地上を這う男   作:ぽけてぃ

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今回と次回は作者的に重要回です
では、どうぞ!( ゚д゚)ノ


2話

 

 

 

 

クリスタと親友になった次の日の朝、俺はエレン達と一緒に食堂でご飯を食べていた。

クリスタも誘ったのだが、

“アレク達との会話に水を指すのは嫌だ”と言うことでクリスタはユミルと食べるらしい

 

 

「エレン、ちゃんと食べて…じゃないと育たない…」

 

「分かった、分かったってミカサ!だからパンを押し付けるな!」

 

「はははっ、相変わらずだなエレンとミカサは」

 

「笑い事じゃねーぞ、アレク」

 

「あんまり怒んなよエレン……アルミン、二人はずっと変わらずこうなのか?」

 

「うん、なんにも変わってないよ」

 

「エレン、私の分も」

 

「やめてぇぇぇぇーーーーーーー」

 

 

中のいいエレンとミカサの二人

それを見守るアルミン

なんにも変わってない、昔と……俺達四人で遊んでいたときと

嬉しかった…ただ、ただ楽しかった…

昔に戻ったみたいだ

 

 

「アレク、今日は何をするか知ってる?」

アルミンが不意にそんな事を尋ねてきた

 

「いいや、なにするんだ?」

 

「噂では立体起動の素質をテストするんだって」

 

立体起動のテスト?なんだそりゃ?

 

「どうやってそんなの見極めるんだよ」

 

「確か、2本のロープで吊らされたベルトを腰に巻いてぶら下がるってやつらしいよ」

 

「へぇー、」

素っ気ない変事で返すアレク、どこか上の空だ

 

「やっぱり兵団っていったら立体起動だよな!」

いつのまにかご飯を食べ終えたエレンが話に入ってくる

 

「そうだな」

 

「立体起動で飛びながら巨人を斬り倒すとか」

 

「…うん…」ポケー

 

「リヴァイ兵長とか凄いんだろうなぁ」

 

「だな…」ポケー

 

「・・・・・・・・・・おい、アレク話聞いてっか?」

 

「えっ、…………あ、あぁエレンとミカサが同棲してんのに賛成か反対かって事だろ、俺は賛成だぜ」

 

「そんな話微塵もしてねーよ」

 

「エレン…私も賛成……」

 

「俺は反対だ!」

 

「僕も賛成…かな」

 

「3対1で同棲決定だな!」

 

「お前らぁぁぁ!」

 

やっぱエレンにちょっかいかけるのは楽しいな

 

「さっきは何を考えていたの?」

アルミンが俺に質問してくる

 

一番聞かれたくない質問だ

 

「ん、あぁ…ちょっと昨日読んだ本の事を考えてて」

ごめんなアルミン、嘘ついた

 

「そうなんだ、読み終わったら僕にも貸してくれないかな?」

 

「勿論いいぜ」

 

「ありがとう、アレク!」

笑顔で微笑むアルミン

 

うぅ~罪悪感がぁ~~

 

 

でも言えるわけないじゃん!

 

 

『クリスタが今どうしているか考えてた』なんて……

 

 

 

絶対いえねぇー

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

朝食を食べ終わり、少しすると中庭(通過儀礼をしたところ)に集合がかかった

 

 

中庭に行くと結構な人数の人が集まっていた

 

 

「おっ、クリスタじゃん!……………それとユミル…」

クリスタを発見して気分上々のアレク、ユミルは二の次

 

あいつ等っていつのまに仲良くなったんだ……

 

「よお、クリスタ!今朝ぶりだな、そらにユミルも」

元気よく挨拶する

 

「あ、アレク!うん、今朝ぶりだね」

クリスタルはアレクに気づいて笑顔で挨拶する

 

「“それに”ってなんだよ、“それに”って、けっ、どうせ私はクリスタのオマケですよ」

ユミルも皮肉混じりだが返してはくれている

 

あれ………全部が皮肉じゃねーか……

 

「そんなことないよ、そんなことないよねアレク!」

 

「う、うん。」

 

「クリスタが言うんだったら良いけどよ」

 

なんだよユミル、お前はクリスタ大好きっ子かよ!

 

 

 

「今日って、なにするんだろーね」

クリスタが問いかけてくる

 

「アルミンが立体起動のテストをするって言ってたぞ」

 

「へぇー、楽しみだね」

笑顔で返す

 

クリスタの笑顔って、マジで女神のそれだよな

 

「アレク、お前だけ失格したりしてな」

 

なんちゅう縁起でもないこと言いやがるんだよ

 

「そんなことないよ、アレクならきっと大丈夫だよ」

 

「ありがとうなクリスタ」

 

 

 

それからキース教官がきて立体起動のテストの詳しく内容が発表された

 

 

テストは立体起動の素質をはかるためのものらしい

ダメダメな奴は次の日の馬車で開拓地に送られるらしいその時点で訓練生の身分を剥奪される

 

テストは前半組と後半組の2回に分けられる

クリスタとユミルは前半組で俺は後半組だった、エレンとミカサも後半らしい

 

 

 

 

 

 

テストが始まった

前半組の人が全員吊るされる

 

 

クリスタは・・・・・・よし、大丈夫だな、良かった

 

ユミルは・・・・・・余裕そうだな……心配して損したか…

 

アルミンも大丈夫そうだな

 

後は俺とエレンとミカサだけか

 

 

やってやるぜ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ここからしばしばキース教官目線でお送りします

 

 

前半組が終わり、後半組が始まった

今年は優秀な訓練生が多いようだな

ミカサ・アッカーマンやアニ・レオンハート、ライナー・ブラウンは全くブレを感じさせない

まるでどうすればいいのかを体が知っていると言った感じだ

他にもベルトルト・フバーやジャン・キルシュタイン

コニー・スプリンガー、サシャ・ブラウスなどが上手いと言ったところか

何故あの通過儀礼の時に芋を食べていた奴がこんなに優れているのか疑問に思うがな

 

それより大変にダメダメな奴が二人もいるな

 

 

1人はエレン・イェーガー

あの、超大型巨人の襲撃を受けた中の1人らしいが

全くダメだな

始まって2秒でひっくり返りって宙ぶらりんだ

これはこれで驚きだった

まさかあんなにもすぐにひっくり返る奴がいたとは……

逆に凄いともいえる位だ

何故だと疑問に思ってしまう

 

 

そしてもう1人はーーーーーーーアレク・チプスだ

彼も超大型巨人の襲撃を受けたと聞いたが

こっちは言うなれば普通だった

普通にダメダメだった

全く安定感がない、ずっと前後左右に大きく揺れている

エレン・イェーガーのようにひっくり返りはしないものの立体起動は無理だろうな、あれでは巨人の囮にもならん

 

明日やってダメだったらかえってもらうしかないな

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その日の夕食

 

俺、アレク・チプスは絶望していた

 

まさか失格するとは思わなかったからだ

まるで、ご飯はあるのにご飯の食べ方が分からないみたいな………そんな感じだ

 

 

明日また試験があるらしい

そこに懸けるしかない

 

 

 

 

そこで誰かの足音が聞こえる

 

誰だろう?クリスタかな?

クリスタにはこんな恥ずかしい姿は見せたくなかったな

 

そう思い顔をあげるとそこにいたのはアルミンだった

 

「アル…ミン…?」

 

「やあアレク、実は昼間のことで……」

 

「アルミンも俺を笑いに来たのか?」

 

「えっ、」

 

「正直俺のこと見下してるんだろ」

 

「違うよ!明日もう一度あるんだから上手かったライナーやベルトルトにコツを教えてもらおうと思って」

 

「っ!・・・・・・・・・悪い、俺少しピリピリしてたな」

 

「いいよ、それより行く?」

 

「ああ、いかせてもらうよ」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「「立体起動のコツを教えてください‼‼」」

夜になり俺とエレンはライナーとベルトルトの所に出向いた。親友のアルミンを連れて

 

 

最初に口を開いたのはライナーだった

「すまんがぶら下がるのにコツがいるとは思えん、

期待しているような助言は出来そうにないな」

 

 

「そうか……」

エレンがそう呟く

 

「3人はシガンシナ区出身なんだよね」

次に口を開いたのはベルトルトだった

 

「うん、そうだよ」

アルミンが答える

 

「ってことはやっぱり、巨人の襲撃を受けたんだよね、なのにどうして兵士になろうと思ったの?」

 

 

「僕はエレンやアレクと違って実際に巨人の恐怖を目の当たりにしたわけじゃないんだけど、ただあんな滅茶苦茶な奪還作戦を決行した王政があると考えるとじっとしてられなかっただけで……」

アルミンが最初に口を開いた

 

「エレンはどうなの?」

ベルトルトがエレンにふる

 

「俺は………根絶やしにしないといけないと思った、あんなバケモノに好き勝手させてたまるかって……そう思ったんだ…」

 

エレンが言い終わると皆の目線がアレクに移る

 

 

「俺は・・・・・・・親の敵をうつ為だ」

 

「そんな理由か」

ライナーが言う

 

「ああ、それだけだ実際、親が死んでなかったら俺は兵団を目指さなかっただろうからな

それでも巨人に対する思いは誰にも負けないつもりだ

勿論エレンにもだ」

 

「そうか」

納得したようにライナーは頷いた

 

 

 

 

それからは5人であの巨人に襲撃された日の話をした

 

 

時間になり3人はライナーとベルトルトの宿屋を後にした

出るときにライナーが言った

「エレン、それにアレク!明日は頑張れよ」

 

その言葉が何故か俺の気を楽にしてくれた気がした

 

 

 

 

自分のベッドに潜り、眠りにつこうとする

 

 

 

なかなか寝付けない

 

クリスタの事を考えてしまう

何故クリスタはテスト後に俺に会わなくなったのだろうか、

 

そんなの分かりきったことなのに認めたくない

クリスタに見捨てられたなんて考えたくなかった

 

アレクはその日、涙を流しながら眠りについた

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

時間はその日の昼に戻る

丁度アレクがテストを受けている時間だ

 

「……アレク」

 

「こりゃあダメだな、」

 

そこにいたのはクリスタとユミルだった

アレクのテストの様子を見てそう呟く

 

「明日またあるらしいが……どうだろうな」

 

「・・・・・私、アレクを元気づけてくる!」

そう言ってアレクのところに向かおうとするクリスタをユミルが腕をつかみ止める

 

「止めとけ」

 

「なんで止めるの、アレクを励ましに行くの!」

 

「それは今のアレクには逆効果だ、自分の事を惨めに感じて一生苦しむぞ」

 

「でも」

 

「今日は止めとけ、まだ明日があるんだ。明日の結果がどうだろうと、明日は声をかけよう」

 

「…………分かった」

 

そう言って二人は自分達の部屋に戻るのだった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

次の日の昼になる

 

中庭には104期訓練生の皆が集まってる

 

 

「覚悟はいいか!エレン・イェーガー!」

 

順番はエレンが先にやると自ら立候補した

 

 

ロープが上にあがる

 

エレンは少しぐらつきながらも立派にたっていた

 

「「「「「うおおぉぉぉぉ」」」」」

 

周りから歓声が響き渡る

 

 

さすがエレンだ自力でやりやがった

 

と、思った瞬間ーーーーー

 

エレンは態勢を崩し頭から地面に激突した

 

 

 

「俺は……まだ…まだやれます!」

必死に足掻くエレンだが結果は変わらない

 

「おろせ」

教官の冷たい声が聞こえる

 

「エレン・イェーガーのベルトを交換しろ」

教官から予想外の声が聞こえる

 

 

 

その後のエレンは見違えるようだった

 

ブレないーーーとはいかないまでにも綺麗に乗りこなしていた

 

「整備の欠陥だ」

 

「ってことは俺は」

 

「合格だ、訓練に勤しむように」

 

「やったぁぁぁぁ」

両腕を高らかにあげて喜ぶエレン

 

 

そこには静かに1人拍手するアレクがいた

 

 

 

 

 

そんな興奮覚めやらんままに俺のテストとなった

 

 

大丈夫だ!エレンも出来たんだ、俺もやらないでどうする!

 

自分に言い聞かせアレク

 

「覚悟はいいか、アレク・チプス!」

 

「はい!」

元気に返事するアレク

さすが、やる気は人一倍あると自負しただけはある

 

 

ロープがあがる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は最悪だった

体は大きく揺れて腕をバタバタさせる始末

見ていて滑稽ともいえる光景だった

周りの目は笑わないにしろ冷ややかな目でアレクを見ていた

 

そして最終的にはエレンと同じように頭から地面に激突した

 

 

 

 

 

それはアレクテスト・チプスの開拓地行きが決まった瞬間だった

 

 




キース教官の視点が難しいぃ~~

書き終わって本文の字数を見たら4444でした
なんとゾロ目ですよ、少しだけハッピーになった作者がそこにはいました

さてテストを不合格に終ったアレクはこの後どうするのか!?
次回に期待です
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