どうもnuno512です。
少し遅れましたが始めは新年の挨拶をさせていただきました。
皆さまはこの一年をどう過ごすんでしょうか?
私はマイクラでいろいろしたいなーと思います。(実は実況動画に出ていたり…)
それと皆様に面白い小説を届けたいと思いますのでどうか温かい目で見守ってくださいな。
では本編をどうぞ!
薫side
トクン、トクン…。
この音はなんだろう…。
微かに聞こえるこの音に私は聞き覚えがあった。しかし頭がうまく働かない。なぜだろう。
トクン、トクン…。
懐かしく感じる。心が落ち着く。
ああ、気持ちがいい…。
落ちていく。まるで水の中に入ったようなコインのように。海のように底が深くただ落ちていく。
「ん…。」
窓から日の光が入るのを感じる。目を開けるといつもとは違う天井だということに気づいたのは数分後だった。
「そうだ、篠ノ之家にお邪魔してたんだ。」
昨日、遺産相続の話し合いの時、柳韻さんが私を篠ノ之家で預かると言ってくれた。その後篠ノ之家に連れて行かれいろいろされた。特に印象に残ったのは春香さんが突然、「お風呂は入ろっか。」と言い寄られて後は流され続けて束ちゃんと3人で入ることに。
いいのか?一応見た目は小学生だけど中身はおっさんだよ?バレなきゃ問題無いか。うん。
過ぎた話だから気にしない。いや、でも、6年生って…。忘れよう。昨日はなにもなかった。
「さっ、支度しなきゃ。今日はいろいろ荷物運ばなきゃだし。ん?」
そう自分に言い聞かせるように言いながら布団を片付けていると枕が少し湿っていることに気づいた。
汗かいたかな…?
着替えてリビングに行くとすでに柳韻さんがいた。
「おはようございます。」
「おはよう、薫くん。」
朝の挨拶をすると返してくれた。
「あれ、春香さんは?」
キッチンに行っても見かけない彼女をソファに座ってる柳韻さんに聞いた。
「ああ、それなら束の部屋にいるんじゃないか?」
ふむ、少しは手伝いをしなきゃとか思ってたけどさすがに女子の部屋には行けない…。
「いや、大丈夫じゃないか?束だし。」
「そうですか?あとナチュラルに心の声を読まないでください。」
この人たまに読むんだよな、人の心。
「まあまあ、たぶん手伝いになるよ?」
ニヤニヤしながら言われても説得力がないですよ?
「まあ、仕方がないか。」
それだけお義父さんに言い立ち上がって束ちゃんの部屋に行くことにした。
この時は知らなかった、あの部屋でなにが起こってるのかを…。
春香side
「ほら、起きて束。もう朝よ。」
私は自分の娘の部屋に来てその部屋の主を起こしていた。
「ん〜、あと五分〜。」
いつも通り起こすことを延長する束だが今日はある餌があるから苦労せず起せるだろう。毎朝大変なのだ。それは置いとくとして早く起こさないと…。今日は学校があるので準備をさせなきゃ行けない。なので餌をつかうことにした。
「薫君はもう起きてるわよ?」
「なんでそれを教えてくれないのママ!」
電光石火のごとく束は体を起こしパジャマを脱ぎ始めた。
「はいブラジャー。これはちゃんとつけてね?それと、ご飯にするから急いで降りてきてね。」
私はそれだけをいって部屋を出るためにドアを開けたら、
「あ、おはようございます。なにか手つだ…。」
薫君がいた。
薫side
確かここが束ちゃんの部屋だったような。いや、確実に束ちゃんの部屋だ。
確信を持てた理由が扉にドアプレートがかかっており束とちゃんと名前が書いてあったからだ。そしてトレードマークのウサギとともに。
とりあえずノックしてみるか。
6年前の経験で扉の前ではなく横にたってノックをしようとした。すると扉が開き中から春香さんが出てきたので挨拶をしようとした。
「あ、おはようございます。なにか手つだ…。」
中では着替えている束ちゃん。スレンダーな体にその歳に少し似合わない爆弾を二つ胸部についていた。しかもノーブラで…。多分私の顔は真っ赤だったろう。なぜかって?顔が熱くなっていたからさ!
パジャマを全部脱ぎ下着姿になっている束ちゃんはフリーズをしていた。
絶対殺されるだろこれ…。そうだ!この間に逃げてしまっても構わんのだろ?
静かに振り返って逃げようとしたが目の前に春香さんがいて移動できなくなっていた。
ちょ、春香さん!?退いてくださいよ!逃げれないじゃないですか!?
目の前で私の移動を邪魔している春香さんに目で訴えた。
え?なになに?『私のことは気にしなくていいから二人で楽しんできなさい?』ま、まって!何の話ですか!?
目で会話していると後ろから肩を叩かれた。
「ん?」
振り返ると束ちゃんが…。
私はそこで気を失った。
束side
「ほら、起きて束。もう朝よ。」
まだ眠いよぉ〜。
「うーん、あと五分…。」
これで少しは寝れ…。
「薫君はもう起きてるわよ?」
「なんでそれを教えてくれないのお母さん!」
この時全神経が目覚めた。
薫が起きているって?ならば急がないと…。
私は着替えるためにパジャマを脱いで下着だけになった。
「はいブラジャー。これはちゃんとつけてね?それと、ご飯にするから急いで降りてきてね。」
ええ〜、ブラジャー?あれ締め付けるから嫌なんだよね…。
私はブラジャーを睨みながらつけなくてもいい方法を考えているとママは朝ごはんの準備のためか部屋を出て行った…はずだった。
「あ、おはようございます。なにか手つだ…。」
扉の方から声が聞こえたのでそちらへ顔を向けると薫がいた。耳まで真っ赤の…。それを見た私も真っ赤になってしまった。
「あ、あ…あ…。」
見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた。
彼は逃げるように部屋を出ようとするが母がなぜか止めてくれた。
仕方がない。篠ノ之家代々に伝わる記憶消去術を使おう。
私はブラジャーだけつけて薫に近づいた。
悪いのは薫なんだよ?うふふ。
薫side
「はっ!」
目覚めたら食卓にいた。もうすでに篠ノ之一家は全員いるようだ。
「おはようございます。」
とりあえず朝の挨拶を。
「うん、薫君おはよう。」
これは柳韻さん。
「薫君、おはよう〜。」
こっちは春香さん。
「おはようございます。」
この子は箒ちゃん、うん今日も可愛い。
「おはよう、薫。」
「おはよう束ちゃん。」
むすっとしながら返事を返してくる。
あれ?何で怒ってるのだろう?
それを不思議そうに見てる私を見て柳韻さんはニヤニヤしている。
「どうしたんですかね?」
小さな声で柳韻さんに話しかける。
「さあ?」
ととぼける。にやけ顏で。
うーむ、よく考えると目覚めたら食卓にいる理由がわからん。そしてなぜか頭が痛い。もう少しで思い出せそうな。むむむ、そういえば束ちゃんの部屋の前まで行ったような…。
「「「「いただきます。」」」」
考えているうちに朝食は始まっていたようだ。いかんいかん、今日は学校だ。私も食べないと。
「いただきます!」
その日の朝食はご飯に鮭の切り身を焼いたもの、小松菜のおひたし、そして味噌汁だった。
とても美味しかったです。