東方刹那烏 ~the Moment of Crow~ 作:蓬莱人形
第四話~幼き妖怪少女~
八雲紫という妖怪に会って一週間、旅立ちの日が来た…
「少ないが持って行け…
「これは…お金!?悪いですよ…里長様…」
「良いのさ、私が旅に出たときも同じ事をしてもらったんだからな」
「わかりました。大切にします」
里長からお金を受け取ると柊が近づいて来て新品の羽団扇を渡してきた
「これは…」
柊に聞くと
「刹那、団扇がボロボロになったって良く言ってたよね、だからこれ…」
「でもなんで?」
「ふふふ、忘れちゃったの?今日って実はあなたが里に入った記念日なのよ。それに、あなたが持ってる小太刀だけじゃ大変そうだから…」
すっかり忘れていた…記念品も兼ねてるって事のようだ
最後に菫と天魔がやってきて
「手紙頂戴ね」「元気でな~」
なんて言われ、旅立ち前の対面は終わりった…
私は涙をこらえながら最後に
「行ってきます!!」
と言って里から旅立った…
~一週間後~
里で聞いた噂によると、佐渡の方に変化に長けた妖怪がいるらしい
人里に入るために人間に変化出来るように指南して貰おうと佐渡に向かっている途中のある日の事だった…
草むらの影で幼い妖怪が2~3体の妖怪に苛められていたのだ
私は放っておけなくなりそこに向かうと
「こらー!!イジメはやめろー!!」
怒鳴っていた…
「ヤバい!天狗だ!!」
「逃げロー!!」
妖怪達も子供だったらしく散り散りに逃げていった
「あ…ありがと…」
助けた子は私を見ながらお礼を言った
どう致しましてと言い私は道を急いだ…
~10分後~
お腹が空いたので近くの川で魚を取って焼いていた
「あ、それ頂戴。」
「あいよ…ん?」
アレ…さっきの子…?
「なんで君がここにいるだぁーーっ!!」
「ぬぇっ!?」
思わず某英国波紋紳士みたいに突っ込んでしまった…
この子も素っ頓狂な声を出して驚いてるじゃないか…
落ち着け、まずは状況の整理だ…
「驚かせちゃってごめんね…なんで君は此処にいるんだい?」
するとその子は、少しきまずそうに話し出した
「わたし…ひとりなの…さっきも妖怪なのに力が弱いっていじめられてたの…でもおにいちゃんは私を助けてくれた、だから一緒にいたいの…ダメ…?」
目をうるうるさせてお願いして来たその子を見ていると助けてあげたくなってきた…
身よりも無いみたいだし…
「私は旅をしているし…君…「ぬえ…」え?」
「私、ぬえっていうの。」
その子…もといぬえには私が旅をしていることを伝えた…それでも良いと言ってきたので、ぬえの同行を許してあげた…
「ねぇ、おにいちゃん、これからどこに行くの?」
「佐渡って所にいってある人に会うんだ…」
「へぇー、楽しみー!!
私の旅はこうして始まった…
やっと投稿できた…
所で刹那の小太刀ですが…都合により、番外編にて、入手の話を作ります。
そして、亜梨守様、コラボありがとう御座います!この場を借りてお礼をさせて頂きます!
次回「第五話~佐渡の二ツ岩~」
ぬえ「早く行こうよー」
刹那「そんなに急ぐとつかれるぞー」