機動戦士ガンダムSEED DESTINY 信念を貫くもの 作:一等兵
連合軍のユニウスセブンへの核攻撃から数日、ザフト軍の艦隊が月艦隊に迫っていた
【冥王星基地、作戦室】
「現在ザフト軍が連合軍宇宙艦隊に攻撃を行おうとしている、だがこの攻撃は半分が陽動だ…現在月艦隊に向き合って展開するザフト軍と別に、大回りで反対側に向かっている部隊がいる…これが本命だ、連合側にきずいている様子はない、まぁきずいていても連合側に避ける戦力はないだろう、そしてエミが調べてくれた情報ではザフトの今回の目的は地球にニュートロン・ジャマーを地球に打ち込むことだ、これは核分裂を抑制する効果がある、これが地上に打ち込まれたら原子力に頼る地上はひとたまりもない…そして別に手に入れた情報では今回の作戦ではある二人の人物がこの作戦に暗躍しているようだ、連合勢力圏だけに打ち込むザフトの作戦とは別の命令で動く者がいる、彼らは連合以外の勢力にも打ち込もうとしている、NJの効果にりおきるエネルギー不足での死者は想像もできない…引き金を引いた連合以外も巻き込んでさらに大きく戦火が広がるだろう、暗躍している連中はそれが目的のようだ」
「本作戦では、ザフト軍NJ攻撃作戦に介入し、NJ攻撃を停止させる…優先目標はNJ攻撃隊、破壊してでも止める、周りの敵は無力化を目指してくれ」
「それでは作戦行動を開始する…全員持ち場に移動してくれ」
「了解!(ラジャー)」
作戦室の扉を突き破るようなスピードで元康が出ていき、それに続くように皆が出ていく…それに後ろから続くように、待機組の2人がついていく。
「レイズさん…彼らは大丈夫でしょうか?時雨ちゃんに乗ってるんだからないとは思いますけど…もし…」
不安そうな顔をするローゼ、レイズは彼女の頭に手を置くと、なでながら「心配すんな」といった
「心配すんな、あいつらはそんな玉じゃねえよ、特に修一が一緒にいるなら大丈夫だ、むしろ相手の心配をしてやんな、圧倒的な力の前に何もできずに終わる相手をよぉ」
カッカッカと笑いながらローゼに言う
「もう…レイズさんは歓楽的すぎます!…そういえばレイズさんはなんで柊さんかっているんですか?」
悪い意みではないですよ!と付け足しながら言うローゼにレイズは、「ヒ・ミ・ツ」ニヤ
と言いながら、ドックに向かって歩を進めた
「教えてくださいよ~!」「やだよ~」
そんな会話をしながら二人は歩む、2人がついたころには発進準備を整えたシグレが待ってた
「レイズ、ローゼ、基地は任せる…何かあったら連絡してくれ」
「まかせなさいよ~と」
「…ほんとに任せるぞ?ゲートオープン…よし、時雨発進する!」
静かな冥王星の大地、大きく割れた渓谷の一部の底が音を立てて開く、その開いたの空間にスライドするように現れた船、シグレは補助エンジンを起動させ、緩やかに宙に上っていった、渓谷を抜けたところで、メインエンジンを点火しさらに加速し星を飛び立っていく。
冥王星を出たところで船はスピードを上げ、彗星のように光を纏い、一瞬にして彼方へと消えていった
数十分後、ザフト軍は連合軍に接触した、連合軍は主力兵器であるメビウスを発艦させ、ザフト軍はMSを発艦し攻勢に出ていた、いたるところで爆発が起き、ビームの光が過ぎていた
「連合、ザフト両軍接触、戦闘が開始されました!」
モニターには、連合軍とザフト軍の激しい戦闘が映しだされた
「今は拮抗しているがこの戦闘は連合側が負ける…俺達は目標を無力化後、この戦闘に介入し両軍を撤退させる、元康、発見次第攻撃開始だ…うち漏らすなよ?」
「任せなって!1機も漏らさねえよ」
「エミ、レーダ監視を厳に、エリ、波動防壁展開、光学迷彩解除…時雨船の速度を上げてくれ」
そして数分後にエミの見ているレーダーに反応があらわれた
「熱源複数、照合…ザフト艦、目標の艦隊と思われます」
「元康…初弾外すなよ?」
「シュウは俺をもっと信用しろよなぁ…この元康様が初弾を外すなんてありえねぇよ!」
ドキューンと音を立てて全主砲から放ったビームは、ザフト艦すべてのエンジン部に直撃、航行不能にした
「いい腕だ元康、NJは船に積まれているはずだ、航行不能になった今彼らがとると思われる行動は、護衛のMSに運搬させることだ、NJと思われるものを持っている敵を優先的に破壊しろ…それ以外は無力化しろ」
修一の予想通り、敵はMS部隊にNJを運搬させる作戦にでた、船に比べMSは小さく、素早いため照準がつけにくい、だが元康の腕とシグレの砲精度の前ではその優位性はあまり意味がなく、NJを抱えたMSはすべて主砲の攻撃により消えていった
「目標の反応消失、第一目標の達成を確認しました」
「わかった、時雨第二目標に向かってくれ」
「ん…わかった」
ものの数分で目標を達成した修一たちは、次の目標に進路を変えた
薄暗い空間の上部、大型モニターには今現在行われているザフト軍と連合軍の戦闘が映されていた。
「やっぱり連合側が劣勢だね~」
「そりゃそうだろ?MSなんて出されちゃうちにある航空機の半分くらいの力を持ってる機体か、相当な腕がないとMAで倒すのは無理だろ、船もそうなんだけどさぁ?今の連合の戦力じゃ勝ち目薄いぜ?」
「そんなことも言っていられない、ここが落とされたらザフトは地球に対してやり放題だ、それにNJ攻撃は止めなきゃいけない」
「NJなんてよく作りやがるよ…たくなんてもの作ってくれんのかねぇ?ザフトさんはよぉ?」
「そのために今回の戦闘ではなるべく殺すなといったんだろうが…俺たちが手を出さなくても確かにこの戦争は終わる、3年…いやもしかしたら2年ほどで終わるかもしれない、双方ともお互いを滅ぼすことしか考えていないからな、その時戦争を終わらせるのも連合でもザフトでもないだろう…だがそれでは遅すぎるんだ、長く続けば続くほど人々の恨みは強くなる、人の恨みはすぐには消えない、お互いが手を取り合い生きていける世界にするには最低でも100年はかかるだろう、俺たちはそんなに悠長にはしていられない、戦争が終わるまでに2年…そんなに長く続けないために決めたんだろ?」
「そうですね…多めに見積もって考えたプランB…戦争への武力介入によって戦争を犠牲を減らしつつ2年かからずに終わらせる計画、正直無理がありますけど決して不可能ではないですね…それに修一さんがいるんですもん、絶対にできますよ!」
「はいはい、シュウがいれば百人力ですよ~だ、それよりそろそろ参加しないと連合は防衛線が崩れてきてるぞ?」
「…そうだな、時雨、全速力で両軍の真ん中に向かってくれ」
「わかったよ」
「全員戦闘準備!」
ザフトと連合の戦闘はザフト軍の優勢で進み、連合軍は防衛線の維持ができなくなっていた、そんな時、戦闘中の両軍の間を青い光が貫いた、青い光がビームだときずいたときにはもう遅く貫かれた船はエンジンをやられ航行不能になっていった。
航行不能になった船に乗っていた者たちは、見た…巨大な船がビームを打ちながら進むのを…
…………
………………
……………………
時は少し戻り、宇宙戦艦シグレは作戦行動地点に到達した
「作戦地点到達、これより作戦行動に入ります」
エミの言葉を聞いて気を引き締める
「これより作戦行動に入る、元康!主砲ビームに切り替え、目標は連合、ザフト艦の武装、エンジンのみ…絶対に沈めるなよ、エリ、波動防壁展開、GN粒子散布通信を遮断しろ、エミ両軍に通信、撤退しろと伝えろ!時雨このまま突っ切れ!」
シグレは砲を左右交互に向け撃ち放つ、放たれた光はいともたやすく敵の装甲を貫き無力化していく
それを見ていたMSが船に迫る
「修一さん敵MS接近7時の方向きます!」
「対空機銃迎撃開始!できるだけ武器を狙わせろ!」
ザフト軍MSはシグレから放たれるビームの雨を必死に避けるが足を撃たれ腕を撃たれとするうちに、動かなくなった
「てきMS沈黙、搭乗者も死んではいないと思います」
「わかった…この戦闘はあまり死者を出さないことに意味がある、あまり殺すなよ」
その後は戦闘という戦闘は起きず、シグレの独壇場になった、数分後連合、ザフトともに撤退をはじめ、この戦闘における修一たちの目的は終了した。
そして帰路に付こうとしたとき、レーダーに熱源反応が現れた、大型の熱源を追うようにして後ろから迫る2つの小型の熱源、どうやら戦闘はまだ続いていたようだ
「戦闘を終了させる、だがその前にあの艦がどこに行くのかが知りたい、エリGN粒子散布、時雨進路変更、主砲の射程圏内ぎりぎりを維持、側面に向かう」
修一たちは連合の艦1隻とMS2機の戦いを見ていた、艦は同じ連合の艦を盾に急上昇し縦旋回、上からビームやミサイルを叩き込んで敵のMS1機を落としたが、もう1機を落としそこね、接近を許し危なくなったところで機銃で落としていた、
「へえ…連合にもいい腕の指揮官いるじゃない」
「わかんねえぜ?ただ操縦者がうまかっただけかもしれないぜ?」
「…どちらにしろあの船の指揮官は要注意だな…エミ帰ったらあの船の乗組員と戦歴を調べてくれ」
「修一さんの頼みなら喜んで!…ッ!レーダーに感…敵MSです!連合艦被弾これ以上のダメージはあのタイプの船では耐えれません!」
連合軍の船にMSの弾が当たり爆発を起こす、連合の船は最重要区画(バイタルパート)に攻撃が当たらないように回避運動をするが、MSのいる場所が死角の様で落とすことができないでいた。
「主砲1番、目標敵MS腕部、1発で撃ち抜けよ」
「あいよ」
シグレが放たれたビームは連合艦の傍を通ってMSの腕を貫いた
「さすが元康、いい狙いだ、エミあの船に撤退するように伝えろ」
連合の船は少しの間停止し、月方面に向けて進路をとった
「…連合艦の海域離脱を確認、本作戦の目標を達成…作戦終了です」
作戦が無事成功し、皆一息ついた
「作戦終了、基地に帰投する、皆お疲れさま、時雨もな」
文句ひとつ言わず、船を操作やミサイル、機銃の操作などをしていた時雨、時雨にねぎらいの言葉とともに頭をなでてやる
すると目を細め、気持ちよさそうにしていた
「ん…私頑張った、だからもっと褒めて」
※時雨が頑張ったのは、相手を無力化することだけに集中したということである
「…いいなぁ(ボソ)」
羨ましそうに二人を見る少女とその少女をにやにやしながら眺める2人の男女、ここが今までミサイルやビームが飛び交う戦場だったのが嘘のような光景だ…
「さて、ふざけるのもここまでだ、レイズがやらかしていないかが心配だからな、急いで戻るぞ…ワープ準備」
「目標座標、冥王星…座標固定完了、ワープ開始まで1分だよ、皆安全ベルトをちゃんと締めてね、特に元康ちゃんと締めないとまた椅子から落ちるよ?」
カウントダウンの音が鳴る船内で慌ててベルトを締める男がいた、数字が0になる時には船は光を纏い、消えていった、後にはキラキラと光る光の残光だけが残された
寝ます…見てくれた方ありがとうございます(´・ω・`)
※しばらくの間タグに【不定期更新】と入れます、ひと段落付いたら抜きますのでご了承ください。
※地味に話を変更しました…仕事の合間合間に書いていたためどこでどういう風に書いたか忘れることが多々あります、今回指摘してくださった方ありがとうございました
m(_ _"m)