念願の時子ちゃんに再び出会うことが出来た坂田金時。
そして時子ちゃんと共に軽音部に入ることになったのだが……。
「はーいこれより第一回チキチキ!軽音部の今後を考えよう、略してけいおん!を開催しまーす!はいぱちぱち〜」
時子が突然何処からホワイトボードを持ち出してきて言った。
「ちょっと待って⁉︎ ここ軽音部だよな!何ならお前らがネタにしてるけいおん!より軽音部感ゼロだぞ!だって誰一人楽器持ってないんだからな!」
「違う違う坂田くん。今日会議するのはそんなことじゃないよ」
「はぁ?だったら何だよ」
もう完全に金時も軽音部の空気に飲まれ時子にもガンガンツッコんでいた。
「龍子、丞美、魔美のcvを考えるんだよ!」
ホワイトボードにそう書きながら時子は言った。
「はぁ⁉︎ どういうことだよ!」
「坂田くんの中の人は中村悠一さんでしょ?そしてあたしの中の人は阿澄佳奈さん。声が決まってると想像しやすいでしょ。だからだよ」
「だからだよ。じゃなくて!2話目にして世界観ぶち壊してくんの⁉︎ そんなところまで銀魂要素取り入れていくの⁉︎」
「はいじゃあまず龍子から決めて行こう」
金時のツッコミは完全無視で時子は進行を始めた。
「龍子はクールな奴なんだから、それに合う奴が良いだろ」
真っ先に意見したのは眼帯の丞美。
「わったりんもそう思うよ?」
相変わらず自分の呼び方が安定しない魔美。
「なるほど…あたし的にはここらへんで若手声優を入れていきたいんだよね……」
「何の話になってんだよコレ!…今思ったけど俺のポジション志村新八じゃねーかよ。かっこいい金さんのイメージがパーだぜ」
金時のツッコミも嘆きも全て無視の一度は会議を進めていった。
「ベタだとつまんないから、普段は明るい役が多いけど意外とクールな役も似合いますよ!っていう人にしない?」
「それ良い!マチャアキもそう思う!」
「マチャアキってそれもう別人じゃねーか…」
無視されると分かっていてもツッコんでしまう金時。
「よし!あたし決めた!龍子の中の人は甲斐田裕子さんにしよう!」
3分あまりの会議の結果、龍子(cv.甲斐田裕子)で落ち着いた。
「ちょっと待て、コレ本人は口出し出来ねーの⁉︎ 周りが決めるシステム?」
金時が言った通りのようで龍子自身は何も言わなかった。
「はい次は魔美を決めていきまーす!やっぱり元気で天然キャラが似合う人が良いと思うんだ?」
「それはそうね。そうじゃないと会わないし」
cv.が決まったばかりの龍子が言った。
「だったらそれで思いつく声優を三人でせーので言えば良いんじゃないのか?」
龍子の時と比べるとかなりあっさりと決めようとしている。
しかし魔美自身は笑って見ている。
「コイツ本物のバカなんだな…勝手に想像される声優さんが可哀想だ。ホントすいません」
「それじゃあいくよ!せーのっ」
「「「東山奈央さん」」」
「はい決まりー!」
三人が見事にユニゾンし、魔美(cv.東山奈央)に決まった。
「もう一回言います、ホントごめんなさい」
「じゃあラストは丞美を考えていくよー!」
「わたしはやっぱりヤンキーだし中性的な見た目をしているところを掘り下げるべきだと思うわ」
真っ先に意見したのは甲斐田さんボイスの龍子。
「わたちもそう思いマース!」
まさかの東山さんボイスに寄せてきた魔美。
「いやそこは寄せちゃダメだろ!想像させる為に考えてるんだから!」
「てへぺろ☆」
「……東山さんの声だと思うと可愛い!そしてそれが腹立つ!」
金時はツッコミながら思っていた。もしかしたら魔美は意外と計算高い女なのではないかと。
「中性的ってキャラをやっている人っていうと絞られるよね?それに龍子と魔美に若い人使ったから中堅でもベテランでも良いし」
「代表格といえばお二人いるけど、少しイメージが違う気がするわ」
魔美がボケて金時がツッコんでいる間にも時子と龍子は真面目に会議をしていた。
「ヤンキーではないもんね。それにアニキだし。他に思いつく声優さんといえば…」
「グランステージの中から考えてみれば?」
「なるほど!」
「オイこれホントに良いのか⁉︎ 言いたい放題過ぎないか!」
「ケンドーコバヤシ?」
「うるせーな!Mr.やりたい放題ってダイナマイト関西のキャッチフレーズとかどうでも良いんだよ!」
相変わらず絶妙にボケてくる魔美にやはり少し疑いをもっていた。
「ちょっと二人とも遊んでないで真面目にやろうよ!ちゃんとあたしと龍子で考えたんだから!」
ボケツッコミをやっている間に意外と真面目な二人は答えに辿り着いていた。
「で?誰にしたんだ結局」
「井上麻里奈さんにした!」
というわけで、丞美(cv.井上麻里奈)に決定した。
「やっぱり好き放題キャスト考えちゃったから豪華メンバーになっちゃったねぇ」
「別に良いだろ。オレたちが勝手に言って想像させてるだけなんだから」
「でもゆくゆくはメディア展開していきたいよね!」
「いつかはね!」
「そうね」
「いや絶対無理だから!100%あり得ねーから!」
第二本完。
またお会いしましょう