ゲゲゲのスナマミレン。
略して「ゲゲマミレン」
ゲゲゲ 「変なあだ名をつけるんじゃねーよ!」
ゲゲゲ魔人は、慌てている。
両手をバタバタさせながら、猛アピールしている。
なんだかとっても、必死そうだ。
魔人 「わー! たんまたんまー、おーちつけってー!」
必殺勇者 「騙されるもんかー! モンスターめー!!!」
魔人 「モンスターはなー! 喋らねーだろー!」
勇者 「モンスターは喋らねーんだぞ! このヤロー!」
魔人 「だから、モンスターは喋らねーだろーがー!!!」
勇者 「モンスターが喋るかよー、バカヤロー!!!」
魔人 「だからよー!!!」
勇者は、ひどく混乱・・・、ひどい混乱しているようだ。
よっぽどびっくりしたのだろうか。
いや、天然か?
勇者レイト 「くぅぅぅたばぁれぇぇぇぇぇ! ゲゲマミレンめぇぇぇぇぇ!!!」
ゲゲゲ魔人 「うわ、うわぁぁぁぁぁ!!! 変な名前で呼ぶんじゃねえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
必死に叫ぶゲゲマミレンに、必殺の雄叫びを上げる勇者。
トリガーに力を込めて♪
ドン!!! ドガガガガガガガガガガ!!!
魔人 「おわあぶねえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
勇者 「うわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
何の固定もせずに、ガングリップもほぼ無い状態の12、7mmのトリガーを引いたもんだから、大変な事になった!
銃が暴れ狂った!
まるで、ホッピングのような格好で銃を押さえ込んでいる勇者。
360度、全方位に、むやみやたらとばら撒かれる機関砲弾。
それはまるで、必殺技のようだった!
ゲゲゲ 「ひいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
レイト 「ぐわああああ! ぎゃああああああ~! いて、いてぇぇぇぇぇぇ!!!」
ゲゲゲ 「おぉ、おいぃぃぃぃぃ!!! あぶねぇぇぇぇぇぞ! あぶねぇぇぇだろぉぉぉぉぉぉ!!!」
必殺技 「ハンターマジック・機関砲大車輪」
特徴 - 死角無く、機関砲弾 (と、ゲ〇) をばら撒きちらす事により射程内全ての敵を、とても危険な目にあわせることができる。
欠点 - 手が燃えるようだ、足がしびれてきた、目がまわる、気持ち悪い、しかも、反動が大きすぎて手を離せない。
最後の力を振り絞り、大技を繰り出した、必殺勇者。
しばらくグルグルと、あちこちぶつけながら華麗に舞い踊り狂う勇者は、2mほど飛び上がり落下して、弾切れとともに力尽きた。
レイト 「・・・・・」
そして、あたりはしばらく静まり返った・・・・・
・・・・・・・・・・
仰向けで、大の字に万歳している勇者の手には、機関砲のグリップが握られている。
砂に抱かれる、勇者と機関砲。
赤熱した、空冷の砲身が音を立てて泣いていた。
まるで、相棒が死んだと泣いていた。
レイト 「・・・・・」
さすがの勇者も、もう動けなかった。
重いまぶたをうっすら開き、空を見上げるレイト少年。
かろうじて意識はあるものの、どの筋肉もピクリとも動きそうになかった。
そして、まぶたの筋肉すらも。
暗闇に覆われゆく最後の視界には、忍び寄るゲゲマミレンの気配が写っている。
レイト 「・・・・・おわり?」
おわり
メタルマックス 旅立ちの砂漠にて