住めば都のアルビオン   作:ごんべえ

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「う~~ん、変な夢を見てしまった

いきなり小さな女の子にキスされる夢なんて

僕はロリコンだったのか、そんなわけないかあははは」

「あんた、いつまでそうしてるの、早く起きて私の着替えを手伝いなさい」

「へ?」

青年が気づくとそこは見知らぬ天井であった

 

少女、ルイズの話を聞きながら

彼女の着替えを手伝う鈴男

話をまとめると

どうやらサモンサーヴァント?と呼ばれる

魔法?によって異世界?もしくは宇宙のどこかの星に転送されてしまった

通常はこの世界、星の生物を呼び出すらしいのだが

今回は偶然か必然か、青年桜崎鈴男を呼び出してしまった

 

「う~~~ん色々わからないこともあるけど、なんとかなるか」

 

青年は特に考えることもなく、むしろ考えることができないのだが

この状況を受け入れた

 

日中はご主人様であるルイズと特別に授業に参加といいつつの居眠り

なのですぐに追い出され

一日の大半はルイズの言いつけた仕事や

学園の雑務の手伝いをすることとなった

食事は貴族と一緒にとることができないので

厨房の手伝いをしてその後まかないを厨房のみんなと食べることになった

 

ここで天使のように可愛いシエスタ出会い

色々とこの世界のことを仕事の合間に教えてもらう

 

ここ一週間生活して新たにわかったこと

 

この世界は魔法と呼ばれるものが存在するということ

ようはファンタジーの世界であり

科学があまり発展していない

そして魔法が使えるもの使えないもので階級が分かれる、貴族と平民

 

「僕も魔法使えないかなぁ」

「あははは、それは無理ですよ

魔法は生まれもって使える使えないが決まるんですから」

シエスタと一緒に洗濯をしながら雑談をする

それが彼にとっての日課になっていた

「そうか、それは残念、僕にもきらめくファンタジーライフが訪れると思ったのに」

青年は非常に残念がっていた

「そういえば、スズオさんはどこからいらっしゃったんですか?」

「う~~ん、そこが僕にもよくわかんないんだよ

日本って言ってもわかんないでしょ、こっちに来てからいろいろ聞いてるんだけど

いまいちみんなと会話がかみ合わないんだよ」

「ニホン、聞いたがあるようなないような、どんなとこなんですか?」

「ここみたいに魔法は使えないんだけど、その代わり科学ってのが発展していて

貴族、平民ってのがなくてみんな平等に暮らしてる世界かな」

「カガク?ですかでもみんな平等ってのはいいですね」

「ちょっと駄犬、いつまで洗濯してるのよ」

楽しく談笑しているとご主人様がいきなり後ろから現れた

「あ、ルイズ、なんか用?」

「なんか用?じゃないわよ

あんたなんかなんも能力ないんだから、馬車馬のごとく働き続けないといけないの」

そういって首根っこをつかんで青年を連れ去る少女

「スズオさん、後は私がやっときますね~~」

それを少し心配そうにシエスタが見送った

 

「はやく、片付けなさい」

青年が連れられてきたのは最近はあまり顔を出さない教室である

そこは前見たときとは違い

一面黒こげで汚れにまみれていた

「ルイズ、何があったんだ」

「余計な口をきく暇があったらさっさと片付けなさい」

といい青年のお尻を蹴り飛ばし

一人教室に残し去っていこうとする

「え、一人でするの?手伝ってくれないの?」

青年が起き上がりながら問う

「私は忙しいの、明日の朝までにお願い」

そういい姿が消えてしまった

しょうがないのでしぶしぶ掃除を始めた

「なんで、ルイズは魔法が成功しないんだろう」

そう、彼女は貴族でありながら

魔法が使えないのである

そこには少し語弊があるかもしれない

使えないというよりは失敗する

発動するとどうしても爆発してしまう

だからこうやって教室を丸焦げにしてしまうこともたびたびらしい

 

彼女の二つ名は『ゼロのルイズ』

 

彼は周りに人の気配がないのを確認して

「よ~~~し、誰もいないな

 

変身っ!

 

株式会社オタンコナス社製造超汎用型パワードスーツ

ドッコイダー

異世界の荒波にも負けず参上」

どこかとぼけたヒーローに変身した

「さて、ちゃっちゃと終わらすか

必殺

掃除は上から下にやらないと二度になってしまうでしょスイープ

 

ここで登場奥様のお掃除の味方、割り箸と布切れで完成ドッコイ棒、

決して松○棒のパクリではありませんからスラッシュ

 

こんなもんか」

訳のわからないことをわめきながら

めまぐるしく教室を駆け回っていたと思うと

瞬く間に教室はピカピカになっていた

「我ながら完璧だ、さて誰かが来る前に

ナマムギナマゴメナマタマゴ」

そうとなえるとスズオの姿はいつもの姿に戻っていた

「さてそろそろ洗濯物が乾いているころかな」

そういい洗濯場に戻っていった

 

シエスタが干していてくれてたの洗濯は物はもう乾いていて

すぐに取り込むことができた

それをもって部屋に戻る

そこでは熱心にルイズが勉強していた

「あら、早かったわね、この掃除の早さだけはあなたを使い魔にしてよかったと思うわ」

そういい勉強に戻る

彼女は魔法は使えない

けど何も努力をしていないわけではない

人一倍誰にも負けないくらい勉強している

けれど使えない

才能というものだろう

そんな姿を見るたびに彼は思った

 

可哀想だと

 

 

夜、彼女が寝静まったころ彼はこそっと寝床を置きぬけた

そして変身して森に向かった

「やはり、地球で変身したときより力があふれてくる

この世界の魔法の力が何か影響しているのか」

ここ最近かれは変身しているとき

いつもと違う違和感を感じていた

力強い感じを

「試しにちょっとこの木を、ふん、」

 

ドゴン

 

「へっ」

 

木がふっとんだ

いつもなら木がへし折れる程度に力を抑えたつもりが

今日は違った、後ろにあった木々も巻き込んでちょっとした大惨事になっていた

「な、なんじゃこりゃ~~~~~~~~」

そう叫び彼は逃げていった

 

「ザ…ザザ…ド…ザッザ…ダー、ドッコイダーザザザザザザザ」

 

通信機から聞こえる少女の声の声に気づきもせず

 

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