住まえ、白猫荘!【白猫プロジェクト】   作: § Jack

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ザック……貧乏系イケメン革命家。ファッションや革命に金をつぎ込むため金なんか持ってる訳ないぜ!
現在は革命も動きを待つ状態。帝国で秘密工作を始めている。

シャルロット……金ピカ騎士。愛称シャル。
シャルの80%は欲と休憩でできている。
また、正月のストーリーでは同期のオウガがハブられたが、気にするものはあまり居なかった。

ルウシェ……白髪のかわいらしい細身の少女で、アイドル志望生&期待の新人。
暗くて狭い部屋に閉じ込められてる間、暇つぶしに筋トレをしていたという噂が一部で流れている。
かわいい。かわいい。かわいい。

ミラ……天然で抜けてる悪魔。料理が上手い。
割と悪魔の中でも強い部類の人だが、全然そんな雰囲気とか威厳とかはない。もやし大好き。

ガショウ……正月に出没する無敵の変態。

ヴィなんとか……トリ。



シャルロット「住まえ、白猫荘! 」 ミラ「パート3よね!」

ミラ「んー……いいわぁ」

 

ザック「コタツまで備え付けとは、気がきくじゃねーか……」

 

ミラ「できれば部屋に一つずつ欲しかったんだけどね。ま、いいわ」

 

ルウシェ「すやぁ〜……」

 

ザック「シャルの奴は?」

 

ミラ「また隣のデカい方の家でしょ。あっちなら暖房でも何でもあるだろうし」

 

ザック「だろーなー……せっかく正月なのに連れねー奴……」

 

ピンポーン

 

ザック「ミラ〜、出てくれ」

 

ミラ「イヤよ、あんた出なさいな」

 

ザック「俺よりお前が玄関に近いだろ」

 

ミラ「微々たる差じゃないのよ」

 

ルウシェ「すぴー……」

 

ピンポーン

 

ザック「分かった分かった、俺が出てやるから。ふぁーあ、いい気分だってのに……」

 

 

ガチャリ

 

 

ガショウ「皆サンオメデトウゴザイマース!」

 

シャルロット「ぬぐぐ……助け……」

 

ザック「……」

 

 

バタンッ

 

 

ミラ「誰だったの?」

 

ザック「間違いだ」

 

ミラ「あっそ」

 

ドンドン

 

ドア <くらぁー‼︎開けんかいボケェーー‼︎

 

ザック「やだって‼︎ なんか得体の知れねーアレ付いて来てるし‼︎」

 

ドア <だから開けろっつってんの‼︎ もうマジ無理、うわ……うわー……

 

ミラ「なんか意識遠のいてない? 本格的にヤバいわよ」

 

ザック「いやでも開けたらアレ入って来るだろ絶対! 嫌だからな! あんなのが住み着くとか!」

 

ルウシェ「ふぁぁ……どぉしましたか? さっきから騒がしいですが……」

 

シャオフー「下が騒がしいから降りてきたがぇ、どういう事かえ?」

 

ザック「かくかくしかじか」

 

 

 

 

ルウシェ「ふぁい……変態さんを何とかすればよいのれすね……」

 

ザック「ま、まぁそういう事だけどよ……」

 

シャオフー「どれどれ、ちぃっとばかし叱ってあげようかねえ?」ガチャ

 

ザック「あ、バカ! 開けたら……」

 

 

ガショウ「ガショーン‼︎」ドドド

 

ザック「うおおおおお‼︎」

 

ミラ「ひいいいいい‼︎」

 

 

ルウシェ「アラストル」シュッ

 

シャオフー「そぉーれ」ブォン

 

カキーン

 

< ガショーン!!!!

 

<ギャァアアア!!

 

 

ルウシェ「お力強いんですね、シャオフー様!」

 

シャオフー「いんや、わしこそ腰が抜けそうに……」

 

ザック「す、凄え……」

 

ミラ「一番非力そうな面々なのにね……たまげたわ」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〜遥か遠くの南国〜

 

 

ガショウ「アハハハハ‼︎ 待テ待テ‼︎」

 

シャルロット「うふふ、わたくしを捕まえてごらんなさぁ〜い♪」

 

 

アハハハ…

 

キャハハハ…

 

ウフフフ…

 

 

 

……

 

 

シャルロット「……とちゃうわアホっ‼︎」

 

ガショウ「ガショーン‼︎ アケマシテオメデトウゴザイマス‼︎ ショーン‼︎」

 

シャルロット「いやああぁ‼︎ あいつら、よくも一緒に吹っ飛ばしてくれやがってぇーー‼︎」

 

シャルロット「ここどこ‼︎ 民家は‼︎ ホテルは‼︎ 旅館は‼︎ 帰りはどっちじゃあぁああ‼︎」

 

 

 

 

シャルロット「なんとか逃げ切ったか……ふう……」

 

ドカーン!!

 

シャルロット「ぎえええ‼︎ 今度は空飛んで来やがった‼︎ 滅せよ! 滅せよぉお!」

 

ドカバキ

ボカボカボカボカ

 

メキィ メリメリッ

ボキン

 

 

シャルロット「よっしゃあっ! いっちょ畳んだったぁ!」

 

 

ヴィストリニルグ「……ぐぇっ……」

 

 

シャルロット「あ? なにこいつ。でっかい鳥だな〜、ほれほれ」ゲシゲシ

 

 

ヴィストリニルグ「ぐふぇっ……」

 

シャルロット「ま、いいや。無人島だしビーフも無い。仕方ないからチキンでも……」

 

 

ヴィストリニルグ「キエーーー‼︎」

 

シャルロット「うおおおお‼︎」ビクーン

 

 

ヴィストリニルグ「なんという野蛮!なんという野性! これが我らの光焔の御子の姿!」

 

シャルロット「は、はい?」

 

ヴィストリニルグ「おお嘆かわしや! 主よ、私めが必ずこの愚娘を更生させ……」

 

シャルロット「なんだとてめー! どこのどいつだ! 会って早々喧嘩売りやがって!」

 

ヴィストリニルグ「私は光焔の主の使い、ヴィストリニルグという者です。つまり、あなたを誕生させた存在の部下……」

 

シャルロット「あーはいはい。パシリね」

 

ヴィストリニルグ「キェーーー‼︎ 違います! いえ、意味的にはほぼ合ってますが……」

 

シャルロット「ほれみろ、あと名前長いしめんどい。何て呼ぼ……」

 

ヴィストリなんとか「私の名前はヴィストリニルグです‼︎ ああ、聡明さにも致命的な欠如が……」

 

シャルロット「ヴィ……トリ……?」

 

トリなんとか「いいですか、『ヴィ・ス・ト・リ・ニ・ル・グ』です‼︎ はい、ご一緒に‼︎ 私の名は?」

 

 

シャルロット「トリ公」

 

トリ公「キェーーー‼︎ なんと野蛮な呼称! 聞き捨てなりません!」

 

シャルロット「ほんでトリ公、なにしにきたの」

 

トリ公「……我らが光焔の主はあなたの行いに憂いております」

 

シャルロット「どこに」

 

トリ公「……その強さだけには三ヶ月に一度、思い出したように称賛を送る程度です」

 

シャルロット「つまりほぼ全部かっ‼︎」

 

トリ公「とにかく! 働かない、食べて寝る、怠惰の三拍子揃ったあなたを更生するため、私は遣わされたのです!」

 

シャルロット「知るか、しかも今は働いて……ちょいまち、お前飛べんの?」

 

トリ公「ええ、まぁ霊鳥ですから」

 

シャルロット「よっしゃー! これで帰れる‼︎」

 

トリ公「帰る? あなたの拠点にですか?」

 

シャルロット「うん、そーだけど」

 

トリ公「なりません。あそこの連中は色々と不純です」

 

シャルロット「不純いうな! とりあえず、他に帰る場所もねーだろ。今一文無しだし」

 

トリ公「む……まぁ一理あります。では一旦戻りますが、持てるものを持てばすぐ旅立ちますよ」

 

シャルロット「へーへー」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〜白猫荘〜

 

 

ルウシェ「おいしいです! これが『きなこもち』なのですね!」ミョーン

 

ミラ「作るのは初めてだったけど、案外上手くいくもんね」

 

ザック「きな粉と砂糖かけただけだろ?」

 

ミラ「あんたねえ……」

 

シャオフー「わしも食べてええかねえ?」

 

ミラ「シャオばあちゃん用にはこっちね。餅を柔らかめにしといたわ」

 

バサッ

 

ミラ「あら? 誰か来たかしら」

 

ザック「見に行ってみるか」

 

 

ガチャ

 

 

シャルロット「ただいまー」

 

ガショウ「ガショーン‼︎ ガショーン‼︎」

 

トリ公「キェーーー‼︎ キェーーー‼︎」

 

 

バタンッ

 

 

ミラ「誰だった?」

 

ザック「増えてる」

 

ミラ「え?」

 

 

バキィン

 

 

シャルロット「とりゃあああ‼︎」

 

ザック「ぎゃああああ‼︎」

 

 

シャルロット「てめー、何度も締め出しやがってどういうつもりだああ⁉︎」

 

ザック「だってヤバいだろ! ヒステリーのデカ鳥と荒ぶる変態って絵面がどう見てもロック過ぎんだよ!」

 

シャルロット「だからって閉めなくてもいいだろうが‼︎ つか、なにきなこ餅とかほのぼの食ってんの⁉︎」

 

ザック「いや悪かったっての……お前の分もあるしよ」

 

シャルロット「え、マジで⁉︎ よっしゃー!」

 

ミラ「どーせすぐ戻って来ると踏んでて正解だったわね……」

 

 

トリ公「皆様、御子がお世話になっておりまして……これはほんの」

 

ルウシェ「いえいえ……まぁ、こんな大きな箱に鷹の爪が……持ち切れません」

 

トリ公「私が運んで差し上げ……」

 

ルウシェ「アラストル!」

 

アラストル「」ガシッ

 

トリ公「ヒッ⁉︎」

 

ルウシェ「よいしょっ……ふう」

 

トリ公「ま、魔神……⁉︎」

 

ルウシェ「はい?」キョトン

 

シャオフー「おんや? 一人おらんが、どこへ行ったかねぇ?」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ガショウ「餅……正月……ガショーン……ウッ」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ルウシェ「こちらはシャル様が飼っていらっしゃるのですか?」

 

シャルロット「うん、まぁねー。あたしの手下のトリ公」

 

トリ公「は?」

 

ルウシェ「では鳥カゴも用意しなければなりませんね、エサは何がいいですか?」

 

トリ公「い、いえ私は光焔の……」

 

ルウシェ「はい?」

 

トリ公「」ビクッ

 

 

シャルロット「なにあんた、ビビってんの?」

 

トリ公「い、いえ……急用を思い出したので、これにて失礼」バッサバサ

 

シャルロット「なんだったのあいつ」

 

 

ルウシェ「わぁ、これは『あんこ』、こちらは『ぞうすい』ですね!」

 

ミラ「あら、あんたにしてはよく知ってるじゃない」

 

ルウシェ「お料理の本が面白くて、つい今朝読みふけってしまいまして……」

 

ミラ(食卓に立たせたら、背後のやつと共同で未知の物質作ってたけどね……)

 

 

 

 

ザック「さて、遅くなったが初詣だぜ!」

 

ミラ「コタツでぐーたらして、ご飯たべてたら遅くなってたわね」

 

ルウシェ「おばあ様は来なかったのですね?」

 

シャルロット「冷えたら困るんだと。ほんと苦労な体質だよねー」

 

ルウシェ「では、ここにお賽銭を入れるのですよね?」

 

ザック「そうだな、あとは願い事して……」

 

ルウシェ「作法などはありますか?」

 

ミラ「あるけど、色々ややこしいしあたし達の真似するといいわ」

 

 

チャリン

 

 

ザック(ギター上手くなりてえな……あと革命が上手くいきますように)

 

ルウシェ(世界に幸福が溢れ、誰も罪を犯すことがなきよう……)

 

ミラ(信徒が増えますように……ってか悪魔なのにここでお祈りしていいのかしら)

 

シャルロット(金金金金金金欲欲欲欲欲欲)

 

 

ザック「よし! そんじゃ次はやっぱおみくじだろ!」

 

ルウシェ「おみくじとは何でしょう?」

 

シャルロット「今年の運を占おうってヤツ? いいよ、やろっか」

 

 

コリン「いらっしゃーい。お、シャル」

 

シャルロット「よっす。おみくじ四人分」

 

コリン「はいよー。二番さん、おみくじ箱もってきてー」

 

奥< うぐっ! その呼び方やめなさいぃ〜‼︎

 

 

ミラ「あの声、聞き覚えあるわね……」

 

ザック「なぁあんた、シャルとダチなの?」

 

コリン「まーそうだねぇ。スローライフ同盟って感じ」

 

ザック「色々大変だろ、お疲れさん」

 

コリン「どーも。ほい、準備できたぜ。好きなの引いてー」

 

 

ザック「なになに、小吉か……スタートはいいが、その後は努力次第。金銭面で難が……」ズーン

 

シャルロット「黄金律EX? なにこれ。でもま、文句なしの大吉!」

 

ミラ「凶……去年より厳しい1年になる、ね……」

 

ルウシェ「今年は文句なしの追い風……やりました、大吉です!」

 

コリン「シャルと白い子はいい感じだねえ。来年もがんばってねぇー」

 

ミラ「いじいじ」

 

ザック「いじいじ」

 

コリン「そこのイジケコンビも頑張んなよ〜」

 

 

奥< むっきぃー! なんで、なんで勝負運だけ凶しか出ないのよぉー!

 

 

コリン「あの子も大変だねえ」

 

ミラ「ハルカー、品物なんだしあんま引いちゃダメよ」

 

 

奥< シスタァーー‼︎ びぃぃいい‼︎

 

 

コリン「あーあ。泣いちゃったね」

 

シャルロット「ミラ、なんかしたの?」

 

ザック「例えば、勝負の結果でミラが一位、あいつが二位だったとか……」

 

ミラ「知らないわよ……多分」

 

 

奥< うわあああああん‼︎




最近、茶熊復刻でソフィさんとザックを迎えて大大大満足しました!やったー!
そして正月、シャルの思い出はやはり面白かった……声付きで見るといっそういいですね。

もう片方もまた連載したいですが、なにせアイデアを考える時間とか……ありますし(言い訳)

では、これにて。
今回もご愛読ありがとうございます!
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