ブレイヴガール レイヴンズ チート系主人公になってあんな事やこんな事する話   作:ヴィリバルト

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前回のブレイヴガール!

インフェルノムカチャッカ激おこトランザムカミヅキ

というわけで今回はベア子視点です。


第9話 魔女狩り

-----魔女狩りに合う数時間前-----

 

今日は特にする事が無かったのでオレはソルと一緒に近くの町に日用品の買出しに来ていた。まぁ、近くって言っても来るだけでも1時間掛かったがな。

 

でもオレとソルは魔法で飛ぶ事が出来るから行き帰りが楽だから関係ないが。

 

そう思っているとソルがオレに話しかけてきた。

 

「して、ベアトリスよ。珍しく買い出しに来たが何かあるんかの?」

 

「んなもん、日用品買いに来たからに決まってんだろ」

 

オレはそう言うとソルは数秒考え、ふふん、そうかと言って不敵な笑みを浮かべた。

 

「な、なんだよ」

 

「バレバレじゃぞベアトリス。お主、カミヅキに何か買ってやろうと思っとるじゃろ?」

 

「はぁ!? そ、そんな訳ないだろ!」

 

図星を突かれてつい顔を紅くして大声で反論してしまう。一瞬周りの視線がこちらに向いたがオレはコホン、と小さく咳払いする。

全く、ソルの奴は何で他人の心が読めるんだよ。会った時から本当に謎だ。

 

「図星じゃな? お主も乙女じゃのう」

 

「うっせー! 別にいいじゃねぇか!」

 

ソルはクスクスと笑う。全く、本当に色々分からない奴だ。

 

「それで、何を買うか悩んでおるんじゃな」

 

そこまで見抜かれているとは。もはや反論する気も起きない。

 

「まぁ取り合えず、そこら辺をブラついて考えることにしようかのう」

 

そう言ってオレとソルは歩みを再開した。市場に入ると多種多様な食材やアクセサリーを始め、日用品や武具の販売などがしていた。

 

ソルとベアトリスはそれぞれ必要なものを購入していると食材を売っている店に見慣れた顔の人物がいた。

こちらの視線に気付いたのか、代金を払った後こちらにやって来た。

 

「ソルシエールさんベアトリスさん。こんにちわ」

 

「おおコトネか。お主も買い出しかの?」

 

「ええ、今日の夕飯の買出しですね」

相変わらず忙しそうだなコイツ。ま、オレも人の事言えないんだがな。

 

そう思っているとソルとコトネはお互い談笑しあっておりソルはああそうだと思い出したように言った。

 

「そういえばコトネよ、さっき面白い事を聞いたのじゃが」

 

「面白い事ですか?」

 

そう言われソルはふふんと微笑みオレをチラリと見る。ああ、もう。好きにしろよ。

 

「実はなベアトリスがカミヅキの為に何か買ってやろうかと思っておるんじゃが中々決まらずに悩んでおるんじゃ」

 

「カミヅキさんにプレゼントするものですか? なら私も手伝いましょうか?」

 

そう言うコトネの瞳はキラキラと輝いていた。これが恋する乙女って奴なのか。いや、オレには分からんが。

 

そう言えばコトネはヴェルノの事が好きなんだっけか。

 

「おお、それは助かる。良かったのうベアトリス」

 

「うっせー」

オレはそう言われて軽く反論する。まぁでも、こういう奴がいると助かるのは助かるのでいいんだが。

 

オレ達3人は再び町の中を談笑しながら歩く。ソルがオレをからかりそれを見ているコトネが笑うといった感じに。

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しばらく歩いている途中コトネが口を開いた。

 

「ソルシエールさんベアトリスさん、その・・・」

 

「ん? どうしたコトネ」

 

先程までの表情と違いコトネはやや暗い表情をしていた。

 

「この町の"噂"の事なのですが・・・」

 

「あぁ、それならもう知ってるぜ」

 

やはりか。オレとソルはコトネが言おうとしている事はこの町に来る前から知っていた。

 

オレより先にソルが口を開いた。

 

「"魔女狩り"の事じゃろ? 安心せい、所詮は噂程度の事じゃ。それに」

 

そこで言葉を区切るとオレをチラリと見て

 

「いざと言う時は、ベアトリスがどうにかしてくれるしのう」

 

「何でオレなんだよ、お前1人で大丈夫だろ」

 

そう言うとソルは軽くため息をつく。

 

「動くのが面倒だからじゃ」

 

「そんだけかよ!」

 

こいつ本当に興味の無い事は他人に任せるなぁ。

 

話は戻るがこの町にはどうやらマギエの事を恐れて嫌っている奴らがいると言う。

 

しかもそれは魔女に引けをとらないほどの力があると言われている。

 

ただそれは噂程度でしか知られていない為、実際は本当にいるかどうかすら分からない。

 

「ただまぁ、用心に越したことはないな」

 

「そうじゃな、一応警戒だけはしておくとするかのぅ」

 

そう言ってオレ達は帰りの道を歩く。コトネの不安は未だに消えなかった。

 

しかし時間というのは残酷なもので、ゆっくりと確実に近づいていた。

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再び談笑しながら歩いていると空の色は橙色になっていた。そろそろ詰め所に帰ろうかと思っていた時だった。

 

「すみません、少しよろしいでしょうか」

 

ふと後ろの物陰から黒いローブを着たフードを被った男が現れた。

 

オレは隣にいるソルと脳内で話し、コトネは男を警戒している。

 

(ソル、こいつもしかすると…)

 

(あぁ、"魔女狩り"をしている輩の1人かもしれん。警戒しろ)

 

そう言ってソルは詠唱せずに周囲を索敵する魔法を使いはじめる。オレは目の前の男に話しかける。

 

「なんだぁお前は。てめぇに用はねぇからさっさと失せろ」

 

「ベアトリスさんとソルシエールさんですね?」

 

男はオレの質問を無視してオレ達の名前を確認する。コイツうぜぇな、さっさとどっか行けよ。

 

「だから何だよ、お前に用事ねぇからさっさと」

 

「! まずいぞ、ベアトリス」

 

オレが言い終わる前にソルが驚きの声をあげる。

 

「周りに大量にいるぞ。間違いない、こやつ等…」

 

すると周りの物陰、家の中、屋根に男と同じローブを着た奴らがゾロゾロと出てきた。

 

ざっと数えて30は超えている。ったく、面倒臭ぇな。

 

コトネは腰に収めている剣の柄を持ちいつでも抜刀できるようにして言った。

 

「あなた達、町で噂の…!」

 

「そうだ、我々が魔女を裁いている…」

 

そこで男は区切り、フードを脱ぐ。すると周りにいる者も一斉にフードを脱ぐ。

 

「"マサークル"だ」

 

男がそう言うと男達は武器を取り出し始める。オレ達も戦闘準備に入るが先にコトネを逃がさねば。

 

「コトネ、おめぇは先に戻れ。この事はお前には関係ない事だ」

 

「ですが、いくら強い2人でもこの数では…!」

 

「コトネ」

 

いつもとは違った真面目な雰囲気でソルが口を開く。敵は武器を構えこちらに向かってくる。

 

「ベアトリスが言った通りじゃ。お主にはこの件は関係ない、それに」

 

ソルはコトネに顔だけを向け、少し微笑んで言った。

 

「さっきも言ったはずじゃ、儂とベアトリスは絶対に負けん」

 

そう言われるとコトネは後ろに振り返り先程までの道を全速力で駆け出した。

 

どうやら敵はコトネには手を出さないようだ。目的はオレとソルの命だけってか。

 

クソが、舐めやがって。全員まとめて、あの世に送ってやる…!

 

「舐めてんじゃねぇよ、このクソ野郎!」

 

オレは怒声をあげながら火の玉を敵に向かって投げつける。

 

1つや2つじゃない。欲しければ幾らでもくれてやる。

 

着弾すると同時に小規模な爆発が発生する。

 

向かってきていた奴等のうちの7人がいた場所には小さなクレーターが出来ており灰すら残っていなかった。

 

ソルは魔術で生成した大鎌を振るい次々と敵の命を1人、また1人と刈り取っていく。

 

武器で防ごうとする奴もいたが、それは大鎌の前では無意味だった。大鎌の切れ味は金属すらも紙のように切り裂いていく。

 

突然、左右の家の窓が勢いよく開かれ銃を持った奴が数人出てきた。そして照準をこちらに向けて引き金を引く。

 

しかしその銃から銃弾が出る事はない。代わりに首の骨が折れた音が響く。

 

「気付いておらんとでも思ったのか、バカ共め」

 

ソルは既に家の中にいた敵達に魔術を掛けていた。その魔術は自分達を攻撃しようとした時に死ぬという何ともシンプルで効率の良い魔術。

 

 

 

そうして一方的に戦闘を進めて30分が経過した

 

 

 

オレは未だに向かってくる敵に火の玉を投げ続ける。もはや10人以上倒したように感じるが一向に減る気配がない。

 

「くそ、何だよこいつ等! うじゃうじゃ出てきやがる!」

 

オレは苛立ちながらやや大きめの火の玉を敵がいる家に投げつけた。その家は半壊し、敵は跡形も無く消し飛んだ。

 

「全く、いつになったら諦めてくれるのかのぅ」

 

そう言いながらソルは近づいていた敵を斬りつける。ソルも面倒になってきたのか、やや気だるそうに言った。

 

しばらくすると敵のリーダー格の男が部下に言った。

 

「よし、アレを用意しろ」

 

「分かりました」

 

先程まで戦っていた奴等が一斉に撤退し始める。オレ達は何が出てくるか更に警戒した。

 

するとオレ達を囲むように家の屋根にゾロゾロと杖を持った奴らが出てきて、杖を構え詠唱を始める。

 

コイツ等まさかオレ達に魔術で挑もうってか、笑わせるな。

 

通常の人間では詠唱に時間が掛かるがオレ達は詠唱無しで魔術を使える。倒すなら今のタイミングが一番良い。

 

「てめぇらが幾ら数で攻めてこようとも」

                         ・・

オレは両手に火の玉を出し力を溜める、今までのよりも刺激の強い奴をくれてやる。

 

「無駄なんだよぉ!」

 

オレは未だ詠唱途中の奴らに向かって火の玉を投げつける。着弾した途端、巨大な爆発が起きた。

 

しばらくした後、煙が晴れていく。しかしそこにはベアトリスが思っていた光景とは違っていた。

 

敵達は誰1人掠り傷すら受けていなかった。

 

「チッ! 防護壁かよ!」

 

しかしあれ程の威力だ、そう簡単に防げる筈ではない。

 

だが敵をよく見ると6人で一斉に防護壁を張り何重にも重ねて身を守っていた。

 

「だったらもっと特大なヤツを…」

 

「ベアトリス、後ろじゃ!」

 

ソルが焦った声で言う。オレは後ろに振り返ろうとしたがすでに遅かった。

 

「何っ!? ぐあぁっ!」

 

背後に何かがぶつかった後、体全体に鋭い痛みが走る。どうやら敵はこちらに魔術を放ったようだ。

 

「…くそっ! 舐めやがってっ!」

 

オレは火の玉を放とうと右手に力を込める。しかしいつまで経っても火の玉が生成されない。

 

(!? 何でだ、何で出ねぇんだよ…!)

 

すると、今度はソルの悲鳴が聞こえる。そちらを見るとソルも自分と同じ魔術を喰らってしまった。

 

「くっ、迂闊だった…!」

 

「ソル! 大丈夫か!」

 

「心配はない、この程度のものなど…!」

 

そう言って立ち上がろうとした瞬間、再び同じ魔術を喰らうソルとベアトリス。

 

次第に自分達の魔力が無くなっていくのが感じ、体の力も入らなくなり膝立ちするのがやっとなぐらいだった。

 

「くっそぉ、テメェらぁ…!」

 

3度目に再び先程の魔術を喰らってしまう。一発ではなく連続で喰らう。

 

ソルとベアトリスは完全に立ち上がれなくなり地面に倒れてしまった。

 

朦朧とする意識の中、敵達の声が聞こえる。

 

「…よし、これでいいだろう。今日の夜に大広場で火炙りの刑に処すぞ」

 

「分かりました、すぐに準備をいたします」

 

(くっ、こんなカス共に…)

 

数秒も経たない内にベアトリスの意識は途切れてしまった。

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「…。っ!」

 

足が地面についてない様な感覚がして目を覚ます。両手両足が動かない事に気付く。

 

自分達はどうやら十字架に掛けられているようだ。地面から10m近くは離れている。

 

力ずくで外そうとしたが予想以上に頑丈に絞められている。おまけにご丁寧に魔術で強固にしてある。

 

「目が覚めたかベアトリス」

 

声がした方に顔を向ける。そこには自分と同じように両手両足を動かせないようにされているソルがいた。

 

「ソル、怪我はねぇのか?」

 

「大丈夫じゃ。が、これは非常にマズイ事になったのう…」

 

ソルは顔を下に向ける。オレも下に顔を向けるとそこには先程まで戦っていたローブを着ていた奴等がうじゃうじゃいた。

 

その集団から離れた所には野次馬がいる。その中にはブランの兵士までもがいた。

 

(チッ、国の兵士あろうものが殺人鬼の集団を見過ごすのかよ…! 腐れ外道め!)

 

「目が覚めたか、忌々しい魔女よ」

 

1人の男が前に出て言う。男は右手に松明を持っている。

 

先程から油臭いと思ったらどうやらオレ達を火炙りにするつもりらしい。

 

「はっ、オレ達がおめぇ達に何したってんだぁ?」

 

「白を切るつもりか。貴様らマギエは我々に様々な災いをもたらしたろうに!」

 

「…それはどういう事じゃ」

 

ソルがキレ気味に質問する。勝手に罪を擦り付けられたら怒るのも当然だ。

 

オレ達マギエは基本他の国や種族にはあまり関係を持たない為、他の国や種族には何も危害を加えた覚えはない。

 

しかし男は怒りながらソルの質問に答える。

 

「どうもこうも、昔この町で流行った伝染病や自然災害は貴様ら魔女がやったであろうに!」

 

「はぁ!? テメェらふざけるのもいい加減にしろよ! そんなのオメェら人間が勝手にやったんだろうが!」

 

流石のオレでもこれには反論する。マギエのトップであるソルからもそんな話を聞いた事もない。

 

しかしオレのそんな意見を無視して男は言う。

 

「これによって数多くの死者が出た! その償いは金などでは到底払えるものではない! 貴様らマギエの命で償わせてやる!」

 

「てめぇ…!」

 

男の周りにいた奴等のある者はそうだと同意し、ある者は早くそいつ等を火炙りにしてしまえと言う。

 

「よって貴様らにはゆっくりと苦しみを与えながら聖なる火で焼き尽くしてやる!」

 

男は右手に持っている松明をゆっくりと油が染みた木材や紙に引火しようと近づいてくる。

 

(クソ! こんな奴等ごときに!)

 

ソルの方を見る。ソルは完全に怒りを露にしているが何処か呆れた表情をしていた。

 

「おいソル! このままじゃマズイぞ!」

 

「ああ、そうじゃの。だが今の儂らではどうしようも出来ぬ」

 

「なっ!? 早くしねぇとこんなカス共にやられちまうぞ!」

 

「今は魔術も使えなければ体も自由に動かす事も出来ぬ。じゃがこの事でよーく分かった事がある」

 

そう言って一旦言葉を区切り、次に言った言葉は静かに、だが激しい憎悪を込めて言った。

 

「やはり、人間というものはこれ程までに腐っているのじゃな。しかもゴミ以下のどうしようもないクズばかりじゃ」

 

そう言ってソルは瞼と口を閉じる。もはや喋るのも無意味と思ったのだろう。

 

オレは悔しさのあまりに雄叫びをあげる。男が引火させようとした瞬間だった。

 

町の北の入り口のほうから爆発音が聞こえ、ソルとオレは目を開く。音を聞く限りではオレが使う魔術よりも威力が高い事が予測される。

 

そしてソルとオレは見て、驚愕した。その強力な魔術を放っている者を見て。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その上空には巨大な翼を生やし頭には2本の巨大な角が生えており、全身が黒い鱗で覆われた赤い瞳の竜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその竜の頭に立っているのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   最 凶

全国家から"破壊神"と恐れられている最 強の剣士、カミヅキが血塗られた大太刀を右手に持って立っていた。




遅くなってしまって申し訳ない<(゜∀。) ある時この話を書いていた時に

書けたー →ちょっと遠征帰って来たか確認しよ →最小化押そうと思ったら手が滑って閉じるが押される →書き終わったデータが消える →デデドン!(絶望)

ってなってしまって中々書く気力が起きませんでした。あの時の自分をSODで吹き飛ばしたい(違
さて次回ですが、カミヅキが無双(笑)する話です。ちょっとグロい表現とか出るかもしれませんがご了承くださいm(_ _)m
ではでは~
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