もう片方とは違って物語の繋がりのある感じにしようと思います。
ちなみに、物語中でみんなが同居する建物は、よくあるマンションの3分の1くらいの大きさだと思っておいてください。
同居人も少しずつ増やしていく予定です!
ゴチャゴチャしない程度に、ですが。
心の声「何話まで続けられるやら……」
うるせえ!始める!ドン!
どうぞ!
ミラ「……」
チャリンチャリン
ミラ(今日の食費は750G……日に日に少なくなってる……)
ミラ「また日雇いの仕事でも探そっかな〜、ホント。あたし肉体労働とか向かないんだけど」
〜武器屋〜
バロン「……ここは職場相談所では無いのだが」
ミラ「見りゃわかるわ。スピカとかここで働いてんでしょ? あたしも雇いなさいよ。」
バロン「ほう、ほう。いいだろう、何ができる?」
ミラ「貧しい生活から学んだ計算よ! あたしに任せれば2桁のかけ算ぐらいは朝飯前なんだから!」
バロン「スピカで間に合っている」
ミラ「じゃあ食べられる野草探しに行ってあげる!」
バロン「食うには困っておらん」
ミラ「じゃ、じゃあBGMにデスメタル……」
バロン「激しい音楽は好きではなくてな。それに気が散る。」
ミラ「お願いぃ‼︎ 一ヶ月……いえ、一週間でいい! あたしを養ってちょうだいぃ‼︎」
バロン「……泣きつかれても困る」
ミラ「こんなか弱い悪魔をノタレ死にさせようっての⁉︎ そりゃないわよーう‼︎」
バロン「これ以上は無理だ」
ミラ「へ?」
バロン「……」クイッ
ミラ「?」
ザック「今日のメシ、今日のメシ……」モグモグ
ザック「ん、よう」
ミラ「」
バロン「……全く不本意だが、4日分の食費が無くなったと駆け込んできたのだ」
ミラ「アンタどんだけ無駄遣いしてんのよ⁉︎ どーせまたジャケットでも買ったんでしょ⁉︎」
ザック「なんだよ、服に金使うのはお前だって同じだろ?」
ミラ「あたしの場合は必要な出費なの! シスター服ってお高いのよ⁉︎」
バロン「……これ以上は限界か」
バロン「おいお前達、少し来い」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シャルロット「で、なんであたしよ。今はそんな金持ってねーよ。」
バロン「なに、そんな野暮な願い事はせんさ。少しばかり更正を兼ねて頼みがある。」
シャルロット「更生ぃ? なにそれ」
バロン「最近、知り合いの別荘が空いてな。見ろ」
シャルロット「別荘?」
紙「☆安くて高貴な空き家!
新しいので部屋も綺麗!
縦にも横にも限界突破の長さ!
部屋はほぼ均等な小部屋で、アレンジを効かせて快適に。
ところ:帝国首都圏から徒歩数分の某所
買取希望の方は値段交渉にこちらまで」
シャルロット「で、これが何。まさか、あたしに別荘くれんじゃないよね?」
バロン「そのまさかだ。知り合いのよしみで格安で譲り受けさせてもらう。お前が家の主となれ」
シャルロット「へっ⁉︎ マジで‼︎ よっしゃー! メシウマ、タナボタ!」
バロン「ただし、その上でその別荘にて仕事を与える。」
シャルロット「なによ? あたし、大抵の事なら何でもやるよ!」
バロン「では頼もう。そこを集合住居とし、大家として働け。」
シャルロット「……はい?」
バロン「進んだ国の言葉では『マンション』の『管理人』が正しいかな」
シャルロット「いやいや待て待て! あたしにそんな事できるとお思いかっ⁉︎」
バロン「予算などの算術や細かい規則などが絡んだ際には、こちらにプロが居る。お前は最低限の仕事をこなすだけだ」
シャルロット「ちょ、ちょちょ……あたし一応おたずねものだし……」
バロン「さらにここは帝国領近く。お前の追っ手は大国とはいえ連邦にすら所属せぬ勢力」
バロン「帝国の心臓部近くで騒ぎを起こすほど馬鹿ではない、どうだ。悪い話ではないな?」
シャルロット「だからねー? そういう仕事場とかなんとかは人間関係も……」
バロン「問題ない、清掃員がたまに挨拶しに来るだけだ」
シャルロット「で、でもねー……」
バロン「……」グイッ
ザック「お願いだよー……俺たち、金がなくて住むとこからもうすぐ追い出されるんだよぉー……」ウルウル
ミラ「あたし……アンタが受け入れてくれなきゃ明日路上で死んでるかも……」ウルウル
シャルロット「ふぐぅっ⁉︎」
ザック「ボク、まだ16なのに……もっと生きたかったよママ……ガクッ」
ミラ「ああ、死んだら地獄から悪魔がやりそうな儀式して呪ってやるわ……ガクッ」
シャルロット「ず、ず……ずりーぞてめー‼︎ わーった! やってやる! やるからそんな死んだ金魚みたいな目であたしを見るなぁー!」
バロン「わかればいい」
ミラ「計画通り」ニヤァ
ザック「計画通り」ニタァ
シャルロット「アホ! バカ! てめーら、いつかきっと覚えてやがれおるぁーー!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シャルロット「で、値段交渉に来たんだけど……うわ、趣味わりぃ家。王宮みたいだわ」
バロン「荘の方もこうでないことを祈れ」
貴族「なにか言いましたカネ?」
シャルロット「いいえ、なにも。装飾品の全ての光沢が鮮明にて鮮烈……素晴らしいお部屋です。」
バロン(おい、何の口調だそれは)ヒソッ
シャルロット(御子の演技だよ。こっちの方がなんか問題発言した時もゴマカシに都合いーだろ。)ヒソヒソ
バロン(……勘弁してくれ)
貴族「そうでしょうな。私が財力にモノを言わせてかき集めたシロモノですから」
シャルロット「ええ、そちらは幻獣ヌベスコンドゥールの剥製、このカップはカリラ・ヌベスコの陶芸品、こちらは限定PS4。どれも貴重な品です」
シャルロット(ざっけんなカス、ヌベスコンドゥールの剥製とか(՞ةڼ◔)←こんな顔したブサイクじゃねーか。飾る気が知れねー。)
シャルロット(大体、その他も豪華にする必要ねーし! なんだよ限定PS4とか! PS3勢舐めんなよコラァ!)
貴族「かつてからご身分のお高い方でしたのカネ?」
シャルロット「はい、お恥ずかしながらルクサントの辺りで貴族の身分でして……」
シャルロット(ぬはぁっ‼︎ 傷口えぐって来おってからに! はよ終われ、はよ!)
・
・
・
シャルロット「で、なに? 3万Gじゃご不満なワケ?」
貴族「い、いやいくら知り合いのよしみとはいえ……安すぎませんカネ? せめて10万以上は……」
ガンッ
貴族「ヒィッ‼︎」
シャルロット「じゃ何? アンタあの家使って3万G以上の価値の何か出来んの? 売るしかねえだろ? あ?」
シャルロット「それともなにか、知り合いを裏切ってまで高い金額で別の場所に売っ飛ばすか? そりゃ結構、美しい友情ですねー」
貴族「ひいい! バロンさん! 助けて!」
バロン(よしもっと押していけ)
シャルロット(……さすがのあたしでも気の毒になるわ)
バロン(元から気に食わなかったし、縁を切る事になっても構わんさ)
シャルロット(あんた、もしかして天然であたしより外道? つーか事後処理だいじょぶなの?)
バロン(口止めならこちらでやる)
シャルロット(やべーよこいつ、言ってることがマジで……)
シャルロット「とりあえず、これでいいのか悪いのか! ハッキリしろオラァ!」
バロン「その辺りにしときなさいシャルロットさん。ここは私が」
シャルロット「へ?」
貴族「あ、ああバロンさん……」
バロン「あの者は私も手を焼く暴君でしてな……ここに連れて来たのも無理強いの結果だ、下手をすれば生きたまま爪にクギを刺され、晒し首にされる……申し訳ないっ」
貴族「う、ひぁ……」
バロン「せめてもの償いだ、金額を5万にするよう、私に交渉させてください。本当にすまない」
貴族「そ、そんな事をしたらあなたが……!」
バロン「安心してくだされ、必ず戻りますとも」
貴族「ば、バロン様……本当にありがとうございます……あなたは神様カネ!」
シャルロット(もしかして、こいつ黒幕なんじゃね……?)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シャルロット「つーわけで、こちらが5万で手に入れた豪邸でーす!」
ザック「スゲェ! 別荘のくせに宿屋ぐらいデカさあるじゃねえか!」
ミラ「言葉も出ないわね……」
シャルロット「ふふ、中入る?」
ザック「おうよ! ここに住むのか……」
シャルロット「ん? 違うよ?」
ザック「えっ?」
シャルロット「あんたたちのは、隣のそれ。これの半分くらいの建物。こっちに入れるのは自慢したいから」
ザック「」
シャルロット「ここは大家の特権だからねー、荘を近くで見守る必要あるし仕方ないわー」
ミラ「」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミラ「トホホ……これが格差……」
ザック「とはいえ、中は割と綺麗だし……普通の宿屋よりむしろいいんじゃね? 大きさを除けば。」
ミラ「じゃ、あたしこの部屋取ったから。早い者勝ちよ」
ザック「……お前、そんな陽も射さねえジメジメした部屋どうするつもりよ?」
ミラ「決まってるでしょ! きたるべき飢餓期間に向けて、もやし栽培よっ!」
ザック「ふーん。じゃあ俺はこっちで、風通しも良さそうだし」
ザック「部屋の中は……おお、一式揃ってやがる! ベッドまであるぜ! こいつはバロンさんが? 最高だぜおい!」
シャルロット「おー、はしゃいでるはしゃいでる」
ザック「ん? なんだよ人がいい気分の時に」
シャルロット「あたしが気分悪いみたいな言い方やめろ。風呂とか水回りきたねーし、掃除すっから。当分暇ないと思いなよ」
ザック「」
シャルロット「そっちの部屋の悪魔も聞こえてるよね? キレーな風呂に入りたきゃ、あたしの仕事量減らすためにも働きな」
ザック「あ、やめて! 連れて行かないで! ふかふかベッドがぁああ!」
今回はオチなし!
部屋ごとのストーリーとか書いてたらこういうものも描きたくなってきたので書きました。
更新ペースは今まで通りを保ちます!(超不安定なペースのくせに今まで通りとは一体……)
では、次回!
ありがとうございます!