アットノベルスの方でも連載していますが繋がりにくい状況の為マルチ投稿させていただいております。
感想お待ちしてます
今から遠くない未来人々は首回りに装着する量子接続通信端末ニューロリンカーを使いグローバルネットや学内ローカルネットに接続して脳細胞と量子レベルでの無線通信を行うことで、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)といった技術が容易に実現でき、仮想の五感情報を送り込んだり現実の五感をキャンセルしたりすることができる。この端末は携帯電話やパソコンの代用にまで使用される時代。
そんな時代に一部の子供達が今誰も見た事がない未知の世界の扉を開く。
「バーストリンク」
これは何処にでもいる一人の少年と少女の物語である。
Episode1
此処は愛知県名古屋市にある私立名館小学校、今は朝の登校時間。
もう少ししたら先生が来て朝のホームルームが始まる時間。
2年3組の教室の中は生徒達が賑やかにお喋りおしていた。
「ねえねえ知ってる?今日転校生が来るんだって!」
「本当!?どんな子?」
こんなふうに今日やってく転校生の話でもちきりだ。
しかし教室の中に一人クラスの友人達と話さず一人自分の机で教科書を読んでいる少年がいた・・・。
僕の名前は夜神 悠 愛知県に住む何処にでもいる普通の小学2年生。
身長は115cmと平均よりやや低く同年代の子と比べると若干背が低い。
後僕はとても影が薄いのでクラスの皆からはあまり意識されずよく忘れられている。別に気にしてない、むしろありがたい他の人に興味何てないからね。
勿論今皆が噂している事も・・・・
「(転校生か・・・興味ないな。)」
そんな事を思っているとチャイムが鳴り先生が教室に入ってきた。
「おい皆席に着け、今日は転校生がいるぞ」
先生の一言によりクラスのみんなが騒ぎ始めた。
男子は女の子か期待し、女子は男の子でカッコイイ子と期待している。僕と言うと特に興味なく窓の外の景色を眺めている。
ちなみに僕の席は一番後ろの窓際だ。
「それじゃ入って」
教室の扉が開き入って着たのは女子用の制服着て目がややつり上がり髪が茶色でショートカットの気の強そうな女の子だった。
「おおお!!」
「かわいい」
などと皆が言っている
「初めまして東京から引っ越して来ました秋山 零といいます、よろしくお願いします」
「じゃあ席は・・・ああ、一番後ろの席が空いてるな、そこを使ってくれ」
「はい」
と、窓の外の景色を見ているといつのまにか転校生の子が僕の席の隣まできていた。
「よろしくね」と笑顔でいわれた。
久しぶりに他人に声をかけられたので少し驚いたがとりあえずよろしくと返す。
「それじゃあ授業始めるぞー」
1時間目は国語だ
1時間目も終わり休み時間になると秋山さんはクラスの皆から質問責めにあっていた。
たいてい皆同じようなを次々質問してどう答えていいのか分からずオロオロしていた。
しかしクラスの皆が彼女の席に群がるため隣の席である僕はとても静かに小説が読めるわけがない。
仕方ないんでボーと窓の外の景色を眺めていることにした。
給食が終り昼休みになっても彼女への質問は止まず、
落ち着いて自習も出来ないので何時もどうり学校の図書館でする事にした。
図書館に着くと何人か人がいたがとても静かな場所だった。
僕は思わず息を吐くと勉強を始めた。
-零サイド-
う~緊張した。これが転校生の必ず通る道か・・・
ボクの名前は秋山 零何処にでもいる小学生さ。ただちょっと普通じゃないけど・・・
今日は1日中クラスの皆から質問責めにされちゃったよ、そういえば隣の席のたしか・・・そう!夜神君とは1回も話せなかったな。
昼休みもすぐに本持ってどっか行っちゃたし、ボク達が五月蠅くてどっか別の所に本読みにいっちゃたし。
放課後位はお話できるかな?
・・・結局できなかったよ。
夜神君は帰りのホームルームの後すぐに帰ってしまった、最初に挨拶した時に一瞬だったが彼の目を見たのだが何だかこの世界に絶望しているような感じがした。
何であんな目をしているのだろう?
今までのボクなら気にもしなかったが友達の影響からか変にきになってしまった。
翌日の朝登校すると既に夜神君は来て自分の席で本を読んでいた。
おはようと言うとやや驚いたような感じがしたがおはようと返してくれた。
とりあえず朝の挨拶をして自分の席に座る。
2日目ともなるとさすがに皆がボクの席に来ることはなくなったので彼と会話してみることにした。
「夜神君何の本読んでるの?」
「歴史の参考書だよ、テストも近いしね」
「そうなんだ、ごめんねじゃまして」
「・・・・」
「(会話が続かない!どうしよう気まずい)」
そう思って他に話題がないかあれこれと考えている内に先生が来て朝のホームルームが始まってしまった。
時系列は原作開始7年前で、ハルと同い年です。まだ当分原作には入らずオリジナルが続きます。