僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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今回は余りのチケットに関しての話です。
ISの二次創作を始めてしまったので更新速度が遅くなります。
楽しみにして下さる方には申し訳ありません。


水無月プールパーク編
チケットの行方


「う~ん。どうしよう……」

 

「うーっす明久。どうしたんだ? 珍しく難しい顔をして。」

 

水無月プールパークのチケットを持ちながら考え込んでいると雄二に声をかけられた。

 

「おはよう雄二。ただ『珍しく』は余計だよ。」

 

「いや、俺も突然頭に浮かんだ台詞を言ったんだが、しっくりこないな。スマン。ところで何を悩んでんだ?」

 

雄二に挨拶を返した後に雄二の発言を少し怒気を出しながら咎めると、雄二は謝罪してから僕が悩んでる理由を聞いてきた。

 

「実はこのチケットで悩んでるんだけど……」

 

僕の分のチケットと預かっている余りのチケットを見せる。別に隠すほどの事でもないし、こういうことは雄二の方が頭が回るからね。

 

「なんだそのチケットなら俺も持っていて、1枚余ってるからやるぞ。藤崎と久遠と行けばいいじゃねぇか。」

 

雄二は財布からチケットを取り出して僕に渡してきた。

 

「違うよ。二人にはチケットを渡していて、これは僕の分と余りなんだよ。雄二こそそのチケットとこのチケットで霧島さんを誘ったら?」

 

「いや、俺もこのチケットは余りなんだ。」

 

雄二が何か勘違いしていたようなので、僕は雄二にチケットを返し説明した。ちょうどいいと思い雄二にチケットを渡そうと思ったが雄二も余りのチケットのようだ。

 

「おーっすアキ、雄二。」

 

僕らがチケットの使い道に悩んでいると一輝が話しかけてきた。ちょうどいいから一輝にも聞いてみるか。

 

「おはよう一輝。このチケットいる?」

 

「ん? 水無月プールパークか、そのチケットなら持ってるぞ。」

 

「となると、秀吉にでも渡すか……」

 

「いや、秀吉たちには優子が渡したはずだ。」

 

雄二が秀吉に渡す事を提案するが優子さんが渡してるらしい。

 

「じゃあいつもの僕と明梨と日向、雄二と霧島さん、一輝と優子さん、秀吉と神谷さんがチケットを持っているってこと?」

 

「そうなるな。」

 

「それなら康太と工藤に渡して、いつものメンバーで行けばいいんじゃねぇか?」

 

雄二が僕の言葉に同意すると、一輝が康太達に渡すように提案してきた。なんかいつものメンバーな気がするが気にする事でもないか。

 

「そうと決まれば、お~い康太。」

 

「…………なんだ?」

 

雄二が康太の名を呼ぶとすぐに康太が現れた。もう毎度のことなので誰もツッコミはしない。

 

「今度の土曜日にプールに行くんだけど、康太も来る?」

 

「…………メンバーは?」

 

「オレと優子、秀吉、神谷、雄二、霧島、アキ、明梨、久遠が確定で、後は工藤を誘おうと思ってる。」

 

「…………行く。」

 

キーンコーンカーンコーン

 

「余鈴か。工藤は休み時間にでも誘うか。」

 

康太も行くことが決定した所で余鈴がなりクラスの皆が席に着いたので僕らもそれに倣う。後は工藤さんか……

 

 

 

 

「工藤さん ちょっと良いかな?」

 

休み時間に入ったので僕は明梨や日向たちと話している工藤さんに近づいて声をかける。

 

「ん? 何カナ? もしかしてボクに告白でもしてくれるのカナ?」

 

「ちっ違うよ。僕はそんなつもりで声をかけたわけじゃないよ。それに皆の注目を浴びちゃいそうな教室で告白するってどんな勇者なの?!」

 

「あはは、冗談ダヨ。ホント吉井君ってからかい甲斐があるヨネ~。」

 

工藤さんの心臓に悪い冗談に僕は声を荒げながら反論する。明梨と日向のジト目と康太の殺気のせいで本当に心臓に悪い。

 

「それで? ボクに何の用カナ?」

 

工藤さんは僕をからかったことで満足したのか話を進めるよう促してきた。

 

「今度の土曜日にみんなでプールに行くんだけど、チケットが1枚余っているから工藤さんも行かない?」

 

「ふ~ん。その『みんな』ってのは誰なのカナ?」

 

「僕と明梨と日向、雄二と霧島さん、一輝と優子さん、秀吉と神谷さん、それと康太だよ。」

 

「そのメンバーなら面白そうだし、土曜日は部活も無いからボクも行くヨ。ところで~」

 

工藤さんは参加すると言った後にイヤらしい笑みを浮かべて。

 

「優子が行くのは高瀬君目当てカナ~?」

 

その笑顔のまま優子さんに行く理由を問い始めた。良かった僕じゃなくて。

 

「そっ、そうよっ!! 付き合っているんだから別にいいでしょ!!」

 

優子さんは顔を真っ赤にしながらも大声で工藤さんの言葉を肯定する。うん、クラスの皆の視線が集まったね。

 

「優子 事実だから否定はしねぇけど少し周りを見てみろ。」

 

「周りを見ろ……って……」

 

一輝に言われて周囲を見渡す優子さん。その視界に入ってきた光景は

 

『きゃ~、木下さんって大胆なのね~。』

 

『優等生の木下さんが付き合ってるなんて意外ね~。』

 

『みんなの前で交際宣言なんてカッコイ~。』

 

何やら盛り上がっている女子たちと

 

『くそっ、木下さんなら浮いた噂を聞かないから狙い目だと思っていたのに。』

 

『やけに仲がいいと思ったら付き合ってたのかよ。』

 

『高瀬相手じゃ勝てる気がしねぇ。』

 

なぜかorz状態の男子達。若干一輝から苛立ちを感じたけどすぐに収まった。たぶん男子が諦めモードに入ったからだろう。

 

「ありゃりゃ~。からかうつもりだったのに付き合ってたなんて驚きダネ~。しかもクラスのみんなに交際宣言なんて、ビックリだね~。」

 

工藤さんは心底意外そうな顔をしている。

 

「じゃあ、吉井君は明梨と日向の水着が目当てなのカナ~?」

 

工藤さんは優子さんから僕に標的を変えたようだ。でも、その質問なら問題ないぞ。

 

「もちろん。日向と明梨の水着を見てみたい(プールに行くのが目当て)に決まっているじゃないか。」

 

「あ、明君 本音と建前が逆だよ。」

 

「さ、流石に明久君ですね。」

 

僕の言葉を訂正する明梨と呆れている日向。二人とも顔が真っ赤だ。照れてる顔もかわいいな~。

 

「えうぇ? 逆だったの? でも、事実だから否定する必要も無いか。付き合っているんだし。」

 

赤くなりながらも事実なので訂正はしない僕。

 

「あ、あれ? なんで否定しないの?!」

 

「無駄よ、愛子。 3人は付き合ってるわ。それと付き合ってないのはあなたと土屋君ぐらいよ。」

 

僕の反応に意外そうな顔をして混乱してる工藤さんに神谷さんが説明する。

 

「えぇっ?! なんでボクが知らないのに紫織が知っているの?!」

 

「あなたの口が軽そうだからじゃないかしら?」

 

「ボクってそんなに信用ないカナ~?」

 

「そういうところがわざとらしいから信用されないのよ。」

 

神谷さんの言葉にわざとらしく落ち込んだ工藤さんを優子さんが咎める。

 

「う~。もういいよっ!! 康太君 ボクたちも付き合おう!」

 

意を決した様子で工藤さんは立ち上がり、康太の所に行くと交際を申し込んだ。康太はと言うと

 

「…………何を世迷言を(ポタポタポタポタ)」

 

言葉では工藤さんの台詞を正そうとしているが、体は正直なようで折り目正しい土下座と赤い水たまりを作っている。康太 キミは『付き合う』という言葉だけで何を想像したんだい?

 

「え~っと……OKでいいのカナ?」

 

「OKだとは思うけど、康太 ちゃんと言葉でいわないとダメだよ。」

 

工藤さんもどうしたらいいのか戸惑っているので康太に助言する。

 

「…………こんな俺でよければ付き合ってくれ。」

 

「うん。これからも宜しくネ。康太!」

 

「…………よ、呼び捨て。」

 

「せっかく付き合い始めたんだし、もっと関係を深めていきたいからネ。」

 

「…………か、関係を深める。」プシューーーーーーーーーーーーーーー

 

康太が赤い噴水を作ったので僕らが鼻血の掃除をして、工藤さんは康太に輸血をした。ただ、工藤さんが膝枕をしながら輸血をしていたので康太の鼻血が収まりはしなかったが。

 




今回の話で名前呼びか名字呼びか決める予定でしたが、特に意見が集まらなかったので名字呼びのままにしました。
そして、お約束の康太の鼻血〆です。



次回は水着を買いにでも行こうかと思います。希望の水着とかがあったらご意見をお寄せ下さい。
ただ、危険な水着は(彼氏達が)却下します。
特に意見がない場合は俺の独断と偏見で決めます。


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活動報告にて水着のアンケートを取っています。ご意見は活動報告にお願いします。
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