『さて次のニュースです。新宿の街で新たな行方不明者が出ました。行方不明になったのは・・・』
テレビから聞こえてくるアナウンサーの声に耳を傾けながら、ノアはソファーの上で新聞を広げて読んでいた。ここ数日、新宿の街では次々と人が謎の失踪を遂げているらしい。さらに都内の動物園では、夜な夜な動物たちが消えて行っているらしく、巷では「宇宙人の侵略」「ノアの洪水の再来」などと騒がれている。関連性があるかどうかは未だ不明だが、新宿では頻繁に小さな地震が起こっているらしく、地下に何かいるとネットで騒いでいる人がいる。
何かが胸に引っかかる感覚を覚えながらも、ノアはやってきた
「ああいいよノア君。毎朝私はこの番組だと決めているんでね」
男性——兵藤一誠の父が笑顔で返すと、ノアは何も言わずに手元にリモコンを置いて再びソファーに座る。数日前から、ノアは兵藤家に居候させてもらっている。
「それにしても最近は物騒だねぇ母さん」
「そうね~近所の奥様方も噂されてたわ。世界が終わるって」
「世界がね~最近世の中物騒だし、あながち間違ってないかもね~」
夫婦そろって何気ない会話をしているが、内容はかなり暗い話だ。実際に何人もの人間と動物が消えている。明らかに普通では考えられない話だ。
ありとあらゆる可能性を考える中、ノアは
兵藤家は普通ではない。理由は単純だ、サーゼクス・ルシファーとグレモリー家が大豪邸に改造したからだ。
何やら騒がしい兵藤一誠の自室の前まで来たノアは、2回ドアをノックして中に入る。
「朱乃のおたんこなす!」
そんな幼稚な罵倒と共にリアス・グレモリーの投げた枕を姫島朱乃は軽やかに回避する。その後ろにいるノアいるとも知らずに。
「ノア!?」
「あら」
二人が驚くのもつかぬま、ノアは飛んできた枕を右手でキャッチする。魔力を込めていたのか、普通の枕よりは少し強い。二人が生まれたままの姿なのを見るところ、夜這いした兵藤一誠を取り合っていたのだろう。
〈朝食だ。早く降りて来い〉
それだけを告げると、ノアは枕を投げ返して部屋から出ていく。
次はゼノヴィアか
この家にいる人数の軽く10倍はあるであろう部屋の一室にいるゼノヴィアを探すため、ノアは歩き出す。
他の者たちよりも一緒にいることが多いためか、ゼノヴィアの気配は常日頃から感じてしまう。一応ノアとしては友達なのだが、ゼノヴィア本人からしたら恋人のようなものであるし、こうなることは仕方のない事なのかもしれない。
そうこうしている内に、ゼノヴィアのいる部屋の前まで来たノアは、扉を2回ノックして部屋の中に入る。
ベッドの上では、上下が逆になって寝ているゼノヴィアがいた。しかも着ている服は乱れており、胸やお腹が見えるどころか、下の方に至っては完全に下着姿になっていた。
一体どれだけ寝相が悪いのか疑問に思うノアだが、取り敢えず今は起こすことが先だ。口からよだれを垂らして幸せそうに寝ているゼノヴィアの肩を揺らすノア。
「ん、ん~・・・・・・もうあさか・・・・・?」
欠伸をしながら上半身を起こすゼノヴィア。髪の毛はボサボサになってはいるが、もとから彼女はアクティブな正確なためあまり気にはならなかった。
〈朝食だ。早く降りて来い〉
兵藤一誠たちに見せたのと同じ紙を見せてその場から立ち去ろうとするノア。だが、その足は突然服の裾を引っ張ってきたゼノヴィアによって引き留められた。
「なあノア、私たちは付き合っているのだから連れて行ってくれるぐらいしてくれないのか?」
両手を伸ばして抱っこをねだるゼノヴィア。ノア本人に恋愛感情などは全くないのだが、彼女の想いを裏切るわけにもいかず、諦めてゼノヴィアを抱っこするノア。俗に言うお姫様抱っこの状態だが、デュランダルという大剣を振り回せる力があるにもかかわらず、彼女はとても軽かった。普通の女の子と、何も変わらないゼノヴィアに驚きながらも、ノアは一階のリビングへと降りていく。
「ふふふ、こういうのもいいな・・・」
ゼノヴィアの嬉しそうな微笑みに、ノア自身も少し嬉しくなってしまったのか、少し歩みを緩める。別に情が移ったわけでもない。ただ少し、彼女と一緒にいる時間を増やしたかっただけなのかもしれない。長い時間の、たった一瞬の出来事を
「ね、ねぇ~本当に大丈夫なの?」
「平気平気! 大人たちはああいってるけど、絶対トリックがあるんだって!」
時刻は午前2時過ぎ。中学生ほどの年の眼鏡をかけた少年と懐中電灯をもった少年は、最近多発する行方不明事件や動物たちの神隠しの謎を解明するために、夜の新宿へと駆り出していた。警察からの呼びかけもあってか、この時間になるとどの店も閉店しており、人の気配もあまり感じられなかった。いつも賑わっている街が一変、まるで別世界にでも迷い込んだかのような感覚だった。
「やっぱり帰ろうよ~! お母さんたちにバレたらヤバいって!」
「じゃあお前ひとりで帰れよ! 俺は一人でも探しに行くからな」
そういって懐中電灯を持った少年は走り出していった。それを見て一瞬どうするか迷った眼鏡の少年は、友人である少年を追いかけた。少年が曲がった路地裏までくると、眼鏡をかけた少年はそこで足を止めてぜぇぜぇと息を吐く。
「ま、待ってよ~・・・・・あれ?」
顔を上げて前を見る少年。だが、そこに少年の姿はなかった。そこまで離れてはいなかったはずなのに、一体なぜ。そう思っていた少年の頭に、ポタッと一滴の
少年はそれに手を付け、目の前まで持って来る。手についていたのはつい先ほど流れ出たような新鮮な赤い血だった。
その瞬間、少年は声を出すことが出来なかった。今さっきここに入ったのは、友人である少年ぐらいだ。ならば、この血の持ち主は・・・?
見てはいけない、見てはいけないと思いながらも、少年はゆっくりを顔を上げてしまった。
そこにいたのは
変わり果てた、何かに頭から食われている友人の姿だった
「わああああああああああああああああああああ!!!!」
恐怖のあまり、少年は腰を抜かしてしまった。友人を食っている者の正体は分からない。だが、今この場から逃げなければ自分が確実に食い殺されてしまう。動かなくなった下半身を引きずり、路地の外へと出ようとする少年。だが、突如として何かが彼の足に絡みついてきた。小さな悲鳴を上げ、自身の足に絡みついた物の正体を知ろうとする少年。絡みついてきたのは、見たこともない形の蛇だった。
「は、離せ! 離せ!」
我武者羅に蛇を叩く少年。だが、一向にして離れる気配はない。
『生キガイイ奴ハ好物ダ・・・』
奥の方から聞こえてきた、人の声。だが、明らかに様子がおかしい。近くにあった懐中電灯を拾い、声の方向へ光を向ける少年。
闇の中から現れたのはなんとも形容しがたい造形の生物・・・人型のスペースビーストがいた。人型のビーストの足からは自身の足に巻き付いている蛇が生えており、さらにその背中からは、友人を食っている器官が出ていた。もう自分の常識を超えたことが起こり過ぎた少年は、声も出せずにフリーズしてしまう。
『考エルノヲヤメタカ・・・都合ガイイ』
ビーストが少年に向かって手を伸ばしてくる。
その時、少年は思った。どうか、これがただの夢であってくれますように、と。もう親の言い付けを破ったりしないし、受験勉強も真面目にするから夢であってください、と。この生き物が迫った次の瞬間、自分は自室のベットの上で寝ているに違いない、と。
神に祈った少年の想いもむなしく、少年はビーストの手から生えた口によって一気に食い尽くされる。グチャグチャと、骨と肉が千切れる音を立てながら、少年の短い人生はその瞬間に終わってしまった。先に捕食された友人も、既にビーストの体内へと吸収されてしまった。
『アアア・・・・・気持ちがいいぞ。この世界は本当に都合がいい』
少年二人を捕食したことによって、喋り方が流暢になったビーストは。その場から立ち去る。その場に、血に汚れたグレモリー眷属を召喚するための簡易魔法陣が掛かれた紙を残して
ゼノヴィア役の種田梨沙さんが、病気療養のため活動休止することとなりました。自分がこのハイスクールD×Dを好きになった理由としては、ゼノヴィアがいたからです。アニメで初めてゼノヴィアを見て、その声を聴いた時に、「あ、これ絶対に見る」ってなりました。前作もそうですが、自分がD×Dを3巻から書いている理由としては、ゼノヴィアをメインにしたいからです。
そんなゼノヴィアを演じてくださった種田梨沙さんの、一日も早い回復を願っています
※学校から帰って種田さんのニュースを見て、衝動に駆られて書きました。なのでノアとゼノヴィアが甘々なのはご了承ください
さあ次はザ・ワンとの対決だ!皆、今のうちに「ULTRAMAN」を見直せ!俺も見直してくる!
次の投稿は、10月以降になる予定です。多分2016年が終わるまでには投稿するのでお楽しみに。
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