【読切作】Sword Art Online〜Unlimited Incarnation〜 作:なおTEL
ショー(syo.)
スズカ(suzuka)
カジノ(kaxino)
ロークス(Locus)
トニー=ヴィンセント(Tony=Vincent)
マードック(mardoc)
チャン(chann)
ナヴァル(Naval)
ティト(titos)
エムロ(emero)
エックス(X)
カイエン(kaien)
プリースト(Priest)
ロット(lot)
ミケーラ(micaela)
ダオバ(daoba)
ハーミット(HermiT)
ショー(syo.)
葉山翔
ソードマン(曲刀使い)
誕生日は2002年7月17日。SAO開始時2022年11月時点では20歳。クリア時点では22歳。
最終レベルは89。
パーソナルカラーは深緑。
一流大学に通う大手製造会社ハヤマの御曹司であるが、父である雄介の教育方針によって小学生の頃から裕福ではない祖父母の家に預けられ、さらには中学から父の知人である武道家が営む道場にて泊まり込みで文武両道の生活を送り、大学生となって一人暮らしを認められるも当然その援助は微々たるものといった決して楽ではない青春生活を送っていた。反面、母親は結構な頻度で訪ねたり、最低でも月に一度は必ず親子での食事があったりと翔の早熟な悟りこそあれ決して親子関係が冷め切っていることはなかった。それでもやはり父親が決めた道筋を歩むことに対するわずかな反発心は隠せず、日常でも度々非行に走ることもあり、SAO内でも元来の真面目な性格からマニュアルを重んじながらもセオリー外な行動をしばしば取ってしまう。
雄介から贈られてきたSAO同梱版「ナーヴギア」を使用したことでSAO事件に巻き込まれる。このナーヴギアは知古であった茅場から雄介が譲り受けた非正規品であり、病に侵された自身とは違う「強い男」となるべく、そして幼少から夢を語らなくなった翔に夢の世界を見せるべく雄介が課した最後の試練としていた。後に彼の病室にてこの事を謝罪されるも、その言動から最初から生還を信じて疑わなかった息子に対する信頼が確かにあった。
ゲームの知識は乏しく、友人から提供された程度の娯楽知識しか持たないが、順応力は高くVRMMOの空間にも早い段階で適応している。
始まりの街にて茅場からのデスゲーム宣告から混乱する大衆に巻き込まれた子供達を保護してその生活を守るべく、そして自らもゲームから脱出するために攻略に乗り出す。
第一層迷宮区にてスズカが発動させた罠に巻き込まれてトニーと出会ったのをきっかけに彼らと交流していき、二人の存在が以降の攻略にて彼に少なくない影響を与えていく。
とあるイベント攻略にてアルゴの依頼を共に受けたことを機にスズカとはパーティ専用イベントの攻略のために度々パーティを組むことになり、その都度彼女のうっかりに付き合わされることになる。
《
以降プリーストとは浅からぬ因縁の元、彼を黒幕とした事件に多く関わることになる。
《圏内事件》を利用したプリーストの策謀によりスズカとアルゴの身がわりとなる形で犠牲となったトニーの死によって憎悪と悔恨といった負の感情がショーの精神を満たし、プリーストとの再会をもってその感情が爆発。システムの範疇を超えた《黒い刃》にてプリーストの右腕を切り落とし、SAO内には存在しないはずの痛みを与えた。
事件の後、リーダーの死による不在から混乱する《渡り鳥》の中で最も支えとなっていた存在を失い無気力となったがこれまでSAOの中で関係を築いてきた仲間たちの言葉に再起、ギルドをカジノ達とまとめあげ、次期リーダーとしてギルド復興に尽力した。
この事件をきっかけに《黒い刃》を始めとしたシステム上ではあり得ない現象について共に考察する様になったヒースクリフの正体が茅場晶彦ではないかと勘づくも、諸々の事情を鑑みそれを口にすることはなかった。
《最後の日》の決戦にてゲームクリアのアナウンスが流される中でプリーストに最後の一撃を振るうと同時に光に包まれた電脳世界の中でヒースクリフこと茅場晶彦と対面。アインクラッドの真実と彼の真意を知ることになる。
曲刀武器を活かした斬撃に特化した攻撃と見切りを主体とした流水の如く流れるような回避からの反撃と連続攻撃が特徴の戦闘スタイルを取り、中でも優れた動体視力と集中力、武術を学んだ経験が可能とする見切りは一度だけデュエルを挑んだ【閃光】の異名を持つアスナですら捉えるのは困難と称賛する(ただし本人は「超ギリギリで生きた心地がしなかった」「完全決着モード(長期戦)なら負けてた」と語っている)。その見た目と戦闘スタイル、《渡り鳥》としての活躍から【旋風】【翠飄の剣士】【逃げのショー五郎】【つうかこっちの攻撃が全然当たらないんだけど】【残像だ(見えない)】【あいつ実はニンジャなんじゃね?】【むしろニンジャはスズカちゃんだろJK】【スズカちゃんマジ天使】【むしろ悪魔っ子】【スズカたんひんぬー可愛い】【スズカ様のちっぱいマジ絶ry……の二つ名を持つ。
アバターの容姿はSAOと旧ALOでは灰を被ったように色素が抜け落ちた黒髪以外は現実と変わらぬ毒気のない優顔であり深緑のコートを纏っている。武器はゲーム終盤で入手した高難度イベントボス【翠飄獣フェンガロン】討伐MVP報酬である翡翠色の魔剣【翠飄剣フェンガロン】を装備している。
新生ALOでは種族をウンディーネとして現実よりやや長めの髪を後ろでひと結びにしており、顔立ちや背丈は現実より幼いものとなっている。装備はリズベット手製の曲刀を使用し、サポート用に補助魔法や回復魔法を修めた魔法剣士。
GGOでは筋骨隆々の巨漢。その顔つきももはやマフィアの首領にしか見えない悪漢のものであり特に初対面のプレイヤーと接する度に地味に彼の心に傷をつけていくがスズカには好評らしい。
UWではラースが保有していた準スーパーアカウント・魔神テーヴァンを使用した事で現実の容姿を銀髪金眼の魔人族のものにリテイクした見た目となっている。
スズカ(suzuka)
高月雫
アサシン(短剣使い)
誕生日は2007年12月8日。SAO開始時2022年11月時点では14歳。クリア時点では16歳。
最終レベルは92。
パーソナルカラーは紫苑(薄紫)。
目的のためならオレンジプレイヤーになることも厭わない冷静沈着な性格であり、誰に対しても一方的な利潤関係を求めず損得勘定にもシビアな思考を持っている。
数少ない攻略組女性プレイヤーとしてアイドル的な人気を博してはいるが色々と女として残念な面があり、SAOにダイブしてからハーフポイントでのボス攻略会議の日にアスナに強制連行されるまで意味がないからと入浴(シャワーを浴びることすら)していなかったこともある。曰く、スカートの類は履いたことがない。彼女のうっかりに巻き込まれる者曰く「地味に抜けている」が、致命的な失敗は少なく、ほとんど自分で無自覚にスルー&カバーしているため自覚がない。
高月財閥の令嬢である(大人に対する厳しい態度と利潤と損得の観念はこの出自から)が、当主にして科学者である母の影響で機械工学と電子工学に精通しており、その延長線上で自作のゲーム作りも嗜んでいる。さらに今は亡き父から古流剣術の技術を伝授されており、その剣技は実戦的かつ合理的、こと対人戦においてはSAO内最強の呼び声も高い。
弟と妹を一人ずつ持つ三姉弟の長女である。本人に良い姉でいた自覚はないのだがしかしよく懐かれていたらしい。
財閥のコネを利用して親子でβ版に参加。その類稀なる才能を発揮してベータテスター内では最上層まで切り抜いた。
仕事の都合で家を出ていた母を差し置いて本サービスにログイン。始まりの街でのデスゲーム宣告を受けて即座に自身が生き残るためにベータテスターとしての知識と経験を基に動き出す。
連日徹夜の末に安全地帯を目前に油断したちめにうっかり罠にかかり、これに巻き込まれたショーと先に罠にかかっていたトニーと共に第一層迷宮区裏ダンジョンを攻略した。
それ以降はビーターの一人としてソロをメインにしながら度々イベント攻略などでショーと行動を共にしている。そのことをアスナを始めとした女性プレイヤー陣に指摘されるも、本人に自覚がないのか性格の問題か至ってシラフな反応しか返ってこない。しかし、一人の人間としてショーのことトニー共々信用しており、その関係性を「自分についてこれる貴重な相棒」と考えている。
自らの失態でトニーが死んだことを悔やみ、彼の意志を継いだショーがリーダーとなった《渡り鳥》のメンバーとなり《
七十五層ボス攻略と同時期に始まったプリーストとの決戦にて自ら陽動役を引き受けてプリーストに一矢報いた形で引き摺り出したハーミットと戦い、殺害した。
SAOから生還してしばらく、チャンこと張典明の訪問から事件が収束していないことを知る。
アバターの容姿はSAOでは現実と変わらず背中まで長く細く結んだ一房以外は肩口に切り揃えた黒髪に無駄のない肉づきの細身の美少女。
旧ALOでは種族をインプとした妖艶な雰囲気を醸し出す豊満な美女となっていたが本人曰く非常に戦い辛いという理由から新生ALOではデータを消して同じくインプの短髪長身の健康的な少女となった。
GGOでは現実以上に目つきの鋭い金髪美女となっていたが、やはり邪魔な肉の塊が気になり戦闘中は常に不機嫌に戦場を駆けながらベレッタM8000-Gと多量のナイフにチタンワイヤーで敵を容赦なく駆逐する姿から【
UWではSAO同様に現実のまま。慣れない西洋剣を手にしながらも整合騎士に引けを取らない剣技でキリトと共に戦う。
カジノ(kaxino)
真田直己
スレイヤー(両手剣使い)
誕生日は2003年3月12日。SAO開始時2022年11月時点では19歳。クリア時点では21歳。
最終レベルは90。
パーソナルカラーは明朱。
自称三流大学生ゲーマー。あらゆるゲームを堪能しており、ゲームセンターのレトロゲーからボードゲーム、知能ゲーム、果ては野外のサバゲーとそのジャンルは手広く網羅。
非常にまっすぐな性格で大胆不敵でありショーとも気が合うが、お調子者な面もある。しかしそんな明るさも自身の臆病な性格を隠すためのもので危機に瀕すると動揺しやすい。
全てのゲームにおいて万能というわけではないが(むしろ器用貧乏的な面が強いが)VRMMOには向いていたためベータテスターとしてSAOに対する少なくない知識と高い技能を誇り、第一層から攻略組に参加している。
始まりの街にてデスゲーム宣告のチュートリアルを終えた時はそれほどの動揺はなく、あくまでゲームクリアのために早期に動き出した行動力を持つが、いざ死に直面すると元来の臆病な性格が浮き出て動揺を隠せなくなり、ボス攻略にて多くの死者を出した二十五層クリア後は一時攻略行為から離れていた。その時に流浪した先の始まりの街にて出会ったショーと彼が保護する子供達と生活する内にこの世界で自分にできることを考え、改めてゲーマーとして攻略組に復帰する。以降のボス攻略で目覚ましい活躍を続けたことで、その朱い装束と大剣を振るった激しいバトルスタイルから【烈火】の異名で呼ばれる事となる。
《笑う棺桶》討伐戦においてもキリトらと共に切り込み隊長を務めて勝利に大きく貢献した。
SAO《最後の日》にてかつてパーティメンバーとして最前線を共に戦った《
SAO事件が終息して現実世界の大学生に戻った中で平穏な日本の生活に違和感を覚えてしまった彼は再び仮想世界《ガンゲイル・オンライン》に降り立ち、二つの事件に遭遇する。
ちなちにアバターネームの本来の発音は「カザィノ」であるがβ時代まともに呼ばれたことがなかったためそのまま日本人向きに「カジノ」読みで名乗るようになった。
アバターの容姿はSAOでは現実と同じく平均より小柄で焦げたような赤毛と滾るような灼眼に全身を朱く染めた装備に身を包んでおり、その背には第五十層迷宮区裏ダンジョンフロントボスのLAボーナスである黄金の魔剣【クリュサオール】が担がれている。
新生ALOでは長身痩躯のサラマンダーであり、SAO同様に全身を朱い装備で揃えているが武器は両手剣からポールアクスに鞍替えしている。
GGOではハリウッド俳優のようにワイルドな美丈夫であり、育て上げたSTR値に物を言わせマグナム仕様の二丁のS&W M19と一丁のS&W M500を常に携帯し愛用している。というかリボルバーしか持ってない。「リボルバーは浪漫だよ浪漫」。
ロークス(Locus)
桐原大和
ソードマン(盾無し片手剣使い)→ファイター(エクストラスキル《鉄拳》/ユニークスキル《真拳》)
誕生日は2006年4月7日。SAO開始時2022年11月時点では16歳。クリア時点では18歳。
最終レベルは90。
パーソナルカラーは空色。
丸めの童顔でありながら鋭い目つきと日に焼けた浅黒い肌が特徴の男子高校生であるがその性格は基本的に唯我独尊な俺様キャラ、というか田舎の不良リーダーとして地元では負けなしのガキ大将であり己の存在を誇示したがるのだが自らが認めた目上の人間に対する礼儀は欠かさず、同時に仲間想いでもある。さらに強者は強者として弱者を守るべきという独自の美学を持っており、面倒見のいい面がある。
かつて駅のホームから落ちた子供を助けた際に右足を切断しており、大地主であった助けた子供の祖父の感謝と厚意から都会の病院にて最新技術による試作型義足の試験運用者となる。
最新鋭の人工皮膚と擬似生体電気を用いた最新式の義足によってナーヴギアにも対応したことで仮想世界を楽しんでいた通院生活の中、贈られてきたSAOをプレイしたことでデスゲームに巻き込まれる事になる。
第一層のイベント《森の秘薬》にて危なっかしいプレイをしていたショーを見かねて本人曰く仕方なくMMORPGの基本的知識や戦闘のコツをレクチャーする。
それからしばらくはソロプレイヤーとして活動していたが、二十二層の集団参加型イベントのボス戦にてトニーに危機から救ってもらったことから彼に憧れて《渡り鳥》にギルド入り、実働部隊員としてトニーを「旦那」と慕う。
序盤は筋力型盾無し片手直剣という戦闘スタイルを取っていたが、トニーと出会ってから《体術》スキルを磨き、彼の死後、その戦闘スタイルを完全に引き継ぐために高難度イベント《無頼の七夜》を攻略、《体術》スキルの完全上位互換となる《鉄拳》スキルを取得。後にユニークスキル《真拳》を会得する。
SAOでは白髪に染めた以外は現実のまま目つきの悪い悪ガキのような容姿であり、鮮やかな淡い青色の軽装備を取っている。
新生ALOではノームの種族を選び現実とは対照的な大男の容姿となっており、体術特化のエクストラ、ユニークスキルを失ったことで改めて盾持ち片手剣を装備している。
トニー・ヴィンセント(Tony=Vincent)
伏見宗介
ファイター(ナックル使い/エクストラスキル《鉄拳》)
誕生日は1994年5月20日。SAO開始時2022年11月時点では29歳。
最終レベルは70。
パーソナルカラーは黄土。
攻略支援中規模ギルド《渡り鳥》の団長。
本職はゲームデザイナー。主にモンスターデザインを担当しており、SAOでもデザイナースタッフの一人として多くのモンスターを手がけた(そのモンスターの尽くほとんどがどこかで見たことのある怪獣っぽいのはご愛嬌)。
第一層迷宮区の裏ダンジョンでショーとスズカを助けてからは度々ショーと行動を共にするようになるが、基本的には最前線に立ちながらも中層プレイヤーの支援を行って攻略の橋渡し役を担っている。その形として攻略兼中層支援ギルド《渡り鳥》を結成し、成り行きや諸々からロークスを始め、ショーとカジノを前線実働部隊として仲間に加える。
体術をメインとした常識外れ且つ無謀なその豪快な戦闘スタイルは多くのプレイヤーの度肝を抜き、ロークスを始めとした一部のプレイヤーからその人情溢れる人柄も相まって兄貴分として憧憬の対象となっていた。
《圏内事件》から端を発した事件に介入するも、第四十四層にてレッドギルド《
マードック(mardoc)
高澤隆二
ランサー(盾持ち片手槍使い)
誕生日は1995年1月24日。SAO開始時2022年11月時点では27歳。クリア時点では29歳。
最終レベルは79。
パーソナルカラーは黄色。
《渡り鳥》の副団長にして中層支援支部部長を務めるトニーの右腕的存在。
ギルドの前線組となる攻略実働部隊のタンクを務める傍らギルドの中層支援支部を運営している(しかし五十層を超えてからはトニーにより実働部隊から外されている)。並外れた記憶力から主にギルドの人材と財務を管理しており、ギルドメンバーだけでなく支援管理下にある全てのプレイヤーの名前と各々の活動範囲を把握している。
トニーの死後、ギルド存続に揺れる《渡り鳥》を支え抜き、混乱を纏め上げたショーに次期リーダーを任せると副団長として彼のサポートに尽力した。
現実では地元市役所の市民生活課に務めており持ち前の朗らかな人柄とその記憶力から課内どころか役所内で最も人望が厚かったらしく彼を望んでの相談者が後を絶たなかった。そのためSAO事件終息後に現場復帰するのはそこまで難しい事ではなかったらしい。
新生ALOではアップグレードされた「アインクラッド」を今度こそ最後までクリアせんと地元の学生達を率いてギルド活動に勤しむ日々を過ごしている。
チャン(chann)
張典明
ランサー(長刀使い)
誕生日は1990年2月1日。SAO開始時2022年11月時点では32歳。クリア時点では34歳。
最終レベルは85。
パーソナルカラーは濃紺。
プレイヤー間のトラブルを専門とする《情報屋》にして自称《探偵》の一見怪しいグラサン壮年プレイヤー。
その見た目と不躾な態度とは裏腹に《情報屋》としての腕は確かであり、プレイヤーに関する情報においては《鼠》に負けない情報量と正確性を有している。何より現実世界で刑事を務めていた職業柄、その手の活躍にも一躍買っている。
危険な犯罪プレイヤーをも相手にすることから日々レベリングは怠らず攻略組とも遜色ないステータスと実力の持ち主。
トニーが最も信頼する《情報屋》であり、ショーも紹介されてからはアルゴと共に贔屓している。
彼の齎した情報は多くの犯罪者プレイヤーの摘発に役立ち、《
その正体は内閣防衛大臣直轄総合幕僚長の命によって《NERDLES》技術の最先端たる《ナーヴギア》の性能調査目的としてそのスペックをフルに活かすと謳われたSAOを体感するためにログインしたエリート自衛隊員。階級は特務三佐。だがそれすらも仮の姿とも言え、その本職は自衛隊の情報収集を目的として潜入した公安警察であり、刑事を自称したのもそのため。
第二号死銃事件の後にプリーストの恐るべき正体に辿り着き、公安と自衛隊に対してオーシャン・タートルに乗り込む手配をした。
バツイチとかなんとか。
ナヴァル(Naval)
第二十五層まで攻略組としてカジノとダオバとの三人パーティを組んでいたレイピア使い。あくまでも普通の学生であったために攻略を続ける事ができずにカジノとダオバの離脱も手伝って前線から退いた。
後に自らの命惜しさにPoHに言われるがまま彼の凶行に加担し《
ティト(titos)
裁縫屋を営む職人プレイヤー。
主に女性にカリスマ的人気を誇る同業者であるアシュレイとは対照にSAO内のプレイヤーの大半を占めるゲーマーの驚異的需要に応えるレイヤー職人。あらゆる時代の、あらゆるジャンルのコスプレに精通しておりレイヤー以外にも高い年齢層に根強い人気を誇る。
エムロ(emero)
エックス(X)
SAO内で【創造神】や【救世主】と崇め奉られている兄妹にしてアインクラッドにおける同人作家のパイオニア。現実でも壁サークルで兄エムロが男性向け、妹エックスが女性向けの薄い本を執筆している。
兄は始まりの街のデスゲーム宣告に混乱し女性プレイヤーのスカートを覗いて最初の黒鉄宮送りとなったプレイヤー(犯罪者プレイヤーのパイオニア)でもあり獄中で自身のような性の被害者を出さないために青少年の性の捌け口を作ることを決めてアインクラッドでの同人誌作りを決意し、妹はベータテスターとしてβ時代に美男子アバターで他の男性プレイヤーと絡むことで自らの同人誌のネタにしていた(兄曰く「恐ろしい事にヤツは自身のアバターに一切の自己投影をしていなかった」)という曰く付きの兄妹でもある。
後に同業者を増やしていき、アインクラッドでも大規模同人即売会を開いていったのだが一度だけ開催日が攻略会議の日程と被ったことで攻略組の大半が攻略会議を欠席する事態が発生し、これに憤慨した【攻略の鬼】によって会場が制圧、規制された事がある。
カイエン(kaien)
第三十七層に定食屋《皆縁》をひっそりと構える女性プレイヤー。
元《渡り鳥》のギルドメンバーであり、《料理》スキルを完全習得(アインクラッドで最初に《料理》スキルを完全習得したのは彼女である)して自分の店を持つまでは《渡り鳥》のギルドホームの食堂を任されていた。
元々は知る人ぞ知る隠れ家的な存在であったが彼女の人当たりのよい和やかな雰囲気と料理の腕から評判が評判を呼んで多くのプレイヤーに親しまれている。
彼女の店では《
現実世界に夫を持つ人妻であり、ゲーム内でもその証明に指輪を嵌めている。アバターネームにして店名である《皆縁》は夫と開いた定食屋の名前でもある。
人生の先達として恋多き悩める乙女の良き相談者でもあり、彼女らのためなら一時間単位でだが店を閉める事がある。そのためアスナからは理想の奥さんとして尊敬されている。
SAOにログインしていることからもわかるように結構なゲーマーであり、プレイヤーとしての実力もなかなかのものではないかとまことしやかに囁かれているが全ての《情報屋》も彼女に胃袋を掴まされているため調査不可。
誰が言ったか【アインクラッドの影の支配者】。
プリースト(Priest)
マスターメイサー(両手棍使い)
最終レベルは90。
パーソナルカラーは無色。
レッドギルド《
自らを《奇術師》と自称するようにシステムすらも騙す数々のPK技を編み出して多くのオレンジプレイヤーを生み出した快楽者。
PoHの歪んだ理念に興味を持って接触してからは彼を囃し立て殊更に裏方に努めるようになり《笑う棺桶》の参謀、という名の脚本兼演出家を務めた。
PoH達が遊びで始めた《圏内事件》を利用して事件を詮索するスズカとアルゴを罠に嵌めて始末しようとしたが彼女達の窮地に駆けつけたショー達によって計画は破綻したかに見えたが、それすらも見越した上で彼ら諸共に結晶無効化エリアとなるダンジョン罠に誘導した。しかし、罠にかかったショー達はトニーの機転により脱出に成功し、トニー一人の犠牲に終わった。初めて殺人に失敗した形容し難い燻りと興奮からショー達《渡り鳥》を挑発するように散発的に殺人事件を手がけ、見事に乗せられたショー達を万全に迎え撃つもショーの抑え切れない負の感情によって顕現したシステムの範疇を超えた《黒い刃》により右腕を斬り落とされて本来あるはずのない痛みとそれを可能にした現象に驚きを隠すことなく撤退した。斬り落とされた右腕はカーディナルによる修正を受けるまでの間あらゆる回復手段をもってしても回復することがなかった。
ギルド活動に飽きたPoHが画策した《笑う棺桶》討伐戦に便乗して脱退。名を変えて最前線プレイヤーとして活躍しながら、新たにパーティメンバーとなった《
最終的には正体を看破されたショーとカジノ、ロークスの三人に追い込まれるもHP全損の直前に皮肉にもゲームクリアが為され、生還する。
SAO事件解決後も現実世界で暗躍を続け、ジョニー・ブラックこと金本敦を始めとした元《笑う棺桶》のメンバー数人と接触した後、また消息を断つ。
復讐心から動くPoHとは異なり純粋に生命の誕生と喪失、希望と絶望に魅せる命の輝きに快楽を覚える異端者であり、SAO事件の三年前まで日本の警察官として多くの殺人事件を自ら手がけて時には無実の人間すら犯人に仕立て上げ逮捕している。この時の快楽殺人の中で殺した《NERDLES》技術関係者のとあるデータと論文を見たのをきっかけに仮想世界に興味を持つこととなり、警察を辞めてまで科学者として独学でとある研究に挑み、これが多くの命を奪う仮想世界の惨劇の始まりとなった。
異端者であると同時に天才というものを人の形にしたような傑物でもあり、SAO事件当時の時点で茅場晶彦の理想に考え至っていた唯一の人物。
ミケーラ(micaela)
ソードマン(盾持ち片手剣使い)
レッドプレイヤー討伐ギルド《
プリーストを崇拝しており、彼の障害となり得るショーを連続職人殺害事件の犯人に仕立て上げて始末しようとしたが、他の《渡り鳥》メンバーの尽力によって計画が失敗した彼女はプリーストのもとに逃げ帰るももう一人の《始末屋》であるダオバに用済みとして殺される。
ダオバ(daoba)
矢来斗真
アックスウォリアー(両手斧使い)
最終レベルは86。
犯罪者ギルド《
プリーストの腹心として多くのプレイヤーを手にかけたレッドプレイヤーであるが元はカジノとナヴァルとパーティを組んでいた攻略組プレイヤー。
現実世界ではSAO事件に巻き込まれた年の夏にその豪腕をもって全国制覇を果たしドラフト一位指名を受けた天才高校球児にして優等生然とした好青年。
常に両親からの期待に応えて野球エリートコースを歩んできた故に軽はずみに弟のナーヴギアを被りSAOに閉じ込められてしまった状況に人一倍の焦燥感に駆られ攻略組として一日でも早い解放を目指すもクォーターポイントたる第二十五層のボス戦にてレイドの半数が犠牲となった様を見て志は折れ、前線から姿を消す。
その絶望に沈んだ心の隙間をプリーストに浸け込まれ、示唆されるまま攻略の足枷となるプレイヤーを殺害。繰り返される凶行に精神は磨耗し、プリーストの洗脳を受けて《始末屋》となった。
《最後の日》の決戦にてカジノと対峙するが、二年という現実世界では取り返しのつかない時間への嘆きに慟哭しながら最早交わらない友の剣の前に倒れた。
ハーミット(HermiT)
スライサー(カタナ使い)
最終レベルは90。
初期から《DKB》──後の《
しかしながら、ショーとスズカ、アスナは初対面からその目に危険なものを感じており好ましくなれなかった。事実として《DDA》の中で《
パイプ役を担いながらもプリーストとは《笑う棺桶》の消滅まで直接的な接触はせず、レッドプレイヤーとしての彼の影を務め、プリーストが名を変えて攻略組として表に出た際には彼を影としていた。
プリーストとはリアルからの付き合いで幼き日から彼を憧憬しており、中学時代には彼と共に自身の姉を殺して初めて完全犯罪を成し遂げた。
《最後の日》にてプリースト討伐に動いた《渡り鳥》に奇襲を仕掛けるもスズカの奇策にかかり撤退の許されない一対一の状況に持ち込まれて彼女と対峙、三十分の死闘の末に必殺の一撃を躱されてその首を落とされた。
彼の死に、唯一の友を失ったプリーストは生まれて初めての涙を流した。