星くずうぃっち☆メルルVS魔女っ娘ミラクるん♪VSNEWヒロインみくる   作:数取団乱闘生

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- 星くずうぃっち☆メルル -

黒猫や沙織や麻奈実の元へ逃げ続けてきた京介だったが、決心を固めて真面目にやることを決意。

当然桐乃の指導は厳しく、完全に立場が兄妹ではなく師匠と弟子だったが京介はもう逃げ出すことはなかった。

そしていよいよ大会当日を迎えた……。

 

メルルの会場である秋葉原へやって来た二人。

「今の俺はもうメルルヲタクになっちまったな。この辺にいる男たちと一緒か……」

会場にはステレオタイプのヲタクがわんさかいた。

「何言ってんのよアンタ、まだまだでしょ」

一流を気取る京介に桐乃が釘を刺した。

「それにここいらにいる人たちは大会出場者じゃないわよ」

「はぁ?だってメルルヲタクがみんなこぞってこの大会に出たがってるんだろ?」

「男女ペア限定なの忘れた?」

桐乃にそう言われて京介は周りを見渡した。

「あっ…そうか……」

すぐに状況を理解し、それ以上は何も言わなかった。

 

出場者専用入り口から中に入るとそれでも100組ほどの出場者が。

「それでもこれだけいるんだな…」

「どうせ片方は人数合わせでしょ?でも逆に両方が大ファンなら危ないか…」

これまでに見たことが無いくらい真剣な表情を浮かべる桐乃。

「もっと気楽に行こうぜ桐乃、俺だってお前の猛特訓のおかげでここまで来られんだから大丈夫だって」

「京介には必要最低限のことさえ知っててもらえてれば良かっただけよ。ここにいる猛者たちに比べたらアンタなんてひよっこよ」

「マジかよ…学校の勉強なんかより勉強したのにな……」

「それでは出場者の皆さんは男と女にそれぞれ分かれてステージに上がってください!」

というスタッフの声が響く。

「な、何ィ⁉︎ おいどういうことだ桐乃!」

「あたしだって知らないわよ、要するに相談させない為でしょ」

「マジかよ……」

アレだけ豪語しておきながらいざという時は桐乃に頼ろうと思っていた京介にとっては予想外過ぎる出来事だった。

そんな不安を抱えながら京介はステージへ。

「うおぉぉ!」

先ほど会場前にいたヲタクたちが客席にずらーっといた。

「それではこれよりメルルの特別声優二人を決める戦いを始めます!まずは女性ブロックから!」

そのMCのセリフに京介は違和感を覚えた。

「声優二人を決める?ペアじゃなく?それに女性ブロックって……これってまさか……」

同じく女性側にいた桐乃も気付いていた。

この大会はペアで戦うのではなく男女ブロックの優勝者がそれぞれ出られるのだと。

ペアでの参戦を進めたのは男女の数を合わせてフェアにする為だということを。

「これはマズイな……俺一人でヲタク共に戦いを挑めってのか?」

京介の頭が不安でいっぱいになるなか女性ブロックの戦いが始まった。

「女性ブロックの戦いは格ゲー対決です!」

「格ゲー?何故に?」

会場はわあぁぁとなる中一人冷静にツッコむ京介。

「先日発売されたメルルの格ゲーで優勝者を決めたいと思います!」

「メルルにそんなの出てたのか⁉︎ それすら知らなかったぜ……」

京介は知らなくても桐乃は当然知っている。予選では他のプレイヤーを圧倒し余裕で本戦トーナメントまで進出。

本戦でも1回戦、準決勝の相手は敵ではなかった。

しかし決勝の相手に桐乃は苦戦を強いられていた。

自分の体力ゲージは1本。それに対し相手は倍の2本残っている。

「くっ…ここまで来たら絶対負けたくない……でも…」

桐乃は分かっていた。相手の方が明らかに上手いことを。真っ向から戦っても勝てる相手ではない。

「桐乃ーー!!絶対勝てよ!俺も絶対勝つからなぁ!」

バトルに見入ってシーンとなっている会場に一人の声が響き渡った。

会場がざわざわし始めたが桐乃には伝わっていた。

「ふっ…バカ兄貴。恥ずかしいってーの。でもあたし絶対勝つ!」

その声で気合いを入れ直した桐乃はそこから相手を圧倒し、奇跡の大逆転勝利を成し遂げた。

こうして女性声優は高坂桐乃が勝ち取った。

「今回ばかりはアイツに感謝しないといけないかな」

……しかし男性ブロックの戦いも格ゲーであった為、普段は妹のエロゲーしかやらない京介は予選で敗退し男性声優を勝ち取ることは出来なかった。

「何やってんのよ!」

「悪りぃ、だって格ゲーとか最後にやった日すら覚えてねーよ。でもまぁお前が勝てたんなら俺は良かったよ」

「バーカ」

「俺のおかげで出られたってのにその態度はないだろ」

「負けたくせに偉そうに言うな」

「はいはいすんません」

 

その数週間後。

プロの声優たちと一緒にアフレコする日がやって来た。

「ついに来たわ!この日が!」

「メルル…高坂桐乃、笛吹和義。ミラクるん…船見結衣、歳納京子、みくる…涼宮ハルヒ、ジョン・スミス。かぁ…ってハルヒにジョンってハーフとアメリカ人かこの人たちは…」

当然京介は中に入れないので桐乃がアフレコしている間は近所で時間を潰し、数時間後に迎えに行った。

「お疲れさん、どうだったんだ?それで」

「いやぁもう凄いのなんのってもんじゃないわよ!でも舞い上がり過ぎて噛みまくるとは思わなかった…でもメルルとの絡みがあったのよワンシーンだけの出演だったけど!」

その後も止まらない桐乃のマシンガントークを聞きながら二人は家路についたのだった。

 

最終話完。

 

 

またお会いしましょう

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