星くずうぃっち☆メルルVS魔女っ娘ミラクるん♪VSNEWヒロインみくる   作:数取団乱闘生

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俺の妹編
プロローグ


千葉県のとある家。

そこに住んでいる一人の男がいた。名は高坂京介。一言でいえばシスコンである。

幼なじみや妹の友達から好意を持たれるもそれを全て捨てて妹を選んだほどのシスコンである。

その為妹…高坂桐乃との話か黙りは無くなったものの、さほど関係が大きく変わったわけではなかった。

「ぬおぉぉぉぉ!!」

両親が共にいないこの日。特にやることもなく部屋でウトウトしていた京介は隣の部屋から聞こえてきた桐乃の叫び声で目を覚ました。

「またか…アイツ一生アパートに住めないな。特にレオ○レスとかは無理だな」

すると京介の携帯が鳴る。メールを送ってきたのは黒猫だった。

「黒猫から?なんだいきなり…」

メールの中身は[あなたの妹は怪文書を送りつけてくるのだけれど、なんとかして頂戴]と書かれていた。

「怪文書?アイツ何やってんだよ……」

渋々京介は桐乃の部屋のノックする。

「何?なんか用?」

「お前さっきから何騒いでんだ?黒猫がお前から怪文書が送られて来てるって言ってんぞ」

「はぁ⁉︎ったくあの黒いのは余計なことを……」

「それで?結局何だったんだよ」

「そう!それよそれ!」

いきなりテンションが上がった桐乃は京介の手を引っ張り、パソコンの画面を見せた。

そこには[星くずうぃっち☆メルルVS魔女っ娘ミラクるん♪VSNEWヒロインみくる夢の共演!劇場版制作決定!]と書かれていた。

「コレか?」

「コレ以外に何があんのよ!」

「いやメルルはお前から聞いたことがあるが、他のは知らないぞ」

「あたしも最近知ったのよねぇ…」

コレだけであんなに叫ぶことか?と思った京介だったが、桐乃の興奮ポイントは他にもあった。

「下!コレ見なさい!コレ!」

画面をスクロールすると[それぞれの作品でファンNo.1になった方には劇場版に特別声優として出演する権利が得られます!]と書かれていた。

「あぁ…コレでお前騒いでたのか」

「なんでアンタ逆にそんな冷静でいられるのよ!どうかしてるわよ!」

「いやいやコレが一般人のリアクションだと思うぞ?」

「まだあるのよ、コレ見なさい」

さらに桐乃が見せてきたのは応募事項の欄だった。

[※男女ペアでの出場となります]

「特別声優だから男と女両方欲しいんだろう。別に珍しいことじゃないぞ」

「アンタ鈍いわね」

「えっ?」

桐乃は思いっきり睨んできたが京介には全く心当たりがなかった。

「ここまで言って分かんないとかアンタホントバカなのね」

「おいまさか……」

ようやく京介は気が付いた。桐乃が何を企んで自分にコレを見せてきたのか。

「お前俺とコレに出ようってつもりなんじゃないだろうな……」

「じゃあ逆に聞くけど、アンタはあたしがそこいらの男を誘ってコレに行っても良いっての?」

「いや…それは………」

京介の心に全く葛藤というものは無かった。答えはもう出ている。

「嫌だな」

何故ならこの男は世界一ィィィ!!のシスコンだからである。

「じゃあ決まり。応募しておくからコレみて予習しといて」

そう言って桐乃が手渡したのはメルルのDVD-BOXだった。

「コレ全部見るのか?」

「当たり前でしょ?あたしはBDで見るからアンタDVDね」

「あぁ…」

納得しかけたところでふと京介に疑問が浮かんだ。

「待て、全く同じアニメなのになんでDVDとBD両方持ってんだ?画質が綺麗なBDだけで良いだろ」

「アンタなんっにも分かってないわね!」

桐乃に顔を指差された怒られた。

「良い?メルルは最初DVD-BOXしか出てなかったの。まぁ放送していた時期が時期だし当時はBDはまだ手始めだったからBOXとかは無かったから。でもそしたら数年後にBDも出すっていうじゃん?当然特典はDVDの時とは変わってるわけよ!だったらそりゃもう買うしかないでしょ!」

「そ、そういうもんなのか……」

桐乃の熱いプレゼンは京介には一切伝わってはいなかった。

「とにかくアンタは今日から予選当日までメルルを頭に叩き込んでおくこと!そういえば京介には今までエロゲーしかやらせてなかったわね…エロゲー好きだから京介が」

「おいやめろ!俺が自ら進んでお前のエロゲーをやってるみたいな言い方は!そりゃ俺だって一人の男だからそういうのに興味がないっていえば嘘になるが…桐乃!お前ほどじゃない!」

ドヤ顔で謎の宣言をした京介。桐乃は呆れた顔でそれを見ていた。

 

「そうだ、罰ゲームでも決めとこうか」

「はぁ⁉︎」

「京介の性格だとあたしに全て任せようとしたり本番で答え聞こうとか企んでそうだし?そうなったら相談禁止ルールだった場合終わるもの。だからよ」

「お前俺をどんなクズ野郎だと思ってんだよ!そんなことしねぇよ!」

京介のツッコミはまるっきり無視で桐乃は話を続けた。

「そうね……アンタへの罰ゲームは丸刈りにしてYouTubeに謝罪動画晒すってのはどう?」

「どこのアイドルだよそれ!俺に恋愛禁止のルールなんかねぇよ!」

「えー良いじゃん、それでちょっと髪の毛生えてきたら剛力彩芽とかいえば良いのよ」

「お前なぁ……」

 

第1話完。

 

 

またお会いしましょう

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