何なんだろう最近、FGOを回すと、イスカンダルとかメイヴとかエミヤ(アサシン)とか酒呑童子とか当たるのは何なんだろう…哀れみでも俺に込められてるのかな?いや、嬉しいよ。今日なんて引いたら10連でマルタ(3回目)、エレナ(2回目)、エミヤ(アサシン)、酒呑童子っていうラインナップだったし…いや、嬉しいよ。皮肉とか何でもなく、メチャクチャ嬉しいよ!でも、何でだろう…素直に喜べねーよ!!これって俺が捻くれてるのかな?そうなのかな!?
ハア、ハア、ハア…
はい。
連載遅れてしまい、あと、自分的には最早口のつもりだったのですが、もしも先ほどの言葉にイラッときてしまった方々…本当に!誠に申し訳ございません!
いや、なんか溜め込んだものを一気にここで放出しないと何かここら辺で作品を挫折しかねないような気がしたので…時に作品についてなのですが、古城たちがシロウを確認できたということで、ここから一気に世界観が変わります。ストライクザブラッドとフェイトを織り交ぜたこの世界の物語を連載が続く限り応援してくれると嬉しいです!
ああ…自分のノルマ的には一、二週間に一回だったのになー…
あはは…では、また次の作品で!!
「しかし、段々めんどくさくなってきたな…」
「ええ。驚きました。まさか、あの時、船にいた魔女である南宮那月が行方不明になっていたとは…」
家に帰った古城はしばらくの間、凪沙と優麻を雪菜の部屋に預かってもらうことにして、ライダーの霊体化を解くように進言した。理由は先ほども言った通り、自分の担任である南宮那月が行方不明になってしまったからだ。
彼女が行方不明になったことをなぜ気づけたのかというと、キーストーンゲートにいた時、彼らを尋ねてきた少女がいたのだ。名をアスタルテ。藍色の髪のそのホムンクルスは現在、眷獣をも扱えるという点が目につき、那月の助手という立場で保護下に置かれている。
それゆえ、マスターの身辺調査も彼女の1日のスケジュールに入っているのだ。その彼女が那月が行方不明になったと言った以上、那月の身に何かあったと考えるのはこの場合、普通と言えるだろう。
「私から見ても彼女は優れた魔術師でした。その彼女が行方不明となると例の空間を侵した異能の事件と無関係ではないでしょう。」
「叶瀬の方もシェロがいればなんとかなるかと思ったのに、あいつ自身も事件に巻き込まれたとなると…な…」
重苦しい空気が辺りに充満する。次の第一声をライダーが出す。
「…とりあえず、気分転換に湯浴みにでもいったらどうでしょうか?こう煮詰まっていても仕方がありませんしね。」
「そう…かな?」
「ええ、こういう時の気分転換は大事ですよ。」
「そう…だな。んじゃ、風呂入ってくるわ。」
そう言って、勢いよく立った古城は風呂場へと向かった。
脱衣所の扉を開き、衣服を脱ぎ、腰にタオルを巻き、いざ、風呂へ行かんという風にわずかに思い切りをつけながら、古城は浴場の扉を開ける。
すると、瞬間、耳の奥で耳鳴りがしたような不快な感覚が襲い掛かってくる。
「っ!ん?」
その不快感に眉を顰めた古城はすぐに驚きの声を上げる。なんと、風呂場ではすでに湯気が上がっているのだ。湯気が上がっているということはすでに誰か風呂に入っているということ…そう。それはおかしい。だって、古城は誰もいないことを確認しながら、この風呂場に入ってきたのだから…
「お兄さん?」
そして、その違和感の正体が声をかけてくる。その声に聞き覚えがあり、何より嫌な予感がした古城はギギギと油を注し忘れた機械のように首を回してそちらを確認する。すると、そこには現在、体を泡で覆っている叶瀬夏音と…
「第四真祖を目視にて確認。」
「あはは…古城…そう言うのは心の準備が…」
「叶瀬…?アスタルテや優麻まで…あの、どうして風呂に…」
この状況が理解できなかった古城は恐る恐ると言った風に声をかける。すると、夏音は若干、困った風に
「はい。すみません。先にお風呂頂いちゃい、ました。」
と頬を染めながら夏音は答えた。
「あ…ああ。そう…それはごゆっくり…」
その後、ゆっくり、ゆっくりと足を後ろへ後ろへと運び、
バン、と勢いよく扉を閉めた。
「な…なんだ?一体、何がどうなって…」
幸いなことに古城は下半身をタオルで覆っていたので最低限のマナーを守ったと言えるだろう。まあ、今の古城にそんなことを気にしてられるほどの余裕などあったものではないのだが…
その後、古城は凍えるような瞳を目の奥で焔のように揺らした雪菜によってしばらくの説教を余儀なくされたのは言うまでもないことだろう。
ーーーーーーー
そして、シチュエーションは全く違うが、似たような目に遭っている不幸な男性がここにもいた。
「…さて…」
努めて冷静に…現状を打破するために頭を回転させ続ける。
言うまでもなく、先ほどのセリフはシェロが言った言葉である。
現在のシェロたちの状態を簡潔に述べると次のようになる。
シェロ、ラ・フォリア、紗矢華の三人は現在、ラブホテルの一室にいます。(しかも、もう夜)
もうアレである。3
そして、こんなところでもやっぱり大物感を出す人物がここにはいた。
「それでは、寝ましょうか!」
「「待て(ってください)!!」」
百戦錬磨の英霊と獅子王機関の舞威媛はほぼ同時に、叫んだ。
「なんでしょうか?もう、遅いのです。早めに寝て、明日に備えなければならないというのに…」
「それは至極真っ当だが、君のその『寝ましょうか。』というのはどういう意味が含まれているのか、まずそこから聞こうか?」
「どういう意味とは?」
「その…もしかして、そこの男と一緒にベッドに入るということではないですよね?」
恐る恐る聞く。いや、普通考えれば、そんなこと起ころうはずもないのだが、相手はあのラ・フォリアである。面白がってそんなことしそうな気が…
「はい、その通りですが?」
「「却下!!!」」
やはりその通りだった。これまたほぼ同時に否定の答えが聞こえてきたのに対して、キョトンとワザとらしく首を傾げる
「なぜ、いけないのでしょうか?」
「なぜ?ではない。少なくともこのような状況下でなぜ君がそんなことを言い出したのか、その辺りから聞こうか?」
「絃神島が常夏とは言え、夜は冷えるでしょう?ならば、温まる意味合いを含めてここは一緒に布団に入るべきでは…」
実にまともである。だが、この場合、こういう時の彼女の説得力は皆無に等しい。続けて、紗矢華が突っ込む。
「いえ、それでしたら、この男には申し訳有りませんが、床か椅子で寝てもらうという手もあるでしょう?」
サラッとひどいことを言ってのける紗矢華に対して
「それではこちらが申し訳ない気分になってしまいます。」
(いや、それはどちらかというとこちらのセリフなんだが…)
頭が痛くなってくる。こういう時に限って、この王女は中々引いてくれないのである。別に変態性を秘めているというわけではないのだろう。多分、その方が面白いからという非常に享楽的で腹黒な一面が見え隠れする理由があってのことなのだろうが…
だが、さすがに譲れないものがある。別に襲うということないのだが正直、彼にとってそこが問題なのではなく、もう少し、この危なげな王女に警戒心というものを持ってもらいたいのである。
「いや、こちらとしては眠らなくても別に大丈夫だ。我々英霊はそもそも霊体。睡眠など必要ないのだ。だから、そのベッドは君たち二人で使ってもらうといい。」
「と、この男も言っていますし、そうしましょう!王女!!」
「ですが…」
「これだけ特異なことが起こっている現状だ。見張りの一人や二人ついておいた方がいいだろう。ならば、睡眠が必要ない英霊である俺がその任を請け負った方がいいだろう。というわけで、君たちはもう寝たまえ。」
そこまで言われると流石のラ・フォリアもこれ以上、しつこくそれを要求しようと思わなくなったらしく…渋々といった感じで
「分かりました。しょうがありませんね。」
そう言って承諾してくれた。安堵した二人はホッとそこで胸をなでおろし、紗矢華は就寝準備を、シロウは出入口で立ち監視を始めることとした。
(やれやれ、困った王女様だ。生前、王女やら何やらというのにはそこまで縁はなかったが、それでも少なからず会うことはあった。だが…あのようなチャレンジャー染みた王女は俺でも初めて目にするな。)
そんなことを考えながら、シロウは目を閉じ意識を集中させる。
だが、やはり、情報は多いほうが確実性を増す。
そして、網をどんどんと広げていくうちに1つの気配にたどり着いた。
(っ!?この気配!これは…)
普通サーヴァントの気配を感じたからといって個人まで特定できるわけではない。当然である。たとえば、釣り餌に魚が飛びついたとしてその姿を確認するにはやはり、水辺まで魚が浮かび、その姿を確認するまでそれが何の魚なのかなど分かるはずもない。
だが、どんな時も例外はある。たとえば、経験則の法則というものがある。例えば不規則な動きをするアメリカンフットボールのボールも彼らフットボールプレイヤーはそれを理屈ではなく自分の中にある経験によってそれが一体どんな動きをするのか感じ取ることができる。そう。つまり、それは理屈ではなく、本能が、感覚が…ただその重さを感じるだけで一体何が掛かったの熟練のアングラーが理解できるように…シロウはその存在を正確に理解した。
「やれやれ…よもや、またも君に会うことになるとはな。仕方があるまい。君と戦うのは俺の方がいいだろう。なあ、ランサー?」
小声でどことも知れぬ遠い場所を見つめるように目を細めて、彼はそう呟いた。
ーーーーーーー
「……。」
「あら?どうしたのかしら?ランサー?」
「いんや、別に、ただ妙に馴染みがある気配が感じられたからよ。俺のこの予感が正しければ、結構厄介なヤツがこの島にいるみてえだぜ。マスター。」
「へぇ…あなたをして厄介というと結構なモノなのね。その敵は…」
「ああ…」
彼のマスターはメイヤー姉妹の中でも姉の方であるエマ・メイヤーである。彼女がなぜこのランサーを召喚するに至ったのか?それには少々、混みいった事情がある。
彼女たちがちょうどドイツにいるとき、一人の女性がこちらに近づいてきて言ったのだ。
(あなたたち、メイヤー姉妹でしょう。ちょうどいいわ。あなたたちに耳寄りの情報があるの。)
信じられないほど左右均等の美貌を持ち、白銀の髪を揺らし、赤い瞳をした女性に姉妹揃って釘付けになり、攻撃も何もせずにただただその女性の話に聞き入ることしか出来なかった
そうして、その女性は1つの赤い何かの欠片となにか円のような物が描かれている紙をを彼女たちに渡してこう言ったのだ。
(これをアイルランドの人里離れた場所において、ここにある召喚陣を描いて…そうしてこう唱えてみて…
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
そうすれば、あなたたちは今まで手に入れられなかった力を手にすることができるわ。)
別にその言葉を真に受けてその通りにする必要などどこにもなかった。何より、その女性とは元より縁も所縁ないただの他人であった。
だから、こんなゴミにしか見えない赤い欠片、捨て置くのが普通である。
だが、彼女たちはそうしなかった。むしろ、進んでアイルランドに行き、そしてその女性のいう通りその召喚を行ったのだ。
こうして、彼女たちはランサーを召喚するに至ったのだ。その気配は間違いなく人とはもはや別物と言ってよく、彼女たちはその存在に激しい高揚感と同時に劣等感を抱いたのだ。
紛れもない魔女である彼女たちがあの女性の言葉から耳を離せず、その言う通りに行動してしまったのだ。その女性のそれこそ「魔女の甘言」に魔女である彼女たちがである。そう。この時になって彼女たちはようやく気付いたのだ。彼女たちはあの時、催眠の類の術をかけられ、断りようもない状況に陥っていたのだということに…
それはひどい侮辱だ。彼女たちよりも大分若い。女性とは言ってもまだ二十代も行っていないだろう。そんな女に魔女として大成の域にまで至ったと自負している彼女たちは魔術で負けていないにせよ、自分たちはその甘言に、誘惑に誘われてしまったのだ!
負けたのだ!!
だから、自分たちが所属するL・C・O …通称・図書館のメンバーからこの計画を聞いた時、彼女たちは進んで意欲的に参加しようと考えた。この計画が成功すれば上手くすれば我々が更なる力を手にすることもできる。そうだ。そうすれば、あのような小娘に対する劣等感など払拭することができる。彼女たちはそう考えながらこの島に来たのだ。
「もうすぐ、もうすぐよ。オクタヴィア。私達の願いが叶うまで…」
「ええ、お姉さま。それまで頼むわよ。ランサー。」
「…はいよ。」
ランサーはそんな二人の様子をどこか哀れむようなものと嫌悪感を交えた複雑な瞳で見つめながら後に続くのだった。
ーーーーーーー
翌朝、いっそトゲトゲしいと言っても過言ではない空間の中でシェロたちは今日の準備を開始していた。
「…だからその…すまなかったと言っているだろう?」
シェロにしては珍しく若干弱々しく言の葉を紡ぐが、それに対して紗矢華はキッと敵意を込めた瞳でこちらを睨みつけてくるだけだった。
(参った。全く油断していた。)
あの腹黒王女が面白いことなら何でも試したいという非常に危なげな女性であるということは昨日の時点で重々承知していたはずだったのに、シェロは周りのこと、特に外のことばかり気にしすぎていたため、部屋のことは彼女たちの安否を確認できる程度にしか確認していなかったのである。そのため、今現在、というか先ほど、紗矢華の生まれたままの姿を見ることになるなどという予想だにしない出来事に遭遇したのだ。
確かに…途中、衣服が擦れるような音がしていた。それは確かだ。だが、それがラ・フォリアが自分自身の服と紗矢華の服を脱がしていた音だと誰が理解できるだろう?
「さて、では、そろそろ作戦会議を始めましょうか?」
と、ことの原因が口を出した時は流石のシロウもイラッとくるものがあったが、そこは流石に紳士としてすぐに冷静さを取り戻し、
「そうだな…そうしよう。」
と言って紗矢華から一番距離が取れた位置にある椅子に彼は腰掛けた。
「まず、現状の把握から…シェロは英霊であるあなたの身からしてこの現象について一体どう思いますか?」
「…そうだな正直なところ、これはただのイタズラとするにはあまりに大仰な気がする。まず、間違いなく何らかの目的があっての行動だと俺は考える。…と、その前に君たちに言っておくことがある。」
「言っておくこと?」
「ああ…きっと、北欧人である君にとっては無視できない内容だろう…」
ーーーーーーー
「な、な、な…」
鏡の前に立ち、少女 仙都木優麻…いや、正確には優麻だった者は驚愕の表情を浮かべる。一体全体どうしてこんなことになっているのかわからない。だが、ここにこの姿があるということはそういうことなのだろう。
間違いない。自分は暁古城は現在、仙都木優麻の体の中にいる!
「何じゃこりゃ〜!?」
古城はその姿を確認し、ただただ、絶叫をあげることしか出来なかった。