殆ど会話文だけで中身がないですw。
即興なので文章が変になると思います。ごめんなさい。
暇な人はどうか見ていってやってくださると嬉しいです。
ある夜のこと、ソレは起こった……。
~木下家前~
ズズズズズ……。
突如地面から、異形のモノがセリ出してくる。それは食虫植物と人を掛け合わせたような、おおよそこの世のモノとは思えない生物であった。その生物……"ゼツ"は、世界征服を目的とし、暗躍する組織、"暁"の構成員であり、普段は偵察や監視、死体処理などのサポート活動を主な任務としている。……が、今回の仕事はいつものそれとは違う様だ。
「……ココカ?」「どうやらそうみたいだね」
一つの体から二つの声が聞こえてくる。ゼツの体は右半身と左半身とで色が黒と白とにわかれており、互いに異なる人格を持っている。厳格で片言を話すのが右半身の黒ゼツ、優しげでやや子供っぽいのが左半身の白ゼツだ。
「全く、何だってこんなただの民家にわざわざ来なきゃいけないんだ。……トビも人使いが荒いよ。」
「ウルサイ、任務ハ絶対ダ。サッサト行クゾ。」
「はいはい、分かったよ。」
愚痴る白ゼツを黒ゼツが叱る。そうして彼らは再び地面の中に溶け込み、消えていった。
~木下家~
「むぅ、つまらんのう。全く面白いテレビがやっておらんではないか。……世も末じゃのう。」
テレビのチャンネルを変えながら爺言葉で愚痴るその人物は、名を"木下秀吉"という。口調と名前からして、どこかの戦国武将を彷彿させるが、その容姿は俗に言う美少女そのものであり、この上なく華々しい雰囲気を放っている。当に稀代の美少女と称するに相応しい美貌の持ち主だが、彼はれっきとした男性である。その容姿のせいで度々女性と間違われるため、本人はコンプレックスに感じている様だ。
「やれやれ、これといって面白い番組もやっておらんのう。明日も演劇部の朝練があるし、今日はもう寝るとするかのう。」
ピッ。テレビの電源を消し、秀吉はベッドに潜り込む。
「明日も頑張って演劇に励むのじゃ。遅刻せんように気をつけねばのう。」
そう言って秀吉はおもむろに目を閉じ、眠りについた。
…………。ズズズズズ……。
「サテ、マズハコイツカラダナ。」
「この子が最初のターゲットか……。気持ち良さそうに寝ちゃって、可愛いね。」
「急ゲ、他ノ住人ニキヅカレルト面倒ダ。サッサト連レテイクゾ。」 「ふふ、そうだね……。」
…………。ズズズズズ……………………。
「……うぅ……む?……ここは……?」
目を覚ますと、そこは全く知らない洞窟の中だった。
「……一体どうなっておるのじゃ?わしは確か……自分のベッドで寝ておったはず……ハッ!成る程、分かったのじゃ、これはきっと夢じゃな!やれやれ、疲れておったのかのう? この様なおかしな夢を見るとは……。」
「残念♪ここは夢じゃないよ。」
「!?だ、誰じゃ!?」
突然闇の中から声がしたので、驚いて声の聞こえた方を見る。……しかし、そこには誰もいなかった。
「なんじゃ、気のせいか。……しかし、本当に変な夢じゃのう。なんだか気味が悪いのじ「やあ、坊や♪」
「!!??う、うわあっ!?な、なんじゃお主はあッ!?!?」 突如もたれ掛かった壁から白黒の奇妙な顔が飛び出し、語りかけてきたため、秀吉は驚きの余り腰が抜けてしまったようだ……。
「いやあ、残念♪起きちゃったみたいだね。」
「チッ、面倒ヲ増ヤシテクレル……。」
洞窟の壁の中からゼツが現れる。その異様な光景に、秀吉はただただ驚愕するしかなかった。
「な……な……!?」
「はじめまして、だね、坊や。ボクはゼツ、よろしくね~アハハア!」
驚愕と恐怖で震える秀吉に対して、ゼツは陽気に自己紹介をする。
「フン、自己紹介ナドドウデモイイ。トットトコイツヲ…………。」
おどける白ゼツと対照的に黒ゼツは冷静に任務を遂行しようと秀吉に手を伸ばす。
……ところが…………。
「む?お、お主、今、わしのことを、その……"坊や"と、そう呼んだのかの?」
突然返ってきた秀吉の意外な発言に、ゼツは一瞬戸惑った。
「……何ヲ言ッテイル?オマエノヨウナ"小僧"ニムカッテ坊ヤトヨブコトノ何ガオカシイ?」
「おお!やはり!お主はわしのことを男として見てくれているのじゃな!!あぁ、嬉しいのじゃ!夢でも嬉しいのじゃーッ!!」
「…………ナンダ、コイツハ?」
「……うん、その、まあ、あれだよ、きっと普段から色々と苦労してるんだよ。」
「……フン、マア……アノ顔ナラ……ナ。大体察シハツク」
「……哀れだね。」「……アア。マア、サッサト始メルゾ」
シュルルルルッ!!
「!?な、なんじゃ、これは!!??」
巨体な植物の根の様な触手が地面から現れ、あっという間に秀吉の体を拘束した。黒ゼツの木遁である。
「悪いけど、拘束させてもらったよ。早速だけど、明日から暫くの間ボクが君に成り代わって生活しなきゃいけないからね。」
「な、なんじゃと!?うぅ、おのれ!せっかく良い夢じゃと思っておったのに!……し、しかし、これは……夢にしては……少し……苦しいのう……。あぁッ、い、いかん!い、息が……苦しゅうなってきおった!」
「ククク、残念ダッタナ。コレハ夢デハナイ。ソノ苦シミガ証拠ダ。」
「な、なんじゃと……!?ぐうッ!!く、苦しいのじゃ……た、頼む!……は、離しては……くれぬかのう?」
「何故オレ達ガオマエヲハナサネバナラン?」
「そうだよ、ボクたちには君を離すことによって得られるメリットがない。」
「そ……そんな……理不尽な……うぅ、お願いじゃ……もう…………ダメ……本当に……苦しいのじゃ…………頼む……」
「安心シロ、今楽二シテヤル。」
グググッ!!
そう言って黒ゼツは触手で秀吉をより一層強く締め付けた。
「ひぐぅッ!?」ガクン。
とうとう耐えきれなくなったのか、秀吉は気を失った。
「フン、気絶シタカ……ヤレ、白ゼツ。」
「はいはい、分かったよ。」
ズズズズズ。 そう言って白ゼツは地面から自分の分身を一体呼び出す。
「成り代わりの術!」
白ゼツが印を結び術を唱えると、白ゼツの分身はたちまち変化を始めた。みるみるうちに形が変わっていき、やがてそれは秀吉の姿へと変貌した。
「さーて、明日からはボクがこの子として学校とやらに行かなきゃいけないんだね。……上手いことやれるか心配だなあ…………。」
「フン、暁ノ今後ニ関ワル仕事ダ。クレグレモヘマハスルナヨ?」
「はいはい、分かってるよ。」
ズズズズズ…………。
そうして彼らは再び地中へと消えていった。
その夜から木下秀吉が、この奇妙な生物にとって変わられていたことを知る者は、その場にいた二人という三人だけであった…………。
バカテスについては本当に今更知ったばかりなので、知識が不足しております。申し訳ありません 。
もしかしたらキャラ崩壊等が起こる恐れがございますので、あらかじめ御了承頂くと幸いでございます……。