東方魔進録   作:鯛の塩焼き

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また投稿ミスをしそうになったのは乾巧とゴルゴムとディケイドと葛葉絋汰とゴーストって奴らの仕業なんだ。


第1話 追跡者は何故幻想に迷い込んだのか

 

 

「んんんん〜〜・・・・・ふぅ」

 

某日、山奥にある一件の木造の家。

 

作業机に座ったまま背伸びをし、少しボロい壁掛け時計に目をやると針は午後1時半を指していた。昼食をとり終えたという事もあり、若干の睡魔に襲われつつも今日の分の「仕事」をこなしていた。

 

出そうになるあくびを堪え、真剣な眼差しで机に向かっている少女、河城にとりは「仕事」の最中だったがふとある事を思い出した。

 

にとり「あっそうだ、アレを川で冷やしてるんだった!忘れる前に行かないと・・」

 

作業を一時中断し、家の外へ出る。眩い日差しに少し目を痛めつつも「アレ」を冷やしてある川まで歩いていく。

 

 

 

 

 

季節は秋。どこまでも続く木々は鮮やかな紅葉に染まっており、大きくも緩やかに流れる川との相性は最高で、まさに「秋」を思わせる風景だった。普段見慣れない人なら見惚れてしまう様なこの風景も、一年中見ているにとりにとっては大した風景でも無いのが少し勿体無いが。

 

にとり「えーっと今週の予定は魔理沙の所に1件と人里に2件と・・」

 

ブツブツと独り言を言いながらも足を止めることは無い。そう言っているうちに目的地の川辺付近までやって来た。

 

にとり 「天狗の所に1件と・・・ん?」

 

独り言をやめ川の方に目を向けると目的の物とは別の何かがある事に気が付いた。

 

にとり「何だあれ・・でっかい茄子にも見えるけど・・・ってうわぁ!!に、人間!?」

 

遠目だったため初めこそ分からなかったが近づいて行くにつれ、「何か」が倒れた人間である事が分かったにとりは急いで側まで駆け寄って行った。

 

にとり「っとと・・・い、生きてるのかな?」

 

にとり「(それにしてもこの人服が上下とも紫って派手だなぁ)」

 

倒れている男はやや高身長の若者で、黒い髪に上下紫色のジャケットが特徴的な見た目をしていた。

 

にとり「まぁ靴から髪まで青い私が言えた事じゃないけど・・・じゃなくて!」

 

にとり「・・・お〜い・・生きてる〜?」

 

仰向けに倒れている体を少し揺さぶりながら話しかけるも返事が無い。

 

にとり「や、やっぱり死んでるのかなぁ・・・」

 

そう呟くと同時に表情も曇る。だがその時

 

「・・ん・・・・」

 

男が目を覚ました。

 

にとり「よかった〜生きてたのか。死んでるかと思ったよ・・・」

 

男が生きていたことでにとりはホッと一息つく。歩いていたら死体が〜なんていう事ほど嫌な事は無い。

 

にとり「それにしても何でこんな所で倒れてたの?川で溺れて打ち上げられたようにも見えるけど・・・こんな時期に泳いでた訳じゃ無いよね?」

 

季節は秋真っ只中。こんな季節に川で遊んでる奴なんてまずいない。それよりこの男を介抱する方が先だろうと考えたにとりは男に手を差し伸べた。

 

にとり「まぁ話は後にしてと・・私の家に来なよ。そのままじゃカゼ引くよ?」

 

男「すまない・・・」

 

にとりの手を掴み、肩を貸してもらうことでようやく立ち上がる。

 

この河城にとりは人との交流をあまり積極的に行わないため、お人好しでも無ければ特別親切者でも無い。だが、倒れている人間に手を差し伸べる程度の度量は持ち合わせている。

 

にとり「いいっていいって。あっ私の名前は河城にとり。キミの名前は?」

 

突然名前を聞かれたからか、歩きながらも少し戸惑った様子を見せる男。しかしすぐに口を開いた。

 

男「・・ス・・・・」

 

にとり「えっ?」

 

聞き直す。

 

男「俺の名前は・・・チェイス。」

 

にとり「チェイス・・・チェイスか。分かった。」

 

珍しい名前が返ってきて、逆に自分が少し戸惑うにとり。まぁありえない名前では無いが。

 

にとり「それでチェイスは何であんな所に倒れてたの?」

 

自分よりもチェイスの方が身長が高いために、少し顔を上げて喋るにとり。

 

チェイス「俺にも・・・分からない。何故ここにいるのかが。」

 

にとり「そっか〜なら最後の記憶は?気を失う前は何してたの?」

 

チェイス「気を失う前・・・気を失う前は・・」

 

名前を聞かれた時以上に顔を歪めるチェイス。そして少しの沈黙。

 

にとり「ど、どうかしたの?」

 

チェイス「気を失う前の記憶が無い・・・いや・・その前も無い。」

 

 

 

チェイス「俺は一体誰なんだ?」

 

 

 

 

 

衝撃の一言の固まるにとり。

 

にとり「え、ええっと・・・もしかして記憶喪失ってやつ?」

 

チェイス「どうやらそのようだな。」

 

にとり「何でそんな落ち着いてるの・・・」

 

動揺するにとりに対して平静な声色で喋るチェイス。

 

そんな事に思わずツッコミを入れるもまだ状況を理解出来ないでいるにとりは更に質問をする。

 

にとり「で、でも名前は覚えてるんでしょ?他に何か覚えてる事は・・・」

 

チェイス「名前は何故か覚えている。だが他の事は・・・・何も思い出せない。」

 

キッパリと断言され、若干うつむきながらため息混じりになるにとり。

 

にとり「はぁ〜こりゃまた手のかかる奴を拾っちゃったもんだ。」

 

チェイス「・・・すまん。」

 

チェイスは謝るも、にとりはバッと顔を上げて明るい表情になった。

 

にとり「まぁこれも何かの縁だしさ。そんなに気にしないでよ!チェイスの方が困ってるだろうし。それより家に着いたし続きは中でね。」

 

話をしているといつの間にか目的地の家の真近まで来ていた。

 

チェイス「助かる。にとり・・・・・ぐッ!?」

 

にとり「どっどうしたの!?」

 

突然頭を押さえ呻くチェイスを見て、にとりは再び動揺した表情になる。

 

チェイス「頭の中に・・・声が響いてくる・・・」

 

にとり「声・・?」

 

 

チェイス「・・・・人間を・・・守れ。」

 

 

 

 

 

 

 





チェイスって遠目から見たらナスビに見える・・・見えない?髪の毛の感じとかナスビのヘタに似てる・・・
とか考えてたら休日終わってました。これも全て乾巧ry
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