空が暗くなり始めた頃、グラウンドのど真中を彷徨いている女子生徒がいた。
その近くに、女子生徒を付け回していたのか、セーラー服を着た何処かの学校であろう生徒が近付いていた。
女子生徒は周りの様子を確認し、ふと何者かの気配を読み取る。
段々近付いてくる足音に耳を済ませ、何処から来るのかを探る。
「…唐突だけど貴方、入隊してくれないかしら」
突然声を掛けられる。
女子生徒ばっと振り返り、目を丸くする。
そこには後ろに一人の少女が立っており、ライフルを装備していた。
何とも物騒な、とばかりに女子生徒は口を開く。
「…驚かせないでください、びっくりしちゃいました」
少女は薄笑いを浮かべ、ごめんなさいね、と一言謝罪をする。
「それに物騒ですね、高校生が銃を持つだなんて」
「…あら貴方、天使と同じ事言うのね」
…少女の口から出た、"天使"と言うワードが、女子生徒の興味を引き出した。
「天使?そんなの居るんですか?」
「えぇ、居るわよ」
見たいのなら我が戦線に入れば良いわ、と付け加えられ、女子生徒は少しの間考える。
「その…"我が戦線"とは一体?」
「"死んだ世界戦線"の事よ。通常SSS」
「しんだせかいせんせん、すりーえす…。不良集団ですか?」
「違う違う、そんな意味じゃないわよ」
少女は断固否定し、こほんと咳払いをする。
「えーっと…簡単に言うと、神への復習をするの」
何げに文が間違っている事はスルーし、女子生徒は頷く。
「えーっと、具体的に何をするんですか?」
「会議を開いたり…ギルドへ降下したり…まぁ色々よ、兎に角入ってみなさい、そうすれば分かるわ」
少女はにこりと笑い、手を差し出してくる。
少し間が空いた後、女子生徒がその手を握り握手を交わした。
「…まだよく分からないけど、一応入ってみる価値はありそうですね」
握手が終わり、少女がふと疑問を口にする。
「…そう言えば、貴方の名前って何?」
「…友利奈緒と言います」
「友利奈緒ちゃん?いい名前ね、これからも宜しくね」
「はい」
「…あ、ついでに貴方の名前も教えてください」
「あぁ、そっか…、あたしは仲村ゆり」
「ゆり、ですか」
「えぇ、一部からは"ゆりっぺ"って呼ばれてるわ」
「ゆりっぺ…、私もそう呼んで良いですか?」
「えぇ、どうぞご自由に」
「…ありがとうございます、ゆりっぺさん」
友利はにこりと笑い、ある事を口にする。
「…で、ここは何処ですか?」
今まで、と言うのは間違いだろうが、取り合えず思っていた事を口に出す。
ゆりは少し目線を反らし、それに答えた。
「…ここは死んだ後の世界よ」
「…え?」
友利の動きがピタリと止まる。
いくら冗談としても笑う事は出来なかった。
「ゆりっぺさん、嘘は駄目です」
「嘘じゃないわ」
本当よ、と急に真剣な顔になり、この世界について少し話を語った。
どうやらこの世界では死ねないらしく、心臓を刺されてもまた生き返ると言うのだ。
手足を切断されようが、首を切られようが、また暫くすれば体は元通りに。
しかし痛みだけはどうしようもないらしく、その激痛は半端無いらしい。
その話を聞き、半信半疑の友利。
しかし嘘をついている様な目ではない。
「…じゃあ、ずっとこのままこの世界に?」
「いえ、違うわ」
1つだけここから逃げ出せる方法があるわ、と言い、くるりと後ろを振り向いた。
「…成仏する事よ」
「…成仏?」
「そう。満足すると消えちゃうの」
「…ご飯食べれませんね」
「いや、それは気を付ければ良い話」
「?そうなんですか」
「…これ以上話すと長くなるわ。また明日、続きを話すわ」
じゃあまたね、と帰ろうとしたゆりを引き留める。
「…あ、そっか」
貴方ここへ来たばかりだっけ、と言い、友利の方へ近寄る。
「私の部屋、来る?」
ゆりは友利に聞き、少し間が空いた後、友利は静かに頷く。
「一晩お世話になります」
かなり中途半端。
1000文字とか鬼すぎィ!