僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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ついに雄二が戦争の引き金を引きます。
バカテストはある程度余裕が出て来たら書く予定です。
オリキャラの案の募集しています。ご協力お願いします。


戦争の引き金

「替えの教卓を持ってきますので、少し自習をしていてください」

 

先生はそう言うと教室から出て行ったので、僕は雄二と話すことにした

 

「雄二、話があるんだけど」

 

「俺からも話したいことがあったんでな、廊下でいいか?」

 

「うん」

 

雄二から話?もしかして雄二も仕掛けるつもりだったのかな

 

 

 

 

「で、話ってのは試召戦争についてだろ?」

 

やっぱり雄二は分かっていたか

 

「うん。流石にこの設備で勉強するのはつらいからね」

 

「嘘だな。お前なら青空教室だろうが集中して勉強できるだろう。誰かのためなんじゃないか?」

 

「なっ、べ、別に明梨は関係ないよ」

 

「俺は藤崎のことだなんて言ってないぞ」

 

くそっ嵌められた雄二はニヤニヤと野性的な笑みを浮かべている。コイツはいつも明梨のことでからかってくる

 

「はぁ そうだよ。明梨にこの衛生環境は流石に問題があるからね」

 

雄二に嘘を言ってもしょうがないので僕は正直に話すことにした。

 

「確かにあの環境は問題があるからな。誰かが意図的にしたとしか思えないしな」

 

「やっぱり雄二もそう思うんだ」

 

「あぁたぶんババァは気付いてないだろうな。まぁ予定外だがとりあえず今日中にEクラスと設備を交換するか」

 

やはり雄二はだいぶ計画を立てているみたいだな。まぁ調整して代表になったくらいだ、振り分け試験からかなり時間もあったし、いろいろと計画したんだろうな

 

「俺に任せとけ、必ずAクラスまで連れてってやる」

 

「うん。頼りにしているよ」

 

こいつがこんな自信満々に言うんだ。全ての可能性を考えているんだろうな

 

「お、先公も帰ってきたみたいだし戻るぞ」

 

「うん」

 

僕らは教室へと戻った。

 

 

 

「え~それでは、自己紹介を再開してください」

 

先生がそう言うと自己紹介が再開された。どうやら、明梨からみたいだ。

 

「藤崎明梨です。よろしくお願いします。あと明君と一輝君とは幼馴染です」

 

シュッ パシッ ヒュン

 

明梨がそう言うと僕と一輝のところに大量のカッターが飛んできたので僕達はそれを全部受け止めて持ち主の元に返してあげた

 

『『『『うわぁっ』』』』

 

皆大げさに避けたけど

 

「当たらないように投げたのに動くと当たっちゃうじゃないか。それとカッターは投げるものじゃないって習わなかったのかな?」

 

『『『『いえ、習いました。すみませんでした!!!!』』』』

 

皆即座に土下座した。でも、こいつ等は反省しないだろうな。のど元過ぎれば熱さ忘れるタイプだし。一輝は呆れているのか面倒なのか、もうこいつ等には無関心だ。まぁ今日はこのくらいにしとくか

 

「―です。よろしくお願いします」

 

その後も名前を告げるだけの作業が続く。っと次は一輝の番だ

 

「高瀬一輝だ。特には無いが一言だけ、オレの友人をバカにしたら覚悟しとけ」

 

『『『『(コクッコクッ)』』』』

 

一輝がそう言うとさっきの恐怖を思い出したのか、小刻みに震えながら頷いていた。

 

次は僕か

 

「吉井明久です。趣味は料理と鍛錬、特技は武道全般です。よろしくお願いします」

 

ガラッ

 

僕が席に着くと同時に扉が開いた。そこには少し息を切らした女生徒が立っていた。

 

「すみません。保健室に、行って、いたら、遅れ、ました」

 

『えっ』誰からというわけでもなく、教室全体から驚嘆の声が上がった。まぁ、入ってきた人物を見れば理由は察しが付く。

 

「ちょうどよかったです。いま自己紹介をしている最中なので姫路さんもお願いします」

 

先生は冷静に姫路さんに自己紹介をするように言った。

 

「は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします」

 

小柄な体をさらに縮こまらせるように声を上げる姫路さん。まぁ確かに男だらけのFクラスに女生徒が来たことも驚きだが、皆が驚いた理由はほかにある。

 

『はいっ!!質問です!!』

 

すでに自己紹介を終えた男子生徒が勢いよく手を挙げる。

 

「あ、は、はいっ。なんですか?」

 

まぁいきなり質問されたら驚くよね。質問の内容は僕も予想がつくけど

 

「なんでここにいるんですか?」

 

出ました。バカ発言、質問の仕方を知らないのか、かなり失礼な言い方だ。まぁ質問したい気持ちもわかるけど。彼女は本来学年次席クラスの実力を誇り、その実力も有名だからAクラスは確実のはずだ。

 

「そ、その・・・振り分け試験の最中に高熱を出してしまいまして…」

 

姫路さんも途中退席で『無得点』扱いか。姫路さんの言い分を聞き、クラス中から言い訳の声が上がる。

 

『そういえば、俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに』

 

『あぁ化学だろ?アレは難しかった』

 

それだけでFクラスになるんなら出てなくてもここに来てるだろう

 

『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力が出し切れなくて』

 

『黙れ一人っ子』

 

『前の晩、彼女が寝かせてくれなくて』

 

『『『『今年一番の大嘘をありがとう』』』』

 

これは、想像以上のバカの集まりだ。よく高校に受かったな

 

「で、ではっ、一年間よろしくお願いします」

 

そんななか逃げるように雄二の隣の席に座る。見た感じではもう体調は良さそうだな。

 

「姫路」

 

席に着いた姫路さんに雄二が声をかけた。試召戦争をするから、体調のことを直接聞くのかな?見た目だけじゃ万全かどうかは分からないしね。

 

「は、はいっ。何ですか?え~っと」

 

「坂本だ。坂本雄二。よろしく頼む」

 

「あ、姫路です。よろしくお願いします」

 

深々と頭を下げる彼女。挨拶も丁寧だし、育ちがいいんだろうな。

 

「ところで、体調はもういいのか?」

 

やっぱり体調のことだった。彼女はこのクラスの主戦力になるし当たり前か

 

「あ、はいっ。もう大丈夫です。ってそこにいるのは吉井君!」

 

僕を見つけてびっくりする姫路さん。なんでビックリしたのだろうか。まぁ

 

「体調はいいみたいだね。安心したよ」

 

流石にこの衛生環境で体調を崩した人が過ごすのは問題だろうしね

 

「あっ、はいっ。吉井君も一年間よろしくお願いします」

 

「うん。よろしくね、姫路さん」

 

姫路さんが僕に挨拶をしてきたので僕も返事を返した。

 

「坂本君、君が最後の自己紹介ですよ」

 

姫路さんと話している間に雄二の番みたいだ

 

「了解」

 

先生に呼ばれて雄二が席を立つ。ゆっくりと教壇に歩む姿は演説前の人間のような雰囲気を出している。やはり雄二には人の上に立つ者の資質を持っているようだ。とても高校生とは思えない貫禄がある

 

「坂本君はFクラス代表でしたよね」

 

福原先生に問われ、鷹揚と頷く雄二。別にクラス代表といってもFクラスなら学年の最下位レベルだから誇ることではないが、雄二には何か考えがあるのだろう

 

「Fクラス代表の坂本雄二だ。俺のことは代表でも坂本でも好きに呼んでくれ。・・・さて皆に問いたい」

 

そこで一旦言葉を区切る雄二。間の取り方がうまいのか皆の視線が雄二に集まる。みんなの視線が自分に向いたのを確認すると雄二は教室を見渡す。その視線を辿るように皆の視線も移動する。

 

カビ臭い教室、古く綿の入ってない座布団、薄汚れて足がガタつくちゃぶ台

 

「Aクラスは個人用エアコンにリクライニングシート、お菓子も食べ放題…etcらしいが―」

 

一呼吸おいて静かにFクラスの皆に問いかける

 

「―不満は無いか?」

 

『『『『おおありじゃあっ!!!!!』』』』

 

クラスの想いが一つになった。やはり雄二は人を乗せるのがうまいな。安土桃山時代や中国の春秋・戦国時代に生まれていたら必ず名軍師として後世に名を残していただろう

 

「だろう?俺だってこの現状には大いに不満だ。代表として問題意識を感じている」

 

『そうだそうだ!!』

 

『いくら学費が安いからといって、この設備はあんまりだ!改善を要求する!』

 

うん。教育環境として問題があるからね。適当な機関に訴えればある程度は改善されるだろう

 

『そもそもAクラスだって同じ学費だろう?あまりに差が大きすぎる』

 

堰を切ったかのように次々と上がる不満の声

 

確かにAクラスとの差は大きいがB~Eクラスのことも考えるとそのぐらい差が出るのは仕方のないことだろう。それにAクラスにいる人たちはそれだけの努力をした人たちだ。自習時間にゲームをしたり漫画を読んだり寝ていたりする君たちが同じ待遇を要求すること自体間違っている。

 

「皆の不満ももっともだ。そこで」

 

雄二はクラスの反応に満足したのか野性たっぷりの笑みを浮かべた。あの顔をするときは何か企んでいる時だ

 

「これは代表としての提案だが、FクラスはAクラスに『試召戦争』を仕掛けようと思う」

 

Fクラスの代表は戦争の引き金を引いた

 

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