ハイスクールD×B×F   作:ゴンサレス斎藤

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第10話

 ~バー兼はぐれ狩りギルド~

 

 

 

 ガチャ

 

 

 

 ガヤガヤガヤ・・・

 

 

 

 店内に入ると、一般客は二人くらいの入りようであったが、慣れた足取りで、さらに店の奥にある、銀でできた扉を開け中に入っていく。

 

 

 

 中に入ると、そこははぐれ狩りギルドのたまり場であった。

 

 

 

 そこには男性だけではなく、女性も鎧や魔術的な防具を身にまとい、酒や食事など摂っていたり、情報交換や、達成した依頼内容を誇張して話していたりと様々だった。

 

 

 

 すると、一つのグループが声をかけてきた。

 

 

 

「よう、“死神”の兄ちゃん。今日も元気ですかい?」

 

 

 

 一人が声をかけ、持っているグラスを掲げると、同じテーブルにいる仲間と、周りの小グループが同様にこちらに向かってグラスで挨拶をした。

 

 

 

「なんだよ、“死神”というのは。俺の名は“名無し”だよ」

 

 

 

「兄ちゃんが噂になってんだよ。あるはぐれ狩りは、決して素顔は見せないが、討伐依頼を出せば、成功率は一〇〇%。目を付けられた相手は生きては帰れないことから“死神”に気をつけろ。なんて、噂が表や裏の社会にも広まってる」

 

 

 

「はた迷惑な噂だなぁ。あんまり尾ヒレがついても困るんだよ」

 

 

 

 ため息をつきながら噂話を聞き、店奥のカウンターに向かって歩き出す。

 

 

 

「こんにちは、マスター」

 

 

 

「よく来たな、名無し。今日はどうする?」

 

 

 

 昨夜遅くに会ったばかりのマスターに挨拶をしてカウンター席に座ると今日の予定を聞かれた。

 

 

 

「その前に、昨日の討伐報酬の件についてなんだけど・・・」

 

 

 

「わかっている。いつも通りに、報酬の五〇%は依頼人に対しての見舞金、残りの内二五%ずつを店とアンタに振り分けたよ」

 

 

 

「いつも手間をかけてすみません」

 

 

 

「いいってことよ。しかし、アンタも珍しい人だな。報酬の半分を依頼人に返しちまうなんて、今まであったはぐれ狩りの奴らからは想像がつかないぜ」

 

 

 

「世の中にはこんな物珍しいはぐれ狩りがいるもんなんですよ。それより、またカウンターの隅を借りたいんですが」

 

 

 

 そう言うと、店の目立たないカウンター席の奥を指さして許可を得ようとした。

 

 

 

「構わねぇよ、あの場所を使うのはアンタぐらいだ。他に何か注文はあるか?」

 

 

 

「では、紅茶をポットでください。ミルクなし、角砂糖を二つで」

 

 

 

「わかった、後で持っていく。向こうで待ってろ」

 

 

 

 そう言うと、奥の厨房へ行ってしまい、準備に入っていった。

 

 

 

 颯はそれを見届けてから、カウンターの奥へ移動し、懐から持参してきた本を取り出し、読み始めた。

 

 

 

 

 

 しばらくして、厨房からポットとティーカップを持ったマスターが出てきて、名無しの目の前のカウンターテーブルに置いて、すぐに他のはぐれ狩りのグループから声がかかり、その対応に向かっていった。

 

 

 

 本にしおりを挟み、紅茶をカップに注ぎながら、香りを楽しんでいると、ギルドのたまり場の入り口のドアが突然≪バーン≫と勢いよく開いた。

 

 




中途半端な終わり方ですいません。
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