第二話
俺はチャリで立ち漕ぎで少し急ぎめに武偵高校を目指して走っている。
俺は朝から起こった不運な事を思い出していた。
(朝っぱらからいろいろあってもう疲れたよ)
そう俺は心の中で呟きため息をついた。
と、その時だった。
「チャリを 減速させないでください 減速したら 発砲し やがります」
と、テレビで一回聞いたことある機械声が後ろの方から聞こえてきた。
「はあ?」
俺は誰かがしょうもないイタズラでもしてるのかと思い後ろを見た。
しかしそこには誰かがいたのではなく、無人のセグウェイの手でにぎるはずのところに俺に標準をあわせている機関銃、UZIが俺についてきている。
「なっ・・・!」
これはさすがに冗談でやることではないだろう。
(まさか武偵殺し!?でも捕まったはずじゃ・・・)
「また 助けを呼んでもいけないです その場合も発砲しやがります」
俺は焦った。
(くそっ!何で俺がこんな目に!! )
「ああもう!朝からついてねー!!!」
俺は朝から溜まっていたストレスと今起こっていることに対して叫んだ。
とにかく考えが出るまでとにかく走り続けることにした。
俺はスピードを上げ過ぎないようにチャリを立ち漕ぎのままでこいだ。
(しかしこうやっていつまでもこぎつづけていたら俺の体力が減っていくだけだ。なんとかしないと・・・)
俺はこの状況で考えたが、結局ほぼ成功するはずないのしかおもいつかなかった。
(でもイチカバチカ、やるっきゃない!)
俺は決心してそれをやることにした。
俺は魔力を右手に集中させた。
(きてくれよ・・・)
俺は願い、チャリをさりげなく弱冠左側にやった。
セグウェイはそれに反応した様子はなかった。
(これなら・・・)
俺はセグウェイのUZIの反応が少し遅れるのを願い、
俺は素早く上半身を後ろに向けた。
そしてその間に集中した魔力を使い、
(来い!!)
ショルダーホルスターから右手にM93Rを転移させる。
転移はした
がしかし、M93Rは俺に銃口が向いてグリップが上向きの状態で右手に入った。
(しまった!!)
俺がそう思った瞬間UZIが9mmパラベラム弾を撃ってきた。
その弾がUM93Rのグリップを撃ち、手から離れる
「ぐっっ!!」
そして宙を舞っているM93Rに今度はフルオートで撃ち、破壊した。
「くそっ!!」
セグウェイは思った以上に射撃が精密だった。
(今度こそ打つてなしだ・・・)
そう思った刹那、立ち漕ぎの状態で足をペダルから踏み外した。
(やべっ!!)
俺は倒れないよう、バランスをとった。
そしてそこで最悪な事が起こった。
めきっ
と俺の中で響いた。
(嘘だろおい・・・)
俺はペダルを踏み外した方の足を吊ってしまった。
(こげねえ・・・!!)
俺は足が動かせれなかった。
「それ以上 減速したら 発砲しやがります」
セグウェイの警告も俺の頭に届かなかった。
「もうおしまいだ・・・」
俯きつつ俺は呟いた。
この状況では吊った足をもどすのは不可能だ。
ましてはこの足でチャリをこごうなんてとてもじゃないができない。
痛みをのりこえ、できたとしても結局足に力が入らず減速してしまう。
M93Rもないこの状況でセグウェイのUZIをどうにかすることもできない。
そして逃げるのさえできない。
これはもう詰んだ。
(こんなチャリジャックにやられるなんてな。そういや悪魔があの世いったらどうなるんだろう・・・)
などとしょうもないこと考えてしまうほど俺はあきらめかけた。
がしかしそこで、ふと思いついた。
(ゼラがやっていた自分自身の転移・・・)
あれならこの状況を脱出できるかもしれない。
しかし俺の場合、どこに転移するかわからない。
下手したら数センチも移動できない。
(でも・・・)
今はそれ以外方法がない。
(やるしかない!!)
俺は魔力を集中させた。
(できるだけ魔力を出して集中させれば成功する確率が上がる・・・)
俺が魔力を集中させてるときセグウェイが
「あと少しスピードが 減速したら 発砲しやがります」
セグウェイはおそらく最終警告をしてきた。
俺はそれすら頭に入らないほど集中していた。
(ミスは許されない。一発勝負だ)
俺は魔力が集中仕切ったのを感じ
「頼む!!成功してくれ!!!」
そう叫び、そして俺の視界は真っ暗になり、意識がブラックアウトした。
「・・・生きてた・・・」
俺は目がさめた。
どうやら俺が転移したところは武偵高の体育館倉庫らしい。
「よくまあ、あの状況でできたものだ」
ほんと、今日は調子がいいのだか悪いのかさっぱりだ。
その時体育館倉庫の中から
「ヘンタイーーーーーー!」
とアニメ声のような幼い女の子の声が聞こえてきた。
(誰かいるのか?)
そう思い確認しに行こうとしたときさっきのセグウェイの走ってくる音が聞こえた
(まだいたのか、しかも今度は多いな・・・)
おそらく10台といったところだろう。
しかし俺のところに来るのは3台のようだ。
(なんでだ・・・?)
俺は疑問に思ったが、セグウェイが来る前に残った武器の日本刀を背中から抜いた。
(久しぶりにやるか)
俺は日本刀に魔力をまとわすように集中させた。
そして予想通りセグウェイが3台来た。
「武器を 捨てやがれです さもなくば発砲しやがります」
セグウェイが警告してきた。
(どちらにしろ撃つ気なんだろうが)
俺はそんなことを思いつつ日本刀に魔力を集中させきった。
そして俺はその日本刀を両手で左側にやり、腰を低くして溜め込むような姿勢になった。
がががっっっ!!!
セグウェイのUZIが撃ってきた。
俺はそれを強襲科で鍛えた瞬発力でよけ、俺からみてセグウェイ3台の左に入った。
「うおおおおおお!!!」
俺は日本刀を両手での横払いでふりながら集中した魔力を解放させた。
セグウェイ3台からそれぞれUZIが落ちてセグウェイ本体のみになった。
「フウ・・・」
セグウェイは動かなくなった。
セグウェイを破壊したのはいいのだが、それによる被害がひどかった。
周りの木々は同じ高さで切れて木々の近くのもきれていた。
久しぶりにやったこの技、『乱れ桜』はわりと簡単にできるのだが欠点があるのだ。
それは魔力の調整ができず、必要以上に魔力が出てしまうのだ。
だからずっと使わずにいた。
ちなみにこの技は昔、白雪が星伽の技を練習してたのを見て、自己流にしたものだ。
そしてこれは魔力を余計に使うので、使った後が大変なのだ。
(だりい・・・)
使った後はしばらく病気になったように体がだるくなる。
(朝っぱらから魔力を使い過ぎた・・・始業式からこんな目にあうなんて、今後が心配だ・・・)
俺はだるいのでボーッとしていたら
ガガガガガガガンッ!!
UZIの銃声だと思う音が聞こえた。
(体育館倉庫の中に撃っているのか?)
俺はとりあえずまだだるい体で見に行くことにした。
移動している途中でババッ! バババッ!と音が聞こえてきた。
(武偵か?俺と同じくなぜか狙われたのか)
だるい体で俺は考えていたら銃声が聞こえなくなった。
(どうしたんだ?)
そう思い体育館倉庫の影からそっと見てみた。
(うわあ・・・)
そこにはさっき俺が倒したのと同じセグウェイ七台のUZIがなにが起こったのかすべて破壊されていた。
(誰がやったんだ?すごいな)
俺はあっけにとられてた。
とそこに誰かが飛んできた。
正しくは飛ばされたという感じだった。
(って、おい!)
その誰かは意外にもキンジだった。
(これあいつがやったのか!)
普段のキンジではありえない。
しかし今は雰囲気からして違った。
(あいつなっているのか、ヒステリアモードに)
キンジは幼馴染だったため知っているが、ヒステリアモードが嫌で、自分からなろうとはしない。
まあ、そもそもなる方法が性的興奮することだからやろうと思ってやれるものじゃないだろうけどな。
どうやってなったのかは知らないが、なんで飛んできたんだ。
その答えはすぐ分かった。
「逃げられないわよ!あたしは逃走する犯人を逃がしたことは!一度も!ない!・・・あ、あれ?あれれ、あれ?」
(どうしたんだ?)
「ごめんよ」
キンジは女の子が探していたんであろう予備弾倉をだし、それを放り投げた。
「あ!」
女の子は両手の拳銃を振り回した。
(何でわざわざそんなことをするんだ?)
「もう!許さない!ひざまずいて泣いて謝っても、許さない!」
女の子はそういうと拳銃をスカートの中のホルスターのしまい、今度はセーラー服の背中にあった小太刀を二本取りだし、キンジに襲いかかった。
「強猥男は神妙に っわおきゃっ!?」
女の子は地面に転がっていた弾で逆さまに転んだ。
「零、いまのうちに行こう」
「うお!きずいてたのか!」
「気配でわかったよ」
さすがヒステリアモードだな。
「こ、この・・・みゃおきゃっ!」
また女の子が転んだ。
「この卑怯者!でっかい風穴あけてやるんだからあ!」
こうしてキンジとついでに俺は神崎・H・アリアと出会ったのだった。
前より定期的に投稿できるよう頑張って行きたいです。