僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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水着選びの後篇です。今回は一輝・康太・秀吉・雄二たちです。

気付いたらUAが8万近くになっていてビックリです。


水着選び・後篇

         ☆

 

「優子はどうするんだ?」

 

アキ達と別れてオレと優子は水着コーナーをうろついている。

 

「一輝君に選んでほしいんだけど……ダメかな?」

 

「構わないが、何がいいかとかサッパリ分からないんだが。」

 

正直、普通の服ですらよく分からないのに、水着なんか分かるわけがない。しかも、タイプや色が様々で種類が多すぎるだろ。

 

「じゃあアタシが何着か選ぶから、その中から選んでくれる?」

 

「ああ、それぐらいなら任せてくれ。」

 

オレは優子が水着の物色をするのを少し離れながらついて行った。

 

「う~ん……これぐらいかな。どうかしら?」

 

優子は水着を数着持ってオレに見せてきた。名前はよく知らないが白地に暖色の花柄のワンピースタイプで、背中が開いている物、これは露出が少ないな。ライムグリーンで下がトランクスタイプにショートパンツが付いていて、上は胸の下あたりまでの丈のタンクトップのようなもの(要は原作3.5巻で秀吉が着てた物)、これは健康的な感じがするな。最後は薄いピンク色でゆったりとしたフリル付きのワンピースタイプ、これは可愛いな。

 

「そうだなぁ。そのライムグリーンのなんかいいんじゃないか? 優子のイメージにも合うし。」

 

「そ、そう? ならこれにするわ。ちょっと待ってね。他の戻してくるから。」

 

「んじゃ、オレはこれ買ってくるよ。」

 

優子が他の二着を戻すと言ったのでオレは優子の持っていたライムグリーンの水着を受け取って会計に行こうとする。

 

「え!? いいわよ。そんな時間もかからないし。」

 

「オレの自己満足だから気にするな。たまには彼女にプレゼントしたいだけだから。」

 

彼氏らしいこととか分からねえし、出来ることから、したいことからしていくのが一番だろ。

 

「あ、ありがと。」

 

「ん。どういたしまして。」

 

優子は恥ずかしかったのか顔を赤くして、俯きながら礼を言ってきた。オレも恥ずかしかったんで軽く返事をしてすぐに会計へと向かった。……店員に彼女へのプレゼントかとか聞かれた時はもっとはずかったが、折角なのでラッピングをしてもらった。

 

         ☆

 

「ねえねえ康太。こんなのどうかな?」

 

雄二達と別れて俺は愛子に連れまわされていた。

 

「…………お前には早い。」

 

愛子が持ってきたのは所謂超マイクロビキニと言われる物。胸の部分の布など500円玉ほどしかない。誰がこんな物考えたんだ。一輝に貰った薬が無ければ俺は鼻血の海に沈んでいただろう、現に今でも鼻の奥が熱い。

 

「むぅ~。ボクだって高校生なんだから早いとは思わないんだケド。」

 

愛子は頬を膨らませて反論してきた。その姿がものすごく愛らしかった。

 

「確かにボクはあんまり胸ないし、康太の言う事も分かるけどサ……」

 

愛子は自分の胸に手を当てながら落ち込んでしまった。

 

「…………気にすることじゃない。俺は貧乳派だ。」

 

「康太。セクハラだよ。それと、ボクの胸だって少しは成長する……はず。」

 

「…………胸の大きさで決まりはしない。俺は愛子の事が好きだ。」

 

「康太……。ありがと。」

 

「…………気にするな。これなんかどうだ?」

 

俺は赤の三角ビキニを取って愛子に渡す。無論、サイズの確認も忘れずに。

 

「へえ~、康太ってこういうのが好みナノ?」

 

「…………愛子に合いそうだったから。」

 

「でも、すぐに取った割にサイズがピッタリなのはどうしてカナ?」

 

「…………不思議な事もある。」

 

「まあ、ボクもこの水着は気に入ったからコレにするヨ。」

 

「…………分かった」サッ   サッ

 

俺は愛子から水着を取ってすぐに会計を済ませて愛子に渡す。

 

「あれ? いつの間に買ってきたの? それにお金は?」

 

「…………一般技能。金なら気にするな。初めてのプレゼント。」

 

「じゃ、これはプレゼントのお礼ダヨ。」ちゅっ

 

愛子は俺の頬に軽く口づけをした。

 

「…………」ポタポタ

 

どうやら一輝に貰った薬の効果が切れ始めたようだ。鼻から赤い液体が垂れ始めた。

 

「さっ、集合場所に行こっか。」

 

俺は愛子に手を引かれて集合場所へと向かった。

 

         ☆

 

「あ、コレなんか秀吉君に似合うんじゃない?」

 

雄二達と別れた後、儂が紫織と店内を回っていると紫織がトランクスタイプの水着を進めてきおった。

 

「儂は男じゃっ!!!」

 

……女物の

 

「ふふっ、わかってるわよ。やっぱり秀吉君の反応は面白いわね。」

 

「頼むから、普通に買物をせぬか?」

 

「そうね。他の人たちを待たせちゃ悪いものね。」

 

紫織はなんとか分かってくれたようじゃの。良かったのじゃ。

 

「秀吉君はどれが似合うと思う?」

 

「なにゆえ、さらしがあるんじゃ!?」

 

紫織が見せてきた水着の内の一つを見て儂は思わず声を荒げてしまったのじゃ。

 

「さあ? この店の人の趣味じゃないかしら?」

 

「そのようなものは公共の場にはそぐわぬと思うのじゃが……」

 

「ふふっ、そうね。」

 

儂は考えることも馬鹿馬鹿しくなったので他の水着を見ることにした。他の水着はストラップレスの赤いビキニとダークブルーの胸元の大きく開いたタンキニと呼ばれるタイプのビキニじゃった。

 

「う~む。色はこちらの方がいいと思うのじゃが、少し露出が多くは無いかのぅ?」

 

儂はダークブルーの水着を指しながら紫織に尋ねる。あまり、露出し過ぎなのもどうかと思うのじゃが。

 

「最近はこのぐらいが普通よ。」

 

「む? そうなのかの? しかし、これでは変な男が寄ってきそうなのじゃが……」

 

「ふふっ、心配してくれるのはありがたいけど大丈夫よ。あたしは秀吉くん以外興味ないから。」

 

「随分と大胆な告白じゃな……」

 

演劇で培った演技力で平静を装っておるが、おそらく儂の顔は真っ赤じゃろうな。

 

「だって、秀吉君の泣き顔が一番そそるもの。」

 

「儂の感動を返してほしいのじゃっ!!」

 

「でも、秀吉君が一番なのは本当よ。まぁ優子も面白いけどね。」

 

「ふ、複雑な気分なのじゃ……」

 

儂は判然としない気持ちのまま集合場所へと向かった。

 

         ☆

 

「……雄二、少しこっちを見ないで。」

 

俺は明久達と別れて翔子と店に入ると、翔子が俺の方を向いてそう言ってきた。

 

「ん? 俺が選ぶんじゃなくていいのか?」

 

「……私が選んだ中から選んでほしい。」

 

「わかった。なら、決まったら言ってくれ。」

 

俺は翔子に言われたので反対方向を向く。ん? あれは明久達か……。さっき赤いポニーテールとピンクのウェーブがかった髪と浅黒いガチムチのスーツの男が見えたが幻覚だな。Fクラスは鉄人の監視の下で補習を行っているはずだ。

 

『今日は特別に本来の補習に加えて社会の常識を叩きこんでやる! 覚悟しておけ。』

 

幻聴まで聞こえるとは……今日はしっかりと休まないといけないな。

 

「……雄二、決まった。」

 

「お。決まったか、どれだ?」

 

少し頭を抱えていると後ろから翔子に声をかけられたので振り返る。

 

「翔子、見せてくれないと選べないぞ。」

 

「……あっち。」

 

翔子が指さした方向は試着コーナーがあった。

 

「着た姿を見比べろってことか。わかった。」

 

「……ちょっと待ってて。」

 

翔子は水着を持って試着室に消えた。

 

シャッ

 

少しして翔子が試着室のカーテンを開けた。

 

「……どう?」

 

「ѱуᐁ∝∑∀∠ぬ∬∂∇㓛㓖」

 

「……落ち着いて雄二。日本語が不自由になっている。」

 

「あのな! 翔子。プールってのは公共の場なんだからそんな物を着るな!!」

 

翔子が着ていたのは首の所から細い布が2本繋がっているだけの紫色の水着だった。(所謂ブラジル水着)他の男にそんな姿見られたくねぇ。

 

「……わかった。じゃあこれは自宅用にする。」

 

そうだった。コイツの家には自家用プールがあるんだった。まあ、あそこなら塀もあるし見られる心配はないか。

 

「……そのときには雄二も誘う。」

 

「わかったから他の見せてくれ。」

 

シャッ

 

「……どう?」

 

「あ、ああ、似合っているぞ。」

 

翔子が着ていたのは真っ赤なバンドトップタイプのビキニだった。

 

「……次。」シャッ

 

シャッ

 

「……これは?」

 

「まぁ、似合っているが、さっきの方が良かったな。」

 

次に着ていたのは白のビキニに水着用のミニスカートだった。翔子の白い肌に似合っているが個人的にはさっきの水着の方が好きだ。

 

「……わかった。さっきのにする。」

 

翔子が赤いビキニを買うのに付き添った後に集合場所に向かった。少しして全員がそろった後に軽く雑談しながらそれぞれの帰路に着いた。

 




水着の試着ってどうなんですかね?しばらく水着買う事も水着着ることも無かったので分かりません。
雄二の方の感想は書いているうちに疲れて手抜きになってしまいました。申し訳ありません。

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