こういうザギがいてもいいよね!?
(んん……ここは?)
あれから何があった?俺……死んだのか?
そして目を開け……ん?瞼の感覚が無い!?
いつの間にか広がっていた視界に映っていたのは変な機械と気泡。目に映る物全てが水色に着色されている世界は異様過ぎて何が起きているのか全く把握できなかった。
ゴボボボボ……
「§$%△▽◎◆○□!」
誰かが叫んでいるらしい。だけど何て言ってるんだ?日本語ではないことからここは日本じゃないってことか?……というかこんな液体が入った装置なんて普通あるか?ドラ○ンボールの治療カプセルじゃないんだぞ?
ふと自分の腕を見てみると…黒色だった。まるでショッ○ー隊員のような色をした手の平はとてもじゃないが自分のとは思えない。が、実際握ったり開いたりできることからやはり自分の体なのだろう。(決して「イーッ!」とか言いません)
そして気が付いたことなのだが、現在俺の体には大量のコードが繋がっていてまるで点滴……いや、バイ○ハザードの生物兵器B.O.Wでも製造してるかのようだった。
(今の俺……一体どんな姿してんだろう……)
そう思い自分を包む容器に触れる。すると……
ミシッ……ビキッ……
「ゴボボ!?」(え!?)
目の前のガラス?アクリル?にヒビが入り蜘蛛の巣のようになっていく。
(あ…、やべ……)
容器が砕け散る音と共に自分が浸かっていた液体が目の前の人達のいる空間に流れ込む。
(あわわわわ……やべ…溺れてる人いる……)
かなりの量の液体が流れ込んだことによって何人かの白衣を着た人が水面でバシャバシャともがいており、何か申し訳ない気持ちになってしまう。
目の前で小人がアップアップとしている感じだ。体が馬鹿みたいに大きいのでしゃがんだ体勢で一人ずつ背中の服をつまんで腕に乗っけていく。……虫を水溜まりから助けるような?なんだろうこの感覚……。
全員助けたところで何か知らんが歓喜してた。やっぱりこの体を作り出した研究者達なのかな?
一体俺は今どういった状況なのだろうか……。
**それから**
何か色々あって体が縮みました。それも人間サイズに。体デケーなくらいにしか意識してなかったけどそれに合わせて勝手に体が縮んでくれた。うむ、苦しゅうない。
話は変わりテレパシーのような意思表示で伝わってきたことだが……やはりこの体は人工的なものらしい。
名前は言われなくてもわかった。割れた容器の一部に反射した自分の姿を見たときはそれはもう驚愕の一言に尽きる。
ダークザギ……それが今の自分だった。
(あれまー……)
わなわなと体を震わせ自らの顔をペタペタと触っていく様は彼らには不思議だったことだろう。
(なんで俺……ザギになってんだ?)
神様に会った覚えも無いし願掛けした覚えも無い。てか何だザギになる願掛けって……あれか?(だーくざぎ に なりたいです)みたいな幼稚園生の七夕の願い事とかか?俺そんなこと書いた覚え無いし……むしろ(ウルトラマンティガになりたい)とは遠い昔やった覚えがあるような……。
光の戦士でないことはけっこう利点が大きいかもしれない。偽者とはいえそれなりに活用できる能力が割りとあったり……ニセウルトラセブン、エースキラー、ティガダーク、ウルトラマンシャドー……他にも似たような存在は多々あるが、それぞれが能力や光線技を持っていたりしてメリットがけっこうあったりする。
そして何よりも時間制限のカップラーメンが存在しない。……ここまで味方になったら心強い存在が他にいるだろうか?
つまり言いたいことは悪のウルトラマン割りとチートやん!ということ。
……ふぅ。何だか熱く考えると少し疲れた。
さて、話は変わって現在の場所……先程とは違い小さな個室のようなところで検査?のようなものを受けていた。真っ白な光景は近未来な研究所を連想させる。変な光当てられたりして少し焦ったが何事も異常はなく終わったが……この施設って一体何処?聞こうにもテレパシーの仕方がわからないため話しかけられない。日本語も通じないし……。
暇な時間の間絵本を読んでいた。勿論字なんて読めないが、絵を見ればだいたいの物語の内容は伝わってきた。
話はこの星と化け物と……ノアだった。白い目に銀色の体。おまけに背中からトゲ(ノアイージスです)が生えている姿はネクサス世代が見れば誰でもノアと答えるだろう。物語はこんな感じだった。
ある時宇宙から正体不明の生物がやって来る。
突如来た奴等はこの星を襲い始め多くの命が犠牲になった。
対抗できる策が無い、そんな時に
見たこともない力を使い神は次々に化け物を消していく。
そしてこの星はどうにか難を逃れた。
そして残された《彼ら》はまた来るかもしれない脅威に備えて対抗策を練った。
その結果が俺のこの体だろう。……ってことは?これダークザギじゃなくてまだウルティノイドザギの状態じゃないか?
鏡がないか探すと……あった。鏡を覗き込むとそこに映った顔は……ザギだった。が、1つだけテレビで見たものとは異なる点が。それは目。テレビで見たときは真っ赤な色をした目だったのが今の俺は黄色い目……あの時持っていたソフビ人形をそのまんまにした感じだ。
目に触ってみるが痛くない…ゴーグルでもしているかのようだった。頬に触れれば陶器のような硬い感触、弾力性は皆無でツルツルと指が表面を滑っていった。
力がみなぎる等といった感覚はイマイチまだピンとこないが、握力とかが重機レベルでかなり強化されていることはわかった。壁に手をおいてアキレス腱を伸ばすつもりが壁に穴が開いた……責任者の人ごめんなさい。
数日後
今日は外に連れていかれた。見たこともない景色なので警戒心丸出しで連れていったが……別にこれといって何もされなかった。指導者みたいなのが来て何かを説明されるが生憎何て言ってるか理解できない。……さーせん。
項のところにあるらしい何かにコードを接続され頭になにかが流れ込んでくる。光線の発射方法だった。感覚論でしか説明できないようなことまで頭に入ってきてあたかも今まで自分で行ってきたかのような記憶?方法?がどんどんと流れ込んでくる。
(うわっ…………うぅ……)
一気に流れ込んできたからなのか少し頭痛に襲われるがどうやら入力は終わったようだった……項からコードが引き抜かれる。
そして少し離れた所に突如現れる白い球体、的だろうか?近くにいた人に視線を向けると頷かれた。よし。やってやろう。
右手を握りしめエネルギーやら気やらが溜まるようにイメージ、充填する。開始から1秒と経たずに充填が完了したら的に向けて腕を突きだす……するとよくある《ビュゥン!》というビーム音と共に灰色の光弾が拳の先から発射され的を粉砕する。
(……まじでか……)
見ていた人たちは「オーッ!」と喜んで驚いていたが、撃った本人がこの中で一番ビックリしていると思う。
……多分今のはネットやゲームで言われている技名の《ザギシュート》なのだろう。……ということはあとのグラビィティ、シールド、ブリザード、ウェーブ、スパーク、そしてライトニングザギも可能ということかもしれない。あまり劇中で晒されることが無いものだったがそれなりに強力なはず……。もっと実験したい。
(おかしい……いくら撃ったところで全然疲れないぞ?)
あれから一時間ほど的撃ちを繰り返しているわけだがこれといった疲労感が全然こない。体の燃費が良いのか、ぶっ続けで運動しても大丈夫なのだ。
そういえば俺はあの培養カプセルから出た後にこれといった補給は行っていない。……俺って何で動いているんだ?無限軌道か何かか?
これ以上考えるのはよそう。何故だかしちゃいけない気がする。
短いうえに駄文すみません。他の作者さんのDDを見たりして原作の崩壊の仕方を探ってみようと思います。