仮面ライダー龍騎 ~EPISODE Kanon~ 作:龍騎鯖威武
「いぇああああああああぁ!」「はああああああああああああぁ!」
ガッ!ドゴッ!
インペラーの鋭い蹴りと、タイガの重い拳は間違いなく「仮面ライダー王蛇サバイブ(以下王蛇S)」に当たる。
しかし…。
「…終わりか?」
「何っ!?」「そんな!?」
王蛇Sには、全くと言って良いほど効き目はない。彼にとって蚊に刺された程度なのだ。
いや、それ以下なのかもしれない。
「オォアアアァ!」
ズガアアアアァ!ドゴオオオォ!
「ぐあああああああぁ!」「うわああああぁっ!」
王蛇Sは両拳を、タイガとインペラーの腹部に突き立てる。
その瞬間、凄まじい勢いで吹き飛ばされ、校舎の外に飛び出す。
「強すぎるよ…!」「これが、サバイブの力なのか…!?」
そこへ祐一と舞が辿り着いた。
「虎水、斉藤!」
「すまない相沢、これ以上は持たない…!」「粘ったんだけどね…」
変身が解けた2人は、非常に痛々しい姿だった。
「…王蛇はおれがやる!舞、おまえは魔物を!」「祐一…」
舞は頷き、校舎へと向かっていった。
「よぉ、ナイト。どうだ?中々良いもんだぜ?」
その姿を見送った王蛇Sは両手を広げ、自分の体を見せ付けるような仕草をする。その姿は、いつもの王蛇とは異なっている事から、祐一が導き出した答えは明らかだった。
「おまえも、サバイブを…!?」
「なぁ、これならもっと遊べるだろう?さぁ…死ぬまで楽しもうぜ…!祭りの始まりだ!」
<<SWORD VENT>>
王蛇Sがベントインすると、ベノバイザーツバイの牙が2つの剣「ベノファング」となる。
「変身!」
祐一はナイトに変身し、サバイブを引く。
<<SURVIVE>>
風を纏ってナイトSに強化変身し、ダークブレードを引き抜く。
「行くぞ!」「ハハァ!」
竜也の家。
潤も香里も栞も帰り、真琴はピロと共にミツルを探しに行ったため、ここには竜也とあゆだけだ。
竜也の部屋にあゆが入り、ベッドに座っている竜也の横に座る。
「竜也くん…。本当に仮面ライダーやめちゃうの?」「うん。おれが暴走しないためにも」
あゆが改めて竜也に聞くも、答えは変わらなかった。
「じゃあ、祐一くんたちが負けそうになっても?」「うん」
「ボクたちが危険になっても?」「…うん」
何度聞いても、竜也の気持ちは変わらない。
それは彼が、大切な人達を傷つけないためだ。
以前の竜也は仮面ライダー龍騎として、人を守り、城戸真司の願いを継ぐ事に燃えていたのに…。
「…竜也くんは優し過ぎるから…」
「違う、おれは恐ろしい存在だ。無意識にみんなを傷つける破壊者だよ…」
頭を抱えて、ずっと顔を見ずに答える竜也。塞ぎ込んでしまった彼に、あゆはこう言い放った。
「でもボクは、竜也くんみたいに優しくない」
「…え?」
「竜也くんが戦えないなら、ボクが戦う!」
そう言って、竜也の机からカードデッキを取り出した。
「あゆ、何やってるんだ!?」「ボクが戦う!仮面ライダー龍騎になって!」
あゆからデッキを取り返そうとするも、彼女は竜也を突き放す。
「簡単な覚悟で仮面ライダーになっちゃ駄目だ!」
「いやっ!簡単じゃないよ!竜也くんが真司さんの代わりに戦ったなら、ボクは竜也くんの代わりに戦うの!何が違うの!?」
竜也を振り払って、家を飛び出したあゆ。
「くそっ…!どうしてっ!」
それを追いかける竜也。
「佐祐理…今日で決着をつけるから…」
夜の校舎で舞は剣を構え、魔物を探す。
「僕もやろう」「生徒会長さん…?」
そこに、久瀬が現れた。
「川澄君、すまない。僕は君にしか当たる事ができなかった…。でも、僕にとって倉田さんは、それほどにまで大切な存在なんだ…。許してくれとは言わないし、憎んでもらっても構わない。ただ…」
久瀬はここに来る途中、自分でどういえば舞に許してもらえるか考えていた。しかし、そうではなく、自分の気持ちを彼女に伝えるという事が大切だと考えた。
「安心して。わたしは、あなたを憎んだりしない。あなたが佐祐理を大切にしてることくらい、わかる。今は、一緒に…」
以前の久瀬は、父親から言いつけられていたとは言え、舞を陥れようとしていた。それが、こんなにまで思いやり合える仲間になった。
皮肉だが…仮面ライダーに関わらなければ、この関係はなかっただろう。
夜の学校に向かっているのはあゆ。
「ボクが代わりに戦うんだ…!」
自分に言い聞かせるように、何度も言い続ける。
「あゆちゃん!」「あゆぅ!」
彼女を呼び止めたのは名雪と真琴だった。
「名雪さん、真琴ちゃん!」
「サトちゃんとミツルさん見た?」「見つからないのよぅ!」
「ボク、学校に行く!みんなもいるかもしれないよ?」
3人で合流し、ミツルたちの捜索が始まった。
「たあぁっ!」「オォラァ!」
ガギィィ!
互いの基本能力差は王蛇が勝っている。しかし、ナイトSはオリジナルを、王蛇Sは複製のサバイブを使っているという事により、力の差は埋まり、両者はほぼ互角だった。
ベノファングもダークブレードも凄まじい火花を散らし、轟音を響かせている。
「こんなにも凄まじく、恐ろしい存在なのか…」
肩を庇いながら、それを見ていたミツルはそう呟く。
サバイブの力は、オーディン達に対抗するための最後の切り札であるが、同時に自分たちに対する最大の脅威。頼りになるが、恐怖の対象でもあるようにミツルには思えた。
その場に辿り着いた3人の少女。
「祐一くんっ!ミツルさん、サトル君!」
「バカ、危ないぞ!」「なゆちゃん、近づかないで!」「どうして来たんだ!?」
王蛇Sと交戦中のナイトSとサトルが、彼女たちに気付くが、あゆは…。
「ボクだって…!」
そう言って取り出したのは…。
「えっ、あゆちゃん!?」「あゆ、本気!?」「なんだと…!?」「うそ…!」
名雪と真琴も衝撃を受けた。
それは、ミツル達も例外ではない。
あゆの手にあったのは紛れもない、竜也が使い続けた「仮面ライダー龍騎のカードデッキ」
なのだから。
その瞬間、あゆの腰にVバックルが出現する。
「へ、変身っ!」
少し怯えていたが、思い切りデッキを装填した。
虚像が幾つも現れ、強い光があゆを包む。
そこに居たのは小柄で細身だったが、間違いない。
仮面ライダー龍騎だった。
「竜也くんやみんなを、守って見せるよ!」
「守れるのか?」
彼女の決意を揺るがせるように現れたオーロラ。
現れたのは…。
「金色の仮面ライダー…!」
「不確かな存在なのに…か?」
オーディンは、龍騎に不可思議な言葉を投げかける。
「不確かな存在…?」
「やはり記憶から消えているようだな、月宮あゆ。全てを話してやりたいところだが、生憎、そうもいかない。…近づきつつある闇のためにも」
そう言って、オーディンは夜空…正確には月を見上げる。
そして、仮面の奥から伝わるほどの凄まじい眼力で、王蛇Sを睨む。
「王蛇サバイブよ、ナイトサバイブを消せ。全ての修正のために…!」
その後、オーディンはオーロラで姿を消した。
「うぐっ、待って!」
「グウウウウウウゥ!」
龍騎が追いかけるも、追跡は叶わず、残されたオーロラからは、レイドラグーンが5体ほど現れた。
「よぉし…!」
その一部始終を見ていたミツルは、オーディンの言葉で気になる点があった。
「全ての修正…?」
それが仮面ライダーオーディンの、真の目的なのだろうか…。
「アァ…やってやる!」
ナイトSと鍔迫り合いを続けていた王蛇Sは、首を捻った後、アドベントカードをベントインした。
<<ADVENT>>
そこに現れたのはベノスネーカー。しかし次の瞬間、ベノスネーカーも形状を変え「ベノヴァイパー」に進化した。
「ヅアアアアアアアアアアアアアァ!!」
更なる熾烈な戦いの幕開けを合図するかのように、大蛇の咆哮が響き渡った。
そのとき、少し遠くの場所で栞が、ある者に出会った。
「あ、竜也さん!」
ゆっくりと歩いている彼の姿を見て近づく。
「竜也さん、わたしも心配なんです。あゆさんのことですから、きっと代わりに戦うなんて…」
栞もあゆを止めたいと考えていた。きっと無茶をするあゆが、取り返しの付かない事になる前に。
しかし竜也は、栞を睨みつける。
「え…?」
その目を見た栞は、身体中から震えが止まらなくなった。竜也の目には、総てを飲み込んでしまうほどの、強大な闇が秘められているように思えた。あの心優しい慈愛に満ちた、竜也の目ではない。
闇という黒いものを秘めていると感じるのに、目の色は血のように赤かった。
「退け。邪魔だ」
ドン!
「きゃっ!」
竜也は栞の言葉を切り捨てて、彼女を突き飛ばし、そのまま歩き去っていった。
「竜也さん…?」
彼の挙動が明らかに変わっている。まるで別人だった。栞は、その姿を見送る事しかできなかった…。
「栞!」「栞ちゃん!」
竜也が居なくなったのと同時に、潤と香里が現れた。
「あゆちゃん達が、校舎に向かったところを見たの!」
「おれ達はそっちに向かうけど、一緒に来るか…?」
2人の言葉は耳に入ってはいるが、それ以上に先ほどの竜也が信じられず、唖然としていた。
「栞ちゃん…?」「どうしたのよ?」
「あ、ごめんなさい…。わたしも行きます!」
2人が声を再びかけると、栞はハッとなって返事をし、2人と共に学校へ向かった。
栞の前から歩き去り、彼女の姿が見えなくなると、竜也は、彼とは思えない邪悪な笑みを浮かべ、ポケットからあるものを取り出す。
それは…。
「影か…」
その様子を、オーディンが見ていたことに気付いた者はいない。
夜に歩みを進めているモノ。それは、ゆっくりと近づきつつある。
全てを闇に引きずり込むために…。
「生徒会長さん、魔物が近づいてる…」
舞と久瀬は、辺りを用心深く見渡す。
「来た…!生徒会長さんは、わたしの指示に従って動いて…」「まかせろ!」
2人はデッキを構える。
「「変身っ!」」
ファムとゾルダはさらに意識を集中させる。そのなかでファムは、ある一点を見つめる。
「あそこにいる…押さえて…!」「とおぁっ!」
ゾルダはパワーに優れている。その力で魔物を押さえつけた。
「はあぁっ!」
ファムが剣を振りかざし、思い切り振り下ろすが…。
「…いない」「なんだって…?たしかに、触れていた感覚がない…」
辺りの気配を探る…。
「…祐一の所に…!」「バカな、今ここに居たのに…!?」
魔物の行方を2人は追う。
「やぁっ!えいっ!」
龍騎は闇雲に攻撃を繰り返すが、レイドラグーン達はそれを上手く避けている。
「うぐぅ…当たらないよぉ…」
息が荒くなり、隙の出来た龍騎にレイドラグーンが襲い掛かる。
「グウウウウゥ!」
ガンッ!
「うわぁっ!」
レイドラグーンの槍が龍騎の肩に勢いよくぶつかり、火花が散る。たった一撃なのに、凄まじい痛みを感じた。
「い、痛い…!」
こんな痛みを、竜也達はずっと受けてきたのか…?
あゆには、竜也の言っていた事が初めて分かった気がした。だが、それで戦いを放棄するつもりはない。苦痛で涙が出そうになるが、それでも戦わなければならない。
竜也を守るために。
「やあああああああああああぁ!」
ドガッ!
「グウウウェ!?」
力強く前に突き出した拳は、レイドラグーンの1体に当たる。
あゆ本人は非常に非力なのだが、仮面ライダーの力により、モンスターを圧倒できる強さを手に入れていた。
「おい竜也、手を貸すぜ?変身っ!」
そこに、変身直後のブライが現れた。後ろには栞と香里もいる。
「潤くん?」
龍騎の声と小柄な身体に違和感を感じる。
「あれ、ちっこい…?それにその声…まさかあゆちゃん!?」
「あゆさんが仮面ライダーに!?」「うそ…龍崎君は!?」
「竜也くんは今、戦えないから…。ボクが戦うの!」
<<BLAST VENT>>
「キキイイイイイイイイイィ!」
ナイトSも王蛇Sに対抗すべく、ダークウイングを呼び出す。やはりダークウイングも風に包まれ、形状を変え「ダークレイダー」となった。
翼に備え付けられたホイールが回転し、突風を巻き起こす。
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ!
「グゥッ!?チッ…やれ!」
「ヅアアアアアアアアアアアアアアアァ!」
王蛇Sは少し後退したが、ベノヴァイパーはそうも行かない。突風をもろともせず、ダークレイダーに噛み付いた。
「はああああああぁ!」「デェアアアアアアアアアアァ!」
ズガァ!ガキィ!
その間も、ナイトSと王蛇Sの攻防は続く。
ダァン!
「アァ…?」
突如、王蛇Sに銃弾が叩き込まれた。ダメージは皆無だったが。
「相沢君!」「久瀬先輩…?」
銃弾の正体はゾルダのマグナバイザーだった。
「川澄君が、君のところに魔物が近づいていると言っていた!早く…」
ズガアァ!
「くっ…!言ってる傍からか!?」
ナイトSはダークバイザーツバイの左手にある「ダークシールド」で防ぎきった。
魔物の攻撃は今まで、仮面ライダーにとっても驚異的なものだったが、ナイトSに対してダメージはあるものの、ダークシールドも手伝い、通常形態よりも痛みを軽減できている。
オモイダシテ…
「…またか!一体、何が言いたい!?」
ナイトSに聞こえる、謎の声。声を投げかけるものの、返事はない。
魔物は、そのまま王蛇Sに向かって走り出した。
王蛇Sには、魔物も察知できなければ、盾もない。
ドゴオオオオオォ!
「グオオオオオオオオォ!?」
いきなり謎の奇襲を仕掛けられた様なものだ。王蛇Sは堪らず吹き飛び、校庭の外へと弾き飛ばされた。
<FINAL VENT>
ザッ!
不意に、校舎の屋上から2つの白い影が現れた。それは宙高く飛び、魔物に向かって剣を向けているファムとブランウイングだった。
「…!?」
「クエエエエエエエエエェ!」
「でええええええええええええいっ!」
ズバアアアアアァ!
高さとブランウイングの突風を利用した最大の一撃、ミスティースラッシュ。今回はウイングスラッシャーではなく、自身の剣を使った技の発展型である。
その一撃の前に、魔物は消えた。
この2日で、魔物は2体残っていた。
1体は暴走した龍騎が倒し、もう1体はたった今、ファムが倒した。
つまり、魔物は全て倒し終えたのだ。
一方、ガルドセイバーを駆使して戦うブライと、ドラグセイバーを使う龍騎。
「うぐっ!」「あゆちゃん、あぶねぇ!」
ズバァン!
「グウウウゥ!」
今まで、龍騎が彼を庇ったり、助ける事が多かったが、今回は真逆となっていた。
「潤くん、ごめんね…」「いいって!早く行くぞ!」
しかし、龍騎の鎧が粒子状に消滅しはじめた。
「あ、あれ…変身が解けちゃう!」「早くないか…!?…なら、これで決めるぞ!」
<FINAL VENT><STRIKE VENT>
「クアアアアアアァ!」「ガアアアアアアアアアアアアアァ!」
ガルドサンダーとドラグレッダーが現れ、龍騎の腕にはドラグクローが装着される。
ブライはガルドゼイバーを構える。
「おおおおおおぉりゃああああああぁ!」「はああああぁ…ええええいっ!」
ドガアアアアアアアアアアァ!
ドラグクローファイヤーの威力は、あゆの龍騎でも強く、レイドラグーンの2体を倒す事に成功した。
一方のブライはガルドセイバーの炎とガルドサンダー自身が炎の塊となって、同時攻撃を放つ「フェニックスインフェルノ」で、レイドラグーンの殲滅した。
変身を解く潤とあゆ。栞と香里も近づいてきた。
「うぐぅ…疲れた…」「ビックリしたよ…まさかあゆちゃんが…」
「あゆさん、無茶苦茶ですよ!」「ほんと、寿命が縮んだかしら…」
「えへへ…」
ナイトSが変身を解き、ファムに近づく。
「よ、舞」「よ、祐一…」
ファムが、彼を安心させるためかマネをして返したが、変身が解除され、地面に倒れた。
「舞っ!おまえ、無茶しすぎだ…!」
舞を抱き起こす祐一。しかし、怪我もないところを見ると、安堵した表情を浮かべた。
「魔物の戦い…終わったのか?」「これで、おわり…」
その言葉の後、少し疲れたような様子の舞は、祐一に頼みごとをした。
「祐一…牛丼食べたい」「ったく…あぁ、わかったよ」
「みんなも…」
あゆが初変身のため疲労困憊であり潤、香里、栞が家まで送り届ける事になり、ミツルとサトルもダメージが大きく、真琴と名雪が一緒に帰る事になった。
久瀬と祐一は舞の願いを聞き入れ、牛丼を買いに向かった。
「舞はライダーだけど、これからは魔物と戦う必要はなくなったんだ…」
その後、牛丼を買い終え、学校に戻ってきた2人。
「舞…?」「川澄君が…」
辺りを見渡すが、舞の姿がない。
「まさか、まだ残ってたのか!?」
舞は全員を逃がすために、戦いが終わったように見せかけていたのだ。
そして、さらに不味い状況であることも分かった。
「…浅倉、まだ居るんじゃないのか!?」
続く…
次回!
あの日の…
舞、魔物は…
剣を捨てたわたしは、弱いから…
祐一…本当に…本当にありがとう…
舞、起きろ…夜が明けるぞ…
第40話「夜明け」
キャスト
龍崎竜也
月宮あゆ=仮面ライダー龍騎
相沢祐一=仮面ライダーナイト
川澄舞=仮面ライダーファム
北川潤=仮面ライダーブライ
美坂香里
美坂栞
久瀬シュウイチ=仮面ライダーゾルダ
水瀬名雪
沢渡真琴
虎水サトル=仮面ライダータイガ
斉藤ミツル=仮面ライダーインペラー
浅倉タカシ=仮面ライダー王蛇
仮面ライダーオーディン