そして次の日の朝から、刀藤さんと訓練する事になった。
訓練してみて改めて、刀藤さんは強いと思った。
俺が鬼道など使うから、隙などを作って有利になったりするが、もし使えなかったら、勝てないだろう。
それに、まだ刀藤さんの剣術を見たことないからな。
これが剣のみの戦いだと、ボロ負けだな。
そして、休憩時間の時に刀藤さんが話しかけてきた。
「あ!川上先輩に一つお尋ねしたい事があるのですけど、よろしいでしょうか?」
「うん?何でも答えるよ!」
「はい!じゃあ先日の決闘の最後、鍔迫り合いにならなかったのは、何故なのでしょうか?」
ああ。あれねー。
まぁ刀藤さんになら言っても良いか。
一回見られたから、あまり変わらないだろう。
「じゃあちょっと見ててね。」
『散れ 千本桜』
俺は始解をして、近くにあった木をぶった斬った。
「え?剣が桜に?」
驚いている刀藤さんも可愛いな。
いかんいかん、しっかり説明しないとな。
「そう。俺のオーガルクスは、刀身が目に見えないほどの無数の刃に分裂するんだ。そしてそれが桜に見えたんだ。」
「それが、決闘の時、鍔迫り合いできなかった正体なんですね。」
「うん。そうゆうことだね。じゃあそろそろ朝の訓練は終わりにしようか。」
「はい!ありがとうございます。」
笑顔でお辞儀してきたので、頭を撫でることした。
うん。これで1日頑張れるな!
そして、クラスに行き綾斗とリースフェルトに訓練を抜ける話をした。
「こっちとしては残念だけど、何か用事とかあるのかい?」
綾斗!
お前は優しいな。
正直俺ってクラスで、綾斗と矢吹とリースフェルトと沙々宮ぐらいとしか、喋った事ないからな。
まぁ、俺は友人関係は狭く深くの人だからいいんだよ!
「理由だっけ?前、決闘した刀藤綺凛さんと訓練する事になったからだ。」
「「「え!」」」
おお!
皆びっくりし過ぎだろ。
可愛い後輩が困っていたんだから、仕方がないだろ。
「おい!川上!それは刀藤と一緒に、フェニクスに出るという事なのか!」
おお!
リースフェルトはいきなりどうしたんだ?
まぁ、俺も刀藤さんと一緒にフェニクスに出れればいいんだけどね。
「刀藤さんとは星武際には出ないよ。多分、タッグのパートナーもあのジジイが決めるんだろうな。」
「そうか。それとジジイとは誰なんだ?」
リースフェルトがジジイだって。
何か新鮮だな。
「刀藤綺凛の叔父だよ。」
「まぁそれにしてもよく、学園1位と訓練する事になったな。」
次は矢吹か。
ん?
「誰が学園1位なんだ?」
「川上お前しらねぇの?刀藤綺凛だよ。あの子が学園1位だよ。」
は?
俺学園1位と決闘していたのか。
確か、決闘の日は直ぐに寮に帰って寝たからな。
誰とも決闘の事を話してなかったな。
あの強さなら、学園1位も納得だな。
「今初めて知ったよ。以外と凄いんだな。」
「そうだぜ!それに、お前も学園1位とあそこまでの勝負をしたんだから凄いもんだ。」
そして授業を終え、放課後になったので、綾斗達に一言言い待ち合わせ場所に向かった。
待ち合わせ場所に着くと先に刀藤さんが着ていた。
「待たせてしまってごめんな。」
「わ、私も今来た所ですから大丈夫です。」
「あ!そういえば今日刀藤さんの話になったんだけど、刀藤さんって学園1位だったんだな。凄いな。」
そう言って刀藤さんの頭を撫でた。
訓練の始めと終わりには撫でないとな!
「そんな、私なんかまだまだです。」
俺は刀藤さんを撫でるのを止め、頭に軽くチョップした。
「自分を卑下するような事を言ったら駄目って言っただろ。」
「ごめんなさいです。」
「まぁこれからは、頑張って言わないようにしていこうな。」
まぁ反省しているし、撫でて良いよな?
あれ?
勝手に手が撫でてるよ。
「よし、じゃあそろそろ放課後の訓練を始めようか。」
「はいです。よろしくお願いします!」
こうして訓練を始め、きりの良いところで終了した。
そして、刀藤さんを中等部まで送って、帰ることにした。