僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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なんだか展開が思いつかなかったので、いきなり覗きの時間になっています。
甘い展開が無くてすみません。次話にはなんとか砂糖を溶かした水飴くらい甘い展開を……

そんなわけで、第82話です。どうぞ……


四日目 最後の覗き騒動

「はぁ~、なんか今日は昨日よりさらに騒がしくない?」

 

前半組の入浴時間になると同時に、昨日以上の騒音が聞こえてきたので思わずため息を吐く。

 

「須川達が鉄人相手に奮戦したって噂が流れてたようだな。」

 

「昨日はEとDの男子が参戦してたんだろ? 今日はこの階も騒がしいからBも参加してんのか?」

 

「…………そうらしい。BクラスやCクラスの男子も女子の相手をしている。」

 

ノートパソコンを操作しながら一輝の推測を肯定する康太。監視カメラの映像でも見ているのかな?

 

「……儂らの学年は馬鹿ばかりじゃな。よもやBクラスまでそのようなことをしようとは……」

 

ヘタしたら……いや、普通に警察沙汰になるようなことなのに何を考えているんだろうか? D,Eクラスならともかく、Bクラスならどうなるか分かると思うんだけどなぁ……

 

「そうなると……翔子達がいない分、女子は少し分が悪いか。」

 

「そうだな。騒がしいといろいろと面倒だし、風呂行く前にBクラスのヤツぐらいは相手にしてやるか。」

 

「ちょっとお仕置が必要なようだね。」

 

雄二と一輝の後に続くように僕らも部屋から出る。

 

「へへへ、お前らを倒してアガルタへの道を開いてやる。」

 

「ひゃっは~っ! 誰も俺らを止められないぜっ!」

 

「2対1なんて卑怯よっ!」

 

現代文

Bクラス 吉田 卓夫 172点 VS Bクラス 真田 由香 42点

     鈴木 二郎 168点

 

廊下に出た途端に、いかにも雑魚っぽい笑い方をしている男子二人に、追い詰められている子がいた。……よい子には見せられない絵だなあ。

 

「卑怯、汚いは敗者の言い訳ってなぁっ!」

 

「誰も助けに来ないテメエの不運を呪うんだな!」

 

「いやっ!」

 

「「試獣召喚。」」

 

キンッ  パシッ

 

「だったら、テメエらは俺らに会った不運を呪うんだな。」

 

Aクラス 吉井明久 352点

     坂本雄二 364点

 

真田さんの召喚獣に迫っていた斧は僕の召喚獣の鞘に、刀は雄二の召喚獣が白刃取りしたことによって止められた。

 

「今日の僕らは甘くないよ。」

 

僕は召喚獣に鞘を傾けさせて攻撃を去なし、腰のを引いて抜刀の構えを取るとバランスを崩したままの召喚獣の首を切り落とした。隣を見ると雄二の召喚獣が右手を突き出した姿でいて、相手の召喚獣が霧散していた。

 

「吉井、坂本! お前ら裏切ったのかっ!」

 

「女子風呂を覗かないとかお前らほんとに男か!?」

 

やられると同時に康太に縛られた吉田君と鈴木君が何か言っているけど無視しよう。

 

「えっと……吉井君に坂本君……なんで?」

 

「まあ、彼女がいるのに女子風呂を覗くのはおかしいからね。」

 

いまだに状況が理解できていない真田さんに苦笑しながら答える僕。確かに女子からすれば男子は全員覗きに加担しているって思っているだろうしね。

 

「それにオレらにとっても騒がしいのはいいことじゃねえからな。」

 

「…………迷惑だから始末する。」

 

「して、教員の配置などは分かるかの?」

 

「えっと……確か、浴場前の通路に照沼先生が、扉の前に西村先生がいて、地下への階段前に高橋先生がいるはずよ。」

 

「なるほど……妥当な配置だな。その辺はセンコーに任せて俺らは上の残党でも狩るか。」

 

真田さんの言葉を聞いて少し思案した後に顔をあげる雄二。

 

「上ってことはC,D,E,Fクラスだね。」

 

「なら手分けして片付けるか。アキとオレで2階のC,Dクラス、雄二と康太、秀吉で3階のE,Fクラスでいいか?」

 

「…………わかった。」

 

「うむ。明久と一輝なら問題なかろう。」

 

「各自、始末をつけたら一度部屋に戻って再集合でいいか。……じゃあ解散だ。」

 

僕らは雄二の言葉に頷いて担当の階へと向かうべく階段の方へ向かった。

 

         ◇

 

くくくっ、作戦通りだな。俺が扇動したお陰でBクラスの連中まで覗きに加担して混乱してやがる。Aクラスも来れば文句なしだったが……贅沢は言ってられねえな。今日以外にチャンスはねえからな。

 

「後はあそこを抜けるだけか……落ち着け。今は女子の恰好をしているんだ、堂々と走り抜ければ疑われない。」

 

俺は物陰から地下への階段を確認する。そこにいるのは学年主任の高橋女史と学年次席級のFクラス、姫路。その周りには男子がいるが圧倒的な戦力差で抜けられそうにないようだ。まあ俺には関係ないか。あの混戦の中じゃ顔の確認なんてできない。

 

「すいません! 通りますっ!」

 

「えっ!? はい。どうぞ。」

 

「ありがとうございますっ!」

 

俺は裏声を使って高橋女史に声をかけると、一瞬俺を確認して道を開けた。俺はそのまま一気に駆け抜けて階段を下りる。

 

「まずは第一関門突破か……、ここまでで鉄人が居ない事を考えると、面倒な事になりそうだな。」

 

鉄人をどう抜けるか考えながら女子風呂への道を歩く。ここまで来たら引き返すわけにはいかない。

 

「根本……お前、女装趣味があったとは……」

 

考え事をしていたのでテル先が目の前にいる事に気付かなかった。ってヤバい。コイツは担当以外の科目も高得点って聞いたぞ。

 

「な、なんのことでしょうか? わ、わたしは根本君ではありませんよ。」

 

顔は見られてないはずだ……なんとか誤魔化して――

 

「まぁ、他人の趣味嗜好に文句をつける気はないが……俺は割とお前のことは評価してんだぞ。」

 

――いくのは無理なようだな。

 

「ちょっと待てっ! 俺は好きで女装してんじゃねえ!」

 

「あ~、そうか。女子の振りして混乱に乗じて抜けようと、そんなとこか。」

 

コイツ……俺の作戦なんてバレバレかよ。それよりも

 

「……さっきの言葉はどういう意味だ?」

 

「あん? さっき?」

 

「俺を評価してるって話だ……。俺は卑怯で有名なのにどこを評価してんだ?」

 

さっきコイツが評価してるっていったが、俺には心当たりがない。教師に罵倒される理由の方が心当たりがあるくらいだ。

 

「別に卑怯ってのは悪い事じゃねえだろ。自然界でも生きる為に策を講じる動物は多いし、……なにより、まっとうな生き方をしてる奴が得するほど社会は甘くねえしな。」

 

そんなことを言われたのは初めてだな。

 

「ただ……人の気持ちを踏みにじるような真似は解せねえなあ。試召戦争での敗因もそれだろ? そんなことをしてたら自分の周りに人がいなくなるぞ。」

 

「俺が好きでやってんだ。別にいいだろ!」

 

「俺にお前の生き方を指図する権限なんかないけどな、テメエ一人で幸せな気になっても意味ねえよ。」

 

「俺の何が分かるっていうんだよ!」

 

「なんも分かんねえよ。ただな……人ってのはいつでも変われる。覗きに加担した奴らは停学だろうから……その間に人の気持ちってのを考えろ。試獣召喚!」

 

「試獣召喚! 偉そうに指図してんじゃねえぞ!」

 

テル先が召喚したのを見て、俺も召喚獣を召喚して持っている大鎌で切りかかる。

 

「遅いっ!」

 

ヒュン  カラン  カシュッ

 

技術工作

Bクラス 根本恭二 102点 VS 数学教師 照沼崇司 1050点

 

投げられたナイフを腕に当てられ、召喚獣は鎌を落として、丸腰で突っ込んだ召喚獣は喉を刺されて戦死した。千点越えって……化け物かよ。

 

「ったく、説教くせえこと言っちまったな。……ガラでもねえ。」

 

負けたショックで、テル先の呟きは俺の耳には入ってこなかった。

 




なんかBクラスまで参戦しちゃいましたね。
彼女組が参戦してない理由は、夫(彼氏)が過保護だから、『補習室送りにさせたくない』って理由で大人しくさせました。

今回は遅くなったので『質問コーナー』は手早く済ますために1つだけお答えします。

①質問 彼女もちの彼氏さん(明久とその他)達、もし世界中を敵にして、膨大な敵に彼女を監禁されてしまったらどうしますか?
by疾風檜斗さん

ってことで、彼氏の5人をお呼びしました。

明久「そんなことになったら、まずは自分一人で助けに行くよ。それでダメだったら父さんたちに協力してもらおうかな。」

雄二「敵の戦力を把握して、自分一人でも助けられる作戦を考えて助ける。久しぶりに悪鬼羅刹の力を見せてやるよ。」

秀吉「儂の力では助けることはできんから、明久達に助力を仰いで行くのじゃ。無論、儂だって全力であたるのじゃ。」

康太「敵の隙を突いて、俺の速さと隠密性で助け出す。邪魔するやつはスタンガンで倒す。」

一輝「そんなことをするような奴がいるなら……血の海に沈めてやる。」


なんとも過激な発言がありましたね。……よかった、彼女を呼ばないでおいて。



っとまあ、こんな感じですね。

質問・感想・コメント・指摘・誤字報告などあったら、お気軽にどうぞ。お待ちしておりま~す。

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