悪魔の武偵   作:Kairu XY

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少ない時間で早急に書きました。少ないです。


第4話 ゼンの馬鹿度

(なんでゼンをそんな欲しがるんだ?)

 

俺は疑問に思いながら寮に向かって歩いていた。

 

「・・・・で、何でお前がついてくるんだ」

 

俺の後ろにゼンがついてきていた。

 

「いやー実は俺、人間界に帰る家がないことをさっき思い出してよ、それでお前のとこにいくことにしたんだ。身内だから問題ないだろ」

 

「問題大有りだ。何勝手に決めているんだよ。そんなこと急に言われても困るぞ。住んでいるのは俺だけじゃないんだから」

 

「なに! まさか女と同居しているのか!」

 

「ちげえよ!」

 

「おお! おもしろい! よし、見に行って別れさせてやろ! ひひひ!!」

 

ゼンは魔力を全身にまとわせた。

 

「お、お前何考えてんだ・・・・」

 

ゼンは女になっていた。服は武偵高のセーラー服。

 

(そんなこともできるのか)

 

俺はこのような魔力の使い方を知らなかったのでつい感心してしまった。

 

「これで『私、零の妻です』って言って別れさせてやる!!」

 

理子並みのバカだ、こいつ。いや知っていたが。

 

(てか妻って・・・・俺まだ17歳だぞ)

 

なんでこいつはそんなに俺を困らせたいんだ。

 

「ん? そういや零の部屋ってねえよな。いまどこなんだ?」

 

「言うか!」

 

「えー、教えてよ! ねえねえ」

 

うっ、こいつ武偵高の生徒が近づいてきたから彼女的なのを演じてきやがった。

 

その武偵高の生徒は通り過ぎてもさりげなく見てくる。

 

(くそっ、最悪だ)

 

近くにあったミラーから強襲科の連中がぞろぞろこっちに話しながら歩いてくるのが見えた。

 

「ぐっ・・・・遠山キンジの部屋だよ」

 

俺は強襲科のやつらに質問攻めにはあいたくないので仕方なく答えることにした。

 

「よし、じゃあ行こう!」

 

ゼンはそう言って寮に向かい走り出した。

 

「お、おい!」

 

(今ので分かったのか。いや、これは逆に危ない気がする)

 

俺も仕方なく走ることにした。

 

まちがえて別の部屋に行かれたらもっと大変なことになる。

 

ゼンは女の体でも速かった。

 

(くそっ、なんでだ)

 

俺は全力で走っても同じスピードで走るのが限界だった。

 

そしてゼンはちゃんと部屋までついてしまった。

 

「ここだな」

 

ゼンはなんのためらいもなく魔力を使って開けた。

 

「おじゃましまーす!!」

 

ゼンは靴を脱ぎ捨て中に入っていった。

 

俺も後を追うように中に入った。

 

「どうもー零の妻でーす! んん!? 零、零、零! 零の女、男といるよ!」

 

どういうことだ? 男とはキンジのことだろうが、女とはいったい。

 

キンジが女を連れ込む分けないし。

 

俺はリビングを見てみた。

 

そこには思った通り目を丸くしているキンジと

 

「神埼・H・アリア・・・・なぜいるんだ」

 

「アリアでいいわよ。それとあたしはキンジを奴隷にするためよ」

 

意外すぎる。というかありえないやつがいた。

 

「奴隷ってなんだよ。アリア」

 

「そんなこともわからないの零。それくらい武偵ならわかりなさいよ」

 

たとえ武偵だったとしてもそれは無理だ。

 

(てか何で名前知ってるんだ。しかも初っ端から呼び捨てって)

 

「はあ・・・・」

 

俺は呆れてため息をついた。

 

一方、ゼンは状況がさっぱりな様子。

 

「えと・・・・零の女?」

 

いまさらながらアリアを指して聞いてきた。

 

「断じて違う。てゆうかそもそも俺にそういうのはいない」

 

「なんだ、つまんね」

 

「ちゃんと人の話聞けよ」

 

まったくこいつは人の話を聞かずに突っ走るやつだから困る。

 

(武偵としてやっていけないぞ)

 

そこでずっと黙っていたキンジが

 

「零、その人は誰だ?」

 

と聞いてきた。

 

(しまった。一番大変なことを忘れていた)

 

「ええと・・・・」

 

従兄と言おうにもゼンは今、女の姿だから説明しにくい。

 

もしゼンのことを説明したら悪魔の存在を何も知らないアリアにしられることになる。

 

「あ。俺はこいつの従・・ふぐっ!」

 

(おい!)

 

俺はぎりぎり? のところでゼンの口をふさいだ。

 

ゼンが女の姿なのに普通に答えてしまうところだった。

 

「??」

 

アリアとキンジの頭の上にでっかい?が出ているような顔をした。

 

「ええと・・・・こ、こいつは俺の親戚なんだ」

 

俺は速攻で思いついたのを言った。

 

まあうそはいっていない。

 

「でもさっき妻っていってなかったっけ?」

 

ぎぐっ、アリアがいやなところをついてきた。

 

「そ、それはただの冗談だよ。な?」

 

俺は無理やりゼンの頭を縦に振らせた。

 

「ふうん、まあいいわ。よろしく。名前は」

 

ぎぐぐっ、また嫌なところついてきた。

 

「ぷはっ、ナギサです。よろしく」

 

ゼンは口をふさいでいた俺の手をはずし、答えた。

 

(ゼンにしてはちゃんとした名前だな)

 

「あ。もうこんな時間。ねえお腹すいた。なんかない?」

 

「え、夕飯もいるのか?」

 

「ええ。キンジがあたしの奴隷になるって言うまでここにいるつもり」

 

「お、おい! なんだよそれ!」

 

「そのために長期戦対策も万全!」

 

アリアはトランクを指した。

 

(すごいやるきだな)

 

キンジがそんなに欲しいのか。

 

「ねえ、なんかないの?」

 

「んー、俺がトンカツでも作ろうか?」

 

「なにそれ? 食べてみたい。すぐ作って」

 

(あ、やっちまった)

 

俺はつい、その材料を買ってきてあったのでいってしまった。

 

いまさら「やっぱりだめ」っていうわけにもいかないよな。

 

(まあいっか)

 

キンジは瞬き信号で「馬鹿野郎」と送ってきた。

 

俺はそれに「悪い。大きめにしといてやるで」と返した。

 

「零、私も手伝う」

 

ゼンが珍しく自分から手伝いに来た。

 

「じゃあ頼む」

 

俺とゼンはキッチンにむかい、アリアはキンジに交渉し始めた。




今回は時間が無く、ちょっと中途半端で終わってしまいました。ごめんなさい。
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