答えを出すもの   作:はーめるんな男

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3 新年度

4月8日

俺達三人は学園長室に向かっていた

この日から俺達三人は女子中等部の3-Aに編入することになった

具体的にいうと各学年のA組に三人づつ男子が編入させられる

建前上はだが

本当は教師としてくる英雄の息子のフォローとして魔法生徒を送り込むのと問題児である俺たちを一緒に監視することによって問題を起こさせないようにするという魂胆だ

だがそれも学園長にとっては建前

俺達三人をその英雄の肥やしにするのが一番の目的らしい

そして俺たち三人は学園長室の前までついた

「(えーと、原作ではどうなってたかな・・・っと、え?)」

ふと原作でのことを思い出そうとしたのだけれどもどうしても思い出せない

アンサートーカーを使っても原作の内容の答えが出てこない

だが、どうして出ないかを考えるとすぐに出てきた

それは神によるプロテクトが原因だった

どうやらこの世界は神が作った並行世界らしく、

俺がこの世界に来たことによって完全に世界の流れから離されたらしい。

もしも、俺がアンサートーカーによって「この世界を原作と全く同じ流れにするには」という疑問を持ってそのとおり行動するともともとの世界と全く同じになるが、俺がいたという世界ともともとの世界が混ざり合って俺という存在が矛盾をおこし、俺ではなく世界が崩壊してしまうのだ

神としては俺のいる作られた世界のが崩壊するのは問題ないのだが

元の世界まで崩壊するのは自分のミスが発覚してしまうのでそれは避けたい

そこで俺から原作の知識を消去することによって世界の崩壊を防いだらしい

まぁ、アンサートーカーで何とかなるかな?

「何ボーっとしてんだ?」

「早く入ろうよ」

「ん?ああ、すまなかった」

俺達三人は改めて学園長室に入る

 

コンコン

 

「「「失礼します」」」

 

 

 

学園長side

 

コンコン

学園長室に小気味のいい音が響く

しかし今のわしには死神のノックの音にしか聞こえない

そしてドアが開いた

「「「失礼します」」」

目の前で頭を下げながら部屋に入ってきた少年三人はこの学園ではかなり有名な三人じゃ

一番左にいる少年は範馬君、あまりにも常識はずれした身体能力と戦闘技術によってつけられたあだ名は「史上最強の生物」

その反対、右側にいるのは球磨川君、身体能力、知能などは一般的なのだが異様な能力を持った少年

外の名門校「箱庭学園」の生徒会に所属する兄を持ち、その兄もまた、同じような能力を持っている

その異様さは見ているだけで吐き気を催すほどじゃ

ついたあだ名は「史上最強の最凶」

そしてその二人に挟まれている鷹乃峰君。

彼が最も有名じゃ

われわれ魔法使いが警戒するほどじゃった超君を頭脳勝負で真正面から叩きのめした危険人物

超君もそれまでは麻帆良最強頭脳と呼ばれるほどじゃったが彼には遠く及ばなかった

それにわしらの考えまで正確に読んでくる

わしのような策略を考えるタイプのものには天敵といえよう

ついたあだ名が「史上最強の頭脳」

この三人は今年度から共学化のテストケースという建前でわしらの監視下に入ってもらう

もちろんネギ君のための肥やしになってもらうのと同時にのう

だが今はそんなことはおくびにも出さないほうがいい

高ノ宮君に感づかれるわけにはいかんからのう


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