私と天災のIS製作   作:nuno512

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どうもみなさまー、nuno512ですぅ。
はい、まず二点謝らせてください。

まず一点目は今回の話を後編にできませんでした!すいません!!
いや、しようとしたんですよ?でも書きたい文章が多くなt(言い訳

そしてもう一点は織斑千冬ファンの皆さますみません!
今回、千冬ちゃんがめちゃくちゃにされる会です。いやめちゃくちゃにしすぎました。本当に申し訳ございません。

以上です。
では、本編をどうぞぉ。


ブリュンヒルデの記憶~中編~

私は倉庫の合鍵を使い扉を開ける。この合鍵先生が特別に作ってくれたものだ。

「失礼します。」

静かに扉を開ける。いつもの本の匂いが私を安心させる。そして夏休みに入るまで読んでいた本を探し開く。前回まで読んだところにしおりを挟んだため読んだページを探すのは楽だった。そう、このしおりは先生が旅行のお土産として買ってきてくれたものだ。本屋で置いてあるような紙の奴ではなくアルミとプラスチックの組み合わせで作られているもの。そしてそのプラスチックは色のついたガラス、それはステンドグラスを思い出させるようなデザインだった。私はこれをもらった時は今思い返すと恥ずかしいがすごくはしゃいでしまった。

「さぁ、続きを読もっと。」

紙の辞書を開いて文字の海に溺れていった。

 

 

読み始めてから1時間は経っただろうか。急に耳鳴りがした。

うるさい...。すごくうるさい。

とても高い音。普段は気にならなそうな音。だが集中していると雑音として耳に入ってくる。何かやるとき私は集中する。つまりは聞こえてしまうのだ。

その音は外から聞こえる蝉の声よりも高い音が鼓膜を揺らした。実は今回が初めてじゃなかった。前々回から鳴り始めたその音を私は無視し続けた。そんなものに反応するぐらいなら本を読みたいと思ったからだ。だが、鳴り始めた一日目は我慢できたがやはり人間同じことをされ続けるとストレスが溜まるらしい。そこで、私は百円玉一枚で品物が買えるという噂のある店に行ってみた。手に取ったのは『近隣の騒音対策、読書、安眠に最適』というキャッチフレーズの耳栓だった。これなら少しは収まるのではないかと買ってみた。早速次の日に使ってみたら効果は抜群。使ったその時から集中力が研ぎ澄まされるかのような感覚に落ちた。その日から私のバックの中に常に耳栓が入っているようになった。

今日もバックの中から取り出して耳に着けた。空気を振動させるものがほぼシャットアウトした。聞こえるのは心臓や息をする音のみ。あとは全部聞こえなくなった。そしていつも通り本を読んだ。

 

 

数日間たった。

やはり夏は暑かった。本当に夏は憂鬱だ。今日公園の近くでトラックの事故があったらしい。そこは私が学校に行くために使っている通学路なのだが野次馬が多くて通れなかった。最初の三分は頑張って通ろうとしたのだがやはり小さい体の私では押しのけて通ることができなかった。そして三分間のうちに野次馬たちの言葉に耳を傾けていた。

子供がトラックに轢かれた。少女のほうは無事だったが少年はだめだとか。少女は黒猫を抱えていたとか。

それだけ聞いていると歌が作れそうだななんて思ったがその考えを消すかのように首を振った。少し遠回りをして学校に行くか。そう考えた私はルートを変更することにした。歩いている途中ふと違和感を感じた、が気にせず学校に行くことにした。

 

 

倉庫についたら中に先生が書物の整理をしていた。

「おはようございます。」

私は柏木先生に挨拶をした。それに気づいたのか顔だけこちらに向けて

「おお、おはよう。」

そう返事を返してくれた。そして書物の整理を再開した。

「手伝いましょうか?」

再度先生は手を止めた。私はここを使わせてもらっているお礼をあまりしていない。ならば今手助けをしないでいつするのか。と、言うわけで先生の仕事を私が手助けすることになった。だが手助けと言っても秋の段ボールを運んだりとか本をアルファベット順に並べたりとかその程度のものだ。もともとあと少しということだったらしい。私がいてもいなくても変わんなかったんじゃないかと自問していると先生は冷蔵庫からお茶の入ったペットボトルをだして紙コップにお茶を注いでくれた。

「ほんとは飲食はだめなんだけどね。今日は手伝ってくれたから特別だよ。」

私にとってはありがたかった。手伝いと言っても体を動かすせいかとても汗をかくのだ。私は礼を一言言って飲んだ。キンキンに冷えていてすごくおいしいお茶だった。

 

先生は用事があるということで倉庫から立ち去った。

数十分後、私は体の異変に気付いた。頭がふらふらする、体が熱くなる、めまいがする。これは熱中症かと思って保健室に行くことにした。荷物のことは考えずに保健室に向かうことにしたが倉庫からでようとしたら扉が開いた。私は先生だと思って、

「せ、先生熱中症みたいな感じなので保健室行きます。」

伝えた。

「おやおや大丈夫かね。」

いつもの柏木先生ではなくこの学校の副校長に当たる先生だった。

「とりあえず机の上で横になりなさい。」

副校長先生はそういうので何か意味がるのかと考え机に横になることにした。すると副校長は私の頭に手を当てた。

「あー、熱中症だねこれは。」

そういうと、彼は机の上に置いてあったペットボトル手に取り首筋に充ててくれた。

気持ちいい。

冷却された血液が頭に周る。だがそこで意識がなくなった。

 

 

突如瞼の隙間からまぶしい光が目に入った。私は目を開ける。目に入ったのは図書室の倉庫の天井だった。そして私は体を持ち上げようとすると激痛が走った。私は口元をしかめる。声に出してしまいそうだったが出しそうになった瞬間喉にも激痛が走った。息をするのもままならない。そして私の足元から声が聞こえる。

「やっと起きたか、かなりの間寝ていたから待ちくたびれてしまったよ。まぁ、その分確実に準備ができていたからね。」

そこには副校長先生がいた。

「まぁ、目を覚ましたんだ。さっさと始めようか。」

そういうと副校長ははさみを片手に私のT-シャツを切っていく。抵抗しようとすると激痛が走る。切り終わったら満足そうにしてスカートを切り出した。

もう、もうやめてよ。私何かした?何かしたの?

声に出そうとするが喉がかすれるだけで音は発せられず音の代わりと言わんばかりに激痛が走る。

スカートも縦に切られてしまった。完全に下着だけという状況になってしまった。

「いやぁ、いいねぇ。普通の高校生もいいけど小学生もたまらないねぇ。」

私はぞっとした。その発言もそうだが何よりも発言しているときの顔が歪んでいたからである。

嫌だ。もう家に帰りたい!

体を必死に動かすが激痛が走ってただ体が揺れて終わる。

「ふふふ、いいねぇ。最高だよ。まぁ、ご褒美だ。」

そういうと彼はポケットから縦長いものをだした。私はそれがよく見えなくてわかんなかったがそのあとの行為でそれが何なのか理解した。

「はーい、ちくっとしますよー。」

すると、腕に激痛が走った。

「ああ゛あ゛゛あ゛ああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

イダイ、イタイ、イタイイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイ...。

イタイイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイイタイイタイイタイイタイイタイタイィィィィィイイイイ”ィィィイィ!!!!!!

もう、痛覚しか感じなくなった。

 

目の前の風景が渦を巻く。廻る廻る。それはもうコーヒーの中に入ったミルクのように。廻る廻る。クルクル廻る。すると目の前には光が見えた。それは夜空に輝く星のような。きらきら光る。だがその時の私にはきれいだなんて感想は出せなかった。だって、だって、ダッテ、ダッテダッテダッテダッテダッテ...。

 

 

 

 

 

スゴクイタイカラ。

 

 

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁあああ゛あ!!!!!!!!」

痛すぎて気絶もできない。死ぬほど痛いけど死に至れない。あるのは激痛、痛みだけだった。

助けて、何でもするから。悪いことなんて一切しないから。

 

 

 

 

タスケテカミサマ。

 

 

 

 

すると目の前に何色か表現できないほどの綺麗な光が私を照らした。私は涙を流した気がした。肉体がではなく精神がである。そしてその光は答えた。

 

 

 

ごめんね、それはできないんだ。

 

 

 

なんで!?神なんでしょ!?

 

 

 

神様もね、出来ることと出来ないことがあるんだよ。

 

 

 

そんな!すごい力持っているんでしょ!?お願い助けて!

 

 

 

これはね、運命なんだよ。運命という名の予定。君が痛みを感じるのは運命だから。彼があなたに注射器を打つのは運命だから。すべては予定済みだった。

 

 

 

運命?この痛みはもう決まっていたことなの?

 

 

 

否定はしないよ。

 

 

 

そんなの、酷い...。私はただ生きてきただけなのに。

 

 

 

安心しなよ。人の人生の中の幸不幸はみんな一定なんだ。つまり君はここで不幸になったから次は幸の来る番だ。

 

 

 

本当に?本当にそうなの?

 

 

 

ああ、もちろん。本当のことさ。だからさ、あと少し頑張って耐えてよ。

 

 

 

...少し頑張ってみる。

 

 

 

 

 

光が消えて視界が倉庫の天井に戻される。

「どうだったかい?天に上ることができたかい?」

副校長はにやりと笑う。

「お、ばぇ、なんヵに、ま、ヶるドか、ァ...。」

ようやく喉が動くようになった。全身が痛いがさっきよりましになった。

「へぇ、そこまでやっても壊れないなんてね。さすがあの母の娘だ。」

あの母?あの母って私のお母さん?お母さんに何をしたの?ねぇ?

「知りたそうな顔をしているな。まぁ、教えてやろう。お前の母親が一番最初の私の被害者だよ。」

ひ、がいしゃ?ひがいしゃってあのひがいしゃ?

「私は初めてそれで逝ってから病みつきになってしまってね。あ、大丈夫だよ。記憶のほうはもうないから。というより封印してあるって言ったほうが正しいかな?まぁどちらも変わらないさな、はははは。」

私の母親が被害者?お母さんも同じ運命だったの?じゃあ、お母さんは幸せになれたの?

「おっと、あとちょっとしかない。まぁもう一回ほどやる時間はあるかな?」

副校長は時計を見ながら言う。

 

あと一回?あと一回って何をするの?え、あはははは、なにその針みたいなもの。そんなのさしたら痛いに決まってるじゃないか。え?私に刺すの?なんだっけそれ?思い出したくないような。

 

 

 

頭の中が赤一色で塗りつぶされる。ぐちゃぐちゃになってもう私は私は私はワタシハ...。

 

アレ?ナニコレ?ナンダロウ?カラダノナカニタイセツナブブンガキリハナサレテイクヨウナ。ハハハ。イタクナイヨ?カミサマ。ネェ。キイテル?ネェネェネェネェネェネェネェ。アハハ。カラダイタクナイヨ?オカアサン。イタクナイヨ?コレハカミサマノオクリモノ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カミサマ、アリガトウ。

 

 

 

 

 

 

 

 

その時私は大切なものを失った気がした。




今度こそ後編に続きます
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