東方核熱鳥   作:うーろん茶

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皆さんこんにちは、うーろん茶です。
まず始めに・・・・・更新遅れてごめんなさい!
最初はスランプなんてーとか軽く考えてましたが何も思いつかないですね。
まあそんなこんなで書き上げた14話をお楽しみください。


第14話 なんか色々ごめんなさいbyうーろん茶

ー地霊殿ハンガー

ー視点:琥珀ー

 

 

 

「準備はできたよ姉さん」

「こっちもあと少しで終わるよ・・・よし!できた!」

「・・・うわぁ」

 

 

 

特に準備も無かったから装軌についてきたんだが空がMi-28ハボックを作ってやがった。いや別にそれだけなら良いんだけどな・・・。

改造がキチガイじみてるんだよ。

一つ目に武装、従来機首の下に搭載されている30mm機関砲が機体側面に二門搭載、機関砲があった所には四砲身の小型ガトリング砲がくっついていた。話を聞いた所機関砲は有人、遠隔操作どちらでも使えるらしい。操縦手が使う事も可能らしい。(ガトリングは7.62mmNATO弾らしいがそもそも此処にNATO(北大西洋条約機構)なんて無いだろう)

そしてパイロン(機体側面の推進翼みたいなアレ)には大型のフレア及びチャフの散布装置とECMジャマーなんかの妨害装置からロケットポット、果てには燃料気化爆弾まで積まれている。

そんなキチガイ武装の中一際目を引くのが『120mm滑腔砲』だ。通常なら戦車に搭載されている主砲なんだが・・・慣れるしかないようだ。

そして何を思ったか機体後部側面に可動式の2連ブースターが2つずつ付いている。簡単に纏めると原型留めてないと言えばいいだろうか。

 

 

 

「これ最早別機体だよな」

「そうだね、それじゃあ名前Mi30にしちゃえばよくね?」

「いいんじゃねえの別に、それじゃあ行くか。操縦任せて良いか?」

「良いよ、乗って」

 

 

 

空がコクピットを開けていたので二番席にジャンプで飛び乗る。

 

 

 

「エンジン始動っと」

 

 

 

一度『カシュッ』という音が聞こえた後にヘリのプロペラが回りはじめ一瞬の浮遊感、Mi-30が離陸したのだ。

 

 

 

 

『琥珀、気持ち悪くない?』

「大丈夫だ、問題ない」

「その発言は・・・おっと、地上に出るよ」

「了解」

『サポートなら任せて』

「じゃあ任せる・・・ん?あれは・・・」

 

 

 

地上から5本以上の帯が伸び、警告が鳴り響く。

 

 

 

「SAM!!フレア放出!!」

『姉さん大丈夫!?』

「なんとか撒いた!」

 

 

 

そう言っている内に二度目の警告音。

 

 

 

「またかよ!どっから撃ってんだ!?」

『あそこ!あの木の影に十人いる!』

 

 

 

十人!?となると俺の出番か。

5.56mmガトリング及び30mm機関砲との接続良好、タイムラグは無し。

弾数はガトリングが150発で機関砲が30発の2門リロードはどちらも15秒掛かるから・・・・・いける。

 

 

 

「空、出来るだけ低空を飛んでくれ」

「わかった。行くよ」

 

 

 

 

機体が高度を下げる間にガトリングの銃身を回転させいつでも撃てるようにしておく。

そして地対空ミサイルを担いだ兵士が視界に入った瞬間限界まで砲身を外側に向けていた機関砲を射撃しながら内側に凪ぎ払う様に向きを変え6人を吹き飛ばす。

あと4人と思った矢先この話で3回目の警告音が鳴るが空はフレアを放出した後、機体を無理矢理ロールさせ側面のブースターを点火しミサイルを撒くという荒業をやってのけた。体にかかるGが凄い事になってる・・・・・・よし、慣れた。

 

 

 

「なんだよ・・・こいつ・・・」

「逃げるんだぁ・・・勝てる訳ないょ・・・」

「逃 が さ な い☆」

 

 

 

『ブウウウゥゥゥゥウウン!!』

 

 

 

『『『『ギャーーーーーー!!』』』』

「ヒャッハー!死に晒せー!」ズガガガガガガン!!

 

 

 

・・・よし、殲滅完了。戦争とはいえ人を殺したのだが種族が違うからなのか罪悪感を全く感じない。

感覚は人間のままだと思っていたが、意外と変わるものだな・・・。

 

 

 

 

「それじゃあ人里に向かうから着いたら一人で操縦して」

「ああ、わかった」

 

 

 

 

ー人里:空視点ー

 

 

 

 

私達が人里に到着してすぐにとりとフランが駆け寄ってきた。

 

 

 

「戦況は?」

「抵抗はしてるけど押されぎみだね」

 

 

 

とフラン。

相手が完全武装の日本軍なのに少し押される程度なのは人里と博麗神社を要塞化したからだと思う。

 

 

 

「とはいえ、このまま押されるのはヤバイからそろそろ反撃に出よう」

「そうだね。ついでにストレス発散する~」

「・・・何があったし」

「カリスマブレイク(以下KB)したお姉様の子守」

「・・・・・あっ(察し)」

 

 

 

確かにレミリアはKBすると幼稚園児並の我が儘を言い出すからなぁ・・・・・姉よりも妹の方がいろんな意味でしっかりしてるってどういうことなの?

 

 

 

「・・・頑張ったね(ポンッ)」

「やめて・・・只でさえ精神的ダメージが蓄積してて泣きそうなんだから」

「おいあんたら!話してないで撃てよ!」

 

 

 

意外と防衛してる人達が凄かった。

とはいえ作戦を考えないとなー。

 

 

 

「にとり、フラン。私は敵陣に特攻仕掛けてこようと思うんだけど」

「私も行く」

「じゃあ私も行ってやろうではないか。この前念願の超大型戦車が完成したんだ、25メートルプールよりも大きくなったよ!」

「お、おう。で?何処に置いてあんの?」

「近くの森に光学迷彩起動させてそこに隠してる」

「じゃあにとりはその戦車を取ってきて、私たちは支援するから」

 

 

丁度この前スペル大量に追加したし大丈夫でしょ。

 

 

 

「了解。出来るだけ速く行くけど10分はかかる」

「わかった。装軌!」

『はいはいどうしたの?』

「琥珀と交代して降りてきて」

『わかった』

 

 

 

上空を飛び回っていたF-35が私達のいる広場に設置されたヘリポートに降り立った。ホントVTOLって便利だね~。

さってと先ずはアームズノート(いつもANと呼んでる、後ろに94は付かない)を待機形態で展開。

 

 

 

「あ、AN使うの?私も使おう」

 

 

 

と言いつつフランもANを展開した。

フランが展開したANはBM-21(グラート)という自走ロケット砲だ。両腕と背中の砲身からは合計で80発ものロケット弾が連続で射出される。(背中が40発で片腕に20発だ)

とはいえ私だって負けはしないさ。

 

 

 

「AC『ライムライト』展開」

 

 

 

だってアーマードコアだもの。人間サイズだけどね。パーツは全てACVの物を使っている。ACfa以前のパーツは武器しか使えなかった。多分コジマのせいだね。

 

 

 

「次に『ヒュージミサイル』を展開」

 

 

 

『オーバードウェポン』ACVの武器でACの規格を度外視して設計された超兵器という設定の超変態兵器だ。

原作では起動して一定時間経つと自動で止まる等のデメリットが設定されていたが私のはその様なデメリットを全て無くしている。

なんかちょっとパラメータ弄ったらできた。

というか何故ヒュージミサイルを出したかというと敵の固まっている所にぶっ放す為だ。

だけどミサイルだから誘導装置が必要になる。

 

 

 

 

「ってことでツヴァイ、敵が一番密集してる所の座標わかる?」

『ちょっと待って下さいね・・・・・上空のUAVの映像から座標を特定、マップに表示します』

「よし、ありがとう・・・森の近くだね。まぁいいや」

「いい・・・のか?」

『戦車に当たらなければ無問題ですよ』

「え、でも・・・」

 

 

 

こまけえこたぁいいんだよ。

とりあえず座標を誘導装置に登録してミサイルを組み立てる。そして最終安全装置を解除して・・・ファイア!

ミサイルが飛んで行ったのを確認した後ACを解除、何時もの装備を担いで里の壁を飛び越えM82を3バーストモードに変え7回トリガーを引く。

 

 

 

『ガガガウゥゥン!!』

「ギャアァァーーー」

 

 

 

当たった数は16。いつもは連射しないので命中精度は低い。

そしてMINIMIを出し銃身が焼け付くまで発射、戦線を押し上げていく。

 

 

 

「このまま突っ込む!」

 

 

 

と、その時丘の方が一瞬光った。

次の瞬間体にとてつもない衝撃が走る!

・・・うん、すっごい痛い。もうなんてゆうか転げ回りそうな位痛い。生身の人間がグングニル食らった感じ。

 

 

 

『空!10式戦車を確認!何処か遮蔽物に身を隠すんだ!』

「言うのが・・・遅い・・・」

『まさかアイツもう撃ったのか!?』

「多分・・・・・どうにかして・・・アイツ壊せない?」

『無理だ!対空兵器が多くて近づけない!』

 

 

 

 

まさか序盤から戦車を出すなんて・・・あっちは本気で来てるね。

しかも今の一撃で内臓にかなりのダメージが与えられた。多分肋骨は何本か逝ったと思う。

ある程度は回復するだろうけどこんなところで倒れていたら第2射が来るしその時に私は防御ができない。

遮蔽物まで逃げられるか・・・。

 

 

 

「ぐっ・・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

 

 

何とか立ち上がり、遅くではあるが後退していく。が、それを日本軍は黙って見ている訳にも行かないようで89式小銃や64式7.62mm小銃を構えながら距離を詰めてくる。見逃してくれたら楽だったんだけどなぁ・・・。

 

 

 

「来るなッ・・・掃射「A-10サンダーボルト」!」

 

 

 

ダメもとでスペルカードを発動した。まあ足止め程度にしかならないだろうけど・・・。虚空から出現したA-10がガトリング・・・GAU-8を地面にばらまき土煙があがる。

今のうちに後退しないと・・・遮蔽物まではまだ距離があるから今下がらないと逃げられない。

 

 

 

「あと、すこし・・・」

 

 

 

後ろを少しだけ振り返っても依然土煙の立ったまま。

このまま歩き続ければ補足される前に逃げ切れる・・・・・筈だった。

背中にさっきと同じ強い衝撃、しかも三回。

 

 

 

「ッ!アアァアァァァァアァァァ!!」

 

 

 

身体中を激痛が蝕み、3発の120mm形成炸裂弾の着弾で吹き飛んだ左肩からは血が溢れる。

体から体温が奪われていき、意識が遠のく。

いつの間にか目の前に来ていた兵士が何を言っているかも解らない。

死ぬのかな・・・・・私。

でも、只では死ねない。

 

 

 

「ぁ・・・六連・・・・鋸・・・グラインド・・・・・ブレード・・・!」

 

 

 

スペルを唱えとっくに限界を迎えている体を起こす。

そして砲弾に撃たれまくった背中にマウントされた巨大なチェーンソー「クラインドブレード」を構える。

 

 

 

『マスター!それは危険です!体も限界なのにそんな物使ったら最悪死にますよ!?』

「・・・有難う。ツヴァイ、貴女は装軌の所に逃げて」

『嫌です!私も一緒に!』

「ツヴァイ、これは命令。逆らうことは許さないよ」

『ッ!・・・必ず、生きて帰って来てくださー』

 

 

 

ツヴァイの声が聴こえなくなる。

 

グラインドブレードの左側、エネルギー供給アームが左肩の辛うじて残った部分を切断し接続する。痛覚も麻痺したのか痛みをかんじない。

そして右手にもったチェーンソーの刃を回し、前に突き出す。

目の前にいる兵士が肉塊と化し返り血で紅く染まる。

そしてその場で一回転し2人殺す。

 

 

 

「ーーーーーー!?ーーー!」

「ーーーーー、ーーーーーー!」

 

 

 

もう歌すら聴こえない。てか何も聴こえない。

てか別な兵士に気付かれたね、だったらせめて10式だけでも!

体に当たる弾丸は気にならないしどうせ弾くから無視、10式の砲身だけに意識を集中させる。

砲身から形成炸裂弾が発射されるが・・・遅い。グラインドブレードを振り抜き切断する。

そしてありったけの精神力を振り絞り10式の砲塔の上に張り付き突き刺す。10式が爆発し全身から力が抜ける。

意識が無くなる瞬間見えたのは10式とは比べ物にならないほど巨大な戦車が森から顔を出すところだった。


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