仮面ライダー龍騎 ~EPISODE Kanon~ 作:龍騎鯖威武
潤はとりあえず学校を出て、街中を手当たり次第に探す。
「北川潤さん」
不意に、壮年の男から声を掛けられる。
「なんだ、あんた?今いそがし・・・」
「美坂香里さんを探しているのですね?」
潤は鎌田の言葉に動きが止まる。
「どこだ!?頼む、おしえてくれ!」
鎌田は少し遠くにある廃工場を指す。
「あそこで見かけました」
「礼を言うぜ!」
潤は鎌田に礼を言って、廃工場へと向かった。
潤が消えたのを確認すると携帯を取り出し、電話を掛ける。
「須藤さん、向かいましたよ」
「わかりました。さて、お手並み拝見と行きましょう」
通話が途切れると鎌田はニヤリと笑う。
「君の手の内、見せてもらいますよ・・・」
廃工場。
2人の少女が鉄骨に縛られている。
香里と栞だ。
須藤は、2人の前に立つ
「ちょっと、離しなさいよ!」「やめてください!」
「貴方達は餌です。北川潤、仮面ライダーライアをおびき出すためのね。大人しくしていて下さい。そうしないと手荒なことをするかもしれませんので・・・」
須藤が言い終わるか言い終わらないかで、工場のシャッターを開けて、潤が入ってきた。
「香里、栞ちゃん!」
「北川君!」「北川さん・・・」
「来ましたか・・・」
須藤は香里たちに向かおうとする潤の行く手を遮るように立ち塞がる。
「須藤、香里たちを返せ!」
「返して欲しいですよね?あんなに大切に想っている者たちですからね・・・」
潤の言葉を須藤は馬鹿にしたように返し、デッキを構える。
「返しても良いですよ?しかし、私を倒せば・・・ですね。変身!」
須藤はシザースに姿を変えて、シザースバイザーを構える。
「変身っ!」
対する潤もライアへと変身し、臨戦態勢に入る。
「北川ぁ!」「北川君!」「どこ・・・」
祐一は潤の様子を見て只事ではないと感じ、万が一に備え、舞と久瀬を呼んで街中を探しまわっていた。手がかりが無いので、見つけ出すことは非常に困難だ
仮面ライダーとして一番頼りになる竜也は、残念ながらあゆと共に姿が見えなかった。
「やっほ」
芝浦が現れる。
その後ろから、ベルデとアビスも現れる。
「芝浦、ベルデ・・・!」
「アビスまでいるのかよ・・・」
祐一はアビスの強さを身を持って痛感している。出来れば、今は対峙したくない相手だった。
「北川潤は、須藤さんの手によって消されます」
「邪魔しないで・・・!」
「それはこっちのセリフだろうが!」
「そ、邪魔しないでよ」
「我々がこの場で、君たちに死刑を言い渡す!」
「「変身!」」
芝浦はガイに変身する。
「くそ・・・舞、久瀬先輩、何とかここを切り抜けるぞ!」
「「「変身っ!」」」
その頃、竜也はあゆと共にミツルとサトルを探していた。
「ミツルたちを何とか説得する。多少の戦いは逃れられないかもしれないけど・・・」
昨日のことを通して、竜也は決意した。
ミツルを説得して、何とか彼と和解したい。
自分の正直な思いをしっかりと伝えれば、ミツルもきっと信じてくれる。
「きっと大丈夫だよ。だって、竜也くんは友達をとても大切にしてるから・・・」
あゆも竜也のまっすぐな心を信じ、彼らの関係が元に戻ることを切に望んでいた。
「おれを探しているのか、竜也?」
街の中でも人通りの少ないところで、ミツルは姿を現した。後ろにサトルもいる。
「ミツル、おれは確かにミツルに酷い仕打ちをしてしまったと思ってる。言い訳にしか聞こえないかもしれないけど、それはミツルを見捨てるつもりがあってやった訳じゃないし、今でもミツルのことをかけがえのない友達だと思ってる。信じて!」
「残念だが、おまえの言うとおり、言い訳にしか聞こえん」
竜也の必死な思いを込めた言葉も、ミツルには聞くことすら面倒に感じるようだ。
すぐさま、懐からカードデッキを取り出す。
「変身!」
サトルも続こうとするが、インペラーは手で制する。すぐに攻撃は仕掛けようとはしない。
「さあ、変身しろ」
「竜也くん・・・」
心配そうに竜也を見つめるあゆ。
「あゆ、大丈夫。ミツルのことはおれが何とかしてみせる。おれがまいた種だから」
あゆに下がるように促し、カードデッキを取り出す。
「変身っ!」
竜也は龍騎に姿を変える。インペラーは仮面の奥で薄く笑う。
「それでいい。本気でおれと戦え!それを捻り潰すからこそ意味がある!」
ナイトはアビスを、ファムはベルデを、ゾルダはガイを相手に奮闘する。
「経験不足の小娘ライダーが、オレに勝てるわけが無い!」
<CLEAR VENT>
姿を消すベルデ。しかし、ファム達も全く経験を積んでいない訳ではない。
アドベントカードについても知らないことが多かったが、竜也に以前、用途などを学び、完全とはいえないが、幾つかのことを覚えている。後は応用をすればいい。
「また、消えた・・・でも!」
<ADVENT>
ファムはブランウイングを呼び出す。
突風を起こし、広範囲の攻撃をおこなう作戦だ。おそらく、ベルデもこの攻撃は逃れることは不可能。上手くいけば、クリアーベントの効力を消すことも出来るかもしれない。
だが、その作戦を妨害する者もいることをファムは考えていなかった。
「させないよ」
ゾルダと戦っていたガイがアドベントカードをベントインする。
<COFINE VENT>
その音声と共に、ブランウイングは忽然と姿を消す。
「ブランウイング・・・!?」
「馬鹿が!」
ガスッ!
「あうっ!」
背後からベルデが蹴りを喰らわす。透明ではファムも対応できない。
「所詮、力の無い奴らだな。芝浦、上出来だ」
アビスとナイトの戦況は、圧倒的にアビスが勝っている。
「ヌアァ!」
ダダダダダダ!
「やばっ!」
<GUARD VENT>
「ぐっ・・・うあああああ!」
ダークウイングをマント型の防具「ウイングウォール」に変え、防御に専念するが、大量の高圧水流の弾丸の前には意味がなかった。
「私に勝てるライダーはいませんよ」
「くそ、どうすれば・・・」
ズダダダダ!
「効かないね!」
ゾルダが使うマグナバイザーの弾丸は、ガイをめがけて飛んでいくが、メタルホーンで防ぎきる。
そして、ゾルダの懐に飛び込む。
いくら防御に優れ、遠距離に長けていても、至近距離に近づかれてしまえば、むやみに発砲は出来ず、強力な攻撃を受ければ大ダメージは免れない。しかも、相手はパワータイプのガイ。
「ハアッ!」
ズガッ!
「ぐあぁ!」
「たいしたこと無いじゃん」
ナイトたちは絶体絶命。潤を助けるどころか、自らが危機に曝されてしまう。
少し前の時間にさかのぼる。
龍騎はインペラーの攻撃に応戦する。
さすがに戦うつもりで行けば、インペラーの攻撃を防ぎきることくらいは出来る。
「そうだ、戦え・・・。本気のおまえをおれは潰す!」
「ミツル・・・」
と、そのとき
キィィン・・・キィィン・・・
モンスターの反応音が聞こえる。もちろん、同じライダーであるインペラーとサトルも例外ではない。
ちなみにこの反応は先程、ファムとナイトが呼び出した契約モンスターだ。
「モンスター・・・!?」
「余所見をしている暇があるのか!?」
ガッ!
「がはっ!」
しかし、インペラーは戦いを中断するつもりは全くない。それどころか、攻撃の威力はさらに激しさを増す。
「まって、ミツル!モンスターがいる!」
「ふざけるな、モンスターなど関係無い!」
「お願い!」
ふと、あゆがインペラーにむかって叫ぶ。
「お願い、やめて・・・。モンスターが近づいてるんだよ。このままじゃ、他の人が・・・お母さんみたいに・・・」
あゆが今にも泣き出しそうな表情で訴えかける。
インペラーはその表情を見て、動きが止まる。
ある少女の表情とそっくりだった。
(真琴・・・)
インペラーは変身を解く。仮面から現れたミツルの表情は、何かを必死に追い求めているようだった。
「あゆ、行こう!」
<ADVENT>
「ガアアアアアァ!」
龍騎はあゆを連れて、呼び出したドラグレッダーに乗り、モンスターの場所へと向かう。
「ミツル君!」
サトルの言葉ではっとするが、そこにはもう竜也たちはいなかった。
「くそおおおおおおおお!」
そして、向かった先には。
「モンスターどころの話じゃない!さっきの反応は契約モンスターだったのか!?」
ライダーたちの大混戦が行われていた。
しかも、ナイトたちは圧倒的に劣勢。龍騎はドラグレッダーから飛び降り、ナイトたちのもとへ向かう。
「え!?た、竜也くぅん!ボクを置いていかないでよぉ!」
取り残されたあゆは、ドラグレッダーの上で悲鳴を上げる。
彼女は本来、高いところは平気なのだが、この状況ではそうも行かない。不安定でそこらの建物よりもずっと高いところに居るのだ。しかも、頼っている龍騎がいなくなると恐怖は倍増。
「あ、ごめん!ドラグレッダー、あゆを安全なところに降ろしてあげて!」
ドラグレッダーは指示通り、あゆを降ろす。
龍騎はアビスたちの前に、ナイトたちを守るように立ち塞がる。
「ごめん、みんな!来るのが遅くなった!」
「た、竜也・・・」
「ほう、来ましたか。しかし、私には勝てませんよ」
ナイトはダークバイザーを杖がわりに立ち上がる。
「竜也。北川が須藤と・・・たぶん、香里たちもそこに捕まっている!」
「そんな!?・・・くそ、何とかこいつらを退けないと!」
龍騎は必死に思考をめぐらす。そして、彼なりの案を思いつく。この作戦にはナイトたちが戦えることが大切だ。
「みんな、まだ戦える?」
「なんとかな」「ああ!」「はちみつくまさん」
ナイトとゾルダとファムは、少しよろけながらも立ち上がる。
「アビスはおれじゃ対応できない。久瀬さん、お願いします!」
「わかった!」
ゾルダはさまざまな重火器を使うライダー。アビスの攻撃にも対応できるはずだ。
「祐一と舞さんはガイを!」
「まかせろ!」
ナイトが返事をし、ファムは無言で頷く。
ガイはパワータイプのライダーであり、防御にも優れている。逆に言えば、そのパワーと防御力の代わりにスピードを犠牲にしている。スピードに優れたナイトとファムが戦えば、勝機は見えるだろう。
つまり、龍騎はベルデを相手にするつもりだ。
今は姿が見えないが、探す策はいくらでもある。
「ドラグレッダー!」
龍騎はその場にいたドラグレッダーに、竜巻状の防御壁を作らせる。その風圧は凄まじく、ベルデは近づくどころか吹き飛ばされ、近くの壁に激突する。
ドゴォ!
「グオォ!」
クリアーベントの能力は厄介だが、使用者が衝撃を受けたり、集中が乱れたりするとその効果は持続しない。ベルデは姿を現した。
「クリアーベントはもう使えないぞ。勝負ありだ!」
「クソォ!」
ゾルダ対アビス。
両者とも遠距離攻撃に優れたライダーであるが、重火器の量などについてはゾルダが勝っている。
<SHOOT VENT><STRIKE VENT>
ゾルダは、ギガキャノンとギガランチャーを同時に呼び出し、強力な攻撃を行う。アビスもアビスクローで迎撃するが、ゾルダの火力が少しだけ上回っていた。
ズドォン!
「ガアアアア!」
ギガランチャーの威力は凄まじく、低級モンスターなら一撃で倒せるほどだ。その攻撃にアビスは堪らず吹き飛ぶ。ライダーであっても大ダメージを負うことは間違いない。
ガイはナイトとファムに翻弄されている。
「ちょこまかとウザッてェな!」
メタルホーンを闇雲に振り回すが、ナイトとファムはそれを正確に避ける。2人のスピードがあるからこそ出来るのだ。
「祐一!」
「ああ!」
<TRICK VENT>
ダークバイザーの音声と共に、ナイトは分身する「シャドーイリュージョン」を発動する。
4人に分身したナイトは、ガイに連続で攻撃を仕掛ける。
「はっ!」「とおっ!」「たぁっ!」「せやぁ!」
ザン、ズバッ、ザッ、ザシュッ!
「グッ、ガァッ、ガハッ、グアッ!」
さすがに、これだけの猛攻を受けたのであれば、ガイといえども、多大なダメージを受けることになる。
あっという間に、戦況はひっくり返った。
「チッ!いったん引くぞ!」
ベルデの言葉で、アビスが津波を起こして姿を消す。他のライダーたちも退散したようだ。
「竜也、助かった!」
「何とか上手く行ったね。とりあえず、潤を探そう!」
龍騎たちはドラグレッダーに飛び乗り、潤を再び探し始めるのだった。
「うああああ!」
シザースの攻撃に倒れるライア。
しかし、シザースに屈することなく立ち上がる。
「さて、どこまで耐えられるのでしょうね?」
シザースはそんなライアにも容赦なく、シザースバイザーで斬りつける。
ザンッ!
「ぐあっ!」
再び、地面に倒れ伏すライア。それでも、激痛が走る身体に無理を言わせ、必死に立ち上がる。
「北川君、やめなさいよ!」「そうです、このままじゃ死んじゃいますよ!?」
香里と栞の言葉にも耳を貸さず、シザースによろけながらも向かっていくライア。
「惚れた人の一大事で尻尾巻いて逃げるなんて、これ以上カッコ悪い奴がいるかよ・・・。それにな、おれは死ぬつもりは無い!」
「くさい台詞ですね・・・。虫唾が走る!」
<STRIKE VENT>
ガッ!
シザースピンチを右腕に装着し、ライアの左腕を掴む。鋏型のその武器はライアの腕を千切ろうと凄まじい力で圧迫する。
「ぐあああああ!」
「北川君!」
ライアは必死に抵抗するが、満身創痍の状態でシザースピンチを外すことは不可能。
腕が軋み、感覚が無くなっていく。
「ガアアアアアア!」
ドガァ!
「グオォ!?」
突如ドラグレッダーが現れ、シザースに体当たりをかます。その勢いで、シザースピンチはライアの腕から離れ、ライアはその場に膝をつく。
「潤!手を貸すよ!」
龍騎と仲間のライダーたち、それにあゆが工場の中に入ってくる。
「来るな!」
ライアは声を荒げ、龍騎たちを制し、ゆっくりと立ち上がる。
「せっかく、香里に良いとこ見せられるんだ。・・・おれにやらせてくれよ」
ライアは強がりなのか、それとも彼なりのプライドなのか、仮面の奥でにっと笑う。
「だめだ!このままじゃ、潤が死んじゃう!だから、おれたちも・・・」
龍騎が言い終わらないうちに、ナイトが龍騎の肩に手を置く。
「戦わせてやれ」
「祐一!潤に万が一のことがあったら、どうするんだよ!?」
「あいつなりの覚悟だ」
龍騎はまだ反論しようとするが、少し考えた後、変身をとく。
ナイト、ファム、ゾルダもそれに続く。
その様子を見て、ライアはシザースに向き直る。
「さぁて、続けようか?」
「舐められたものですね・・・私も!」
<COPY VENT>
ライアはシザースピンチを複製し、シザースに攻撃を仕掛ける。
「ハアァ!」
「さっきのお返しだ!」
シザースの攻撃を避け、右腕を掴む。先程のシザースと同じようにシザースピンチに力を入れる。
「グウァ・・・!」
力に負け、シザースはシザースピンチを落とす。
その瞬間、ライアはシザースの右腕を離し、自分の持っているシザースピンチと、シザースが持っていたシザースピンチを装備し、両腕で反撃する。
「うりゃああああ!」
ガキッ!ガッ!
「グアアアアア!」
「くぅっ!」
さすがに強力な攻撃であったのか、シザースは膝をつく。
対するライアも左腕に激痛が走る。あれだけダメージを追った左腕を酷使しているのだから、当然、無理に動かすとそのしっぺ返しが来る。
「おのれェ・・・!」
<FINAL VENT>
シザースは苦し紛れか、一度の変身に一回しか使えない切り札を使用する。その威力は不明だが、ファイナルベントである以上、シザースにとっての最大の技であることは間違いない。
今、ギリギリの状態であるライアがその攻撃を受ければ、おそらく・・・。
「潤、逃げて!」
竜也が必死に叫ぶが、ライアは逃げようとはしない。代わりに1枚のアドベントカードを引く。
そのカードは・・・。
「ファイナルベント・・・!潤、だめだ!ファイナルベントだけはだめだ!」
「安心しろ。何とかしてみせるさ」
<FINAL VENT>
ライアはシザースの攻撃に真っ向から挑むつもりだ。
それぞれ契約モンスターが現れる。
シザースはボルキャンサーに両腕でトスするように飛び、廃工場の屋根を突き破り、空中で「シザースアタック」の準備を行う。
対するライアもエビルダイバーの上に乗り、超高速でシザースに向かって突撃する。
シザースもライアに向かって、高速スピンで急降下する。
「うおおおあああああ!」
「デェアアアアアアア!」
ドガアアアアアア!
廃工場の屋根の上の空で大爆発が起こる。
「うああっ!」
その余波は竜也たちにもはっきりと伝わる。
「北川君!?」
真っ先に香里が辺りを見回す。
拘束されている故に自由に動けないので、煙が晴れるのを待つのみだった。
煙が晴れた先には、鎧がところどころ砕けたライアがいた。
「潤!」「北川!」
竜也たちもライアの下に走り寄る。
「無事だったんだね・・・よかった・・・」
あゆもほっと胸を撫で下ろす。
竜也も同じような表情だったが、何かを思い出したようにはっとする。
「須藤は・・・?死んだりしてないよね!?」
「ああ、あいつはあっちにいる」
ライアが指差した先には、エビルダイバーが気を失った須藤を乗せていた。胸部が上下していることから、生きているようだ。
彼はなんと、ハイドベノンの威力を調整したのだ。しかしそれは、非常に危険な賭け。少しでも強力すぎればシザースは死に、威力が弱すぎればこちらが死ぬのだ。
「ファイナルベントの威力をコントロールできたのか!?・・・いまだにおれもできないのに」
「へへ・・・ギリギリだけどな・・・」
そういうと、ライアは変身をとき、今にも倒れそうになりながらも、香里と栞のもとへ行き、彼女たちを自由にする。
「ありがとうございます、北川さん・・・」
「どういたしまして、栞ちゃん。どうだった、香里?カッコよかったろ」
心配をさせまいと、ジョークを行って香里を笑わせようとするが、彼女はずっと俯いている。
「バカ!もう二度と、あんなことしないで!あなたが死んだら、誰がわたし達を守るのよ!?」
「なんだよ・・・必死になったのに冷て・・・」
香里が顔を上げると、大きな瞳から大粒の涙がこぼれていた。
「死んだら・・・何もかも終わるのよ!?あなたがいなくなったら、わたし・・・」
「・・・すまなかった。心配掛けたな」
潤は真剣な表情で謝る。
「でも・・・カッコよかったわよ」
香里はそっぽを向きながら、ぼそっと呟く。
そのときの表情は少し、笑顔のようにも見えた。
続く・・・。
次回!
舞踏会?
舞のイメージアップを計画してるんだよ
チェッ!つまんねェ行事だな!
こんなときに・・・!
第16話「舞踏会」
キャスト
龍崎竜也=仮面ライダー龍騎
月宮あゆ
相沢祐一=仮面ライダーナイト
川澄舞=仮面ライダーファム
北川潤=仮面ライダーライア
美坂香里
美坂栞
久瀬シュウイチ=仮面ライダーゾルダ
虎水サトル=仮面ライダータイガ
斉藤ミツル=仮面ライダーインペラー
須藤マサキ=仮面ライダーシザース
芝浦シュン=仮面ライダーガイ
高見沢イツキ=仮面ライダーベルデ
鎌田マサト=仮面ライダーアビス