東方少年呪   作:CAKE

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はい、どうも。CAKEです。
今回は僕の苦手な戦闘回です。
「いいぞ、もっとやれ」
という方は水分片手に本文へお進みください。


EP,20 【戦闘?開始】

とある場所にある、隠れ里。

今でも場所を転々とし、他の存在に気づかれないように身を隠している。

ここの人々は言うだろう。変わってしまった、と。

守護者すらいないこの隠れ里も、人間の手ではどうしようもないと。

いつからか、彼らは生きることに、あまり価値は見いだせていなかった。

そんな隠れ里にとある少年と少女がいた。

二人はまるで姉弟のようで、いつも元気に遊んでいた。

少年は少女のことを「姉ちゃん」と呼び、少女は少年のことを「ゆう君」と呼んだ。

隠れ里の大人たちも、その光景を活気に変えて厳しいこの世界で何とか生き延びようと努力した。

そして、ある日のことだった。

少女の処刑が決まったのは。

 

 

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戦闘が始まって大体3分は経っただろうか。

神橋の姿はどこにも見えず、恐らく隠れたのだろうと私の中で完結させた。

シャリ―と名乗る目の前の黒幕は、予想よりもずっと強かった。

活力剤の事もあるだろうが、それ以上にシャリ―には確かな戦闘技術がある。

 

「ほいっ!」

「ッ!」

 

シャリ―が例の瞬間移動を使い背後に回り込む。

私は咄嗟に後ろを向いてお祓い棒でシャリ―の右腕を防御した。

そして私は流れに任せて本気のグーパンチをシャリ―の横腹に炸裂させる。

 

「おっと」

 

しかしそれを察知したシャリ―は左腕でそれを防御。

そして少しの間力比べをした後、目の前からシャリ―が消える。

少し前方にバランスを崩したが、直感的に体をねじり後ろを向く。

そこには案の定というべきか、シャリ―が右腕を私の体を貫かんと迫ってきていた。

それをお祓い棒で受け流し、距離をとる。

 

「……やっぱ強ぇなぁ博麗の巫女さんは。若干本気だったのに」

 

シャリ―は私から少し離れたところで困ったように頭をかく。

 

「そう? 私はまだ本気の10%も出してないわよ?」

「えぇ……こっちは40は出したのに……」

 

はぁ、とため息をつくシャリ―。

すると不意打ちでもかけるかのように瞬間移動して目の前に現れる。

何と無く分かっていた私はシャリ―が振り上げた左足を少し後ろに下がることで回避。

そして私は離れ際にあるものをシャリ―に投げつけていた。

 

「札ッ!?」

 

そう、お札だ。

人間相手ではあまり効果はないが妖怪相手では大きなダメージを与えることができる。

 

「こんなもの!」

 

しかしそれをシャリ―は体をひねって回避した。

それを見て私は確信する。

そしてシャリーもようやくそのことに気付く。

 

「博麗さんや、やっぱ気づいてるね?」

「ええ。あなた―――」

 

 

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「とにかく…何とかしないと……」

 

先ほどまでパニックになっていたユウは必死に何かを考えていた。

正直、ユウには現状すらわからないため、まずは何を考えるべきかというのを考えていた。

ユウからすれば、『幽香という客人の前でいきなり眠ってしまい、目覚めたら知らない場所にいて幽香はぐったりとしている』というわけのわからない状況になっているのだ。

であるからして、当然『誘拐』などという単語が浮かんでくるはずもなく。

 

「(………どうしよう)」

 

一歩も前進しないうちに行き詰まってしまった。

すると突然、鋭い頭痛がユウを襲った。

咄嗟に頭を押さえてうずくまるユウ。

 

 

   ……て……く…

 

 

「?」

 

いま、何かが聞こえたような気がした。

というより、頭の中から響いたような声である。

懐かしいような、そうでもないような声だった。

突然の出来事に、ユウはまた混乱してしまいそうになる。

 

「(いまの……何…?)」

 

そんなことを考えていると、また声が聞こえる。

 

   ……く…ど………る…

 

いや違う。

この声は頭の中からじゃない。

 

   ゆうく……こ

 

上だ。上の方から声はする。

頭の中の声に似ているような声だ。

しかし、頭の中の声の特徴はもう忘れてしまったので、結局わからなかった。

そして、今度ははっきりと聞こえる。

 

「ゆう君どこーー!?」

 

 

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「博麗さんや、やっぱ気づいてるね?」

「ええ。あなた、能力に制限掛かってるでしょ」

 

霊夢とシャリ―がぶつかってから約五分。

辺りには全壊状態の風見幽香の家と戦いの際に少し抉れた花壇があった。

 

「正確に言うなら、『連続で使えない』ってとこね」

「あっちゃー、やっぱり気づいてたか」

 

シャリ―には瞬間移動というものがある。

それで後ろに回り込んで不意打ちをかけるのが彼の戦闘パターンだ。

回避も瞬間移動さえあればわけはない。

しかし、シャリ―は霊夢の攻撃をことごとく『防御』している。

それも、不意打ちがバレて霊夢にカウンターをとられる時だけ。

霊夢もそれにいち早く気づき、弱点を見出したのだ。

 

「(……恐らくコイツは、溜めた分だけ効果が強くなるチャージタイプ)」

「ま、それが分かったところで勝敗には関係ないけどねッ!」

「(なら、短時間の間にたたみかければいい!)」

 

そしてシャリ―が瞬間移動で急接近して、再び交戦が始まった。

シャリ―は右手を手刀にして振り下ろし、霊夢は防御の体制に移る。

しかし

 

「甘い!」

「…ぐッ!?」

 

目の前にいたシャリ―は姿を消し、霊夢の後頭部に鈍器で殴られたような激痛が走る。

 

「確かに連続は無理だけど…」

 

霊夢は少し体をねじり、シャリ―の顔を見る。

その顔は、してやったり、という風なにやけ顔だった。

 

「同時に並行して使うのはできるのよね」

 

霊夢は目を見開く。

シャリ―が二人になっている。

同じ顔をして、二人のシャリ―が横に並んでいた。

いや、同じ顔ではない。左右対処に口角が上がっている。

そして霊夢は気づいた。

 

「気づいたみたいだね。そう、鏡のように自分の体を大気に『写し』たのさ」

 

それを聞いて霊夢は少しだけほくそ笑んだ。

こういう形でチャンスが来るとは思ってなかったが、まあいいだろう。

霊夢は体勢を立て直し、能力を二つ同時に使用したシャリ―に突っ込む。

 

「ほんっと、厄介な能力ね!!」

 

―――攻めるなら、今!




はい、いかがでしょうか。
まさかのオリキャラがラスボスである。ごめんなさい。
それと、あまりにも戦闘描写が苦手なのでちょくちょく別視点へ逃げてしまいました。
反省はしてるけど、後悔はしてない。清々しい気分です。
あぁ!やめてお気に入り解除しないで何でもs(自主規制)
では、また次回お会いしましょう。
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