戦国†恋姫 〜感染者が降りてきました〜   作:アンラッキー松茸

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お待たせしました。

季節は夏へと変わりますが、夏バテせず頑張っていきましょう(*゚∀゚︎)つ旦←水


九話 : 一夜城作戦、開始じゃぁっ!!

んぐ…んぐ・・・・っあ〜。水がこれほど美味いとは思はなんだな。・・・あ、どうも仁です。

あれから2週間程経って俺は今、長良川上流に待機させていたころ達と合流している。そう、つまり決行の日なのだよっ!

…え?2週間の出来事はどうしたって?それはな…

 

 

清州に戻る道中、今回の作戦にかかる費用を計算していたんだが、俺は小さい頃から計算苦手だったのに今更気付き困まることになった。

 

そんな中ひよが何やら考え込んでいたので聞いてみたところ、かかる費用を計算していた。

それを聞いて感服し、ひよに任せたところ、「はい!お任せ下さいっ!」とガッツポーズをし、元気な声で返答してくれた。それで先ほどの計算を聞くと、2千21貫あればおおよそ賄えるとのこと。

 

 

※ 銭1(もん) ≒ 約30円だとすると、1000文=1貫 ≒ 約3万円。つまり、2千21貫は約60億63百万円の金額となる。(間違ってたらすみませんm(_ _)m by 著者)

 

 

てなわけで、必要な費用・材料を大福帳(だいふくちょう)にまとめて清州城にいる久遠の元へ行き、費用と作戦を説明、そして勝った暁には褒美(という名の頼み)として蜂須賀改めころを織田への士官を認めてほしいなどを話したところ久遠は承諾(しょうだく)してくれました。

 

その(あと)はまぁ、資材の手配や運搬、築城する際の手順や部隊の編成の割り当て、んで作業効率を上げるための道具の開発などをして今にあたるというわけだ。分からないのがあったらそれは著者の説明不足だから(՞ټ՞☝︎

 

やめろっ!! by 著者

 

 

「んーと、木材よし、縄よし、(くわ)よし、しゃべるよし。」

 

「便利なもんだろ?これで作業効率も上がるはずなんだ。」

 

「はい!こんなのを作っちゃうなんて、お頭って発明家さんですねー♪」

 

「確かに。この鍬としゃべるを使うと、びっくりするくらい早く穴が掘れますね。」

 

「ちょっとした空堀(からほり)くらいなら、すぐにつくれちゃいそうですね!さすがお頭です!」

 

元の世界では一般の家でも使っているものだが、今回はなるべく早く城を建てなければならないからな。作ってくれた鍛冶の人にはほんと大感謝ですよほんまに。

 

「言っておくがこの道具は俺達の隊以外の人には使わせるなよ。あなた方(野武士)もこの道具の情報を外部に漏らさないように。」

 

「へいっ!」

 

「わかりやしたぜ!お頭ぁ!」

 

俺の注意に武士達は次々と声を上げる。話のわかる人達でよかった。

 

 

「お頭ー!資材その他諸々、準備完了でーす!」

 

「人足、足軽達も準備完了です。いつでもいけます!」

 

「おう!」

 

ひよところがそう返事をし、武士達の前に出る。

 

「簡単に言う。今日まで付き合ってくれた者達に心から感謝します。墨俣築城、これは我ら織田軍が未来を掴む新たな一歩となる。気負わず、各班長の指示に従い、訓練通りにことを運んでくれ!」

 

もう少し何かいい言葉はなかったのか?俺。そんなことを思っていたら至るところから(とき)の声が上がった。

 

 

「んじゃ、行くぞ!」

 

そう言って長良川を降河しはじめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分が経ったよ〜

 

 

河に流されドンブラコ〜♪ 舟に揺られてドンブラコッコ〜♪ …はっ!聞かれてしまった!・・・いや、そんなイケるぞコレ!なんて思えない歌だから安心せい。

…敵が来てもおかしくないのに呑気に歌なんか歌ってんじゃないよって?それも安心して!熱探知で見たところまだ誰もいなかったから。

 

「お頭、墨俣に到着します。」

 

「おう。いよいよか…(みんな)、墨俣に上陸し次第、すぐ作業に取り掛かってくれ!ひよ、ころは陣頭指揮を。敵が来たら迎え撃つぞ!」

 

「はい!上陸準備!」

 

転子が指示するのと同時に、筏が岸に乗り上がった。

 

「上陸ー!みんな駆け足ー!」

 

『応!』

 

「んじゃ早速作業開始だ!人足は防衛を固めるため、柵を建て堀を作ってくれ!どの地点を掘ればいいかは木下藤吉郎が指示を出す。足軽たちは蜂須賀小六が。築城の班は各班長の指示に従え!それところ。」

 

「はい!」

 

「北、及び東に斥候を放ちたい。君の衆から何人か選抜して放ってくれ。それと、情報は密に。敵が来たら部隊指揮をとってくれ。」

 

「承知しました!」

 

「よし!その他の者達は作業にとりかかってくれ!」

 

さぁ、作戦開始だ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ー久遠Sideー

 

久遠だ。使番が仁達が出動したと報告したので我ら織田も美濃勢の動きに合わせるように東口より北進していると壬月が話しかけてくる。

 

「殿!前方に美濃勢を発見!」

 

「旗はどうだ?誰が率いている?」

 

「あの旗は美濃の長井ですな。他に、丸に九枚笹などが見受けられますが。」

 

「美濃の麒麟児・竹中殿ですか。前の戦では散々に打ち破られてしまいましたからね。」

 

「長井…か。」

 

「殿、抑えてください。」

 

「わかっている。蝮の仇とて今は自重する。…壬月、麦穂、展開せい!なんとしてでも、仁の時間を稼ぐぞ!」

 

「「はっ!」」

 

「三若ぁ!前に出ぃ!」

 

「よっしゃー!やっと出番だぜー!」

 

「わんわん!仁様にも犬子の活躍見てもらいたかったけど、仕方ないから後で教えちゃおー!」

 

「二人とも~あまり入れ込み過ぎないようにね~」

 

「まぁそれくらいが丁度良い。…では殿、行ってまいります。麦穂は殿を守ってくれ。」

 

「はい。気をつけて行ってらっしゃいませ。」

 

「励め。」

 

「応っ!…足軽どもよ、此度は深戦はせんが、総崩れにならんよう、少ない勇気を振り絞れぃ!和奏ぁ!此度の戦、貴様の鉄砲で幕を開けぃ!」

 

「了解でっす!おらぁ、皆々、撃っちまえーーーー!」

 

その号令に織田の勇士達は合戦を開始した。

 

 

 

ー仁Sideー

 

作業が順調に進む中、東方(とうほう)から銃声が鳴り響いてきた。おそらくあっち(久遠)の戦争が始まったんだろう。

 

「仁様ぁ!東の方角より鉄砲の音が!」

 

「おうわかってる。皆気張(きば)れよ!敵が来ても奥するなぁ!」

 

「ころちゃん、物見の報告は?」

 

「まだ来てないよ。多分、稲葉山城はこっちの動きにまだ気づいてないんじゃないかな?」

 

「ひよ。城周辺の堀と柵はどうだ?」

 

「堀、及び、柵も準備完了です!蜂須賀衆には柵内に入って敵襲に備えてもらっています!」

 

「分かった。…ひよ、ころ。ここは任せるわ。俺は前に出て敵の進軍を止めてくるから、後は臨機応変に対応しといてくれ。」

 

「え!?そ、そんな!仁様一人で美濃勢を受け止めるなんて無茶です!」

 

「えっと・・・大丈夫だよ。ころちゃん」

 

「ひよぉ!あんたも仁様を止めてよぉ!」

 

「私もころちゃんの意見には賛成だけど…でも大丈夫なんだよ!なんてったって、仁様はあの柴田勝家様に勝った人だよ!」

 

「・・・うぇぇぇ!?あの、掛かれ柴田とか鬼柴田とかで畏れられてる柴田勝家様に?!本当なのひよ!」

 

ひよは俺が壬月に勝ったことをころに話すと驚きを隠せずにいた。

 

「そうだよー!私、ちゃんとこの目で見たんだから!」

 

「仁様・・・」

 

「いやまぁ、あの時は壬月…じゃなく勝家さんも力制御してたし・・・まぁとりあえず、そういう訳だから俺のことは心配しなくていいぞ。」

 

「しかし、相手も兵数は多い。仁様が抜かれれば、私達は柵の中に閉じ込って、味方の援軍を待つしかないでしょう。」

 

「あぁそれに関してだけど…ころ、200人ほど森に潜ませてくれないか?」

 

「何を?…あぁ、伏兵というわけですか?」

 

「それもある。けどそのうち百人に旗を持たせてくれ。初撃を俺が受け止め様子を見た後合図を出すから100人の伏兵部隊で墨俣城に向けて突撃。味方を受け入れたらすぐに門を締めてくれ。後は旗を持った部隊が旗を揚げると同時に(とき)の声を上げ続けていれば…どうなると思う?」

 

「なるほど。敵は織田の援軍が来たと勘違いして戦意を無くすかも知れませんね。…承知しました。そちらもご用意致しましょう。」

 

「頼むわ。」

 

久遠がどれだけ時間を稼いでくれているか分からんが、こっちはこっちなりにやらせてもらいますよぉー!

 

「お頭ー!北方に美濃衆の旗を発見しましたぜー!」

 

「お、来たか。敵との距離は?」

 

「ざっと見て、五里向こうってとこでしょうかね。」

 

 

ほうほう、五里か。日本での一里は約4kmだからこの場合、約18、9キロってところか。ちなみに中国の一里は約500mだよ。歴史のテストに出る“可能性”があるから覚えといて損はないぜ。

 

“可能性”かよ! by 誰か

 

 

「よし、…ひよ、ころ!」

 

「「はーい!」」

 

「これから敵を迎え撃つ。ころは先程言った伏兵と偽兵の準備を、合図は…」

 

そういえば考えてなかったわ。軍人達が使っている照明弾やイヤフォン式の通信機、携帯などこの時代にはない。…どうしよっか・・・そうだ!

 

「敵兵を真上に高く投げる。それが合図だということを伝えてくれ。」

 

「敵兵を真上に投げる!?いくら天人の仁様でもそれは不可能では…!?」

 

一般の人ならね。けど超人的力を得た俺なら、俺だからこそ言えることなのだよ。あっち(前の世界)でも人持ち上げて投げたことがあるし。

 

「見てれば分かる。とにかくさっき言ったように迎え撃つから俺がこぼした敵は足軽率いて迎え撃ってくれ。」

 

「あ、…はい!了解しました!」

 

うむ、分かってくれる子は好きだぜ。

 

「…大丈夫かひよ?」

 

ひよの方を見ると、これから戦闘になることに体を身震いしていた。

 

「あ、あの私…腕っ節は全然自信がないですぅ…」

 

「…そうか。最初は(みんな)そうだし、人が死んでいくのを見るのは怖い。俺だってそうだった。ころも久遠もみんなもそう…けどな、(すべ)ては無事明日を迎えるため、この国の(ひと)が笑って暮らせる世を作るためでもあるんだ。」

 

「だから、前に出て敵兵を()れとは言わないし、陣に居ても構わない。だけどせめて、ひよに…ひよだけに出来ることを精一杯してくれればいい。それが、俺達が明日を掴む力となる。だからこの局面。(みな)で力を合わせて乗り越えようじゃないか。」

 

あー、恥ずぃー!こんなの俺が言うセリフじゃねぇーよ!!もっとこう・・・俺よりもイケメンが言うセリフだよこんなの!!

 

「皆で力を合わせて…ですか。良い言葉です。」

 

「お頭…かっこいいですぅ…!」

 

「お…お応、ありがとう。ならひよは、弓隊を指揮し後方から援護してくれ。指示だけ出してくれればいいから。後は蜂須賀衆と足軽さんたちが何とかしてくれるはずだ。」

 

「「はい!」」

 

「よし…上田隊組頭、上田 仁!出るぞ!!」

 

「蜂須賀衆棟梁、蜂須賀小六転子正勝!出陣!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

北の方で敵の馬であろう、掛ける音と鬨の声が聞こえてくる。数からして約500位だろうか。

 

「んじゃ、始めようか。」

 

あぁ何だろう…こんな時にあの曲のセリフを言ってしまいたくなる。そんなことを思っていたら敵さんの姿が現れた。えぇいやってやろうではないか。こちらへ駆けてくるなか俺は右拳を高く上げ、一気に振り落とすと同時に言いたくなったセリフを叫んだ。

 

「いらっしゃいませぇーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!♪」

 

 

ドンガラガッシャーーーーーーーーンッッ!!!!

 

 

振り落とされた右拳が地面に当たると、敵側目掛けて鋭く尖った岩?が多数出てきて前衛の敵兵に喰らいつく。ポ○モンにこんな技があったような…気のせいか。

 

「まだまだ続くよぉ〜!!(シャキンッ!)てぃやっ!!」

 

続けて俺は能力(つめ)を発動させ敵さんをバッタバッタと倒していく。

 

「なっ、なんだあいつのあの腕は!?」

 

「普通の人間の腕じゃないぞあれは!」

 

「まるで鬼のようだっ!」

 

「なら斬り落としてやる!!」

 

そう簡単に殺られるかよ。俺は手刀を作り敵さんの頭にチョップを喰らわせた。

 

「そろそろ、かな…!」

 

「!?てめっ、なにを…」

 

「てぃぃぃいやっ!!!」

 

俺は1人の敵さんの襟元を片手で掴み、真上に向かって高く放り投げるとタイミング良く悲鳴(?)を上げてくれた。すると草木がある崖の方から鬨が聞こえてきた。

 

「くそ、伏兵か!?」

 

「このままじゃまずい・・・俺は逃げるぞー!」

 

「お、俺も!命があっての物種(ものだね)だ!」

 

「こ、こら待てお前等!伏兵如きに慌てるな!前に出て戦わんか!」

 

「し、しかし…!」

 

「ええい!全軍、後ろからの攻撃を突破し、一度距離を置くぞ!退けぃ!」

 

「は、はっ!」

 

おぉー?斎藤さんとその部下達がこちらを警戒しながら引いていくぞ?ということは事が順調に進んでいるっということだな?

 

「お頭ー!敵は大混乱です!今のうちに追撃を掛けましょう!」

 

「追撃…ということは、成功しつつあるんだな。なら偽兵も使って更に混乱させるぞ!ころ!足軽を率い、敵を追撃!深追いはするなよ!」

 

「はい!」

 

そう言ってもう1つの偽兵達に合図を送るためそこら辺に倒れている敵さんをまた上に投げた。え?そこは鏑矢の音でもいいんじゃないかって?いやー、そこまで考えてなかったわ、ハッハッハ。

 

まそれは置いといて、俺が投げたのを見たのか、東に伏せた兵達が旗を掲げ(とき)の声を張り上げている。

 

「な、なんじゃあ!?」

 

「も、申し上げます!東より、織田木瓜の旗を確認!敵の増援です!」

 

「な、なんじゃと!?ということは…竹中半兵衛がしくじったと言うのか!」

 

「お、おそらく!」

 

「くっ…しかし今退く訳には…!」

 

「も・・・もう駄目だぁ!当方敗北!当方敗北ぅ!皆逃げろぉ!!」

 

「こんなところで死にたくねぇ!逃げろぉおおお!」

 

「お、おいこら逃げるな!それでも誇り高き美濃侍かぁ!取って返して戦え!!くっ、足軽どもの腰が引けてては戦にならんか・・・退け退け!!足軽どものせいでこの戦、最早我らに勝ち目はない!稲葉山城に戻る!」

 

「し、しかし!これでは墨俣に城が!」

 

「わかっておる!だが足軽が逃げたら戦にならんではないか!逃げるのではない!足軽は逃げたから仕方なく、仕方なく(・・・・)一度退くだけだ!!」

 

「は、はっ!皆退け!退けぃ!!」

 

 

「敵さんが退いて行くみたいだな…ころ!追撃掛けるぞぉ!」

 

「はい!」

 

敵が退くのを確認して俺達は更に追尾を開始した。

 

 

それから数分が経ち、敵は美濃へと帰っていった。俺達は本陣に戻り、久遠が到着するまでちょっちゅばかしの休憩をした。

 

(のち)、被害状況をころから聞くと俺が敵さんを抑えていたため傷者は少なく、死者はいないとのこと。次に墨俣城(すのまたじょう)だが、半分は完成していて久遠が来る頃にはもう少し完成に近づけるとのこと。俺はひよに築城の陣頭指揮をさせ、ころと共に兵の手当てを(おこな)った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久遠からの援軍に完成した城を引渡し、俺達は尾張へ帰還することになったその翌日。帰蝶さんから久遠に呼ばれていると聞き、俺は早々と準備をし清洲城へ向かった。

 

「仁!よくぞ…よくぞやってのけてくれた!」

 

久遠がいるであろう評定の間に入るといきなり久遠が抱きついてきた。ちょっ、そんなに胸を押し付けないで!俺のあそこが昇り龍になるから!!

 

「とりあえず落ち着いて離れてくれまいか?」

 

力一杯抱きついてくる久遠を無理やり剥がす俺。もう少し堪能したかったけど仕方がないことだ!

 

「なんと感謝すればよいか、我は言葉が浮かばん。…とにかくありがとうだ、仁。」

 

「どういたばしく。と言っても大して何もしてないけどな。ただ下知を下して、敵の初撃を受け止めただけだからな。全てはひよところ。そんで囮を引き受けてくれた久遠達のおかげさ。」

 

「我らとて大したことはしていない。が、…そうだな。ありがとうだ仁。」

 

「ん。・・・とそうだ。蜂須賀のことはどうなったんだ?」

 

「あぁ、それならすでに使者を出して本人に伝えてある。これで祝ってやれ。」

 

そう言うと、久遠は懐から小さな袋を取り出し俺に渡す。その袋はずっしりとした重みで中からジャラジャラと音が聞こえる。なんやろな?銭か何かかな?

 

「わかった。有り難くもらっておくよ。」

 

まいいや。とにかくひよところ(あいつら)見つけて仕官と一夜城成功の祝いをしなくてわな。そう思い俺は清洲城を出て2人を探しにいった。

 

 

「お頭ぁああああああ!」

 

「お頭!おはようございます!」

 

城から出て、城下を歩いていると、向こうからひよところがやってきた。

 

「おう2人共。ころ、織田家への仕官おめでとう。これで正式に仲間ってことになるな。」

 

「ありがとうございます!あの…久遠様より、お頭から進言があったと聞いて、どのようにお礼をしたらいいか…!」

 

「礼なんていいさ。ころはそれだけのことをやってくれたんだからな。」

 

「そうだよころちゃん!…えへへ、これでころちゃんといつでも一緒にいられるねぇ~♫」

 

「一緒にってことは…?」

 

「はい!久遠様のご命令で、正式に上田隊に所属することになったんです!」

 

「それに上田隊の長屋も作ってくれたんですよ!へへー。だからいつでも一緒だなって♪ころちゃんのお鍋が食べ放題ぃ~…ジュルル。」

 

ちょっひよ。よだれ垂れとるぞ。

 

「あははっ、いつでも作ってあげるけど、ひよもちゃんと手伝ってよ?」

 

「うん!」

 

「それにしても、長屋…ねぇ。」

 

元々俺の隊(と呼んでいいのか謎だが…)は俺とひよしかいない部隊。隊としての動きなど元から出来なかった。だがころが加わりちゃんとした部隊としての運営が出来る。今回の築城は俺を中心に動いていたのでそこを評価されたのだろうなぁ。まぁ…久遠のことだ。最初からころを俺の隊に組み込むつもりだったんだろう…

 

「あっお頭!今日はこれからころちゃんのためにお祝いしましょう!」

 

「俺もそう思って2人を探してたんだ。一緒ならどこかの店に入るか?」

 

「あぅぅ、でもそこまでおぜぜがありませんので…あまり高いところは…」

 

「一応さっき久遠から金はもらってる。これでころを祝えと言っていた。これで足りるだろう」

 

「ええとぉ〜・・・・・・ひぃぃぃぃ!」

 

ひよにその袋を渡して見せたところ、見たことのないものを初めて見た感じの顔をし、悲鳴?を発した。

 

「こ、こ、ころ、ころちゃ…」

 

「何?巾着の中身がどうかし…ひぃぃ!?」

 

ころも同様に悲鳴?を発した。何?銭がそんなにもすごい量だったとでもいうのか!?

 

「お、お頭、あの、これ…」

 

「小粒金がこんなにもあるなんて…私、金なんて初めて見ましたよ…」

 

「小粒金?それはそんなにすごいのか?」

 

「小粒金一粒で、多分一ヶ月くらい余裕で飲み食いできちゃいます。」

 

わっワーォ…、そんな大金本当にくれちゃって良いのかよ?久遠さん…。めっちゃ太っ腹やん。

 

「あー・・・なら、それは俺からのプレze…いや、ご祝儀として2人にあげる。」

 

「えぇえええー!?」

 

「さすがにこんなの貰えませんよぉー!」

 

「…ならひよ。それ管理してくれるか?上田隊(ウチら)の資金という感じで。」

 

「そ、そうですね。何をするにしてもお金は大事ですからしっかり管理しておかないと。」

 

「お頭…いくらなんでもいい加減過ぎでは…」

 

「そうかもしれないが、こういうのに慣れているひよなら無駄使いはしないだろうし、俺もそこまで使わない。ついでに言うと、墨俣築城の費用を計算したのは他でもない、ひよだ。適材適所ってやつだな。」

 

「全く…今日はご飯を食べながらお金の大切さをきっちり理解してもらいますから!良いよね、ひよ!」

 

「うん!お金がどれだけ大切かお説教しますから、逃しませんよお頭!」

 

「おっ、お手やわらかに〜。」

 

っとまぁこんな感じで俺とひよところの3人は飯屋へと足を動かした。

 

 

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