カゲロウ・ストラトス   作:人類種の天敵

4 / 16
お、お久しぶりーですー、天敵です。いや、マジでお久しぶりですねw
ついつい書くのを忘れてまして……今日まで書かなかった始末でございますw申し訳ないですw


セシリア・オルコット

「ちょっとよろしくて?」

 

不意に聞こえた甲高い声

 

「あ?」

 

「へ?」

 

俺と織斑が発したのは「はい」とか「分かった」でもない単純な言葉、まあそれでも一応は返事してるとは思うが……この女はそれが気にくわない様だった

 

「まあ!なんですの?そのお返事は?わたくしをイギリス代表候補生でIS学園主席セシリア・オルコットと知ってのお返事ですか!?」

 

「……なに言ってんだこいつ」

 

ボソッと呟いた筈だが勘が良いのか耳が良いのか、このセシリアとかいう女は俺を睨みつけた

 

「あなた!代表候補生の私を知らないのですか!?常識ですわよ!常識!!」

 

「代表候補生ぐらいは知ってるに決まってんだろ……(ドン引き)」

 

セシリアとかいう奴の憤りにぶっちゃけ引いた

 

「ほう?男にしては随分優秀ですわね」

 

(何だこいつ?男だからってバカにしすぎだろ……俺だってモモとISの試合を観戦したり某動画サイトに投稿されたIS操縦者に愛あるコメントを日夜投下したりしてるわ!!)

 

『いやぁ〜ご主人!なめられてる男を代表してこの方に一言ガツンと言っちゃって下さいよ!』

 

うるせえよ、エネ。俺はそう呟こうとしたが、幸か不幸か……この場合は不幸だろう。なめられてる男を代表して一言爆弾を投下したのは、俺ではなく、織斑の方だった

 

「なあ、代表候補生って、何だ?」

 

驚異の発言に俺はまた頬杖をついていた手から顎が外れ、机に顔をぶつけてしまった

 

「ブッ!!!お、おま!一夏!お前代表候補生を知らないのか?」

 

「え!シンタローは知ってんのか?」

 

本当に驚いた様にびっくりする一夏

 

「まあな……と言っても他の国には興味がないし…俺だって代表候補生で知ってるのは日本の人だけだ」

 

ケホケホと、咳き込みながらそう言うと、金髪縦ロールがはぁ、と盛大にため息をつきながら肩を落とした

 

「常識である代表候補生も知らない猿に知ったかぶりの低脳の猿ですか……やはり男ですわね……それにこの国にはテレビがないのでしょうか?……常識ですわよ、常識。いえ、ですがここまで低脳の……東洋の猿にこれほどの難問を問いかけたわたくしも悪いのでしょう……ええ、きっとそうですわ」

 

『いやぁ、この女かなりうざいですね!ご主人!流石IS学園です!』

 

「流石じゃねえだろ……はぁ」

 

「まあ良いですわ、そんな常識も何もない貴方方にこのセシリア・オルコットが直々にISについて教えて差し上げましょう。これはきっと貴方方の人生の中で1番の幸せですわよ?」

 

幸せ。俺はセシリアという女の言う言葉は、あいつの、アヤノの好きな言葉とは…全く別物の様な気がした

 

「え、別に良いぜ、俺は箒が教えてくれるらしいし」

 

「な!いつの間にそんな話にまで進んだのだ!一夏!」

 

「え?教えてくれるんじゃなかったのか?」

 

「ん、ま、まあそこまで言うなら教えてやらんことない……ふふふ」

 

「『うわあ……』」

 

篠ノ之の発言にマジでドン引きした。俺以外にも鷹月や他の奴もドン引きしてる様だ

 

「そうですか、貴女には教えてくれる人がいるのですか、ならそこの貴方、わたくしがISについて教えて差し上げますが?」

 

ビシッと俺の鼻先へ人差し指を突きつける金髪

 

「別に、俺はISなら教えられなくても問題ないからな」

 

「ほう?でしたら貴方にIS動作を教えましょうか?わたくしはイギリス代表候補生ですので、そういった指導も辞さなくてよ?」

 

面倒な奴だ、俺そう思い小さく溜息を零すと、俺を見てお疲れ様、と苦笑しながら、我関せず、といった風に腕を組んだ鷹月と目があった

 

「………いや、俺は鷹月に教えてもらうから良いぞ」

 

「な!」

 

「え!ちょ、如月くん!?」

 

「良いじゃねえか、織斑の代わりに俺を教えるだけだし、デザートは奢るから」

 

頼む、と言うと、鷹月も仕方ないわね。と了承してくれた

 

「な、な、な……」

 

金髪女の顔が赤に染まる

 

「あ、貴方たryキーーンコーーンカーーンコーーン」

 

大声で叫ぼうとした瞬間チャイムが鳴る。鷹月や織斑も席に帰る様だ、グッと堪えた金髪女はまた来ますわ、と言って自分の席に帰って行った

 

「はぁ」

 

『お疲れ様ですご主人!ていうか代表候補生なんてコアなファンや人気急上昇中の超新星とか、自分の国の候補生以外なんて見ることないと思うんですけどね!』

 

「まったくだ。それに、日本の代表候補生の……更識簪だって、お前がネット回線を弄ってなきゃ目につかなかったしな」

 

以前俺が知識ゼロから始めた音楽同人誌活動中にエネが『これは見たほうが良いです!ご主人!!』と無理やりISの試合の中継に接続させやがって強制的に見せやがったのだ

 

「てか、お前。なんで更識簪ってISの代表候補生を知ってたんだよ」

 

『え?……いや、それは……ま!色々とあるんですよ!ご主人』

 

「何慌ててんだこいつ……」

 

柄にもなく大層慌ててるエネの声を聞いて、頬杖をつきながらボソッと呟く。その時ガラッと扉が開いて織斑先生が入って来た

 

「それでは授業を始める……と、言いたいところだが、先にクラス代表生を決める」

 

「うげ、クラス代表ぉ?」

 

織斑先生の言った言葉に眉を顰める

 

「クラス代表は、まあ、クラスの委員長みたいなものだ。クラス代表は自推他推構わん」

 

『これって私にも他推権があるんですかね?あったらご主人を迷わず選ぶんですがね!』

 

やめろ、それだけはマジでやめろ

 

「はいはーい!私は織斑君を推薦しまーす!」

 

「私も私もー!」

 

「やっぱコミュ障より爽やかイケメンよね!」

 

『ぶふっ、コミュ障…w…』

 

「笑ってんじゃねえよ!」

 

「納得がいきませんわ!!」

 

ワイワイと教室が騒ぐ中で、突如、バンっと机を手で叩きつけて金髪が立ち上がった

 

「そのような選出は認められません!!大体、男がいるだけでも我慢ならないというのに、ましてやクラス代表だなんてとんだ恥さらしですわ!!わたくしに……このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえと申しておるのですかっ!!??そもそも!!クラス代表になるのはこのクラスで1番の実力を持つ者!そしてそれはわたくしですわ!!」

 

「す、すげー自信だな……」

 

『ご主人もあれぐらいのコミュ力待ってたらイケニートなんですけどね!』

 

「あんぐらい喋れても俺はニートなのか……ニートの運命は避けては通れないのか……」

 

『な〜に言ってるんですか!ご主人。ご主人以外に妹さんの収入にしがみつくヒモ野郎の自宅警備員職のニートがいるわけないじゃないですか〜』

 

「ぐく………」

 

何も言い返せねえのがめちゃくちゃ悔しい……

 

「〜〜それを物珍しいからとISについてなんの知識もない猿にクラス代表をされては困ります!!わたくしはこのような島国までIS技術の授業に来てあげているのであって!サーカスをする気は毛頭もございませんわ!!」

 

「うわぁ……あいつには関わらねえ方がいいな……プライドが高すぎてそこら中に敵を作るタイプだぜ……」

 

『ですよねえ……周りの女の子も睨んでますよ?ってかwイギリスも島国なwんwでwすwがwwwwwwwあの子の頭はボケてるんでしょうか?www』

 

「………それほど頭にキてんじゃねーのか?」

 

てかエネの奴バカ笑いしてるけど、これめちゃくちゃキレてるし、織斑先生の負のオーラがドス黒くなってるし……願わくばこれ以上何も起きな

 

「大体、文化としても更新的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛でーーー「イギリスだって大したお国自慢なんてないだろ!世界一不味い料理で何年制覇だよ!!」」

 

『よく言いました!!一夏少年!!!』

 

「ああああ!!やめろ!エネエエエエエエ!!!!???」

 

突如エネが教室のスクリーンを乗っ取り、画面分割状態で『イギリスの食生活』というロゴで始まったイギリスのお手製料理の数々。食リポ?らしき男性と女性がその中の一つに口をつけて

 

『あ、あ、う、うまオロロロロロロロロロロロロry』

 

『きゃぁぁ!?う、うぷ……ウオロロロロロロロロロロロロロロロロry』

 

食リポの男性と女性が吐いた瞬間『見せられないよ(^p^)』という文字が出てきたが、音声はそのまま流れていて、クラスの女子も数人が顔色を青くして顔を伏せていた。中には口を両手で防いでる子もいる

 

ーーーかくいう俺も

 

「うっぷ………」

 

『ちょ、ちょお!?ご主人!!??吐くんですか!?いや、ちょ、吐かないでくださいよ!?』

 

「う、だ、だったらあんなの見せんじゃ……おっぷ………うぷ……や、やべえ……うっぷ、朝飲んだコーラが………うぷ」

 

『ご主人はすぐ吐くんですからコーラなんて飲まないでくださいよ!!!』

 

「お、俺にコーラを飲むなだと……?うぷ、お、織斑先生………と、トイレに行っても良い……ですか……?オエっ……」

 

片手で口を閉じてプルプルと震える右手を挙げて、織斑先生に訴えかける

 

「………」

 

しかしあの鬼は腕組みをして俺をただ見つめていた

 

「織゛斑゛先゛生゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!?」

 

「し、シンタロー君!!わ、私が許可をしますので早くトイレに……」

 

山田先生がかなり慌てて叫んだと同時に俺は椅子から立ち上がって教室を出る

 

「あ゛……男子用のトイレってどこですか!?ウエッ……」

 

「わ、私も一緒に行きますので!!!も、もう少し我慢してくださいいいいいい!!?」

 

山田先生に片腕を思いっきり引っ張られて教室を出る。廊下に出た後でも『これは侮辱ですわっ!!!我が国とこの!!イギリスの代表候補生であるセシリア・オルコットに対する!!!ゆ、許せませんわぁぁぁ!!!如月シンタロー!!!!』やら『あ!お前!!日本をバカにした挙句今度はシンタローまでバカにするのか!?』とか聞こえた……聞こえたくなかった………聞こえてしまった………そして何でセシリア・オルコットの怒りの矛先が俺に向いたのか理解が出来なかった

 

「山田…先生……こんな俺に優しくしてくれてありがとうございます………途中で力尽きた時は俺の事は見捨てて下さい……」

 

「何言ってるんですか!?シンタロー君!!先生は教え子を絶対に見捨てませんよ!!そして私の教え子の中にはシンタロー君もいるんですから!!私は見捨てません!!!」

 

「山田先生……」

 

山田先生の叱咤に胸が熱くなる。思わず涙ぐんでしまい、それを乱暴に片手で拭う。そして俺氏シンタローは山田先生に連れられて意識も朦朧の中、何とか男子トイレ(仮設)へ到着。こんな姿は絶対にアヤノには見せられないと思いつつも口から「ピーーーー」を延々と垂れ流し続けた

 

 

 

 

 

♡ 数 分 後 ♡

 

ガララララ………

 

「む、帰ってきたか、如月」

 

「あ゛………はい……ありがとう……ござい…ます………」

 

やっとあの地獄から帰ってきたっていうのにその言葉はねーだろ………

 

と、内心織斑先生の対応にげんなりしつつ、席に着くと、織斑先生の声が響く

 

「それでは如月も帰って来た事だし、勝負は一週間の月曜日!放課後、第3アリーナで行う!織斑とオルコット、そして如月はそれぞれで準備をするように!!以上」

 

「…………………………………………………………………………………………………は?」

 

理解出来ずに山田先生を振り返るが、どこか同情するように、哀れみのような瞳で俺を見つめる山田先生に俺は考える事を放棄した

 

帰りてえ……そしてあの生活に戻りてえ……ただそれだけを呟いて

 




山田先生ェェェとの間にフラグが芽生える感じでしょうか?アヤノを差し置いてこれはこれはwリア充爆死しろ
とりあえずあと2話くらいで戦闘に行くと思います。ボッコボコにしてやりたいですね!(黒笑)
とりあえず相部屋を誰にするか迷ってます。会長にするか、鷹月さんにするか……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。