まんたま - TRUE END -   作:数取団乱闘生

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これからよろしくお願いします!


第一本「男の剣?」

20年前地上突如として現れたモザイクの棒。そしてそこから発せられた謎のウイルスによって男たちの股間はことごとく腐り落ちた。

そのせいで世の中から男という生き物が居なくなり、女とおねェとレズビアンしかいない世界になってしまった。

そんな世界に生き残った男が一人。名を坂田金時。股間の剣の鋼に変えたことで生き残ったこの男。

もちろん容姿端麗なこともあり金時は女からモテモテだった。しかし金時は初期の空条承太郎がごとく無視し続けていた。

そう。たった一人と女の子と交わした約束を守る為に。

やがて金時は剣だけではなく身体も鋼に変えた。それも全て約束の為に。

そしてやっとその約束が果たされる時が来た……。

かつて約束した女の子にそっくりな子が転校して来たのだ。

「おっほん。今日から来た転校生でーす。よろしくお願いしまーす」

「ま、まさか…時子ちゃん………」

「へっ?君、何処かで会ったことあった?」

当然時子は覚えていない。何故なら金時が約束したのは時子の前世なのだから。

だがそれでも金時は嬉しかった。ディオがごとく人間をやめてでも待ち望んだ約束の女の子にようやく会えたのだから。

 

1時間目が終わるとすぐに金時は時子の元へと急いだ。

「時子ちゃん、俺坂田金時っていうんだ。よろしく」

「うん坂田くんね、よろしく」

「俺時子ちゃんの為なら何でもするよ、分からないことがあったら何でも言って」

初対面の相手に言うようなセリフではないが、舞い上がっている金時はなんら違和感を覚えなかった。

「じゃあさっそく良いかな?」

「もちろんだよ!」

「さっき先生に聞いたらここの学校の軽音部が今年部員が入らなくて潰れそうなんだって。だから一緒に入ってくれない?」

「えっ?」

「だから軽音部に一緒に入って」

金時は今起こった出来事を頭の中で整理した。

時子は軽音部に入りたかったようだが、部員不足で廃部寸前。その人数合わせに金時が呼ばれたのだ。

「何そのけいおん!みたいな展開…確かにオープニングでやってたけど」

「オッケー?ありがとう坂田くん!」

「いや俺まだ何も言ってねーよ⁉︎」

やや強引な時子は金時の反応は聞いてなかった。

 

そして放課後。ティータイムをするのかと金時は思いつつ、音楽準備室へと時子と共に向かった。

ガチャっと扉を開けると既にそこには三人椅子に座っていた。

黒髪長髪美人と眼帯をしたヤンキーと天パのいかにも天然そうな女三人だった。

「やっほーみんな、救世主連れて来たよー!」

「知り合いなの⁉︎ 今日転校してきたばかりなのに!しかもこの人たち制服からして1年だろうけどクラス違うだろ!」

あまりにも普通に入った時子に思わずツッコむ金時。

「あれ?坂田くんには言ってなかった?この三人は小学校が一緒なの。中学の時はまぁ戦争に参加したりしてて中2以来の再会って感じ」

「戦争⁉︎ 何気に銀魂の攘夷組から設定借用してんの⁉︎ 中学生が参加する戦争って何だよ!」

「それはもう国家レベルの戦争だったよね。中2以降は四人とも中学通ってないし」

「それ警察に捕まってんじゃねーか!」

ヤバい話をまるで懐かしい思い出を話すようなテンションで話す時子に金時も好きな気持ちを一瞬忘れる程にツッコんだ。

「中2以来会ってないって…服役してただけかよ」

「おい、オレは刑務所なんかに入ってねーぞ」

突然眼帯の女が金時を睨みつけながら言った。

「そりゃアンタは金持ちの娘だから金払ってもらったんでしょうよ!後そこの天パもな!」

金と育ちには敏感なのかいきなり時子はキレ気味にツッコんだ。

「ところで時子ちゃん、この人たちは?」

「あぁごめんごめん坂田くん、紹介がまだだったね。まずこの長髪が龍子(ろうこ)ちゃん。たつこじゃなくてろうこだから」

「ろうこ⁉︎」

「何かしら」

「い、いえ何でも…」

変わった名前を既に弄られ続けているのか、ギロリと睨んだ龍子に金時は思わず目をそらした。

「それでさっき坂田くんに突っかかった眼帯が丞美(すけみ)ちゃん。まだ戦争時代が抜けてない中2病患者」

「誰が中2眼帯だぶっ殺すぞ」

「そしてアホそうな天パが魔美(まみ)ちゃん。あっエスパー魔美っていうとキレるからダメだよ」

丞美を完全に無視して次に進んだ時子。

「キレないよ?もー人が悪いな時子ちゃんは。meがキレたことある?」

「み、me?」

そこがどうしても引っかかった金時。

「あー魔美は一人相が安定しないからほっといて。自分で自分のことなんて呼んでたか忘れるんだって」

「とんでもねーバカだなオイ!」

完全にツッコミポジションになってきた金時。

「で?お前は誰なんだよ?」

平気でキセルを咥え出した丞美が尋ねる。

「俺は坂田金時。時子ちゃんに誘われてこの軽音部に来た。どうぞよろしk……」

挨拶しかけたところで金時がある事に気付く。

「誰も楽器持ってないけど、ここ軽音部なんだよな?」

「あれ?坂田くん言ってなかった?あたしたち誰も楽器持ってないよ。そもそも弾けないし」

「はぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

第一本完。

 

 

またお会いしましょう

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