咲夜のせいでお茶が減らない小噺(短編)   作:LOORUME

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次回は秋の話だというフラグを華麗にへし折る咲夜さん。



お茶は減らずとも咲夜のが減る小噺

夏が終わり、秋が過ぎ、冬がやってきた。

外ではごうごうと吹雪いているさなか、私は魔法を使い、友人の魔女と通話していた。魔女の近くにはメイドもいるはずだ。

 

「咲夜、朗報よ」

「ま、まさか…」

「そう。そのまさかよ」

 

私はアリス・マーガトロイド!魔界生まれの幻想郷育ち!ついさっき共同で作製していた薬が出来上がったため、深夜にも関わらずパチュリーにコールしたのだ。今度から「眠らない図書館」って読んであげようかな。咲夜のほうは「眠るけど寝顔を見せない、むしろ魅せるメイド長」…ダメだ語呂が悪すぎる。

 

「じゃあ、今からアリスの家に向かうわね!」

「え、ちょ、今から?すごい吹雪よ?」

「なによ、深夜なのにかけてきたって事は、それほど嬉しかったんでしょう?だったら、早く行ってあげないと、ね」

「…ありがとう」

 

ということで、咲夜とパチュリーはこれから我が家に来ることになった。パチュリーの喘息?知らないわ、そんな設定。

 

 

 

 

外は猛吹雪。その雑音に紛れてドアノックの音。急いで上海にお出迎えさせ、雪女二人を迎え入れる。レティじゃなくて。

不夜城とは言っても仕事は妖精に任せたから大丈夫と言う咲夜。むしろ最近のお嬢様は博麗神社に遊びに行くために規則的な生活をしているのだとかなんとか。

それじゃあ吸血鬼の名も上がったりだね、などと笑った。

 

で、だ。

 

「アリス、例の薬はどこ?」

「あ、あぁ。そうだったわね。こっちよ、いらっしゃい」

 

あやうく何のために二人が来たのか忘れるところであった。二人を引き連れ、隣の部屋へ。私の研究室だ。人形の裁縫や、糸の開発もここで行なっている。

 

「ふぅん、意外と纏められてるわね」

「でしょ?あなたの図書館よりは整理されてるわ」

「むきゅん」

 

「これ?アリス」

「そうよ。えぇと…そこの赤い液体と、青い液体と、黄色い液体を混ぜて三秒以内に飲んだら効果があるはずよ」

「それ何てねるねる?」

「さあ早く!ぐいっと!」

 

パチュリーはあえて無視で。

 

「わかったわ…」

 

ごくり、と三人一斉に唾を飲んだ気がした。咲夜が時を停め、一瞬で混ぜる。

だが、飲もうとしない。

 

「なにしてるの咲夜、早く飲みなさい!」

 

効果が無くなっちゃう。

 

「え、ええ。でもなんでこれ黒いの。シュワシュワいってるし」

「大丈夫!甘くしといたから!」

「それなら……んっ」

 

昨夜が○カ・コーラのようなものを飲み干した。ペ○シのようなものかもしれない。

 

咲夜のとある部分が、発光し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

あれから、暫く経った。

具体的に言うと咲夜があの研究に参加してから1年が経過した。

雪は止み、解け、そして春が到来し、再び炎天下が続くようになった。

 

あの薬を飲用して、効果はゆるりと現れはじめた。雪が止む頃には私より大きくなり、雪が溶ける頃には美鈴を越していた。

しかし、異変が起きたのは春になってからだ。

副作用なのか何なのか、わからない。今は原因を解明する必要がある。異変からもう二ヶ月ほど経つが、未だに原因はわからない。

だが何が起こったのかはわかる。

 

 

 

 

 

薬によって咲夜のバストが大きくなり、そして咲夜の胸が減った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、もう一つ言えるとすれば───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さいのもアリだと思うのよ。

 

 

 

 

 

 

 




誰がそれを思ったのかは、迷宮入りです。
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