僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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休日の康太編です。今回は康太をいじり倒しました。
それと今回のタイトルは少しバカテス風のタイトルにしてみました。

次は霧島夫妻にするか秀吉×紫織にするか、悩みどころです。

ロゴーンで文章診断して文が長いと出たので句読点を多くしてみましたがどうでしょうか?
今までのとどっちがいいか教えてください

昨日の深夜(今日の早朝?)に日間ランキングを覗いてみたら、この作品が16位に!!
今まで気にした事がなかったのですがランキングに乗ってたのには驚きました。

それとお気に入り数がなんと350を突破しました~!!

それでは本編をご覧ください。


俺と家族と甘い休日

Prrrrr Prrrrr

 

俺が休日を利用して学園や街で撮った写真の整理をしていると俺の携帯電話が鳴った。俺は作業を中断して携帯電話の発振相手の表示を確認し、

 

【工d】ピッ

 

即座に受話ボタンを押す。

 

『あ、康太君? 今って大丈夫カナ?』

 

電話の向こうから愛子の明るい声が聞こえる。この声を聞くだけでこっちまで元気になる。まさか、休日にまで愛子の声が聞けるとはな。

 

「…………問題ない。それよりもどうしたんだ?」

 

いきなり電話をしてくるなんて、しかも、今は9時だ。

 

『うん。実は突然今日の部活が中止になっちゃって暇なんだよネ。』

 

愛子は水泳部所属だったな。一年のころに大会の記念写真の撮影を依頼されたが、競泳水着の……(プシュ)……いかん、愛子との電話に集中しなくては

 

『それでなんだけどサ……』

 

愛子は何か思い悩むように口ごもる。なにか言い辛い事なのか?

 

「…………なんだ? 俺にできることならするが。」

 

『康太君が暇ならちょっと買い物に付き合ってくれないカナ?』

 

「…………何時にどこに行けばいい?」

 

『って、えぇっ?! 即答?! そこまで暇だったノ?』

 

「…………今日は特別。」

 

愛子の為だったらいつでも時間を作るがそれを言うわけにもいかない。幸い今日は特に予定もなく暇だったのは事実だが

 

『へぇ~、それじゃ駅前に10時でいいカナ?』

 

「…………問題ない。」

 

『それじゃ、待ってるヨ~♪』

 

「…………わかった。」ピッ

 

俺は通話を切るとすぐに着替えて出かける用意をして、家を出かけることを家族に伝える為に一階の居間に入る。

 

「…………ちょっと出かけてくる。昼飯はいらない。」

 

「ふぅ~ん、康太。もしかしてデートか?」

 

「ほぅ、康太にもついに春が来たか。」

 

「…………(ブンブン)」

 

父さんまで颯兄の冗談を真に受け始めた。確かに女子と二人きりにはなるが付き合ってはいないしデートではない……と思う。

 

「そこまで否定するってのは怪しいんじゃない? 康兄ってそういうこと慣れてなさそうだけど。それに陽兄だって付き合い始めたのは高校からだったじゃん。」

 

「ふふふ、若いってのは良いわねぇ。」

 

陽向は俺のことをニヤついた顔で見てきて、母さんは頬に手を当てて微笑んでいる。ちなみに颯兄は一番上の兄で陽兄は二番目の兄、陽向は妹だ。颯兄は結婚を前提に付き合っている彼女がいて、陽兄も高校時代から付き合っている彼女がいる。今日は陽兄は朝からデートに出かけている。

 

「…………行ってくる」

 

俺はこれ以上弄られないように家を後にして駅へと向かった。ものすごく生温かい視線を背に感じたのは気のせいだろう。

 

 

 

 

「あれ? 康太君早いネ。ボクも早めに出たつもりだったんだケド。」

 

俺が駅前に到着してから少し経つと愛子がやってきた。よかった、紳士として女性を待たせるわけにはいかないからな。

 

「…………紳士として当然のこと。」

 

「もしかして、待たせちゃったカナ?」

 

「…………俺も今来たところだから問題ない。女性を待たせるくらいなら何時間でも待つ。」

 

愛子が少し申し訳なさそうな顔をしたので俺は直ぐに否定する。それに待ち合わせは10時で今は9時45分 十分に早い時間だ。

 

「へぇ~、康太君って女のひとにやさしいんだネ。少し見なおしちゃったカモ。」

 

愛子はそう言うと微笑んだ。その笑顔はいつもの元気で可愛い笑顔とは違い、どこか美しい綺麗な微笑みだった。俺はその笑顔に少し見惚れてしまった。

 

「ん? 康太君 どうしたのカナ? もしかしてボクに見惚れてたのカナ?」

 

愛子は俺の様子に気づいたのか今度は小悪魔系の笑みを浮かべていた。今更ながら愛子の服装を確認すると、黄色い半袖Tシャツに空色のプリーツミニスカートを履いている。TシャツはVネックで胸元が少し開いている。

 

「…………そんな事実は確認されていない。」

 

愛子の(俺にとっては)刺激的な服装で体からこみあげるものを押さえる為に鼻を押さえる。

 

「ふぅ~ん。本当カナ?」

 

愛子は少し前屈みになり俺の顔を覗き込んでくる。もちろん開いた胸元から見える範囲も広がるわけで、

 

ポタポタ

 

水着による日焼け跡の境界が目に入り押さえている鼻から比重の重い液体が滴り始める。

 

「こんなことをしてみたり」ピラッ

 

プシューーーー

 

愛子がスカートを上げたことにより薄ピンクの布が見え。それと同時に炭酸飲料の缶を開けたような音とともに俺の鼻から赤い噴水が飛び出る。

 

「わわっ、康太君?! あっ、そういえば今日はスパッツを履いてなかったの忘れてた。」

 

愛子は俺の反応に慌てた後に、真っ赤になって自分の行動に後悔しているようだった。俺は出血のせいで意識がもうろうとし始めてしまった。

 

 

 

 

「ホンット~にゴメン。からかい過ぎちゃって」

 

あれから、近くの公園にある木陰のベンチで休んでいる。さすがにあの状態で街中を歩くわけにもいかず、愛子が買ってきたジュースを飲みながら回復を待っている。明久達ほどではないが俺も回復力は人並み以上には自信がある。

 

「…………気にしなくていい。もう大丈夫だから行くぞ。」

 

「本当に大丈夫? まだ顔色があんまりよくないように見えるケド?」

 

再び愛子が心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。また、胸元が……

 

「…………問題ない。それよりも、どこに行くんだ?」

 

俺は倒れないように視線をそらして歩き始める。

 

「あ、実は授業の録音用に使ってるICレコーダーが壊れちゃったから、機械に強そうな康太君に新しいのを選んで貰いたかったんだヨ。」

 

「…………壊れた方は持っているか?」

 

「うん。参考になるかと思って持ってきたヨ。」

 

愛子はスカートのポケットからレコーダーを出して俺に渡してきた。

 

カチッ ピッ ピッ カチッ

 

俺は渡されたレコーダーを少し操作する。なるほど、確かに壊れているが、

 

「…………これぐらいなら直せる。」

 

「え? 康太君直せるの?」

 

「…………ただ、この機器は壊れやすい。壊れにくいのを買うか?」

 

「う~ん、ちょっと今月は厳しいからレコーダーの価格次第カナ~。」

 

「…………なら、電気屋に行くか。」

 

「うん。アドバイス宜しくネ。」

 

「…………機械ならまかせろ。」

 

俺らは大型電気店へと向かった。

 

 

 

 

「…………コレなんかどうだ?」

 

俺はレコーダーの中から耐久性の高い物を選んで愛子に勧める。

 

「1万円か~。ちょっと手を出すのは難しいカナ~。」

 

「…………あんまり安いものだと壊れやすい。結果的に高い買い物になる。」

 

「確かにネ~。ボクの使ってた物も3カ月くらいで壊れちゃったからネ。」

 

結構使いこまれているように見えたが3カ月しか使ってなかったのか。そうなると愛子は相当勉強を頑張っているのだろうな。レコーダーが無いと苦労することも多くなりそうだが。

 

「…………それなら、前のを俺が直すか?」

 

金に余裕があれば俺が買ってあげたいが、今月はカメラの部品を買ってしまったのでそこまでの余裕はない。

 

「直すのってどれくらいかかるの?」

 

「…………1日もあれば十分。月曜には渡せる。」

 

「そうなんだ。それじゃあ、康太君の言葉に甘えさせてもらうヨ。」

 

「…………お安い御用。このあとはどうする?」

 

できれば愛子との時間をもっと楽しみたいが用が済んでしまったのなら仕方ない。

 

「そうだなぁ。康太君さえよければ今日のお礼にご飯奢ってあげたいんだけど。」

 

「…………食事するのは構わないが女性に奢られるのは紳士として――」

 

「わざわざ直してもらうのに何もしないってのはこっちも気分が悪いんだけど。」

 

俺が食事代の代金を払おうと提案する前に愛子に言葉を遮られてしまった。確かに修理するにはある程度の手間と少しばかりの部品代がかかるからな。

 

「…………わかった。ただ、高い店は俺も気が引ける。」

 

「あはは、さすがにボクもその辺は分かってるよ。ファミレスあたりなら良いでしょ?」

 

「…………あぁ問題ない。」

 

「じゃあ、あそこの店に行こっか」

 

愛子は言うが早いか俺の腕を掴んで店へと歩き出した。俺の腕を掴む愛子の腕は柔らかくて、温かくて、肌はなめらかで……危なかった。これ以上考えていたら朝の二の舞になるとこだった。

 

 

 

 

「…………ごちそうさま。」

 

ファミレスで注文した料理を食べ終えて愛子に礼を言う。愛子と食べれたおかげか何度か味わったことのあるはずのチェーン店ならではの味も一層おいしく感じた。

 

「そんなに畏まらなくていいのに。」

 

「…………これぐらい当然の礼儀。」

 

親しき仲にも礼儀ありと言うし奢ってもらったのに礼を言わないのは失礼だ。

 

「どういたしまして。……康太君って少し硬いとこあるよね。」

 

「…………紳士として当然の振る舞い。」

 

「なんか違う気もするけど、男の子に優しくされるのも悪くないネ。それじゃコレの修理お願いね。」

 

愛子は俺にレコーダーを渡しながら頼んできた。

 

「…………任せろ。紳士に二言は無い。」

 

「それと……康太君ってこの後暇?」

 

愛子は少しもじもじとした様子で尋ねてきた。なにか言い辛いことでもあるのだろうか?

 

「…………今日は偶然予定がない。」

 

「それじゃ、この後も買い物付き合ってヨ。」

 

「…………喜んで。」

 

「じゃあ、まずは夏物の服でも選んで貰おうカナ。」

 

愛子はファミレスの席を立ってから嬉しそうに歩き出した。家族には否定したがこれはデートかもしれないな。神に感謝などした事は無いが今日は神に感謝しよう。こんな素敵な休日を与えてくれた事に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、康太は試着室の前で赤い水たまりを作ることになり、愛子が康太の看病をしたのは別のお話である。




今回は康太の得意分野である家電(特にカメラと盗ty、レコーダー)というのを利用しました。
まぁ試着室の前で何があったかは……………………

康「…………昼食を食べ過ぎただけ」
いつもより少なかった気がしますが……
康「…………飲んだココアのせい」
お茶を飲んでましたよね?
康「…………あの日は暑かった」
店内は冷房が効いていたはずですが
康「…………記憶にない」
折角のデートなのに?
康「…………一生の思い出」
まぁ、本人は言いたくないようですが康太の名誉の為に言いますと"愛子さんが試着した服が可愛くて康太君が反応してしまった"だけです
康「…………そんな事実は確認されていない」
それじゃあ、次はどっちにしようかなぁ~
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