特に書くことも無いので本編どうぞ。
「……雄二。一緒に勉強できて嬉しい。」
「待て翔子、当然のように俺の膝の上に座ろうとするな。俺も集中して勉強したいから止めてくれ。」
「……わかった。」
強化合宿二日目、今日の予定はA・Fクラスの合同での勉強会。
内容は自習、分からないところは周囲の生徒や教師に聞いても良いので、席は基本自由で長テーブルで生徒同士が向かい合う形で座っている。
当然のように雄二の膝の上に座ろうとした霧島さんは雄二の頼みで雄二の横に座った。……ただ、体が完全にくっついているので集中は出来なさそうだな。
「しかし、自習であ奴らに意味はあるんじゃろうか?」
「無いでしょうね。」
ちらりと秀吉が視線を向けた先には
『異端者め! 女子とくっつきおって。』
『殺っちゃうよ~。』
『殺殺殺殺殺殺殺殺。』
『呪呪呪呪呪呪呪呪。』
『オンマキャラーヤーソワカ・オンマキャラーヤーソワカ。』
『貴様らはAクラスを見て何も思わんのか!』ドグシャッ
『『『『『女子と会話をするなんて妬ましい!!』』』』』
『貴様らはそんなことしか考えられんのか!』バキャ
呪いの呪文か何かを唱えてるFクラスと、彼らに鉄拳制裁(教育的指導)をしている西村先生がいた。
「……本来の合宿の趣旨は、モチベーションの向上だから。」
「…………どういう意味だ?」
「要は学園側はAクラスはFクラスを見て『ああはなるまい。』と、FクラスはAクラスを見て『ああなりたい。』と思わせて学習意欲の向上をさせようとしたんだろう。」
「確かにあんな風にはなりたくないよネ。」
言葉が足りなかった霧島さんの代わりに雄二が説明する。こんな姿を見ると二人がお似合いだって再認識させられるね。
「学園側もこんなことになるとは思ってなかっただろうがな。」
「むしろこの状況を予想できる方が怖いわよ。」
「Aクラスの人たちへの効果は抜群ですけどね。」
「少し前まであのクラスにいたってのが恥ずかしいね。」
「というか、僕らがいた時よりひどくなってない?」
僕がそういうと元Fクラスのメンバーは複雑な表情をしてしまった。うん、気持ちはよく分かるけど。
◇
「……雄二。この問題はこれでいい?」
「ん? ああ、これで問題は無いがこの辺の式の展開は省いても問題ないぞ。教科書の例題では説明のために書いてあるが分かりきってることで時間を無駄にする必要はないからな。」
「…………愛子。ここの問題なんだが。」
「『侍り』はラ行変格活用だから未然形は『侍ら』で、この場合は『侍らむ』になるんだヨ。変格活用の動詞は少ないけど重要だから暗記しないとダメだヨ。」
「秀吉君。ここは化学とは違って同じものを省かないわよ。光合成の化学反応式は『6 CO2 + 12 H2O → C6H12O6 + 6 H2O + 6 O2』でいいのよ。」
「む。そうじゃったのか。どうりで反応前に水が出んと思ったのじゃ。」
「一輝君。ことわざの問題よ、『本当の名人は、道具の善し悪しなど問題にしないというたとえ。』って意味のことわざは?」
「『悪い職人はいつも道具をけなす。』じゃないのか?」
「それって英語のことわざ? 正解は『弘法筆を選ばず』よ。一輝君は日常会話は問題ないんだから言い回しとかを覚えれば国語の点数は上がると思うわ。」
一つの机でいつものメンバーで、というより恋人同士で教えあっている。秀吉と康太はほぼ一方的に教えてもらっている感じで、後のメンバーはそれぞれ得意な科目を教えあっている。
「明久君、この問題なんですけど……」
「えっと……ゾロアスター教か。宗教は少し難しいんだけど、表にして関連のある宗教を一度に覚えた方がいいよ。ゾロアスター教の場合は祆教、ネストリウス派の景教、マニ教の明教、この三つが唐代三大夷教って呼ばれていて……ここに載っているでしょ?」
「あ、明君。ここは生成熱だから生成物を1モルにして他の物質の物質量を合わせないと。」
「本当だ、ありがとうね。」
また間違えちゃったよ。化学の反応エネルギーって何を基準にするかが、ややこしくなるよね。
「ちょっと吉井! なんでアンタが女子とくっついてんのよ!」
「そうです! エッチなことしか考えてない吉井君にはオシオキが必要です!」
僕が彼女である明梨と日向に挟まれて勉強をしていると、突然、島田さんと姫路さんが変な言いがかりを付けてきた。
「姫路さん、島田さん。僕がどこで、誰と勉強しようが君たちには関係ないでしょ。」
「アンタが女子と近づくなんて100年早いのよ!」
「吉井君は一生、女の子とくっつく必要はないんです!」
なんでこんなこと言われなくちゃいけないんだろう?
「君たち、今は自習時間なんだ。そんな大声で皆の迷惑だから、勉強をしないならここから出ていってくれないか?」
島田さんと姫路さんが大声を出したのが迷惑だったのか横から注意されてしまった。そちらに目を向けるとクラスメートの群雲 影汰(むらくも えいた)君がいたのでひとまず謝ろうとしたら
「あ、群雲君、ゴメ――」
「ウチたちのどこが迷惑って言うのよ!」
島田さんのせいで止められてしまった。
「姫路、島田! 貴様ら自習時間ぐらい大人しく勉強せんか!」
「西村先生! 吉井君にオシオキするんで召喚許可を下さい。」
「貴様らの私怨の為に召喚許可なんか――」
「西村先生、僕からもお願いします。」
西村先生は姫路さんの要求を断ろうとしたが、このままだと皆の迷惑になるので僕からお願いする。
「吉井……はぁ、仕方ない。」
「数学でお願いします。」
「数学。承認する。」
後から島田にイチャモンをつけられたくもないので数学のフィールドを展開してもらう。今回の数学は結構解けたはずだが……
「「「試獣召喚!!」」」
お馴染みのワードとともに召喚される3体の召喚獣。召喚と共に頭上に点数が表示される。
数学
Fクラス 島田美波 253点
姫路瑞希 389点
「どうよ! もとから得意だった数学を勉強したから吉井に負けるはずなんてないわ。」
無い胸を張って自慢げに点数を披露する島田。なんでそんな点数で自慢するんだか意味が分からん。
Aクラス 吉井明久 401点
どうやら腕輪は取れたようだな。
「な、何よ!? その点数は!? カンニングに決まってるじゃない!」
「吉井君! そんなことをするなんて失望しました!」
なんでコイツらは他人の努力を認めようともしないで、勝手に決め付けんダ? いい加減に俺もキレルゾ? ヒトノコトヲバカニシテリフジンナボウリョクヲフルウナンテ。
「もういい。貴様らには容赦しない。」
「訳わかんない事言ってないで大人しくなさい!」
「オシオキです!」
馬鹿の一つ覚えのごとく正面からレイピアの突きと大剣の振り下ろしをしようとしてくる。
陰派 孔雀流剣術 ― 斬ノ型 ―
初之太刀(そめのたち) 旋閃怯凶(せんせんきょうきょう)
カキキン
左手で柄を掴み、右手で鞘を構えたまま左回転をして鞘でレイピアと大剣を弾いて太刀筋を閃く。
「「えっ!?」」
島田と姫路が驚いている隙を見逃さずに抜刀して、刀を水平にして切っ先を相手に向けるように構える。
継之太刀(つぎのたち) 弔戎麒牙(ちょうじゅうぎが)
姫路の方は鎧の隙間を突くようにして二人の召喚獣の肩、肘関節、膝関節に連続して刺突を繰り出す。
カラン カラン
「な、なんでウチの召喚獣が武器を落としてんのよ!?」
「吉井君! ズルをしないで正々堂々と戦って下さい!」
「何言ってるんだ? 俺は小細工なんかしてねえぞ。」
相手の実力も見切れねえレベルのくせに何を言ってるんだか。
「面倒だ。終わらせる。」
惨之太刀(さんのたち) 刃即戈断(じんそくかだん)
肆之太刀(よんのたち) 疾戯殴刀(しつぎおうとう)
姫路の召喚獣に近づいて上段の水平切りで首を飛ばした後に、刀から手を離し拳を引いてから柄頭を殴りつけて島田の召喚獣の心臓を貫く。
Fクラス 島田美波 戦死
姫路瑞希 戦死
「戦死者は補習~!!」
「ウチにこんなことして覚えときなさい!」
「絶対に吉井君のズルを証明します!」
西村先生に抱えながらも捨て台詞を吐いていった。いい加減に認める気は無いのか?
『『『『『貴様! 我らの女神になんてことを! 試獣召喚!』』』』』
FFF団(ゴキブリ)が突然現れて、まだ残っていたフィールドを利用して召喚してきた。
FFF団 平均 62点×42
点数自体は大した事ねえが数が多いし面倒だな。こんな事に時間とられると周りの迷惑にもなるな。
「試獣召喚。アキ、手を貸すからさっさと片付けろ。」
Aクラス 高瀬一輝 524点
カズが俺の隣に来ると召喚獣を召喚して声をかけてきた。
『一人増えたくらいで何が変わる! 突撃ーっ!』
「正面からとか馬鹿だろ。」
高瀬一輝 424点
カズの召喚獣の腕輪が光ると両手に大型拳銃が現れ点数が補正された。
ズガガガガガガガ
「D.E.(デザートイーグル) LN弾。」
パキン パキパキ
『なっ!? 召喚獣が動かない!?』
カズが目にも止まらぬ速さで銃を連射した後には、足が凍りついた数十体の召喚獣がいた。
高瀬一輝 130点
「液体窒素で足は奪ったから後は任せた。」
「カズ助かった。」
終之太刀(ついのたち) 百禍猟嵐(ひゃっかりょうらん)
カズが俺の肩を叩くと同時に腕輪を使って、二本の刀を逆手に構えさせると、動けない召喚獣の間を縫うように走らせて首や腹、胸に斬撃を放ちながら駆け抜ける。
「戦死者は補習~!」
『『『『ぎゃあ~~鬼の補習は~~!』』』』
西村先生がFFF団を連行していくのを横目で見ながら、頭を冷やして外の空気を吸うために俺は学習室を後にした。
質問コーナーの前に今回の話について話しましょうか。
いや~今回は明久君無双でしたね。
明久「なんかチートな感じがするんだけど……」
一輝「無銘道場で鍛えた時点で人間スペックの限界は超えてるからな。仕方ないんじゃないか?」
自分でも書いててチート過ぎると思ってしまいましたが、他人の努力を認めようともしない人に明久君が手傷を負うのはちょっと……
明久「作者さんってあんなに二人のこと嫌いだったの?」
いや、何とも思ってなかったんですが二次創作やSSを読んでいるうちに嫌いになってしまいました。
一輝「平気で人を殺そうとするやつに好感を持てないのは仕方ないか。」
そうですね。しかしキレた明久君は怖いですね。アレって思いっきり殺人術じゃないですか。
明久「僕に剣を教えてくれた人が『自分の意思を貫く上で必要になるかもしれないから』って言って教えてくれたんだけど……マジギレした一輝の方が怖いよ。」
一輝「そうでもないだろ。アキの方が手のつけよう無くなるだろ。」
どっちもどっちです。彼女の力で止める以外押さえられないから困ります。本編では明久君の怒りも収まってないですし……
明久「なんとかするのが作者の仕事でしょ?頑張ってよ。」
さて
『質問コーナー』
を始めましょうか。
明久「あ、逃げたね。」
一輝「下手に喋るとネタバレしちまうからな。」
え~っと最初の質問は、ブッ
明久「えっ!? なんで鼻血吹いてんの!?」
一輝「イヤな予感がするな。」
とりあえず質問をする為にいつものメンバーどうぞ。
ワラワラ
集まったようですね。それでは
弧狗狸さんからの質問ですね『じゃあ真面目に質問しましょうか。じゃあ明日世界が滅亡するとしたら何をする? 彼女を襲う?』とのことです。
康太「…………おそ――」プシューー
愛子「ちょっと、何を考えたの!?」
明久「▽◆×○ΨΣ」
雄二「挐■鼾▲∵贋♡◎」
質問しただけでカオスですね。
一輝「いくらなんでも襲うってのは……なあ優子?」
優子「一輝君だったらされても……でも初めては優しくしてもらいたい気もするし――」
一輝「おーい? 聞いてるか?」
優子「ふぇっ? あの、初めてだから優しくお願いします。」
一輝「ちょっ、おいっ!?」
自主規制します。
秀吉「いくら世界が滅亡すると言っても儂らは学生の身分じゃからそのようなことは――」
紫織「襲う度胸がないんでしょ。」
秀吉「ど、度胸とかは関係ないじゃろ。そもそもこの小説は成人向けではないのじゃし。」
設定とか考えなくていいですよ。IFの話ですから。
紫織「だってさ。秀吉君から来ないなら、あたしが襲っちゃおうかしら。」
秀吉「な、なぜこっちに来るのじゃ!?」
以下自主規制
明久「さすがにそういう事はお互いの同意がないと……(チラッ)」
明梨「えっと……明君がしたいなら」スルッ
日向「私も明久君の為ならば」スルッ
明久「二人ともなんで服を脱ぎ始めてるの!? ほ、ほらっ、作者さんが見てるよ。」
作者権限で明久達を隔絶された空間へ
これで様子は見れなくなったけど本人たちに任せよう。
翔子「……こんなこともあろうかと雄二の好みは調査済み。」
雄二「ま、待て翔子。どこでそんな情報を!?」
翔子「……お義母さんから教えてもらった。」
雄二「あんの馬鹿親がーーっ!」
翔子「……大丈夫。痛くはしないから。」
雄二「それは逆だろうが!」
翔子「……痛くしてあげる?」
雄二「そこじゃねえっ! っていつのまに俺のズボンが無くなってるんだ!」
翔子「……何事も経験が大切。」
じゃあ、熱い初夜をお楽しみを! 作者権限
雄二「クソ作者がーっ!」
ああ、こんな事をしていたら康太君たちだけになってしまった。
ひとまず、作者権限で蘇生+耐性を付加。
康太「…………助かった。」
愛子「良かっタ~。船に乗るって言い始めた時はもうだめかと……あれ? 代表や優子たちはどこに行ったの?」
良い雰囲気だったので別空間に送ってあげました。もしかしたら今日、一線を超えちゃうかもしれませんね。
愛子「作者さんそんなことを言ったら康太が……」
康太「…………? 鼻血が出てこない。」
話が進まないので耐性をつけておきました。
愛子「本当に!? じゃあ康太、実はボク今日はノーブラなんだけど」
康太「…………(クワッ)」
目を見開いただけですね。
愛子「これなら、いつもは出来ない事も……作者さん、ボクたちも二人きりにしてネ。」
康太「…………まだ心の準備が(フルフル)」
愛子「大丈夫だよ。優しくするから。」
康太「…………それは俺が言うセリフだ。」
じゃあ、いってらっしゃ~い。
康太「…………あとで殺す。」
さてと、みんな居なくなったので次の質問。同じく 弧狗狸さん からですね。
『明久君の父親って本当に何物ですか? あと他の二人も』
と言う事で『長月の三羽烏』こと吉井昭斗さん、藤崎透さん、鬼薙龍司さんのお三方です。
昭斗「どうも~、明久の父の昭斗で~す。」
透「明梨の父親の透だ。よろしくな。」
龍司「無銘道場の道場主の鬼薙龍司だ。」
よろしくお願いします。しかし三人とも若いですね。大学生、いや高校生って言われても納得できそうです。
昭斗「嬉しい事言ってくれるね。」
透「だが貫禄が無いみたいで情けないな。」
龍司「睨み効かせりゃいいだろ。」
さっそくですが質問の答えを聞きたいんですけど……一応この部屋は防音でオフレコですので本当の事を教えてほしいんですけど。
昭斗「大きな声じゃ言えないけど、僕は国連のエージェントみたいなことをやっているんだよ。基本的には国家間のパイプとして国のお偉いさんと話をつけたり、戦争の原因を取り除いたり、表だって動けない問題を解決したりね。」
透「俺は昭斗と似たようなもんだがWTOのエージェントだな。国家間の貿易摩擦をできるだけなくすように企業の中での人件費とかにも口を出してるから企業に顔も聞くんだ。他にも株価の急な変動とか抑える為に報道規制とかもあるから報道機関にも顔を聞かせられるってわけだ。」
龍司「コイツらの後じゃ大したことは無いが、俺の場合は間違って紛争地帯を歩いていたら軍人が来たんで無力化したら、相手側の兵士に連行されそうになってそいつらも無力化してたら指導を頼まれてな、そこからは世界中の軍人が弟子みたいになっただけだ。」
……結局何者なんですか? 余計に謎が増えたような気がするんですが
質問・感想・コメント・指摘・誤字報告などありましたらお気軽にどうぞ。
質問は設定に関するものでも構いません。モノによってはネタバレにならないように言葉を濁すかもしれませんが。