本は変化しないんですが
一応アンケートして見ます


記念撮影(日向編)と○○

「これで撮影は終了です。お疲れ様でした」

 

あれからあの体勢のまま十数枚の写真を撮って明梨との撮影は終わりを告げた。肉体的にはあまり疲れてないが、あんな姿勢で数分間撮影したから精神的に限界が近いな

 

「よっと。明梨 お疲れ様」

 

僕は明梨を下ろして労いの言葉をかける

 

「お疲れ様 明君。……なんだか疲れているようだけど大丈夫?」

 

明梨は僕の顔色を見て不安そうに聞いてきた

 

「大丈夫だよ。ちょっと慣れない服装だから緊張しちゃってるだけだから」

 

さすがに欲望を抑えるのが限界だったなんて言えないからね……

 

「確かにこういう服装って緊張しちゃうよね」

 

明梨の言葉に僕も少し苦笑した

 

「じゃあ、わたしはこれで終わりだから着替えて待ってるね」

 

「うん。待たせちゃうかもしれないけどゴメン」

 

「時間は気にしなくていいから、ヒナちゃんともちゃんと写真撮ってよね」

 

「もちろんだよ」

 

こんな機会なんて二度とないだろうから忘れられないような記念を残さないとな。明梨は僕の言葉に満足したのか軽く挨拶をして部屋から出ていった

 

 

 

 

ガチャ

 

僕がソファに座り軽く精神統一していると背中側にあるドアが開く音が聞こえたのでそちらに目を向けると

 

「お待たせしました 明久君」

 

空から舞い降りた天使がいた。

……3年間という短い付き合いだが何度も見た事のあるその姿は、初めてあったかのように錯覚させるような晴姿だった

その純白のドレスに包まれた姿は美しさを際立たせて神々しさすら感じるくらいだった

 

「どうかしましたか? 明久君」

 

僕が言葉を失って日向の姿に見惚れていると、僕の様子を不審に思ったのか日向が聞いてきた

 

「い、いや、ドレスがすごく似合ってて、ちょっと見惚れちゃっただけだよ」

 

「あ、あの、ありがとうございます。明久君も、その衣装すごく似合っていますよ(明久君は無意識なのか分かりませんが、よく人が恥ずかしくなる発言をするから困ります)」

 

日向は顔を赤くして俯いてしまった。真っ赤な顔もかわいいな

 

「「………………」」

 

日向が俯いて黙ってしまったために場が静かになる

 

「準備はよろしいでしょうか? よろしければこちらにお越しください」

 

僕らの話が一段落したのを見計らってか係員から声がかかる。そちらに目を向けるとさっきまでスタジオから出てたカメラマンもカメラの調整を行っていた

 

「では、カメラの正面にお並び下さい」

 

僕らは係員の指示に従いカメラの正面に移動する

 

「もう少し近づいてくださ~い。はい、撮りますよ~」カシャ

 

カメラマンの言葉に従って距離を縮めるとすぐにシャッターが切られた

 

「次は手を繋ぎましょうか」

 

「ふぇっ?」

 

カメラマンの指示に日向は間の抜けた声を出した。僕はさっきのこともあったので落ち着いていられた

 

「え、え~と、大丈夫? 日向」

 

「はい、ちょっと驚いただけですから」

 

僕が手を差し出すと日向は僕の手を握ってきた

 

「では、撮りま~す。(カシャ) 次は新婦さんが新郎さんの腕に抱きついてくださ~い」

 

カメラマンはシャッターを切り終えると、さっきと同様に過激な指示を出してきた。やっぱり明梨の時と同じ風に撮るのかな? さっきのでも僕の鋼の理性は木の理性ほどまで強度が落ちたというのに大丈夫だろうか?

 

「日向 どうする?」

 

「え?! 明久君は良いんですか?」

 

日向は僕が平然としている事に驚いているみたいだ

 

「さっきもやったし、日向が良いなら僕は構わないよ」

 

「それじゃあ、失礼して」

 

日向は僕の言葉を聞くとおずおずと僕の腕に抱きついてきた。腕に当たっている柔らかい感触のことは忘れよう

 

「こちらを向いてくださ~い。はい、いいですよ~」カシャカシャ

 

カメラマンの一言で僕らがカメラの方に向き直ると、今度は数回シャッターが切られた。明梨の時と同じようだな

 

「次はお姫様だっこをお願いしま~す」

 

「ふぇっ?!」

 

カメラマンのさらなる指示に日向は赤くなってしまった

 

「どうしました?早くお願いしま~す」

 

「日向 大丈夫?」

 

カメラマンに急かされたので日向に声をかける

 

「あ、あの明久君が良いなら私は構いませんよ……」

 

日向は顔を真っ赤にしながら答えてくれた

 

「ちょっ、日向。大丈夫なの?」

 

「せ、せっかくの機会ですし。その……明久君ならむしろ嬉しいですし(ゴニョゴニョ)……」

 

日向が真っ赤になったままなので気になったが、記念に残したいのは僕も一緒なので指示に従おう

 

「そ、それじゃあ」

 

「はい、お、お願いします」

 

僕が日向の肩に手を回すと日向は僕の首に腕をまわしてきた

 

「よっと」

 

僕は少し屈んでから日向を抱き上げる。明梨の時も思ったけど恥ずかしいな。二度目だから慣れるってことでもないし

 

「あ、あの、私 重くないですか?」

 

日向が恥ずかしそうに聞いてきた。明梨の時も思ったけどなんで女の人ってそんなに体重を気にするんだろうか? 確かに太り過ぎだと体にも悪いけど、二人とも痩せていると思うんだけど……確かに二人の胸は少し平均よりはあると思うが、っとコレはセクハラになりそうだな

 

「ん? ぜんぜん重くないよ」

 

僕は思っていた事を口にした。まぁ僕は鍛えているから多少重くても大丈夫だったんだけど、なんで女性ってこんなに軽いんだろう? 僕はそんなことを思いながら華奢な二人を守ろうと心に誓った

 

「あ、ありがとう、ございます……」

 

「ん? どういたしまして?」

 

なんでお礼を言ってきたのかは分からなかったけど、とりあえず返答しておく

 

「では、写真を取りますから、こっちを向いてくださ~い」カシャカシャ

 

指示に従ってカメラの方を向くと数回シャッターが切られた

 

「次は新婦さんをもっと抱き寄せてくださ~い」

 

「は~い」

 

「ひゃっ」

 

流石にこの系統の指示にも慣れてきたので僕は指示通りに日向を抱き寄せると、今度は胸を触らないように注意して。ところが、日向は小さく悲鳴を上げた。……また、やってしまったか?

 

「日向 どうしたの? 大丈夫?」

 

「は、はい。大丈夫です。突然だったから驚いただけで……(こんなに近くに明久君の顔が……)」

 

原因がいまいち分からなかったので日向に聞いてみると赤くなりながらも理由を教えてくれた。う、日向の顔が近いからこの体勢は恥ずかしいな

 

「う~ん。初々しいですね~」カシャカシャ

 

僕らが赤くなっている姿を、連写しているカメラマンにまでは気が回らなかった

 

 

 

 

「はい、以上で撮影は終了で~す。お疲れ様でした~」

 

「「ありがとうございました」」

 

それから数分間の撮影の後、カメラマンの一言で撮影は終了したので僕らはスタッフの人たちにお礼を言った

 

「よっ。お疲れ様 日向」

 

「明久君もお疲れ様でした」

 

日向を下ろしてからお互いに労いの言葉をかけた

 

「さ、明梨も待っているだろうし早く着替えようか」

 

「そうですね。明梨ちゃんを待たせるのも悪いですしね」

 

僕らは別れて更衣室へと向かった

 

 

 

 

「明梨 お待たせ」

 

僕は着替え終わってロビーへと向かうとソファに腰掛けてパンフレットを眺めている明梨に声をかけた

 

「お疲れ様 明君」

 

僕に気付いて明梨は手元に落としていた視線を上げる

 

「日向はまだ来てないんだね」

 

僕は軽く周りを見てから言葉を告げる

 

「うん。ウェディングドレスは色々と手間がかかるからね」

 

確かにあのドレスは着付けとか大変そうだもんな

 

 

 

「お待たせしてすみません。明久君 明梨ちゃん」

 

明梨と少し雑談していると着替えを終えた日向が小走りでやってきた

 

「気にしなくてもいいのに」

 

「明君の言うとおりだよ。ドレスの方が時間かかるのは仕方ないんだから」

 

僕と明梨がそう言うと日向も少し安心したようだ。そんなに気にすることでもないのに

 

「さて、揃ったことだし行こうか」

 

「そうだね」

 

「次はどこに行きましょうか?」

 

僕の言葉に二人は同意してパンフレットを見始める

 

「二人に大事な話があるから観覧車に乗らない?」

 

僕の気持ちを伝えるには誰かに話を聞かれない場所が良い

 

「大事な話?」

 

「観覧車……ですか?」

 

二人は僕の言いたいことがいまいち分からないのか頭に疑問符を浮かべている

 

「で、どうかな?」

 

僕の問いに二人は頷いてくれたので僕らは観覧車へと向かった

 

 

 

 

「それで明君 大事な話って?」

 

観覧車に乗って直ぐに明梨が聞いてきた

 

「うん、君たち二人に伝えたいことがあるんだ」

 

「私たち二人に……ですか?」

 

僕の言葉に明梨と日向は首をかしげる。ものすごく可愛いな……っと、これから一世一代の告白なんだ。心を落ち着かせなくっちゃ、こういうときは深呼吸を

 

ひっひっふー ひっひっふー

 

「あ、明君どうしたの?!」

 

「明久君は男の子なんですからラマーズ法は意味ないですよ?!」

 

思っていたよりも動揺していたようで二人に注意されてしまった

 

「スーハー スーハー………………よし。藤崎明梨さん、久遠日向さん、僕は貴女達のことが好きです。僕でよければ結婚を前提にお付き合いして下さい」

 

深呼吸をして心を落ち着かせてから二人に向き合い交際を申し込む

 

「ふぇっ、け、け、け、け、け、結婚?!」

 

「あ、あの、明久君、日本では重婚はできないはずですけど」

 

僕の言葉に明梨は真っ赤になりながら口をパクパクさせて日向はおずおずと聞き返してきた

 

「あぁ、それに関しては」

 

僕は父さんに渡された紙を二人に見せる

 

「それで、二人の返事を聞きたいんだけど……」

 

僕が渡した紙を見て固まっている二人に問いかける

 

「わ、わたしはいいよ。……やっと気付いてくれたんだし(ボソッ)」

 

「私もいいです。……鈍感にもほどがあります(ボソッ)」

 

よかった、二人ともOKみたいだ。しかし、この狭い空間のせいか小さなつぶやきも聞こえてしまったが

 

「え~と、二人の最後の言葉の意味って……」

 

僕は恐る恐る二人に尋ねる。今日気付いたことだけど二人っていつから僕のことが好きだったんだろう?

 

「えっと……わたしは小学生のころから明君のことが好きだったんだけど……」

 

「私は明久君に助けてもらってから……です」

 

二人は少し迷ってから口を開く。………………え~と、つまり二人はずっと僕に思いを寄せていてくれたわけで、僕は二人の思いに気付かずに乙女の純情を弄んだわけで…………

 

「すみませんでしたぁぁぁ!!」

 

僕は自分のしていた事に気付いて観覧車の中で土下座をする。観覧車に乗ってからしばらく経つのでたぶん今の高度は地上3,40mぐらいになっているだろう。こんな高さで土下座するなんて多分人類初だろう

 

「頭を上げてよ明君」

 

「そうですよ、結果的には気付いてくれたんですし」

 

二人に言われて僕は頭を上げる

 

「そうは言っても僕が二人の気持ちを無碍にしていたのは事実だし、気が済むようにしてください」

 

うん。何年も気持ちを無視してきたんだから何をされても文句は言えない

 

「だ、だから気にしなくっていいって」

 

「それじゃあ僕の気が収まらないんだけど……」

 

明梨の言葉に僕は気まずく告げる

 

「あ、あの、明梨ちゃん。それだったら……(ゴニョゴニョ)」

 

「えっ?! そ、そんなこと……」

 

日向が明梨に耳打ちすると明梨は真っ赤になって動揺する。動揺するようなことはある程度想像がつくけど、赤くなることって何だろう?

 

「でも、明久君にこんなこと出来る機会なんてそう来ないと思いますし」

 

「う、うん。そうだね」

 

日向の説得で明梨も納得したようだ。……何をされるんだろうか?

 

「じゃ、じゃあ、明君、目を瞑って」

 

「は、はい……」

 

明梨の言葉に僕は素直に目を閉じる。二人なら無いと思うけど僕がやったことを考えて衝撃に備えて歯を食いしばる

 

「じゃあ、せーので」

 

「そうですね」

 

二人の会話が耳に入ってきて自然と体にも力がこもる

 

「「せーのっ」」

 

ちゅっ

 

二人の掛け声の後に唇に柔らかい感触が伝わってきたので反射的に目を開けると視界に二人の真っ赤な顔が広がっていた。唇に伝わってきた感触と併せて考えると二人にキスをされているようだ

 

「え~っと、今のって……」

 

二人が離れてから俯いている二人に尋ねる。たぶん僕の顔も真っ赤だろう

 

「そ、その、ファーストキス……だよ」

 

「わ、私も初めて……です」

 

二人は俯いたまま答えてくれた

 

「え~っと、ごちそうさまです」

 

とりあえず、お礼? を言う。そんなこともあってその後はお互いに会話は無く観覧車から景色を眺めた

 

 

 

 

Prrrrrr Prrrrrr

 

僕らが観覧車から降りると僕の携帯電話が鳴ったので二人に許可を取ってから電話に出る

 

「はい、もしもし。どうしたんですか? 透さん」

 

電話の相手は透さんだった

 

『あぁ、明久君、娘のことを頼むよ』

 

は? なにをいっているんだ?

 

「どういう意味ですか?」

 

僕は言葉の意味がいまいち分からなかったので聞いてみた

 

『ははは、照れるなって。プロポーズでも済ませているんじゃないか?』

 

「なんで知っているんですか?……」

 

僕は半ば呆れながらも聞いてみた

 

『昭斗から話を聞いて、明久君の性格を考えればわかっただけなんだが……』

 

「もういいですよ」

 

僕は額を抑えながらも答える

 

「すみませんが、透さんに謝らないといけない事があるんですが……」

 

日向のことはちゃんと伝えないといけないからな

 

『ん? 日向ちゃんのことか? 明久君のことだから二人と付き合うんだろう?』

 

「実は、ってなんでわかるんですか!?」

 

僕が告げる前に透さんが僕の言いたい事を当ててきた。なんでそこまで分かるんだ?!

 

『まぁ話を聞けばわかるさ。別に俺は明梨がいいなら構わないさ。それに、明久君なら明梨のことを幸せにできると思うしな』

 

「随分と放任主義なんですね……」

 

『まぁ娘を任せられるような人間もいたし、その点では安心だったからな』

 

「はぁ、まぁ任されました。明梨を幸せにしますよ」

 

『おっ、色男は言う事が違うな。じゃ、またな~』ピッ

 

透さんは要件が済んだのか通話を切った

 

「えっと……今のってお父さん?」

 

二人の元に戻ると明梨が聞いてきた

 

「うん、『明梨のことを頼む』ってさ。まぁ、今度ちゃんと挨拶に行くよ。もちろん日向の方にもね」

 

その後は夕暮れになるまでアトラクションを回った後に日向と明梨を家に送ってから家に帰った。

はぁ、今日は長い一日だったな。でも、二人と付き合う事になるなんて……夢みたいだな

 




ついに明久のカップリングが成立しました。次回はプール編の前に軽くイチャつかせようかと……

アンケートは合宿終盤までストーリーに差は生まれないので書くまでとります。


明「なんで根本君を救済しようと思ったの?」
個人的には根本は嫌いではないからです
明「あんな卑怯な変態なのに?」
変態なのは雄二と君のせいでしょ。それに卑怯ってのは生きていくうえで有能だと思いますよ。時と場合さえ弁えれば
明「それで、どっちの方を書きたいの?」
基本的にどちらでも構いませんよ?合宿中に問題行動を起こすのは確定ですから
明「ちょっと、それってネタバレなんじゃ?」
キノセイデスヨー
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