カゲロウ・ストラトス   作:人類種の天敵

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ども、天敵です。今回は背きたくなる話、シンタローの辱め会です
あんま辱めてないのはご愛敬


目を背けたくなる話

 

「ーーーであるからして、ISの基本的な運用は現時点で国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用をした場合は、刑法によって罰せられーーー」

 

『ちょっと!ご主人!授業はちゃんと受けないと分かりませんよ?』

 

「……もう覚えたに決まってんだろ…」

 

左手で頬杖を突いて政府の関係者から渡されたISの参考書をパラパラパラとめくる

 

『ご主人の目に焼き付ける、使えるか使えないかっていうと、微妙ですよねー。何でも忘れないのは良いんですが、たまには忘れたい記憶だってあるんじゃないですか?』

 

イヤホンからエネの甲高い声が響く、因みに授業前に山田先生から。授業中はイヤホンを外して下さい。と言われたが「これは、楯山研次朗が自分用に作ったISサポート用のAIで、分からないことがあればこれに教えてもらってる〜〜」と言うと、「わ、分かりました」と言ってくれて、授業中の使用を許可された

 

(ふふん、どうだエネ。俺だって喋れるんだ。何もコミュ障ってわけじゃねーよ)

 

(とか思ってるんですかねーご主人)

 

スマホの中の電脳世界。そこにいるエネが手に取った動画、そこには

 

「え、とかわこ、これはわは、た、てた楯やみゃ……た、楯山研次朗って研究者がお、おおお、俺用に作ったISサポートのIAでわわ、わ分からないことがあたら、こ、ここれに教えてくぁwせdrftgyふじこlp(^q^)」

「わ、分かりましたので落ち着いてください!し、シンタロー君!?」

 

(ぶふっ!!こ、これはぁ!ご主人動画の中で1、2を争う面白さですねぇ!!www)

 

「えー、ではこの中で分からないところがある人はいませんか?」

 

『ご主人、もう1人の男の子はどうですかぁ?』

 

「あ?ああ、織斑か……」

 

織斑を見ると、キョロキョロと首を動かして左右の女子の教科書を盗み見てるような気がする

 

「ダメみたいだな」

 

『みたいですね』

 

1番前の席の織斑がそれをしているために、山田先生が織斑をみて

 

「織斑くん、何か分からない所がありますか?」

 

にっこりと笑ってぶるんと胸が震えた。エネがブチ切れたような気がしたな

 

「あ、えっと……」

 

微妙な空気がクラス中に広がる。頑張れ織斑負けるな織斑

 

「分からないことがあれば何でも聞いてくださいね。何せ私は先生ですから!」

 

『……チッ……』

 

ドンっと胸を叩く山田先生、完璧エネが舌打ちをした

 

「わかりません!!」

 

ズルッ……

 

頬杖していた手がズレて机に顎をぶつける

 

「あ……痛つ……」

 

顎を手でさすさすと撫でる。スパァーン!どうやら織斑が叩かれたらしい

 

「織斑、入学前に渡したIS参考書は読んだか」

 

『IS参考書ってなんですか?ご主人』

 

「馬鹿みたいに延々と難しい単語単語単語を書き連ねたアホでは分からない分厚いだけが取り柄の本だ。書いたやつは読むやつのこと考えてねえな」

 

『へえ、それ全部覚えたんですよね!ご主人!』

 

「ああ、流石に半日で覚えるのはキツかったな」

 

『え』

 

「?何変な顔してんだ?」

 

「って!俺だけじゃなくて!シンタロー!シンタローも分かんないだろ?な?な?」

 

ざわっと周りの視線が集中する。俺を休憩時間に笑っていた女子は全員、プッと笑っていた

 

「何言ってんだ一夏。あれ、単語が多すぎるだけで、覚えられるだろ?」

 

「!!??」

 

「ほう、ならば如月。瞬時加速とは何だ」

 

瞬時加速なら確か

 

「スラスターから本体に向けてエネルギー放出させて、空間にエネルギーの流れを溜めてからそれを一気に点火させて、 急加速をおこなうもの。 外部から推進力を取り込むことで更に加速する技法だ」

 

『お!流石ですね!ご主人』

 

「なるほど、如月は参考書を捨てずにちゃんと読んで覚えたらしい……織斑、貴様と違ってだ」

 

「う……」

 

「織斑、後で再発行してやるから一週間で全て覚えろ。いいな」

 

「え゛……い、いや、一週間でこの厚さはちょっと……」

 

「私がやれと言っている。いいな!」

 

「う……はい……」

 

「織斑……大丈夫だ。1日もあれば覚えられるだろ」

 

『それはご主人だけだと思いますがね』

 

その後は織斑が隣の席の女子に参考書と一緒に読ませてもらい、何とか授業も終了した

 

キーンコーンカーンコーン

 

「ふぅ、終わったか」

 

『ご主人の面白動画の編集だけで授業が終わっちゃいました!』

 

何してんだお前

 

「おま……そんなもん作ってたのか!?」

 

『はい!メカクシ団のメンバー全員に送る予定ですよ?』

 

「消せ!!??いますぐ!」

 

「なあ!シンタロー!!」

 

「『ん?』」

 

俺の机の前に一夏がいた

 

「俺に!ISの事を教えてくれないか!?」

 

「…なんでだよ」

 

「え、いや、シンタローは全部覚えたんだろ?なら教えてくれたって良いだろ?」

 

「…………」

 

腕を組んで考える

 

『ご主人、なんで迷ってるんですか?一夏少年に気軽に教えてやれば良いんですよ!』

 

(いや、一夏の後ろからくるんだよ。オーラが)

 

『?』

 

(カノやアヤノの親父さんみたいな……なんだ?手ェ出すんじゃねえよ…的な?)

 

『……ああ!はいはい前の休み時間にご主人に謝りもしない舐めプの少女ですね!うわぁ!本当にご主人の事睨んでますよwwwお疲れ様ですご主人w』

 

なんで周りには面倒な奴しかいないのか、俺は、はぁ。とため息をついて織斑を見た

 

「悪いが他をあたってくれ。理由は聞くな」

 

「そんな!!」

 

「その代わり、お前の後ろの…知り合いに教えてもらえ」

 

後ろに向けて指をさす、一夏もそれにつられて後ろを向く。当然一夏の後ろには一夏の知り合いがいて、目を丸くしていた

 

「ほ、箒!」

 

「な、なんだ一夏」

 

「頼む!ISの事を俺に教えてくれ!」

 

「な、何を馬鹿事を…」

 

プイッと箒と呼ばれた女がそっぽを向く

 

『あれ?一夏少年のことが好きなら二つ返事でOKと思うんですが』

 

「あれが世に言うツンデレって奴なんだろ」

 

『あー、損する系のやつですか〜』

 

「俺の先輩にもああいう奴が居たんだよな……」

 

『ア゛ァ゛!?』

 

「………なんでもねーよ」

 

遙先輩も結構苦労してるみたいだしな

 

「シンタロー!本当に教えてくれよ!箒もダメだし!もうシンタローしかいないんだ!!」

 

「な!い、一夏!?」

 

一夏が俺の手を握って涙ながらに言った

 

「お、落ち着け一夏」

 

「きゃ!織斑くんったら大胆!!」

 

「根暗な如月を織斑君が襲っちゃう一×シンかしら?それとも織斑君の前では凶暴化しちゃうシン×一かしら!?」

 

『一×シンwwwww』

 

「織斑!手を離せ!」

 

「し、シンタロー……」

 

はあ、アヤノという最高の彼女がいるのにホモ疑惑なんて持たれてたまるか

 

「……!そうだ、確か鷹月……て人いたよな?髪の両側にヘアピンを付けた……」

 

そう言って周りを見渡す

 

「え、あ、鷹月なら私だけど?」

 

右手をひらりと挙げた少女は自分の記憶通りの、委員長みたいな感じだった

 

「悪りぃけどこいつにISについて教えてやってくれないか?」

 

人差し指で一夏を示す

 

「ふふ、良いわよ、如月君。けど織斑君に教える代わりに、こちらとしても何か対価が欲しいわね」

 

ふふん、と片目を瞑ってお金サインをする鷹月

 

「で、デザートでいいか?」

 

「OKよ」

 

ふ、ふぅ。ここなら確かデザートが安かったはずだ

 

「な、い、一夏!お前は私ではなくこの女に教えてもらう気か!?」

 

このままで終わってれば良かったが、急に一夏の知り合いが暴走した。鷹月をこの女呼ばわりして喚き出した

 

「え、でもお前教えてくれないんだろ?」

 

「お、お前がそこまで言うなら私が教えてやらんこともない」

 

腕組みをしてふん!と鼻息荒くする一夏の知り合い

 

『なんかうざくないですか?ご主人』

 

「気にすんなよ……ええと、悪いな鷹月。この埋め合わせは……デザート奢りでいいか?」

 

「ええ、まあ、仕方ないわね」

 

さしもの鷹月も苦笑いを浮かべた

 

「ありがと〜タロー私のためにデザートを奢ってくれるんだね〜」

 

「ああ、無理だ」

 

「そんなー!!」

 

図々しく自分の分も奢らせようとしてきた布仏を突き放す

 

「鷹月には…俺が頼んだために失礼な事になっちまったっていう事に対する詫びだからな」

 

「なに?」

 

俺の声を聞いて眉を顰める女

 

「ちょっと、よろしくて?」

 

その時、エネの甲高い声に負けず劣らずな、高飛車のような声が聞こえたーー

 




ぶっちゃけ全体を通して背きたくなる話とわかった自分笑
セシリア戦では閃光の舞姫(笑)エネを出す予定です。全国第2位の実力を、高飛車金髪縦ロールに見せつけろ!!(そしてあの胸の脂肪をもぎ取れ!!巨乳生かす慈悲はない!!)
そして全国第1位は思い出す。閃光の舞をーーーー
(次回予告じゃないし、後2、3話先なんだよなぁ……)
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