機動戦士ガンダムSEED~三人が行く転生物語~ 作:武御雷参型
シュンスケ達はドゴスギアに専用機を搬入し終わった後、すぐに出航する。
ドゴスギアの艦橋にはシュンスケ達とは別に天照がオペレーターとして送られてきた「ラプター」がそれぞれに配置されていた。
「艦長。まもなくヘリオポリスの領海内です」
「判った。では、これより作戦内容を伝える。俺、リュウジ、トモカは先行してヘリオポリスに侵入する。その後、ヘリオポリスの崩壊を阻止し、俺たちはこの艦に帰還する。その後、一度月に戻りドゴスギアからもう一隻の戦艦に乗り換えて連合軍と接触を行う。ここまでの内容で質問はあるか?」
シュンスケはモニターを使いながら作戦内容を伝える。
「無い様なので、これより作戦を開始する。各自、持ち場に就け‼」
『了解‼』
シュンスケの指示でラプター達はそれぞれの場所に着いて行く。そして、シュンスケ達三人は格納庫に行き、それぞれの機体に乗り込む。
シュンスケはRGZ-95リゼル。リュウジはMSN-001デルタガンダム。トモカはNZ-666クシャトリアに乗り込んだ。
それと同時に、艦橋から通信が入る。
『こちら艦橋です。リニアボルテージ95%を超えた事を確認しました。RGZ-95リゼル出撃どうぞ‼』
「了解した。シュンスケ・ヤマモト、リゼル出るぞ‼」
シュンスケはそう言うと、ペダルを強く踏み込み、機体を出撃する。
『リニアボルテージ95%超過を確認。MSN-001デルタガンダム出撃どうぞ‼』
「オーライ‼ リュウジ・コンドウ、デルタガンダム出るぜ‼」
リュウジもペダルを強く踏み込み、機体を出撃をさせる。
『リニアボルテージ95%超過を確認。NZ-666クシャトリア出撃どうぞ‼』
「判ったわ‼ トモカ・サクライ、クシャトリア出るわ‼」
トモカも機体を出撃をさせる。
その後、シュンスケ達はヘリオポリスの近くまで来ると、機体をバルーンで隠しヘリオポリスに侵入するのであった。
その後、シュンスケ達はヘリオポリスで生活をして、原作開始まで色々と調べていつでも対応できる体制を整えていた。
また、ドゴスギアについても、ヘリオポリスの領海ギリギリの所で待機していた。
そして、原作開始の日になった。
「とうとう、この日がやって来たな」
「ああ、だが、俺達がする事は一つ」
「このヘリオポリスの崩壊を阻止する事」
三人はヘリオポリスにあるカフェの一角で話をしていた。
「俺たちの機体の調整に関しても問題は無い。後は、ドゴスギアからの報告を待つだけだな」
シュンスケがそう言うと、端末が震えだす。
「来たか……俺だ。ザフトが動き出したか?」
シュンスケが端末を操作してドゴスギアのオペレーターに通信を取る。
『はいあ、ヘリオポリス領海ギリギリの所で待機している処です。そろそろ………五機のシャトルの発進を確認。まっすぐヘリオポリスに向かっています』
「そうか………行くぞ。ドゴスギアは俺達が戻ってくるまで待機。良いな?」
『了解しました』
そう言うとオペレーターは通信を切る。
「さて、行くぞ。リュウジ、トモカ。俺達は機体を取りに行く。その後、リュウジとトモカはヘリオポリスの周辺にいるザフト機の殲滅。俺は、再度ヘリオポリスに突入しストライクのアグニがヘリオポリスに当たるところを阻止する。そして最後に侵入してきた機体の破壊だ。良いな?」
「「判った」」
三人はすぐに行動をする。機体を自動操縦でヘリオポリスの近くまで持ってくると、機体に搭乗した。そして、起動すると同時にヘリオポリス内での戦闘が開始された。
「戦闘開始だ‼ 各自の兵器使用自由、出来るだけ敵さんを怒らせてやれ‼」
「「了解」」
シュンスケがそう言うとリュウジとトモカは一気にスピードを上げた。特にリュウジのデルタガンダムは可変機である為、戦闘機状になるとジンに向けて、機体横にマウントされているビームライフルを放って行く。
不意を突かれたジンは、ビームによってコックピット部を貫かれそのまま爆散した。僚機のジンは直ぐにデルタガンダムに突撃砲を放つが、機動に特化したデルタガンダムは速度を上げ、ジンの上空でMS形態に変形する。
「なっ⁉ MAがMSに変形した⁉」
「何なんだ、あの機体は‼」
ザフトは見た事もない機体に戸惑いを隠せず、攻撃が疎かになってしまう。それを見たリュウジはすぐにバルカンとビームライフルの混合攻撃を行い、ジンを破壊していく。
一方のトモカは、クシャトリアのファンネルを展開しジンをオールレンジ攻撃する。その結果、ジンはコックピット部や色々な部分を破壊され宇宙の藻屑と変貌する。
だが、敵も攻撃の手を強めた。ジンは包囲陣を展開しクシャトリアに各個攻撃を行う。しかし、クシャトリアの装甲により、攻撃ははじき返されてしまう。ジンからの攻撃は弾の無駄使いにしかならなかった。
そして、クシャトリアはバインダー部メガ粒子砲で一気にジンを瞬殺する。
そして、シュンスケはリゼルをMA形態に変形するとヘリオポリスに向かった。その際に、ジンが攻撃を仕掛けてくるが、ビームライフルで応戦していく。
中には近接攻撃を仕掛けてくるジンが居たが、ビームサーベルで擦れ違い狭間にジンを真っ二つにする。そして、ヘリオポリスの内部に侵入すると、そこには一機の機体と民間人が多数いるのを発見する。
「いた、あれがストライクか………良い機体だな。俺達の中にもあの機体が作れたら最高に良いんだが……まぁ、無い物強請りは止めるか」
シュンスケはそう言うとMA形態からMS形態に変形しストライクの横にゆっくりと着地する。そして、ラダーを使い、地面に降りた。
「君たち、民間人がその機体に触れては「そこの者達‼ その機体から離れなさいっ‼」言わんこっちゃ無い」
ベンチで横になっていた地球軍の女性兵士が銃を片手にシュンスケと民間人の子供に向けた。
「おいおい、手荒い歓迎だな?」
「黙りなさい‼ そして、あなたは誰ですか‼」
シュンスケの呟きに反応した女性兵士は銃をシュンスケに向ける。
「おっと、自己紹介が遅れましたな。俺の名は『海の明星』社長のシュンスケ・ヤマモトだ」
シュンスケがそう言うと民間人の子供たちは驚きを露わにする。女性兵士も驚きを隠せなかった。なぜならば、『海の明星』は連合軍、ザフト軍の両面からの何でも屋として名が通っていた。また、機密情報等に関しては、依頼主の目の前で削除する事が、受け信用性に高い何でも屋なのである。
そして、独自開発したMSと戦艦、輸送艦を所有する事でも有名であった。
「なんで、海の明星の社長がこんな所に………」
「少しね、耳寄りな情報をザフトから得たからそれの介入かな?」
シュンスケが言う事は、強ち嘘ではない。転生前に得た情報を元に行動しているがそれよりもハッキングでザフトから確かな情報を得ていた。
「ですが、この機体を渡す訳には「要りませんが?」はっ?」
女性兵士の言葉に重ねる様に言うと、逆に女性兵士が疑問視する。
「再度言いますが、この機体は……いや、連合軍が製造した機体には興味がありません。今後もそうですが」
シュンスケの言葉にその場にいた全員が目を点にするのであった。
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