星くずうぃっち☆メルルVS魔女っ娘ミラクるん♪VSNEWヒロインみくる 作:数取団乱闘生
ハルヒの横暴に振り回されるキョンは駅前で大恥をかかされた上、それ以降は特に大会の為に何かするということはなかった。
結局そのまま数週間が経ち、大会当日を向かえてしまった。
みくるの会場は神戸・三宮。
「神戸に来るのも久々ね、花火大会以来かしら」
「そうだな…実際は一万回以上来ているんだろうが…」
「何か言った?」
「いいや」
会場まで来たのはキョンとハルヒの二人だけではなかった。もちろん朝比奈みくる役で出演する朝比奈みくるも会場へやって来ている。
そしてたまたま部室にいたという理由で長門有希も引っ張り出された。
SOS団は誘われてすらいない古泉以外の4人がやって来ていたのだ
「朝比奈さんがまさかここまで有名人になるとはな…悪かったな長門、ハルヒに無理矢理連れて来られて。大丈夫か?
「大丈夫…」
「なら良いんだけどな」
みくるは出演者なので別の控え室におり、大会に出場するハルヒとキョンはスタッフが呼びに来るのを待っている状態。そこに何故か長門もいる。ハルヒは控え室につくなり何処かへ消えてしまった。
「ハルヒのやつ、何処行ったんだ?このままじゃ俺と長門が出る感じになっちまうぞ」
「待たせたわねっ!」
「やって来たか…ってお前…」
キョンの目の前に現れたハルヒは何故かバニーガールの格好をしていた。
「ハルヒよ、何やってんだお前」
「昨日有希に頼んで当日まで極秘にされている大会のバトル方法を調べてもらったのよ。そしたら男女共に弾き語りで歌うらしいじゃない?だから文化祭の時みたくしようって思ったのよ」
「弾き語り⁉︎ おいなら何で俺にも……ってそもそも何やってんだお前!長門もそんなことやらなくて良いんだよ!バレたら帰らされるぞ!」
「問題ない…」
「バレてるバレてないの問題じゃなくてやったらダメな行為なんだよ!ヘタしたら捕まるぞお前ら!ていうか聞いちまったから俺もかちくしょー!」
「大丈夫よ、ギターはアコギかエレキを選んで会場が貸してくれるらしいわ」
「お前ら問題と大丈夫を辞書で調べてこい」
そんなこんなでスタッフから説明があった。
「約束通りここで戦いの内容を発表させてもらいます。これより全員ギターで弾き語りをしてもらいます。男女それぞれ一位になった人たちが優勝という形になります。エントリーNo.順にステージに来てください。舞台袖でアコギかエレキのどちらかをお貸しします」
やはり内容は長門が調べた通りだった。
「エントリーNo.?そういえばハルヒ、お前が全部やってたな。俺は何番なんだ?」
「あーアンタは105番よほら」
ハルヒが見せて来たエントリーシートには[No.105 ジョン・スミス]と書かれていた。
「おいちょっと待て、なんだこれは」
「さすがにキョンじゃ出られないから適当に名前つけておいたわよ」
「奇跡的に当たっているが……俺アメリカ人顔してないんだぞ!偽名バレバレじゃねーかっ!」
「誰なんと言われようがジョン・スミスだって言い張りなさい!良いわね!」
「やれやれ……」
「エントリーNo.52番の方!」
「はいはーいあたしよあたし!」
バニーガール姿のハルヒは意気揚々とエレキギターを選びステージへ向かった。
そしていきなり弾き始めた。
正直今までの51人はアコギを選びグダグダだった為、エレキを選んで見事な演奏するハルヒに拍手喝采の会場。
そしてハルヒはGod Knows…を熱唱した。
「まぁあらかじめ知っていていたとはやっぱアイツは基本何でも出来るんだな。ただバニーガールに意味はあるのか」
拍手喝采を浴びたハルヒはドヤ顔で袖に戻ってきた。
「これであたしの優勝は確実ね!キョン、アンタ負けたら断食だからねっ!」
「だからAngel Beats!の仲村ゆりかっ!お前そのネタ引っ張るなぁ」
そして時間は流れ105番が呼ばれた。
「くそっ…ハルヒより俺の方が事前に知っておくべきだろ…だがこうなったらやるしかねぇ!最悪アカペラで歌ってやるぜ!」
腹をくくったキョンはアコースティックギターを持って舞台に上がった。
「心を込めて歌います。聴いてください。ハレ晴レユカイ」
キョンはハレ晴レユカイ〜ver.キョン〜を歌い上げた。
一か八かの賭けだったが会場は大盛り上がりだった。
「こんなので盛り上がるのか……他の奴はどんだけ酷かったんだ……」
上手い下手ではなくまともに弾けたのがハルヒとキョンだけだったので二人とも優勝し、出演権を獲得した。
「なんとか断食にはならなかったな……」
そして数週間後。東京までの長旅でアフレコへ。
「やれやれ。みくる…涼宮ハルヒ、ジョン・スミス。メルル…高坂桐乃、笛吹和義。ミラクるん…船見結衣、歳納京子って…やっぱり俺めちゃめちゃ浮いてんじゃねーか。絶対アメリカ人だと思われたな」
数時間のアフレコを終えて。同じくアフレコを終えたみくると一緒に帰ることに。
「ちょっと!何であたしがワンシーンだけの出演なのよ!監督よ!原作者よ!」
「そんなもんだろ素人のゲスト声優なんて、だいたいお前が覆面原作者にするから悪いんだろうが。自業自得だろ」
「あーもう!うるさい!うるさい!」
「やれやれ…」
最終話完。
またお会いしましょう