それでも八幡は八幡であり続ける   作:ぬーべりあ

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SSを書くのが初めてなので、
お見苦しいかと思いますが暖かい目で見て頂けると助かります。

頑張って完結までは行きたいと思ってます。

原作見ていませんので、アニメを見て書いています。

ズレる事があっても御都合主義で見逃して下さい。


プロローグ

暗い部屋の中、俺は独りでMAXコーヒーを飲んでいた

 

 

 

部屋は静かで、まるで世界に取り残されているような気持ちになる

 

 

 

俺は今までの人生を振り返る

 

 

 

 

 

 

 

中学まで、いや、高校1年までの人生は、最悪と言わざるおえないだろう

 

 

だが、高校2年、奉仕部に入部してからの俺の人生は、

 

 

かけがえのないものだったと言えるだろう

 

 

 

奉仕部で過ごした日々

 

由比ケ浜、雪ノ下、一色、そして繋がった人たちとの青春の1ページ

 

今更になって、それが大切だったと気付く

 

そして、大切だった人が誰なのかということも・・・

 

 

 

明日は、アイツの結婚式だ

 

当然、俺も呼ばれている

 

アイツはこれから、幸せを手に入れるのだろう

 

 

 

あの時、俺が手を伸ばしていれば、アイツは……

 

いや、考えるのはやめよう

 

俺のこれからの人生に、

 

アイツと関わりあうことは、

 

もう、ないだろう…

 

 

 

 

 

 

俺はこれから一人で、生きていく

 

 

別にどうという事はない、戻るだけだ

 

 

もともとぼっちの俺が、何を高望みしていたんだ?

 

 

何人もの人を傷つけた俺が、何を望むというんだ?

 

 

「誰か…教えてくれよ……」

 

声が漏れていた

 

「俺のやったことは……俺の選択は……」

 

「……間違っていたのか?」

 

 

誰に言うでもなく、

 

ただただ声が漏れていた

 

 

 

ふと、1冊のアルバムが目に入る

 

今までの幻(日常)がしまっている、大事な1冊

 

 

 

 

 

「ハハ、薄いなぁ」

 

普通の人とは違い写真なんて滅多に映らない為、

 

そのアルバムは極端に薄い

 

 

でも、それでも

 

 

 

1ページ目を空けると、総武高校に入学したばかりの小町と、

 

三浦、戸塚、俺が映っていた

 

 

今思えば、なんてメンバーだよ

 

 

これはそう、3年になり、小町が入学式の日に撮ったものだ

 

 

あいつらも、明日、来るのかな…

 

 

 

 

 

 

 

〜高校3年〜

 

小町「おにいちゃーん!!起きてー!!遅刻するよー!」

 

八幡「んぁ・・小町か・・おはよー・・・」

 

小町「早く起きて!!今日は入学式だよ!初日から遅刻なんてありえないから!」

 

八幡「大丈夫だ、小町。もしお前が初日から遅刻して新しい友達の輪に入れなくても、俺だけはお前をのけ者になんかしない。今の八幡的にポイント高い」

 

小町「いやいや、そんなのどうでもいいから早く起きてよごみぃちゃん!」

 

 

八幡「おい、どうでもいいとはなんだ?」

 

 

小町「どうでもいいから!早く起きないと朝ご飯抜きにするからね!」

 

八幡「わかったから……起きればいいんだろ起きれば」

 

小町「カワイイ妹の入学式の日に寝坊とか、小町的に超ポイント低い!」

 

 

 

八幡「ハイハイ、すぐに起きますよ〜」

 

 

小町「む〜……」

 

 

 

今日は小町の入学式だ

無事、総武高校に受かった小町も晴れて高校生というわけだ

 

俺も3年になり、クラスも変わった

 

同じクラスになったのは三浦、戸塚だ

 

他の奴?俺が覚えている訳無いだろう

 

戸塚と同じクラスと分かった時、俺は小躍りしてよろこんだ。

 

戸塚マジ天使

 

三浦「ヒキオ〜?今日って妹が入学してくる日だっけ?」

 

八幡「あぁ、我が学校に2人の天使が舞い降りる日だ」

 

三浦「キッショ……。で、一応聞くけどもう一人は誰だし?」

 

八幡「無論、戸塚だ。戸塚マジ天使。結婚したい」

 

三浦「あ〜はいはい。もういいし。むしろ聞きたくないし」

 

 

 

ヤレヤレと言った感じで三浦は席についた

 

葉山たちトップカーストグループとクラスが離れてしまった三浦は何故か俺に絡みにくる

 

正直怖いし、注目を集めるので辞めて欲しい

 

怖いので言わないけど

 

 

 

戸塚「おはよー!はちまん」

 

八幡「おう、戸塚。突然だが俺と結婚しないか?」

 

戸塚「え、えぇ!?僕は男だよ!?」

 

八幡「大丈夫だ。性別なんて些細な問題だ。俺はお前となら残りの人生を全て捧げる覚悟まである」

 

戸塚「は、はちまんにそう言ってもらえるのは嬉しいけど、やっぱりダメだよ…」

 

 

ううむ、ガードが固い

 

申し訳無さそうにうつむく戸塚、マジ天使

 

三浦「朝っぱらから何言ってるし!そーゆーこと言ってると姫菜が…」

 

 

姫菜「とつ×はち…とつ×はち…デュフフフ……」

 

 

三浦「あ〜…なんかもういるし……」

 

姫菜「おはよー優美子、比企谷くん、戸塚くん」

 

三浦「おはよー姫菜」

 

八幡「おう」

 

戸塚「海老名さん、おはよう」

 

姫菜「あ、比企谷くん、戸塚くんはそのまま続けてていいよ?」

 

八幡「だ、そうだ戸塚。これはもう周囲から公認の仲ということだ。諦めろ」

 

戸塚「はちまん!よく意味がわからないよ!」

 

三浦「おい、姫菜。コレどうにかしろし。朝からウザいし」

 

姫菜「ハァ、ハァ、ハァ…え?何?」

 

三浦「もういーし…」

 

 

 

 

〜休み時間〜

 

 

三浦「ヒキオー?今日午前で終わるし、カラオケいかね?」

 

八幡「そんなもん葉山でも誘っとけ。俺は小町と一緒に帰るんだ」

 

三浦「隼人はなんか用事あるらしいし。じゃああーしも一緒に待ってるよ」

 

八幡「イヤイヤ、意味分からんぞ。なんでお前が一緒に待ってるんだよ」

 

三浦「だって暇だし」

 

戸塚「僕も久しぶりに小町ちゃんに会いたいな!はちまん、僕もついて行っていい?」

 

八幡「よし、行こう戸塚。ついでに両親に挨拶へ行こう」

 

戸塚「え?なんで挨拶に来るの?」

 

三浦「いい加減にしろし。とにかく終わったらあーしも行くし」

 

八幡「クッ…俺と小町と戸塚の時間を邪魔するとは…」

 

三浦「…何?」ギロッ

 

八幡「ヒィッ…なんでもないです…」

 

戸塚「あはは…はちまん、変な声出てるよ;」

 

 

だって、獄炎の女王様は怖いんですもの…

 

 

 

最近ではこのメンバーで行動する事が多くなっている

 

三浦達のトップカースト軍団が無くなった訳ではないが、

 

クラスが別々になったこと、そして何より葉山が受験の準備と、

 

部活に専念したいとのことで付き合いが悪くなったらしい

 

三浦も葉山にそう言われると無理に誘うのをためらうらしく、

 

俺や戸塚と一緒にいる事の方が多いくらいだ

 

 

 

〜放課後〜

 

俺は挨拶と同時に流れるように鞄を手にすると速攻で扉へと向かう

 

今の動きは訓練されたボッチのみが使用出来る【クイックターン帰宅】だ

 

なにそれカッコイイ

 

デュフ

 

三浦「待てし!」グイッ

 

八幡「ぐえっ」ベタン

 

戸塚「はちま〜ん!置いて帰ろうとするなんて酷いよ〜!」

 

八幡「いたた…。おう、すまん戸塚。早く小町に会いたいあまり、つい全力で帰宅しようとしてしまった」

 

三浦「次逃げたら階段から突き落とすし」

 

八幡「それはマジで辞めてくれ…」

 

戸塚「はちまんはホントに小町ちゃん大好きだよね。羨ましいな〜」

 

八幡「戸塚。俺は小町も好きだがお前も好きだ。危うく求婚するまである」

 

三浦「既に朝やってたし」

 

八幡「うっせ」

 

三浦「八幡」

 

八幡「あ?」

 

三浦「あーしのことは?」

 

八幡「怖い。ビビりすぎて登校拒否するまである」

 

三浦「 」ピキッ

 

八幡「ヒィっ!」

 

戸塚「二人とも仲いいね〜」

 

八幡「戸塚。それはないぞ。三浦みたいな上位カーストの人間が俺と仲良くするなど断じてない。」

 

八幡「おおかたボッチの俺をいじって暇を潰しているだけだ。勘違いはしない」

 

三浦「ヒキオ。その言い方は無礼にも程があるし。」

 

三浦「あ〜しは、その、ヒキオや戸塚とはもう、友達のつもりだし」ボソボソ

 

八幡「ん?なんか言ったか?」

 

三浦「うっさいし!」バキッ

 

八幡「ハグぉっ!?」バタン

 

戸塚「あはは…」

 

 

 

2年の冬、雪ノ下や由比ケ浜のおかげで

 

以前に比べて少しだけ社交性を身につけた

 

知り合い程度なら普通に会話する程度には

 

まぁ、知らない奴には相変わらずだが、多少は日常を楽しめるようにはなっている

 

目の濁りも少しはマシになったと言われている

 

 

 

〜なんやかんやで校庭〜

 

 

小町「お兄ちゃ〜ん!」

 

八幡「おう、小町。入学おめでとさん」

 

戸塚「小町ちゃん!入学おめでとう!」

 

三浦「入学おめでと!」

 

小町「皆さん、ありがとうございます!」

 

八幡「小町、変な男にジロジロ見られなかったか?声かけられたりしなかったか?嫌な事があればすぐ俺に言えよ?」

 

三浦「ヒキオ。シスコンキモイし」

 

小町「あはは…初日でなんかあるわけないじゃん!」

 

八幡「いや、可愛い小町なら初日で学年の半分の男子を落としかねん」

 

小町「いやいや、無いから!」

 

戸塚「小町ちゃんの恋人になる人は大変そうだね」汗

 

八幡「は?小町に恋人?そんなふざけたこと言う奴はぶっ飛ばしてやる」

 

小町「へ〜…お兄ちゃんそんなこと出来るの?」

 

八幡「いや、やるのは三浦だ」

 

三浦「なんでだし!」

 

小町「あいかわらずお兄ちゃんはごみぃちゃんだなぁ…」

 

戸塚「はちまんだからしょうがないね」

 

小町「あ、そういえば大志くんも入学してるよ!同じクラス!」

 

八幡「よし、小町。すぐ連れてこい。今すぐにだ。俺に変わって三浦がボコボコにしてやる」

 

三浦「だからなんでだし!」

 

戸塚「川崎さんの弟くんだよね?知り合いが居てよかったね小町ちゃん」

 

八幡「戸塚。よくないぞ。アイツは俺の小町を汚す男だ」

 

小町「いやいや、汚されないから!」

 

三浦「シスコンもここまで行くとむしろ清々しいし」

 

小町「まったく…お兄ちゃん!学校であんまり暴走すると口聞いてあげないからね!」

 

八幡「んぐ!?小町!?それはお兄ちゃんに余命宣告するより酷い言葉だとわかっているか?」

 

三浦「シスコンは置いといて、これから皆でカラオケ行くし!」

 

小町「あ、いいですね〜!行きましょう!」

 

八幡「俺は行かんぞ。行くなら3人で行ってこい」

 

三浦「いいから来るし!」シュッ

 

八幡「甘い!甘いぞ三浦!そう何度も喰らう俺では…」

 

小町「ていっ!」バキッ

 

八幡「アベシッ!?」バタン

 

 「「イエーイ!」」パチン

 

八幡「 」チーン

 

戸塚「はちまん、大丈夫?」

 

八幡「はっ!?今戸塚の顔をした天使が迎えに来たかと思ったら戸塚が天使だった」

 

戸塚「もはや何言ってるかわかんないよ八幡…」

 

三浦「どうでもいいから早く行くし」

 

八幡「チッ。分かったよ」

 

小町「お兄ちゃんがデレた」

 

八幡「デレてない」

 

戸塚「デレた」

 

八幡「デレてない」

 

三浦「デレたし」

 

八幡「デレてない」

 

小町「もげた?」

 

八幡「何がだよ?」

 

戸塚「はげた?」

 

八幡「禿げてないよ?ふっさふさだよ?」

 

三浦「生えた?」

 

八幡「え?何が?キノコなの?比企谷菌繁殖中なの?」

 

小町「あ、お兄ちゃん。校門のとこで記念写真撮ろうよ!」

 

八幡「急な話題転換にお兄ちゃんは小町の将来が不安だよ…」

 

戸塚「いいね!はちまん!撮ろーよ!」

 

三浦「そこに居るモブAに撮らせるし!」

 

八幡「チッ。しょーがねー」

 

小町「デレた」

 

八幡「それはさっきやったからもういいよ」

 

三浦「ほら!早く来るし!」

 

八幡「三浦、なんか引率者みたいだな…やはりオカ」

 

三浦「 」ギロ

 

八幡「ピャイ!?」

 

戸塚「はちまん、なんて声出してるの!?」

 

モブA(リア充爆発しろ…)

 

 

 

三浦「皆、準備はいい?」

 

小町「オッケー!」

 

八幡「おう」

 

戸塚「大丈夫だよー」

 

モブA「じゃあ撮るよ〜」

 

モブA「ハイ、チーズ!」カシャ!

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〜現在〜

 

 

ふ〜…

 

いつの間にかつけたタバコを胸いっぱいに吸い込み吐き出す

 

俺は専らメビウスのスーパーライトロング派だ

 

苦みと、濃さとか、なんというか、ちょうどいい

 

まぁ、そんなことどうでもいいか

 

 

 

アルバムの1枚の写真に映る小町、三浦、戸塚、そして俺。

 

この頃は、楽しかったんだと思う。

 

MAXコーヒーを一口飲むと、甘さがいっぱいに広がった

 

そしてまた、タバコを吸う

 

 

ふ〜…

 

 

 

思い出に浸っていると、ふとある事を思い出す

 

 

八幡「そういえば、アレってどこにやったかな?」

 

 

ガサガサ

 

 

ガサガサ

 

 

八幡「あ……」

 

 

そこには、ステッカーがあった

 

 

八幡「懐かしいな……コレ…」

 

 

それは輝かしい青春の1ページの

 

 

思い出の詰まったステッカーだった

 

 

 

 

 

 




キャラを動かすって結構難しいですね!

次回も3年生編ですよ!
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