μ'sと静の奇妙な物語   作:ままままま

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投稿が遅れましたすみません
μ‘sと静がついに出会います。
そのとき互いはどんな反応をするのでしょうか…


甘美な香 ②

《静視点》

 

広瀬さんについて行き、秋葉原へ来た。

ここで、そのスクールアイドルとやらのライブがあるらしい。

 

日本に来る前からここの話は聞いていたが、ここもそんな感じなのだろうか。

前に行ったことのある原宿や渋谷みたいに、至るところに可愛い服を来た女の子が闊歩している。

 

ここだけの話、日本の「kawaii」の文化は理解できない。

フリフリやハートがたくさんついたりする服は今ひとつ癪にさわるのだ。

 

それに、そんなものに頼らなくても私は、今の私の魅力に十分な自信を持っている。

 

他の人には無い力…「スタンド」もあるしね…

 

「ほら、静。はぐれないでよ。もうすぐ着くから。」

 

周りを見るのに夢中だった私を広瀬さんが呼ぶ。

 

「わかったわよ。まったくこれだから広瀬さんは…」

 

そう言って私は広瀬さんの後をついて行った。

 

 

しばらく歩いただろうか。

人だかりが見えてきて、そこから歌が聞こえてきた。

明るくポップな歌だった。

 

『壁はHIHIHI壊せるものさ。HIHIHI倒せるものさ。』♫

『自分からもっとチカラを出してよ』♫

 

近づいて見てみると、町を歩いている女の子とはまた一味違った可愛いさを醸し出している女の子達が歌を歌って踊っていた。

 

「どうだい?あれがスクールアイドル『μ's』だよ?」

 

隣で広瀬さんが教えてくれた。

廃校の危機を救うために立ち上がったアイドルで、そのためにあのようにライブをして学校をアピールしているらしい。

 

「ほら、可愛いだろ♡」

 

「そうかしら?まだ私の方が可愛いわね。て言うか、こういう事詳しいし、もしかして広瀬さんって『オタク』ってやつ?」

 

「え?そ、そんなわけな、無いよ…ひ、ひどいなぁ…」

 

広瀬さんは明らかに動揺している。

相変わらずわかりやすい男だ。

まったく…そんなのだから彼女の1人もでき無いのよねぇ。

そんな広瀬さんは無視し、ライブの方に注目する。

すると、一人の女の子に目が行った。

 

「あれ…?あの子…」

 

 

《穂乃果視点》

 

『勇気で未来を見せて。そうだよ覚悟は出来た。』♫

 

「お客さんの前で歌うのって楽しい!」

そんな事を考えながらライブに打ち込んでいた時、お客さんの中に驚きの人物がいた。

 

「あの人って…絵里ちゃん…?」

 

髪色こそ黒で日本人みたいだけど、髪を束ねてポニーテールにしているところや、メリハリのあるスタイルはまさしく絵里ちゃんそっくりだった。

 

どうしてもその人の事が気になって仕方ない私は、

 

「あの人って、絵里ちゃんの親戚かな?お話してみたいなぁ?」

 

なんて考える。

 

そんな事を考えていたせいで、あのあと披露した数曲は、まったく集中できなかった。

 

「ねぇみんな!あの人に気付いた?」

 

ライブ終了後、みんなに尋ねてみる。

 

「えぇ、見ましたよ。絵里にそっくりでした。」

 

「エリーがライブをサボってたのかと思ったわ。」

 

「絵里ち〜?誰だか知ってるんやろ〜?」

 

どうやらみんなも気付いていたらしく、私たちはたちまちその話題で盛り上がった。

 

「でも、びっくりしたわね。私そっくりなんて。」

 

「そうだよ。黒髪が綺麗で可愛かったよ♩」

 

自分そっくりの人間が現れた事に驚いている絵里ちゃんに、ことりちゃんが話しかける。

 

「あれって?絵里ちゃんの親戚さん?」

 

「いや、知らないわ。でも、不思議なこともあるのね。」

 

「また会えるかなぁ〜?」

 

「会えるわよ。ライブを続けていればね。」

 

絵里ちゃんも興味を持ったらしい。

正直なところ、私ももう一度会ってみたいと思っていた。

絵里ちゃんは知らないって言っていたが、どうしても私はあの人を、もう1人の絵里ちゃんに会って話をしてみたいと思っていたら、

 

「ねえ、絵里は知ってる?『ドッペルゲンガー』って。」

 

みんなの話題を塗り替えるかのように、にこちゃんが話し出す。

 

「ドッペルゲンガーに会った人間は、死ぬのよ…」

 

「…えっ」

 

途端に絵里ちゃんの顔が青ざめる。

周りの空気も凍りついてしまった。

そして絵里ちゃんが開口一言、

 

「な、なんてこと言うのよ!にこぉっ‼︎」

 

と言って怖がりだしてしまった。

よく見え無いが、目には涙も浮かべている様に見える。

 

「にこちゃんが絵里ちゃん泣かしたにゃー‼︎」

 

「にこっち!そんなひどいこと言ったらあかんやろ‼︎」

 

みんな口を揃えてにこちゃんを攻めだした。

これにはさすがの穂乃果も、

 

「そうだよ!せっかく盛り上がってたのにぃー」

 

と口を出す。

 

 

すると、その時だった…

 

 

『まったく。ほんとその子の言う通りよ。せっかく気になったからこっそり見に来てやったのに、見たら死ぬなんて言うからたまったもんじゃないわ!どうしてくれるのよ?そこのツルペタ‼︎』

 

 

「「えっ……⁉︎」」

 

一瞬でその場が静まり返る。

すると、いきなり人が現れた。

その人物は…

 

 

《静視点》

 

まったくひどいこと言う奴もいるものだ。

いくらそっくりだったからって会ったら死ぬなんて、言われた方はたまったもんじゃないわ。こっそり見て帰るだけにしようと思ったが、頭にきた私は『透明を解除』して

μ'sのメンバーに姿を現した。

 

私にも、以前話した通り「スタンド」と呼ばれる能力がある。

私の場合は「アクトン・ベイビー」というスタンド。

能力は「自分かつ、手に触れたものを透明にする」能力。

これをつかって人目を盗むことなく、難なくμ'sのいる控え室に侵入したのだ。ちなみにスタンドには実態があるものが多いが、私のスタンドにはそれはない。

 

「だ、だれよあんた!それになによツルペタって‼︎」

 

「そのままの意味よ!なによあんた調子乗ってんの⁉︎」

 

「ぬぁんでよぉ‼︎調子乗ってんのはあんたでしょ⁉︎」

 

それにしてもこのツルペタはしつこいやつだ。

こんな風に「私可愛いー♡」みたいに思ってるやつをみると腹がたつ。

せめてそういうなら私ぐらい可愛いくなれって話しだ。

 

私がいきなり姿を見せたからだろうか、他のメンバーはただただ、驚きの目を私に向けている。

 

「いきなり人が出てきたニャー‼︎」

 

「怖いよぉ…凛ちゃん…」

 

「い、いきなり出てくるなんてイミワカンナイ!!」

 

メンバーのみんなは私を怖がるかのようにしてただただ怯えている。

やはりどこに行っても私のような人間は嫌われ続ける運命なのだろうか。

そんなことを考えていたその時だった…

 

「すごいよ!透明になれるの?」

 

メンバーのリーダーであろう女の子がそう言った。

 

いきなりのことに驚いていると、

 

「ちょっと一緒に来て!」

 

その子が私の手を引いて、部屋を飛び出した。

 

「穂乃果!!」

 

突然のことに驚くメンバーをよそにその子は一心不乱に走る。

私の中で新しい何かが生まれようとしていた…




今回から視点を変える演出を入れてみました。
見づらかったりしたらすみません。
その時は新しい案を出してくれたらありがたいです。
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