思いつきなんで雑です
EDOの人里から離れた渓流
そこには一人の強者がいる
男の名は青馬、元忍空組9番隊隊長申忍『雷鳴の青馬』
戦が終わり己の守るべき川へと帰って来た彼は水害で孤児となった子ども達と共に川の手入れや魚の養殖に力を入れていた
「うん…今日もいい天気だ」
川原で散歩をしている青馬、自分の留守の間に子ども達は見違える程に成長しそのおかげで仕事がなくなってしまった
「上太郎達が成長して嬉しいが少し寂しいものを感じるな…」
「そういうもんなんか?」
「あぁ、今からこれじゃあいつらが大人になったら…ん?」
何時の間にか誰かがいる事に気付いた青馬
だが今、彼は一人で散歩をしていた
ふと川の方へ視線を向ける
「よう!久しぶりだな青馬」
そこにいたのはまるでカエルの様な顔をした男
そのカエル男を青馬は良く知っていた
「風助!風助じゃないか!」
「今年もモロコシ出来たから届けに来たぞ」
「初めておまえと会った時の事を思い出したよ」
「あん時はここの奴らに釣られちまったけどそいつらもういねえのか?」
青馬は風助を自宅へと招き入れ自分達の出会いを思い出す
「ふふ…玄関前で作業していたのが上太郎達さ」
風助は成長した子ども達を見間違えた
それ程までに成長した事に青馬は自分の事の様に嬉しかった
「あいつらがあん時の!すげぇな!おめぇが鍛えたのか?」
「いや、俺は何もしてないさ。あいつ達が自分で強くなったのさ」
青馬の顔を見て風助は笑顔になる
「良かったな、青馬」
「ああ、だが欲を言わせて貰えばあいつらの成長する瞬間を見届けたかったがな」
風助は青馬の顔がある人物と重なって見えた
「何かおめぇ、父ちゃんみてぇだな」
青馬は少々驚いた表情を浮かべる
「父か…そうかも知れないな…」
「ちょっと羨ましいぞ」
風助は羨望の視線で青馬を見る
青馬はそれを感じ申し訳なさそうにする
「すまない…だがおまえもいずれは家庭をもつ事になるんだ、いつまでも羨むだけではいかんぞ」
風助は腕を組み頭を捻り唸る
「よくわかんねぇぞ…」
「慌てる事はないさ、時が来ればいずれ分かるようになるさ」
青馬はそんな風助を微笑ましく見つめる
「じゃあ俺そろそろ行くぞ」
席をたち出発する風助
「風助、俺達干支忍に配るのもいいがおまえの弟子にも渡したらどうだ?」
青馬はモロコシを手に風助に助言する
「俺の弟子か…おう!サンキューな青馬」
戸を開け手を振り歩く風助に笑いが止まらない青馬であった
そして青馬の元から去って数日後、EDOから風助がいなくなった
明けましておめでとうございます
今年からこっちもちょくちょく更新します